殺人交叉点 (創元推理文庫)

殺人交叉点 (創元推理文庫)
あらすじ・内容
●湊かなえ氏推薦――「小説っておもしろい、ミステリーっておもしろい、と改めて気付かせてくれた一冊です。」

【フランス・ミステリ批評家賞受賞】
10年前に起きた二重殺人は、単純な事件だったと誰もが信じていました。殺人犯となったボブを熱愛していたルユール夫人でさえ、何も疑わなかったのです。しかし、真犯人は、私なのです。時効寸前に明らかになる驚愕の真相。1972年の本改稿版でフランス・ミステリ批評家賞を受賞した表題作に、ブラックで奇妙な味わいの「連鎖反応」を併録。訳者あとがき=平岡敦

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殺人交叉点の感想・レビュー(311)

中篇二作を収録。表題作の"最後の一撃"に脱帽、まったく気づかなかった。もう一篇も派手さこそないものの、最後の4行でジワリとくる読後感を与えてくれる。
★3 - コメント(0) - 3月15日

これはめっちゃ好み!! ミステリィとしてはどこかチープさがあって、しかし人間の性格を的確に表したフレーズや美しいフレーズが盛り込まれてるおかげで「愉快なフィクションドラマ」って感じに仕上がってる。現代人からすると、どっちかといえばブラック・ユーモアな「連鎖反応」のほうが面白い作品に感じると思う。
★8 - コメント(0) - 1月15日

しっかりだまされました。先入観てやはり怖い。嫉妬や策略など暗めのトーンで情景が浮かぶ「殺人交叉点」に対して併録されている「連鎖反応」はブラックなコメディ調。こちらもおもしろかった。
★5 - コメント(0) - 2016年12月26日

1作目の最後のオチには騙された。昔の作品ですが作風が古臭くなく面白かった。本筋とは関係ないが「男はもっとも心にないことをもっとも多く口にするものなのです」ように人間の本質に関する記述に納得させられる部分が多く面白かった。
★3 - コメント(0) - 2016年11月22日

面白かったー!!男女の相互殺人と思われた事件は実は第三者による殺人だった。被害者の母親と殺人犯の視点で描かれている。翻訳が上手い、こういう訳し方なのかなと思わせてくれる。2作目の「連鎖反応」も好きだなぁ~婚約者がいるのに愛人が妊娠した男が取った方法が奇抜。どちらの話も最後畳み掛けるラストまで一気読みしてしまいました。この作品もっと知られてもいいのに…他の作品もあればなぁ。
★3 - コメント(0) - 2016年11月14日

「殺人交差点」それなりに面白かったと思う。特段難しいと思う部分もなくさらさら読み進めたからか結末は意外とあっさりな印象。「連鎖反応」のほうが構成と文量のバランスがいい気がする。オチまでの流れがちゃんと途絶えずに繋がっている感じがするし、こっちの方がなんとなく好きかな。個人的にこの作品は全体的にブラックだけど、癖になる。
★2 - コメント(0) - 2016年11月1日

【新訳で再読】以前に、(悪名高い)旧・創元文庫訳で読んだのだが、いい具合に忘却の彼方なので、気兼ねなく楽しめた。大ネタもよかったけど、二部以降の、切れ場ごとの細かいツイストが、意外といい。「連鎖反応」は、オフビートなブラック・ジョーク篇。『現代犯罪捜査マニュアル』読んでみたい。
★3 - コメント(0) - 2016年10月6日

相当好き。二作とも。目立ちすぎない程度に凄いフレーズを入れてくる。 ラーンクイン。
★3 - コメント(0) - 2016年8月4日

両方ともトリックは面白かったです。A→B→C→Dも。しかし、古典なためか、序盤が単調できつかったです。最後であっといわせる系は、それまで読むのが大変。
★75 - コメント(0) - 2016年7月17日

tzr
登場人物たちのピタゴラスイッチを脳内で再現すると楽しい(ゲス顔)
★4 - コメント(0) - 2016年6月27日

交差点に方は訳が悪いんじゃないかと思う。会話文に違和感あるんだが?連鎖は単純に面白かった。
★3 - コメント(0) - 2016年6月26日

傑作の評判を取る表題作だがさほど感嘆しなかった。始めから犯人の◯◯について疑いもせず読み進め、最後に犯人がわかった時に拍子抜けしたくらい。訳の文章が古く感じられたけどこれは意図的なのか。トリックを駆使することに主眼が置かれているためか登場人物に人間味が感じられず作品自体に魅力を感じなかった。併録の「連鎖反応」の方が登場人物に人間味がありオチも良かった。このページ数でこの展開はなかなか。作者自身もこの作品は楽しんで書いたと書いている。
★24 - コメント(0) - 2016年6月26日

