シャボン玉ピストル大騒動 (創元推理文庫)

シャボン玉ピストル大騒動 (創元推理文庫)
あらすじ・内容
発明家を夢見る九歳半の少年ジュリアンは、自信作のシャボン玉ピストルの特許を取るため、こっそり家を出て単身ワシントン行きの夜行バスに乗り込んだ。だがそこにはヴェトナム帰還兵から陸軍大佐、KGBのスパイに殺人犯まで乗り合わせていた! 少年が旅路で出会うさまざまな人々と事件は、彼に何をもたらすのか? あたたかさと切なさが彩るロードノベルの名品、新訳決定版。解説=三橋暁

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夜行
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シャボン玉ピストル大騒動の感想・レビュー(86)

全然期待しないで読んだらもうめちゃくちゃ面白かった、というか、気持ちよかった。ギャリコの動物がメインじゃない話を初めて読んだ。子どもらしくない子どもの子どもらしいところがそれはもう正確ですごい。大人になってからよくもこう書けるなと思う。あとわかっていてもついマーシャル(特にワシントン着いてから)に肩入れしてしまう。ジュリアンの未来が幸せであるようにと思う。
- コメント(0) - 2016年2月20日

無垢な少年とベトナム帰りの青年のロードノベル。出てくる人がありえないくらいいい人揃いなんだけど(性善説のギャリコ)、それでも若干苦さを残しているのがこの作家のいいところですね。
- コメント(0) - 2015年10月26日

uka
よくできた一本の映画を観たような、満たされた読後感です。自らの選択とはいえ9歳でこれだけの経験をして、愛と裏切りを知るのはとても過酷だ。それでも相手の立場にたって考え、救いたいと願うジュリアンがとてもいじらしい。
- コメント(0) - 2015年7月4日

タイトルがコメディ風、主人公も9歳の少年だけれど、ジュニア向けではない。ハリウッド映画タイプの楽しい場面やサスペンス的緊張を経た後半、少年の心象や成長が胸を打つ。笑いも感動も非常にアメリカ的。帰宅後の父子シーンは、H・フォンダやG・ペックとか、モノクロ映画の頃の俳優陣が頭に浮かぶ。最近の俳優がわからないだけかも(汗)。やっぱり、ギャリコの作品はいいなぁ。ハリスおばさんシリーズ、文庫で復刻してほしいです。
★3 - コメント(0) - 2015年4月19日

さくさくと♪古い作品だったんですね、そんな気がしましたがドタバタと面白かったです。最後のジュリアンが成長したなぁと嬉しくなりました、オバサン目線で読んでたようです^^;
★19 - コメント(0) - 2015年4月7日

少年が発明の特許をとるため家出をしてワシントンへ向かう。バスには様々な訳あり客がいて、道中次から次へと事件が起こっていく。そしてその事件はどんどん大きくなっていく。これは映画になったら面白いなと思って読んでいたら、ギャリコ自身が映画の手法を取り入れて書いたものなのだとか(解説によると)。なるほど〜。個性的な登場人物が良かった。どんどん途中退場していくのも面白かった。ほのぼのでハチャメチャなエンターテイメントだけれど通して読むと少年の成長物語でもある。最後はホロッときます。子ども向けではありません。
★7 - コメント(0) - 2015年3月14日

単なるエンターテイメントのように進むかとおもいきや突如、厳しい現実をつきつけられ、それでも最後は前向きに終わる。つよくてやさしい。
- コメント(0) - 2015年2月10日

ギャリコは、カンガルーがボクシングチャンピオンを倒したりとか(マチルダ)、ほら話を膨らませる印象。これは、シャボン玉鉄砲を考案した男の子が単身ワシントンに特許取りにいく話。それに国家機密やバスジャックが絡むドタバタがあったり、男の子が成長するロードムービー要素もあり。ただ、個人的には前者だけでもよかったかな。あと、途中退場ながら魅力的なキャラが多く(若いカップルとか)、も少しその後も書いて欲しかったなあ。
★1 - コメント(0) - 2015年1月19日

rin
★★★★★…こっそり家を抜け出してシャボン玉ピストルの特許を取る。こう書いてしまうと単純な物語のように感じるけれど、読んでみるとその面白さに驚く。バスに乗り合わせた奇想天外な乗客たち。捜索願いが出され、どんどん雲行きが怪しくなってくる。初めて心を許せる友を得たと思ったら、まさかの裏切り。けれど、一皮剥けたジュリアンの友を思う心にこちらまで温かな気持ちになった。結果的に特許は取れなかったけれど、親切な人々との出会いや、かけがえのない友との絆、両親との信頼関係など、手にしたものはどんな発明よりも輝いている。
★7 - コメント(1) - 2015年1月15日

