まっ白な嘘 (創元推理文庫)

まっ白な嘘 (創元推理文庫)
あらすじ・内容
●道尾秀介氏推薦――「何故、この世には「短編」が存在するのか。その答えがここにある。」

短編を書かせては随一の名手の代表的短編集。奇抜な着想、軽妙なプロット。まず読んでいただきましょう。どこからでも結構。ただし最後の作品「うしろを見るな」だけは、最後にお読みください。

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325ページ
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まっ白な嘘はこんな本です

まっ白な嘘の感想・レビュー(227)

名高い短篇集、語り口が巧い。筋立てもオチもなかなかいいが、それにもまして語り方が上手いというのか、畳み方が鮮やかというのか、読む快感がある。「後ろで声が」、この無駄のないラスト1ページがすばらしい。「メリー・ゴー・ラウンド」や「闇の女」などの人情話も。あと味の苦いものもある。他の短篇集もおすすめ。
★1 - コメント(0) - 3月24日

文章が巧み。これは翻訳家さんの腕なのかフォーサイスの実力なのかわかりませんが、アイデアの引き出しの多さには完敗。
★10 - コメント(1) - 3月5日

どの作品も恐怖を煽るのが上手い。特に「叫べ、沈黙よ」と「うしろを見るな」。「うしろを見るな」は電子書籍で読んだ場合困ったことになりそう(犯人が)。
★1 - コメント(0) - 1月6日

フレドリック•ブラウンに夢中になったのは、中学生の頃だった。創元推理文庫から新刊が出るたびに、わくわくしながら本屋に飛んでいったものだ。驚くべきことに、あれから半世紀以上経つ。こんな小説が書きたい、と見果てぬ夢に誘惑されたのが、正にこの本である。
- コメント(0) - 2016年11月18日

この作家にはかなりな思い出があります。高校時代にかなりのめりこんで、読みこんだということを思い出しました。それで短篇がよかったということが記憶の片隅にありましたので、この本を読んでみました。ただやはりいいものとあまり水準に達していないものもあります。表題作は最後が少しという感じでした。少し彼の作品を長編を中心として渉猟しようかと思いました。
★140 - コメント(0) - 2016年10月19日

短編集が得意でないため、「うしろを見るな」他の数篇を拾い読みしただけで放置していたのを、ようやく通読。懐かしい雰囲気のアイディア・ストーリーが満載。文章が巧い。カーニヴァルが舞台の話が散見されて、ブラッドベリみたいでいい感じ、と思ってたら、杉江松恋氏の文章に、ブラウンの職歴にはカーニヴァル勤めがあったらしいとあり、納得。切れ味鋭い話もいいけど、くだらなさに目が点になる「ライリーの死」みたいなものもいい。
★1 - コメント(0) - 2016年10月5日

ショートショートで有名な作者ということで、星新一のようなSFやファンタジー的なものを想像していたが、サスペンスやミステリーが主体で少々面食らった。 しかしながら、内容としてはよく出来ていてどれも面白い。ただ、1つだけ日本語訳だからなのか私の知識が足りないのか、オチがよくわからないものがあった。
★1 - コメント(0) - 2016年7月11日

ミステリにどっぶり嵌っている目の肥えた人にはちと淡白かも。ただ、古典だと思って読めば充分に楽しめるし、ってかショートショートやし、道尾が好きそうってことはなんとなくわかったきがする。
★2 - コメント(0) - 2016年6月30日

全体的に背筋がそわそわする話が多い。一番最後に読めと書いてある「うしろを見るな」を先日読んじゃったからなあ(汗)。「闇の女」が好き。
★1 - コメント(0) - 2016年3月8日

短篇掌篇の名手フレドリック・ブラウンの作品集。ストレートなミステリからいわゆる〈奇妙な味〉の小品、ゾクリとさせられるホラーまで、炸裂する豊富なアイデアの数々は、もう古典の域に入っていてもおかしくないにも関わらずその魅力と切れ味が全く褪せていません。今までSFのイメージが強かった作者ですが、このように感覚的な部分で突いてくる作品群も味わい深く、また別の顔を知ることが出来ました。幾つか訳が古く読む手がつまる部分もあったのが気になりましたが、概ね楽しめる一冊だったと思います。その他、各話感想はコメントにて。
★28 - コメント(4) - 2015年11月8日

全編ゾクりとさせられた。いやー面白かった!「キャサリン、おまえの咽喉をもう一度」がお気に入り。
★7 - コメント(0) - 2015年9月24日

☆☆
- コメント(0) - 2015年9月16日

以前道尾秀介さんの短編「流れ星の作り方」でアッと言わされたことがある。その昔は江戸川乱歩の人間椅子にも…全く予想もしてない及びもしない事柄に、本当に頭を後ろからいきなり殴られたような感覚になる話が好き。この『まっ白な嘘』の中では闇の女、後ろで声が、あたりが好きかな。むきにくい林檎はドラマか映画を観てるようで、残酷なラストだけどこれで良かった、とホッとしてしまった…なんだか無償に道尾さんの短編が読みたくなった。
★14 - コメント(0) - 2015年6月29日