高校の時に読んだはずなんだけどまったく覚えてなかった。(しかも旧訳)で、途中であれ?と引っかかるところがあってそれだったという。違和感ね。
★9 - コメント(0) - 2016年6月22日

共に中編小説【殺人交差点】と【連鎖反応】の2本だて。 1本目⇒オチ自体はありがちかもしれないけれどそれでも「やられた!!」と読み返しました。これフランス語が解って原文を読めればもっと面白いし感激するんだろうな、と。 2本目⇒ページめくる手が止められないほどの主人公のクズでゲスっぷりがたまらない。ここまで自己中だとオチでスカっとするよね!ヒロインが可哀そうかなと思ったけどラストであぁよかったね、ってなるしね。終盤の畳み掛けるようなまさに連鎖反応はもはやギャグのよう(褒めてます)
★3 - コメント(0) - 2016年6月6日

「殺人交叉点」より「連鎖反応」のほうが楽しめた。愛人を持ち、別に婚約者もいて、いきあたりばったりに行きているような男が最後には巧妙に細工された罠にはまる。しかもその鍵は題名に隠された通り…。自業自得の巡り合わせが面白かった。【♯G76/1000】
★18 - コメント(0) - 2016年4月24日

‘殺人交差点’イケメンの学生は女子大生を殺害するも 自殺したと警察は結論づける。イケメンの母親視点と犯人視点を交互に書かれ 始めから最後まで叙述トリックが仕組まれていた。‘連鎖反応’旅行会社に勤めるジルベールの友人の手記。ジルベールは婚約者がいることを白状し愛人と縁を切ろうとしたが妊娠していることが発覚し、結婚&出産費用と金に困ってしまう。そこで上司を落としめ昇進を企て 様々な行動を起こすも失敗 だが上司を事故死に見せかけ殺害し昇進する 以前行った作戦も後から功をなしまたもや昇進するが因果応報な展開に…
★21 - コメント(0) - 2016年4月9日

「殺人交叉点」はファイナル・ストロークもさる事ながら、それをいかに不自然に見せないかの技量に舌を巻いた。きちんと仕掛けが分かり再読すればその不自然さも目につくかもしれないが、そうはさせない展開の速さ、特に会話文のテンポの良さはさすがだと思う。また日本語にはない、フランス語ならではの表現の違いを味わってみたくなった。
★3 - コメント(0) - 2016年3月18日

★★★☆☆表題作はふつうにダマされて、これは訳文がすばらしいなあと思った。ただやっぱりフランスというか、証拠品の存在に関してかなり無理があり、なぜそれを警察が見つけられなかったのかという点をごまかしているのが気に入らなかった。こういうことするから、フランスアレルギー患者が増えると思うんですが。あとがきのフランス云々に関して、わたしは瀬戸川猛とほぼ同意見なのだけど、氏が本作を絶賛しているのがちょっと意外だった。ある情報の伏せ方とかけっこうあざとくて、いかにもフランスの王道という感じだったけどなあ。
★3 - コメント(0) - 2016年3月15日

中篇2作。 表題作の意外性もさることながら。 倒錯推理でありながら、ブラックコメディのような「連鎖反応」。結末は後味悪くなるようなもののはずなんだが、妙に笑える。
- コメント(0) - 2016年1月27日

ミステリ用語でいう『最後の一撃』系の筆頭にあげられる作品です。『最後の一撃』とはずばりラストのどんでん返し。〝この一撃を放てるのは真の天才のみ〟という解説をどこかで聞いたことがありますが、残念ながら耐性がついてしまった私にはダメージゼロでした…ダメージ幅は明らかに読み手の耐性の有無かと。もう一作の収録作、連鎖反応の方が断然楽しめました。一つの出来事がきっかけで、ガタガタと今までの環境が壊れていくブラックユーモア溢れる作品。こちらのラスト、主人公の体をはった最後の一撃がお見事でした!
★39 - コメント(0) - 2016年1月6日