図書館本。主人公のジュリアンは9歳半の男の子。彼の発明したシャボン玉ピストルの特許を得る為に単身ワシントンへ向かいます。可愛らしさや温かさ、それに切なさと様々な要素が盛り込まれている。ワシントン行きの夜行バスに乗り込みたくさんの人と出会うジュリアン。フランク・マーシャル(ベトナム帰還兵)がとても個性的だったな~♪ロードノベルとしても面白く仕上がっていると思います♬
★73 - コメント(0) - 2014年12月28日

殺人犯の暴挙や陸軍とスパイの攻防などハラハラさせられる場面は、まさにシャボン玉ピストルが大騒動を起こすが、ユーモアたっぷりに描かれてもいた♪ たった1人の少年が深夜バスに乗り込んだことによって、本人が知らぬ間に大なり小なり影響を与えてしまったところが面白かった! ワシントンにさえ着けばシャボン玉ピストルの特許を取れると信じているジュリアンのまっすぐな想いは、大人の心を動かします。 いい意味でも悪い意味でも・・・ ワシントンに着いてからの展開に驚かされた。 ほろ苦さが足されたことによって物語に深みが増した。
★17 - コメント(0) - 2014年10月25日

小さな発明家ジュリアンのほのぼの成長物語、夜行バスの冒険…と思って読んでいたらラストのマーシャルとの決別、手紙にいい意味で裏切られました。 子供だったジュリアンがマーシャルを責めるわけでなく、ただ彼のこれからを友人として手助け出来ること、彼が手紙をくれたことを嬉しく思えるということが素晴らしいです。
★5 - コメント(0) - 2014年9月7日

ギャリコっていいなあ。ただの勧善懲悪の物語にならずに、理不尽な現実が襲ってくることもあるけど、どこかで救いが待ってる。ジュリアンだけでなく、マーシャル、ジュリアンの父親、そして大佐にも。一番笑ったのは、バスの乗客の手荷物検査の場面。アメリカすごいわ(笑)
★3 - コメント(0) - 2014年6月25日

買ってよかったと想える、すごくいい作品でした! 目的を胸に旅だった少年の成長していく様子が、出逢う人々や経験する出来事とともに精彩にえがかれています。しかし大人になっていく過程というのは決していいことばかりではなくて、悪いことも嫌なことも時にはあり、友人から最後に受ける行為に少年の心は深い奈落へ突き落されます。そこからの立て直しが見事にエンディングにつながっていて、涙しつつ心あたたまりました。これは、主人公の成長物語であると同時に、もうひとりの主人公である父親が息子へ歩み寄っていく和解の物語でもあります。
★4 - コメント(0) - 2014年6月17日

ギャリコは文庫出たら即買い作家さんのひとりです。(約一年積んでたけど・笑)人と人との関わりの描き方が好き。 これも友情のひとつの形だよね。
★2 - コメント(0) - 2014年5月27日

一人で長距離バスに乗り込んだ家出少年。悪党に善人に、色々な人に助けられ、その運命を少し変えながら進んでいく。途中の食糧としてツナサンドの材料を持ってるのが可笑しさと子どもなりの真剣さがあっていいな。ほのぼのなだけのストーリーかと思っていたら、ちょっとビターな展開に。上手くいくことばっかじゃないけど、それでも前向きな物語。
★2 - コメント(0) - 2014年4月5日

素直で無垢で誰もが思わず手を差し伸べたくなる少年ジュリアンと、その周りを彩る多様なろくでなしどもの織りなすロード・ノベル。ジュリアンの冒険を主軸に脇役達の物語が次々と連鎖するストーリー展開が小気味よい。ジャンルとしては児童文学の分類に入るのだろうけれど、少年主人公ならではの気持ちの良い青春小説でありながら単なる予定調和に収まる事なく、子供から大人まで幅広い年齢層が楽しめる良質のエンターテイメントだった。
★23 - コメント(0) - 2014年3月28日

無垢に勝る防護なし。一人旅を経て成長する少年、そして彼を取り巻く人々の変化。ちょっぴり寂しい結末もいいよね。
★3 - コメント(0) - 2014年3月26日

事件、また数多くの危機に直面した旅の末に、ジュリアンは元のジュリアンとは異なる存在へと変化していた。痛みを伴ったこの成長は疑うまでもないものだが、彼の道連れであるマーシャルの側の心情、最後に立ち止まり、戻って話しかけずにはいられなかった気持ちも大事にしたい。残念ながら、クライド・グレシャムの持つ問題については、私には理解できなかった。単に気に入らなかっただけではないのだろうが。
★2 - コメント(0) - 2014年3月19日

