暁の死線【新版】 (創元推理文庫)

暁の死線【新版】 (創元推理文庫)
あらすじ・内容
夢破れたダンサーのブリッキー。孤独な生活を送る彼女は、ある夜、不審な青年クィンと出会う。同じ町の出身だとわかりうち解けるふたり。窃盗を告白した彼に、ブリッキーは盗んだ金を戻そうと提案する。現場の邸宅へと向かうが、そこにはなんと男の死体が。彼が殺人犯にされてしまう! 潔白を証明するタイムリミットはたった3時間後。『幻の女』で名高い著者の傑作サスペンス! 訳者あとがき=稲葉明雄/解説=門野集

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388ページ
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暁の死線【新版】の感想・レビュー(49)

翻訳も素晴らしいのだと思う。詩的な文体に心地良さを覚えながら一気に読んだ。クィンとブリッキーの飾っていない感じと、クールだけどなんかロマンチックな関係がいいなぁ。10代の頃に読みたかった。
★2 - コメント(0) - 3月2日

ひょんなことで出会ってしまったブリッキーとクイン。真犯人を捕まえ、2人で故郷に戻るために、深夜の街を大捜索。はたして始発バスに間に合うのか。ロマンチックでもあり、最後までドキドキで楽しかったです。
★12 - コメント(0) - 1月17日

「暁の死線/ウィリアムアイリッシュ」読了。ひょんなことから出会った同郷の男女。故郷とはまったくかけ離れた大都会で出会えたからこそ、見えないが太い糸で繋がり始めた2人。その、着実に2人の絆が太くなっていく過程が親友、そして恋人になっていく過程そのものであった。同郷、ってだけで人は惹きつけられるのはよく分かる。事件の捜査においては何度も真相に近づいたかと思いきや霧を掴むように空振りに終わることが多く、その度に募る焦燥感が読んでいて伝わってきた。時計のイラストのせいでこっちまでハラハラドキドキした。
★29 - コメント(2) - 1月17日

ウン年前以来のアイリッシュ。ロマンティックなタイムリミット物の有名作。夢破れて都会を去ろうという男女が、一夜の素人探偵をする羽目に陥る。文章がやたらムーディ。昨今こんな悠長な描写のサスペンスないだろうなぁ。でも悪くない。ほとんど寓話。ホッパーの名画〈ナイトホークス〉の中に入り込んだよう。以前、アイリッシュの後継者はローレンス・ブロックという説を目にした事があるけど、確かに。叙情的なNYに棲む、ネクラ探偵≒人嫌いのゲイみたいな。
★1 - コメント(1) - 1月9日

ミステリとしては「幻の女」よりは落ちるけど、味わいでは負けていない。みんな書いてるけど、ロマンチックサスペンスであり、ボーイミーツガールの秀作。「都会」を悪に設定した男女の初々しくも孤独な戦いぶりがほほえましい。望むらくは、ミステリとしてもう一ひねりあればな、というところ。
★1 - コメント(0) - 2016年11月15日

首を長くして待ってましたよ、新版。新訳ではなくて稲葉明雄さんのままでした。アイリッシュは学生時代に稲葉さん訳ではまった記憶があり今読んでも濃厚な描写が当時のニューヨーク=都会での孤独感、何者にもなれない焦燥感が行間からにじみ出てサスペンスを盛り上げるようでとてもいい。冒頭短いセンテンスで畳み掛けるような文章はムードジャズのような落ち着いた雰囲気の「幻の女」とは対照的である(孤独感は共通)1944年当時のダンスホールの音楽ってどんな?雨あられとか音符の砂嵐という描写からも結構激しかったんだろうなぁ。
★8 - コメント(0) - 2016年9月17日

「幻の女」がとても面白かったので、こちらを読んでみた。今回もタイムリミットのあるサスペンス。今回は三時間で事件を解決するのだが、そんな僅かな時間でこんなに動けるかということにツッコミを入れつつ、この作品の魅力は最早犯人探しではなく恋愛ものかとも感じる作品。翻訳が古いため少し会話に古臭さは感じるが、全体としては文章が美しい。ハラハラドキドキという程ではないが、若いふたりが懸命に少ない手掛かりで事件に取り組む姿に、応援するように読んでしまう。ロマンチックなサスペンス。
★14 - コメント(0) - 2016年9月7日

思ったよりタイムリミットに追い詰められている感じがしなかったのは、そのリミットを自分たちで設定してしまっていたからではないだろうか。それよりも真相を見つけるための過程が新米探偵の動きそのもので、壁にぶち当たりながらの奮闘ぶりが、若者らしい挫折と希望の物語と相俟ってなんだか微笑ましかった。サスペンス度で言うと『幻の女』の方に軍配が上がるが、本書は寧ろボーイ・ミーツ・ガールの系統に近いのかも。ブリッキーの言動を見ていると、特にそう思う。
★7 - コメント(0) - 2016年9月3日

図書館本。待望の新訳版に相応しい面白さ。オリジナルは1944年初版という古典の名作。タイムリミットサスペンスと言われるだけあって読者をグイグイと引き込ませる。ブリッキーとクインという主役級2人もそれぞれ個性的。新訳版にしては言い回しも少々回りくどい感じも否めないのだが、そんなものは杞憂である。短編・長編まで幅広く手掛けるアイリッシュ。『幻の女』以外にもたくさん良い作品があるのですね♬
★122 - コメント(2) - 2016年7月31日