何かのガイドでチェックしてた作品。「殺人交叉点」は最後に実は真犯人は…、というオチ。騙されたな~。「連鎖反応」は主人公がハプニング続きのため、色々振り回されるのがユーモラスに書かれてて面白かった。登場人物達がそれぞれ因果応報なのは小気味良かったけど、何故かそんなに誰も悪人に思えなかったのは、文体のせいかな~。
★22 - コメント(0) - 2016年1月2日

表題作は最後に驚きの結末が仕組まれた話だが、今ではあまり珍しくないトリックなので、トリックよりも証拠品を巡り二者が金策に走る姿が印象的だった。「連鎖反応」はこれもまた金策が関わっている話で、ある男が考えた殺人が独特のユーモアを含んで描かれている。読後も後味が悪くない、まるで昔話のような結末に黒い笑いを禁じ得ない。倒叙ものとはまた違った面白さであった。
★3 - コメント(0) - 2015年11月27日

「殺人交叉点」のエッセンスは、現代の推理小説で広く使われている事を実感しました。(真似したくなる作家さんの気持ちが判らんでもない) むしろ「連鎖反応」の行き当たりばったり的な展開に度肝を抜かれました。どちらも面白い事は間違いありませんが。
★8 - コメント(0) - 2015年10月10日

「殺人交叉点」でルユール夫人と真犯人の視点で交互に語られる内容は、段々と緊迫感を増していくのでほぼ一気読み! そして・・・驚かせていただきました♪ 正体不明の違和感はあったし気になった場面もあったけど、最後まで気づかなかった! 驚かされた人は読み終わった後に読み返したくなるはず~ 「連鎖反応」は大金が必要になったは自業自得で同情なんて出来ないのだけど、ジルベールがやけに生真面目に殺人計画を練るのが滑稽で哀れだった! どちらも二転三転するので目が離せず、最後まで気が抜けなかったぁ~
★24 - コメント(0) - 2015年10月6日

『海外ミステリーマストリード100』より、表題作目当て。第一章で似たような技食らわされてたのに、またおんなじ技食らってしまった・・・。してやられました!どういうオチになるんだろうとドキドキしながら読んで楽しかったです。/「連鎖反応」の方はなんかいかにもフランスっぽい気がする。
★5 - コメント(0) - 2015年9月28日

どことなく異国の香りを感じながら読了。表題作はつかみが抜群で一気に読めました。「連鎖反応」もかなり作り込まれていて堪能。でもなんかこう、うん、もうお腹いっぱいかな……
- コメント(0) - 2015年9月26日

細部まで計算し尽くされた、プロットの技が光る中篇2本。/『殺人交差点』……あの事件の犯人を誰もが彼だと思っていました、しかし、真犯人は私なのです――時効寸前に語られる驚愕の真実。丁寧な序盤、倒叙風味の中盤から、圧巻のクライマックスまで、全てが作者の掌のうち。実に気持ちよく騙されました。/『連鎖反応』……金策に苦しむ男が企てるのは、突拍子もない玉突きのごとき殺人。打って変わってコミカルな作品ですが、構成の緻密さで云えば遥かに上でしょう。事件、真実、そしてその後の顛末まで、鮮やかな〝連鎖反応〟を見せています。
★39 - コメント(0) - 2015年9月14日

両短編(中編?)とも読みやすく、最後まで楽しかった。 「殺人交叉点」ストレートなまでに※※トリック。こういう動機も考えられたのね、と感心。湊かなえがコメントを寄せるのも納得。 「連鎖反応」終盤、次々に連鎖反応が発生するのが面白い。よく練られてるなあ。ラストも笑える。
★8 - コメント(0) - 2015年9月10日

翻訳が上手い。違和感なくすいすい読めるのが素晴らしい。海外作品はなにより翻訳が命だな……。表題作の一作目は今読むとすぐトリックが分かってしまうし、作品に漂う空気が暗くて個人的にはちょこっと苦手だけど、全体的にとても良くできていてさすが有名作だと納得した。二作目はブラックユーモアに溢れていてさくさくテンポよく読めて面白い!!物語の構成もいい!!「連鎖反応」というタイトルから、最後の一行まで面白い!こっちのが好きだなー!どっちもミステリ好きさんなら自信を持ってオススメできる傑作。面白かった!
★6 - コメント(0) - 2015年8月31日