海外ものに読みなれてないからか、オチがわからないものが数作あったけど、無駄がなく最後にあっと驚かせられる短編も多くて読み応えあった。笑う肉屋、叫べ沈黙よ、闇の女、真っ白な嘘が特に好きです。
★3 - コメント(0) - 2015年6月5日

どれも読みごたえありで、面白かったけど、やっぱり翻訳ものが苦手なせいか、「自分の声」みたいにどこがオチか分からないものも…面白かったのは死刑執行に怯える男の「カイン」、「うしろをみるな」では最後まで読むの我慢してた甲斐がありました。
★3 - コメント(0) - 2015年4月28日

最後は反則じゃない。☆2.5
- コメント(0) - 2015年4月12日

「叫べ、沈黙よ」:一番印象に残った。導入を読んで哲学の話だと思ったが、人間の心理に関する話だった。「町を求む」:ぞっとした。世の中に対する関心の無さがつけ入る隙になるのかな。「まっ白な嘘」:正直に言ったことで誰かを取り返しのつかないほど傷つけるなら、真実は自分の胸にしまっておいた方が良い。でもご主人、疑惑を持たれてもおかしくない行動をしているよ。
★2 - コメント(0) - 2015年2月13日

17篇収録の短篇集。掉尾を飾る「うしろを見るな」は別格として、"足跡なき殺人"ものの「笑う肉屋」、短いながらも強烈な読後感の「叫べ、沈黙よ」、死刑執行に脅える男を描いた「カイン」などがお気に入り。いや、他も全部すごいんだけどな。
★5 - コメント(0) - 2015年1月22日

〔再読〕SFで有名な作者ですが、ミステリー作家としても、素敵な作品が多いですよ。特に短編集は、一度は読んでおきたい他の作品では味わえない、独特な軽快感があります。私が学生の時には星新一氏と共に、大人の雰囲気を持たせてくれるアイテムでした。フレドリック・ブラウン氏は、オチの意外性としゃれた感覚が好きな方が多いでしょう。しかし私は、オチに向かう文章の緊迫感や巧みな心理描写が作者の真骨頂だと思います。本格から作中の一つ『うしろを見るな』の様なトリッキーなものまで、ありとあらゆるパターンの作品が、楽しめます。
★51 - コメント(3) - 2014年11月27日

例えば電車の中でまとまった時間が取れたとしても、続けて読めるのはせいぜい2編ぐらいなもので、そのあまりの不穏さ重厚さに本気で頁を捲るのが嫌になった。短編集でこんな怖い思いしたの初めて。特に挙げるならば私は「叫べ、沈黙よ」と「後ろで声が」の2編が、ほんっとうに怖ろしかったし、不条理でやるせなくて、もうなんなの!みたいになったよ、お風呂で。まさに「史上で最も偉大な詩」、の気分、でした。名手、まさしく。感服。
★5 - コメント(0) - 2014年9月13日

うしろを見るなは反則だろうよブラウンさん…分かってるのに怖いわ! 創元のブラウンで、ミステリの生き残りはこれくらいか?流石に良くできた話が多い。訳も割とこなれてるし。できたら当時刊行されていたミステリ全部増刷してほしいなあ、特にエド・ハンターシリーズ。
★4 - コメント(0) - 2014年8月31日

短編小説は残りページ数を把握せずに読む、というのが自分ルール。 予期せぬところで話が終わった時の、急に電気消されたみたいな感じを味わうのが好きなので。 タイトルは日本語の「真っ赤な嘘」に引っ掛けているのだと後から気付いた。 電子書籍化されたとしても、紙の本で読むべき一冊。
★2 - コメント(0) - 2014年7月15日

洒脱。内容がというよりは話の運びなんかがそんな感じで、むしろ内容の方は凄みがある。諧謔的だけど悲惨、あるいは悲惨だけれど諧謔な話が多いという印象で、どの短編も出来がいいのでいちいち挙げないけれど、いちばん気に入ったのは「キャサリン、おまえの咽喉をもう一度」。「叫べ、沈黙よ」は禅の公案みたいだ。40年代に発表された短編ということだが、「うしろを見るな」はこの時代にすでにこういう小説があったのかと驚いた。
★6 - コメント(0) - 2014年5月28日

ニヤリとしてしまったり、ゾクッとさせるようなバラエティに富んだオチの数々を堪能させてくれる短編集。「世界がおしまいになった夜」「叫べ、沈黙よ」「闇の女」「キャサリン、お前の咽喉をもう一度」「むきにくい林檎」が好み。
★3 - コメント(0) - 2014年5月4日

例の作曲家の耳が聞こえているかもしれないという話で本書を思い出し、ひっぱり出して読んだ。ありましたよ、とある事情で耳が聞こえないふりをしている(かもしれない)男の話が。50年代に書かれたとは思えない位、古さを感じない。中にはオチがよくわからない話もあったが(確か昔読んだ時も同様にわからなかった、進歩がないのか、自分?)グロあり、ブラックあり、ロマンスありの短編集。オイラの本棚整理から長年生き残ってきたツワモノ本。
★5 - コメント(0) - 2014年2月6日