自身が発明したシャボン玉ピストルの特許を申請するため長距離バスに1人で乗り込んだ9歳の少年。バスの乗客にはベトナム帰還兵に殺人鬼、軍人にスパイにロスト・バージンを目指す高校生カップルがいて、曰くありげなメンバーでドタバタ珍道中を繰り広げるのが前半部分。この前半部分も面白いのだが、大人の打算や狡さに直面する、無垢な少年期の終わりを描いた後半部分がとても良い。ラスト、それまで抑えていた感情が爆発するシーンには思わず涙が/ _ ; 少年はきっと素敵な大人になるし、青年にだって、まだまだ輝かしい未来が待っている。
★19 - コメント(1) - 2014年3月6日

UBA
少年ジュリアンが作ったシャボン玉ピストル。シャボン玉・・・夢ふくらむ話かなぁと勝手に想像して読み始めたんですが。読み終わってみれば、大人達の小ズルい思惑も絡んだ、ちょっぴり・・・いや、けっこう苦い少年の成長物語でしたね。なるほど“はかなく消える”もまたシャボン玉の魅力ではあるか(笑)。ポール・ギャリコの作品って昔読んだ気もするんですが・・・改めて読んでみようと思わせてくれた一冊です。
★4 - コメント(0) - 2014年3月2日

少年目線からの描写。ジュリアンの成長のところとか、やっぱり巧いと思ったけど、私は女性目線に立った作者の語りが好きだなあ。改めて。
★8 - コメント(0) - 2014年2月21日

前半と後半で印象が全く違うロードノベル。9歳のジュリアンが発明品の特許を取ろうと家出して乗り込んだバスには、おかしな大人がいっぱい!歪な歯車が紡ぎ出す果てはバスジャック事件まで。夢の世界を旅する少年の純粋さが可愛くて、応援しながら読んじゃいます。そのきらきらしい夢と大人の現実との対比に胸が詰まる。人を大人にするものって、時間や身体の成長じゃない、経験なんだと。言葉に出来ない想いの表現がとても巧くて。大人って、ずるいもの。でも大人だってたくさん傷ついて生きてる。だからお願い、また夢をみてと願ってしまう。
★44 - コメント(0) - 2014年1月20日

読了。小さな少年の大きな冒険。大陸移動バスに揺られ、盛る高校生カップルから、バスジャック、米ソの冷戦まで、乗り合わせた人たちの事情を織り交ぜ、時にのんびり、時に刺激的に、そして時に切なく、旅の中で生まれるさまざまな思いを織り交ぜて進んでいくのが印象的。少年の好奇心、そして彼を取り巻く大人たちの姿もいい。決してハッピエンドではなく、大人への一歩とするにはムゴい結果も、募る思い出を噛みしめ、すべてを受け入れようとするラストでの感情の爆発、そしてそこで初めて息子を理解する父の思いが胸を打つ。
★7 - コメント(0) - 2013年12月1日

当に、「無垢に勝る防護なし」。登場人物は色々出てくるけど、個性豊かで覚えやすい。そして皆、憎めない奴。マーシャルの葛藤が良い。最後にはっとさせられた。
★6 - コメント(0) - 2013年11月5日

 父によくやったと言ってほしいばかりに、発明品の特許を取ろうと無謀な一人旅(家出)を決行するあどけない真摯さ、そして乗り合わせたバスで出会う年上の友人フランク・マーシャルに寄せる信頼と尊敬。とにかく主人公ジュリアンが可愛らしくていい。 諜報活動が思わぬ形で入り込んできたり、バスジャックが発生したりと軽快で楽しく少しほろ苦いロードノベル、なかなかの逸品である。
★7 - コメント(0) - 2013年10月28日

ポール・ギャリコの作品は、『スノーグース』、『雪のひとひら』に続いて三作目でしたが、最初読み始めて、こんなのも書いていたのか意外でした。読み終わってみると、決して楽しい話とは言えないものだったにもかかわらず、作者の優しさが感じられる話でした。ジュリアンが大人になったのが寂しくて切なくもあり、その成長はどんな形であれ、どこかで誰もが通るものなんですよね。この作者の話すきだなぁ~と思いました。
★10 - コメント(0) - 2013年10月17日