感動とまではいかなかったけれど、なかなか面白かったです。タイムリミットと時計の絵にドキドキしました。二手に別れて調べるところも緊迫感があったと思います。とはいえ細かい説明とか、登場人物の頭の中の考えの記載が長すぎでは?斜め読みになった所が何ヶ所かあります。読後感も良いのでちょっと残念。(図書館本)
★3 - コメント(0) - 2016年6月30日

言い回しがくどくて読むスピードが上がらず、後半に関していえばろくに読めていないかもしれない、というかほとんど記憶にない。 いつか時間ができたときに、ここで評判のいいクライマックスを読み直すか。
★5 - コメント(0) - 2016年6月21日

【CNC-犯罪小説クラブ】読んでいてとても気持ちのいいお話で好き!ある夜出会った男女は偶然にも同じ町の出身だった。都会で夢破れ孤独な男女が出会ってからたった5時間の物語。事件に巻き込まれて殺人犯にされそうな男の潔白を証明し故郷に帰るための長距離バスに乗るには、バスが出発する夜明けまでの3時間がタイムリミット。二人は刑事でも探偵でもないのに危険な冒険をしながら事件を解決していく。その過程で互いに寄り添い信頼し合ってゆく様子が微笑ましい。凄くスリリングで雰囲気の良いサスペンスだ。もう最後の一文には参りました。
★49 - コメント(6) - 2016年6月18日

古典のタイムリミットサスペンス。傑作サスペンスといわれてる小説。 正直ゆうと少し退屈な感じがして読むのに時間がかかった。なんか話にのめり込めない自分がいました。皆さんの感想レビューがいいので書きにくいんですが。
★24 - コメント(3) - 2016年5月28日

泥棒した家に金を返しに行ったらそこに死体が! 朝になるまでに真犯人を見つけなきゃ! というタイムリミット・サスペンス。しかしそもそも素人2人が3時間(!)で真犯人を見つけだすというのはいくらなんでも無理ゲーすぎるし、タイムリミット自体に強い必然性がなく、さっさと逃げた方が自然な話になったのでは……という気がしてならない。『幻の女』もそうだけど、細かいところをノリで押し切ろうとする部分が乗れなくてひっかかる。死体を見つけるところまでは面白いんだけど。あ、アメリカの話なのに「上京してきた」って言うのはどうか。
★3 - コメント(0) - 2016年5月15日

今でも充分通用する都会的センスとサスペンスそしてアクション。終わりかたが素敵で素晴らしい逸品でした。
★7 - コメント(0) - 2016年5月10日

相変わらずおしゃれ。ヒロインがニューヨークに対して勝負を挑んでいるという想いがやるせなくて印象に残った。
★8 - コメント(0) - 2016年5月3日

ニューヨーク真夜中、都会に憧れ裏切られ窓の外から見える時計だけが心の拠り所の女と同郷の不運な男、故郷に帰る決心をした二人に残された時間は3時間、真犯人を探し出し早朝のバスに乗れるのか…タイムリミット型サスペンスの元祖、詩的な文体と稲葉氏の名訳が相俟って今なお読み継がれる傑作。ご都合主義とか必然性とかは野暮でしょう。この作品がなければ、後世の同工の映画や小説は生まれなかったでしょうから。
★33 - コメント(3) - 2016年4月28日

都会に囚われた男女が、故郷へ帰るバスに乗るまでの冒険譚。全体にちりばめられた繊細な文章は、主人公の男女の今にも壊れそうな心を投影しているようだ。どうしても乗らないといけないバスがあり、たった3時間で殺人犯を見つけなければならない。まったくの白紙の状態で、手がかりを一つ一つ集め、犯人に迫る主人公たちを、素直に応援したくなる。最後に6時を過ぎた時計をもってくるのもいい演出ですね。物語が終わり、また新しい時が始まる。
★6 - コメント(0) - 2016年4月19日

★★★☆
★1 - コメント(0) - 2016年4月18日

幻の女のようなタイムリミットに向かって犯人を見つけるというストーリーだけど、こっちは逃げる気になればいつでもやめられる。今だったらそんなにうまく行かないことも、この時代だからこその人間性とアナログな感じが結末まで続く。でも古臭いという感じはなくて、二人の様子も素敵な映像が目に浮かぶよう。
★3 - コメント(0) - 2016年4月14日

タイムリミットサスペンスを謳っている割に制限時間に必然性が感じられず、「別に乗り過ごしても良くない?」と若干冷めたテンションのまま読了。都会を生き物と捉え抗おうとするブリッキーの考え方は興味深いが、納得や感情移入するにまでは至らなかったのがその要因かな。オチも警察にしっかり説明しないとややこしくなるのでは、とモヤモヤ。話の展開がやや強引に感じた。ただクィンと打ち解けるまでは面白く読めた。ちなみに章の始めに時計が表示される趣向でディーヴァーの『ウォッチメイカー』を連想。何か関係があるのかな。
★7 - コメント(0) - 2016年3月22日

田舎から都会に出て来て挫折した同郷の若いカップルが殺人事件に遭遇し、手分けして犯人を捜すサスペンスという設定だが、警察に通報して立ち去ればいいのに執着する理由がちょっと弱い。
- コメント(0) - 2013年11月9日

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