ちと前に見た海外マスリ100から、一番食指が動いたのをBOOK・OFFで発見即買い。叙述ミステリー。表題の殺人交叉点の他に連鎖反応という作品の二作掲載。殺人…の方は作者談のフランス語の曖昧さもですが日本語訳も日本語特有の人称があるからこそ成り立つわけで、訳が素晴らしいからそりゃ騙されます~!連鎖反応はコミカルwww主人公クズなのについてる奴だなぁ…超ナイスな『オチ』でした!二作共に登場するソメ警部がいい味出してます。味だけ…だがwww素晴らしい二作!超お得感!
★6 - コメント(0) - 2015年8月31日

「殺人交叉点」のサプライズ・エンディングはあまりにシンプルで、ええっと、思わず声に出してしまった。「連鎖反応」は最初から最後まで無駄がない。
★3 - コメント(0) - 2015年8月20日

1972年フランス・ミステリ批評家賞受賞作品。表題作「殺人交叉点」は題名からは想像出来ない程の愛憎と懺悔の物語であり、登場人物の視点の違いを上手く読者にミスリードした作品。帯で湊かなえ氏が推薦しており、オマージュされたかどうかは分かりませんが「告白」と似ている部分が多いです。他一編「連鎖反応」を収録。こちらは文字通り結末の落とし方が秀逸。全編を通して平岡淳氏の翻訳が読みやすい文章であり、感情移入しやすい点もオススメです。
★34 - コメント(0) - 2015年8月10日

冒頭、いきなりのルユール夫人の小ネタで仰天する。ううむ、さすがフランス・ミステリ、油断できない。皮肉な毒を散りばめながら上手に料理された「最後の一撃」に綺麗に騙されて満足の読後感。思わず読み返してトリックを確認。併録されている『連鎖反応』は着想の面白さ(というか無茶苦茶だ!)とどこまでもブラックなユーモアが秀逸。最後の一行までが“連鎖反応”なんだね。凄い。
★59 - コメント(0) - 2015年8月7日

最後にドンデンゴーンとひっくり返されるのが大好きな人向けの倒叙ミステリ。ただし、ひっくり返される以外の興趣がないのが難点。
★5 - コメント(0) - 2015年7月29日

表題作は初めから真犯人だと予想していた人物が真犯人だったので、最後の展開がむしろ?!深読みし過ぎたか?と、戸惑ってしまった。連鎖反応も見事なオチで、ジワジワくる逸品です。
★3 - コメント(0) - 2015年7月10日

初のカサック作品。 殺人交叉点・・・見事な「最後の一撃」。前半のグダグダ→中盤の倒叙→終盤のどんでん返しと目まぐるしい展開に隠された意味に気付ける読者はほとんどいないであろう。★★★★☆ 連鎖反応・・・賛否両論の結末が待つ倒叙ミステリ。個人的にはクイーンやカーの有名作に匹敵する名作だと思う。★★★★★
★2 - コメント(0) - 2015年6月15日

※すごいネタバレです!未読の方は読まないで!   やっちまいました。。。最後のオチでやっちまったことに気づきました。。。私最初から「私」を彼女だと思って読み進んでました。なので、楽しみにしてた最後のオチに違った意味で衝撃を受けてしまいました。。。どこでどう間違っちゃった(?)んだろう。。。でも、面白かったですよ、併録の「連鎖反応」と共に現代の感覚とは少しずれた、いい意味で古典的なミステリー作品であると思います。
★3 - コメント(0) - 2015年6月10日

素晴らしい。ずっと読んでみたいと思っていた本だけど、期待に違わぬ出来栄えで、大満足。全体の99%までは上質のサスペンスで、なかなか面白いじゃん、と思いながら頁をめくっていくと、最後数頁になって「ん?」となり、最終頁に至ってぶったまげることになる。まさにお手本のような最後の一撃。いいなー。こういうの大好き。同時収録の「連鎖反応」も、昔のフランス映画にありそうな良質のブラックコメディで、これはこれで良かったけれど、「殺人交叉点」とのあまりのテイストの違いに、ちょっと違和感を感じたり。
★5 - コメント(0) - 2015年5月4日

殺人交叉点の 評価:98 感想・レビュー:146
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