図書館で借りた。
- コメント(0) - 2013年10月4日

旧版はマケプレであほみたいな値段だったから、手に入れるの諦めてたんだ、創元社さんありがとう、まじありがとう。
- コメント(0) - 2013年9月29日

発明家への夢の第一歩となる希望を左右のポケットに詰めて、ワシントン行きの長距離バスに乗り込むジュリアン。ほんのちょっとした偶然、そしてタイミングで乗客たちの歩む人生の道のりが変化する。 マーシャルの視点で、いっしょにジュリアンを見守って行くと別れの場面はものすごく苦しくてつらい。 なんでこの作品は映画化されなかったのか不思議だ。 スパイの小道具の小型カメラが日本製だったのはちょっとうれしいかも(笑) ギャリコの作品ははじめて読んだが、ドロシー・ギルマン好きの人にはおすすめ。
★12 - コメント(0) - 2013年9月24日

ポール・ギャリコ・・・文学少女が「冬の香り」と言ったあのギャリコですか。ギャリコ初読です。甘酸っぱいベリーがふんだんに盛られたタルトのような味の物語です。前半の夜行バス、後半のワシントンと信じる友人に裏切られてもジュリアンは常に前向きだ。この短い旅がきっと少年に大きな勇気を得て終わるのだろうと思ったら大間違い。ギャリコは「冬の香り」は本当でした。
★3 - コメント(1) - 2013年9月18日

発明品の特許を取るために家出した、一人の少年の旅物語.こういうロードノヴェルは大好き!起承転結もしっかりしていて、サスペンスな場面もありまさに「大人のための児童文学」という感じ。初めて二人で一泊旅行に出た高校生カップルや、すっとぼけた姉妹、人情味溢れたタクシー運転手等ちょい役に至るまで登場人物が魅力的。主人公の成長ぶりも暖かくてほろ苦くて、胸が一杯になりました。マーシャルを許すところはもう立派な大人ですなあ。古き良きアメリカの空気も感じられて、全体的にユルい雰囲気もいい。読後感も爽やかでした(´∀`*)
★15 - コメント(0) - 2013年9月3日

映画化されていたら、たぶんちょっぴり泣いたと思う。楽しいロードムービー。ラストの大人の洗礼、父の様子、手紙で畳み掛けるような展開と、ビター&爽やか結末に、良いときの米国を見ました。
★9 - コメント(0) - 2013年8月26日

少年ジュリアンが連発でしゃぼん玉を発射できる、シャボン玉ピストルを開発。だけど、お父さんはそ知らぬふり。特許をとって鼻を明かそうとワシントンの特許庁まで一人旅。そこで知り合う色々な人たちとの騒動、事件、別れ、裏切り。この騒動後に彼は大人になっていく。スタンドバイミーみたいな、おかしく、まじめで、せつないジュブナイル!
★27 - コメント(1) - 2013年7月30日

ポール・ギャリコの本を読んでみたくて、有名どころのスノーグースでも読むかぁと思っていたところに、片山若子氏の美しい表紙と遭遇。即購入を決意。ジュリアンの子供らしい明るさと物おじしない行動力に惹きつけられ、それを支える大人たちの優しさにほろりとし、最低で最高の相棒だったフランク・マーシャルに一番共感した。僕の読書体験の中でもトップクラスに素晴らしい本だった。
★7 - コメント(0) - 2013年7月23日

夢見るあどけない少年は大人になる。人物描写に長けた、多彩な展開を見せるロードノベル。悪意も裏切りも、温かい善意も複雑な胸の想いも、余すところなく描かれて、短期間に成長せざるを得なかったジュリアンの心の内を思うと切ない。ついに感情の堰が切れたときの涙が切ない。だが、我が子を理解する一瞬が訪れた父親の姿に、最後の救いとなる希望があって、読後感はあたたかい。
★19 - コメント(0) - 2013年7月19日

単にマーシャルがいい人で終わらないとこ。でも最後はよかった!と言えるとこ。ポール・ギャリコの作品はいいとこだけじゃない部分が凄くいいと思う。初めの危機には顔が無表情になったけど…(笑)
★12 - コメント(0) - 2013年7月12日

9歳の男の子が、自ら発明したシャボン玉ピストルの特許を取るため長距離バスでアメリカ横断。 登場人物への優しい視点ととサービス精神富んだストーリー展開はギャリコの魅力。若干とっちらかった印象もあるけど、それも含めて楽しめます(^_^)v
★10 - コメント(0) - 2013年7月8日

言ってしまえば、これはジュリアンの心の成長の物語だ。マーシャルを許し、彼のために涙を流したジュリアンは、その母や父よりも大人らしく見えた。それでいながら、好奇心を失わず次なる発明に夢中になれる純真さを持ったままでいる。そんなジュリアンを羨ましく思ってしまう自分はなんと子どもっぽいのだろう。
★8 - コメント(0) - 2013年7月2日

シャボン玉ピストル大騒動の 評価:95 感想・レビュー:41
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