仏陀の鏡への道 (創元推理文庫)

仏陀の鏡への道 (創元推理文庫)
あらすじ・内容
鶏糞から強力な成長促進エキスを作り出した研究者が、一人の姑娘に心を奪われ、新製品完成を前に長期休暇を決め込んだ。ヨークシャーの荒れ野から探偵稼業に引き戻されたニールは香港、そして大陸へ。文化大革命の余燼さめやらぬ中国で傷だらけのニールが見たものとは? 喝采を博した前作『ストリート・キッズ』に続く待望の第2弾。骨太の逸品!

*第7位「本の雑誌」この10年の絶対おすすめ翻訳ミステリー・ベスト10(霜月蒼・杉江松恋・千街晶之選/2005年10月号)

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仏陀の鏡への道はこんな本です

仏陀の鏡への道の感想・レビュー(305)

シリーズ2作目。別荘での隠遁生活が突然打ち切られ,探偵家業に引きずり戻される。この探偵もこき使われ,騒動に巻き込まれるが,ニールの場合はその命さえも彼らの手の内だ。彼らとは上流階級の,国家権力の,巨大組織の人々なのだから。ミステリとして楽しめたのだけど,ニールはほぼ転がされているだけで,今回作者は激動の中国や香港の事情を描きたかっただけかも。確かに夜中だろうと小腹が減ればコンビニで肉まんが買える人に飢えの苦しみは解らないよな…しかし[ハックルベリー・フィン]未読で読んだのがともかく悔しい。
★19 - コメント(0) - 3月24日

[第74回海外作品読書会]ある研究員を西海岸から連れ戻すだけの簡単な仕事のはずが、香港・中国を舞台にした国際謀略事件にまで発展するとは。おかしな点も多々あるが、そこは「剛腕ストーリーテリング」で最後まで読ませ切ります。惚れた女性を追いかけていくニールちゃんに感情移入できるかどうかが本書を受け入られるポイント。中年だったら「いい年して」と思えるところをついつい応援してしまうのは若さゆえか。しばらく僧院で修行して次の事件に備えて欲しい。
★28 - コメント(1) - 2016年11月19日

んと。今回ニール君、ほとんど仕事してないやん。ターゲットを見つけ出し、接触するまではO.K.。でもそれ以降は勝手に判断して勝手に動いて、勝手に地獄を見てる。へなちょこニール・ケアリー。でもね、それ程までにイラついて、ムカつくってことは、いつの間にか物語に引き込まれたという、何よりの証拠。ウィンズロウの中国観も、資本主義国からの的確なもので。「本当のこと」や「正義」は、国の数だけ人の数だけあるんだよなぁ、と。
★2 - コメント(0) - 2016年10月22日

再読☆ ホントにこの邦訳は素晴しい♪ この、シニカルでリズミカルでユーモアに満ち溢れた文章にずっと溺れていたい♪♪ ただし内容は、ニールとっては過酷この上無い。。。 そしてまるで現在の中国を予言したような箇所もあり、作者の中国に対しての見識の正しさが伺える。中国や香港の描写も「映画」的で面白い。 残念なのはグレアムとレヴァインの登場が少ない所だが、ラストはホッとできた…☆☆☆
★36 - コメント(2) - 2016年10月20日

読了。ニール・ケアリーシリーズ2作目。今回の主舞台は香港、中国本土。昔取った杵柄のため、非常に親しみを感じて読めました(しかしなんと、中国語が読めなくなっていることか!)。今回は前回以上にニールの孤独な戦い。でも李藍のような女性に出会ったら、ぼくも同じようにしてしまいそう。「お父さん」であるグレアムともっとかけ合いながら話が進んでいくかと思っていたのですが、予想を裏切られました。これからどう進んでいくのかまったく検討がつきません。最後にニールは「救われる」のか。次作を楽しみにしようと思います。
★11 - コメント(0) - 2016年8月29日

結構ひどい目に遭うニール。ちょっと展開が大きすぎか?タフガイへの道も進む。
★2 - コメント(0) - 2016年6月23日

ニール・ケアリー・シリーズ2作目、読了。 正月休みを挟んでしまって、一気読みといかず、面白さを減じた。話しもちょっと無理無理で、何故そうなるのかが弱く感じた。それでも次作は期待したい。
- コメント(0) - 2016年1月8日

☆☆☆☆
- コメント(0) - 2016年1月6日

田舎で優雅な隠遁生活を送っていたニールに新たな指令。だがそれは任務から欲望に変わっていった。香港へ飛んだニールを待っていたのはまたまたハードな日々。とにかく痛い。登山部の課題書に如何でしょうかと思ってしまった。
★4 - コメント(0) - 2015年11月19日