タイトルとは違い、カラフルで色んなタイプの嘘や謎やユーモアに満ちた短編集。だいぶ昔の作品だけど装丁変えてちょいと誰かが紹介したら今でもウケそうだ。やり方によってはすごく深みのある映像にできそうな感じの作品が並ぶが、印象的だったのは「叫べ、沈黙よ」(「CRY SILENCE」って原題もカッコいい)、「アリスティッドの鼻」、「史上で最も偉大な詩」、「むきにくい林檎」。あぁ「カイン」もいいなあ。
★7 - コメント(0) - 2014年1月2日

再読。読み返すたびにお気に入りが変わります。今回は『叫べ、沈黙よ』『むきにくい林檎』『自分の声』、そして表題作でしょうか。よくよく考えるとバカらしくなるような仕掛けでも、語り方がやはり絶妙にうまいんですね。
★4 - コメント(0) - 2013年12月15日

学生の頃読んだ「火星人ゴーホーム」が、当時フォーサイスやラドラムなどにはまっていた自分にはイマイチだったので、そんなに期待していなかったけど、すごく面白かった!特に「メリー・ゴー・ラウンド」「叫べ、沈黙よ」「後ろで声が」「キャサリン、おまえの咽喉をもう一度」「まっ白な嘘」など。他の作品も読もうと思います。
★3 - コメント(0) - 2013年12月2日

学生の頃読んだ「火星人ゴーホーム」が、当時フォーサイスやラドラムなどにはまっていた自分にはイマイチだったので、そんなに期待していなかったけど、すごく面白かった!特に「メリー・ゴー・ラウンド」「叫べ、沈黙よ」「後ろで声が」「キャサリン、おまえの咽喉をもう一度」「まっ白な嘘」など。他の作品も読もうと思います。
★2 - コメント(0) - 2013年12月2日

道尾秀介さんを江戸川乱歩を合わせた感じに思えた。僕は好き
★4 - コメント(0) - 2013年11月6日

バカミス本に短編の名手として、紹介されていたので読んでみた。洒落ていて綺麗にオチがある。『闇の女』、『笑う肉屋』がお気に入り。一番恐怖を感じたのは、「叫べ、沈黙よ」。思い出しただけで、背筋が寒くなる。「うしろを見るな」を楽しみに読んでいたけれど、これは今読むとちょっと肩透かし。でも、当時は斬新だったんだろうな。このアイディアは偉大だし、短編もピリッとして面白かった。
★7 - コメント(0) - 2013年10月6日

☆☆☆★
★1 - コメント(0) - 2013年10月1日

道尾秀介氏がお勧めしていた短篇集。「後ろをむくな」は既読なので構成の仕方も予想通り。「むきにくい林檎」は大切な人に手を出されたならば、私も相手が二度と末代まで手出ししないように、したことを痛みと恐怖で末代まで後悔するように七分殺しをするだろうので妥当です。「世界がおしまいになった夜」、「叫べ、沈黙よ」、「カイン」も心をざわめかせます。
★42 - コメント(0) - 2013年8月2日

twitterで若島正さんが名前を挙げてらした1冊。軽妙洒脱、意外な展開で楽しかった。
★4 - コメント(0) - 2013年7月19日

さすがは短編の神様。どの作品も 鮮やかにラストが決まっている。 もちろん今読むと古い。ここらへんは 星新一などと比べると一歩引けを取るだろう。 だが読んでいると、美しい体操の技を 連続して見せてもらっているような 気がしてくる。 体操選手が床の上であざやかに 身を躍らせ、きれいに着地してみせる。 すぐれた短編を読む楽しみには そのようなものがある。
★4 - コメント(1) - 2013年7月5日

短編でありながら、ドラマティックな展開の癖になる1冊。「むきにくい林檎」はやたらに怖かった。
★4 - コメント(0) - 2013年5月2日

夜になっても電気をつけず真っ暗な部屋で過ごす下宿人女性。家主たちに不審がられ、ああもう厄介払いされてしまうかも・・という時になんと!と、これが一番好き。同じような暗転劇で面白いのは「まっ白な嘘」と「ライリーの死」。「メリー・ゴー・ラウンド」「史上で最も偉大な詩」「カイン」もいい。「笑う肉屋」では島田荘司のあれとかを思い出したけれど、こういうトリックはありがちな気がするのに心理的にとり込まれてしまっているのか気付けない。「叫べ、沈黙よ」だけ既読。これはほんと短いのに最後がおっかない。
★8 - コメント(0) - 2013年4月16日

『厭な物語』の延長で再読。最初に読んだのは多分中学生の頃だと思うけど「うしろを見るな」の着想は、ネタばれとなった今でも素晴らしいと思う。再評価されても良い作家だ。
★25 - コメント(0) - 2013年3月3日

星新一氏がエッセイで「うしろを見るな」を意味ありげに紹介していたので読んでみました。逸品はやはり「叫べ、沈黙よ」でしょうか。ヒヤリとするようなラストを冷酷に描ききっています
★4 - コメント(0) - 2013年2月5日

まっ白な嘘の 評価:74 感想・レビュー:70
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