我々日本の読者はウィンズロウと東江さんの出会いに感謝すべきであるよ。
★7 - コメント(0) - 2015年11月11日

積読本読了。思いがけず時間がかかってしまいましたが内容が濃いものだっただけにちょうど良かったです。今回も探偵ニールはアメリカ、香港、中国大陸と魔性の女に振り回され続けていました。中国での文革を背景にしたストーリー構成によって、人々の共産主義に対する思いや生活変化の激変などが事細かに描かれていました。中国の思想教育には恐ろしさも感じました。
★23 - コメント(0) - 2015年7月17日

★3 要はニールを好きになれるかどうかなんだと思う。今回は一目惚れした女のために危険な目に遭いまくる。悪態つきつつ突っ走る。それが若さなんだよねーって納得させられる。グレアムは相変わらず良い父ちゃん。けど、最後のネタ明かしが説明的すぎたかなー。ニールの冒険はまだまだ続くよ!な終わり方は好き。
★4 - コメント(0) - 2015年1月30日

デビュー作が売れすぎて、二作目を気負いすぎるパターンか。はっきりいって、つまらん。ヒロインへの恋慕に感情移入できないのが最大の欠点。ヒロインへの執着はどうみてもニールが騒ぎに関わり続けるための方便でしかない。また前作のような気の利いた台詞も少ない気がした。とにかく残念。腐れ金玉。
- コメント(0) - 2014年10月22日

☆☆☆★
- コメント(0) - 2014年9月24日

ストリート・キッズ続編。うーん、007的な展開目指してるんだろうか。そこまでランに溺れる理由が今ひとつわからず。アメリカ人から見た文革という意味では興味深い。
★2 - コメント(0) - 2014年7月18日

YK
男の友情と決まり金玉
★2 - コメント(0) - 2014年7月15日

【再読】ニールくん、なんで李藍にそんなに惚れたんだぁ・・・。ハックルベリーの最後の1行、なんだったんだろ。確認しなきゃと思いながら未だできず・・・。泣き笑いするグレアムの描写でいろいろと想像がするんだけど。
★18 - コメント(0) - 2014年6月29日

84点。「探偵ニール・ケアリー」シリーズ第2弾。この主人公には外見的特徴がない。黒のスーツを身に着けると「中肉中背、茶色の瞳、茶色の髪のニールは、“どこにでもいる馬の骨”選手権で楽々と優勝できるだろう」と描写されるような(それこそ探偵のあるべき姿ではあるだが)主人公がなぜ魅力的に映るのか。それは解説の茶木則雄がニールについて「特技:ナイーブな心を減らず口の陰に隠すこと……!」と書くように、その内面的人物造形が見事だから。そしてこの内面の弱さ優しさが、この小説がソフトボイルドと評される所以でもある。
★2 - コメント(0) - 2014年4月10日

引き続き面白い。九龍城シーンがもっと多ければなお最高だった。
★2 - コメント(0) - 2013年12月20日

ストリートキッズもそうだったんだけど、あらすじというか大筋は気が滅入るようなどうしてこんな事にって感じの話なのに面白いから凄い。いや、ほんと面白い。面白さには文章が面白い、台詞が面白い、話が面白いとかいろいろあると思うんだけど、無敵なのはキャラが良いってのだよな。これが来たらマジ喋ってるだけで面白いのでハズレようが無い。まぁ、そういう本は大抵他の要素も全部良いんだけど、ともかくニール・ケアリーはマジ良いキャラなんすよ。政治が絡んでくると後味が悪くなりやすくて嫌いなんだけど、それでも面白いものな
★3 - コメント(0) - 2013年11月2日

まさかの中国。そっちに飛ぶとは思いませんでした。物語の展開、中国の緻密な描写とか本当にすごい。登場人物たちも魅力的、な、一方で、ニールが恋に振り回されてばかりで、今回いいとこなしでした。ううん。一巻目のような、あの、湖でも必死に自制心を保とうとした感じとか、彼が訓練された能力で危険と危険をすり抜ける感じがよかったのになぁ…。
★2 - コメント(0) - 2013年8月21日

ニール…エライ目に遭っていた。でも全て、朋友会の指令無視で、中国人美女に夢中になり、自ら香港へ行ったため。007ぽいけど、ニールは銃不所持、ケンカ微妙、容姿平凡。しかし読んでいるとイケメンキャラの様な気がしてくるから不思議だ。容姿くらいはオマケしてあげてもいいんじゃないかと思う程のボロボロぶり。時代は70年代。文革後、言論不自由な中国でお下劣な英語を通訳に教えて、仲良くなる二人は小学生男子のよう(笑)仏陀の鏡を拝んだことだし2,3年は仏門に入ったらいいかも!?最終的にニールが自由になれるのか気になる。
★29 - コメント(3) - 2013年7月18日

笑いもありつつ、結構恐ろしい本書。ニールの危機には父さんじゃなくてもハラハラしてしまうよ、こりゃ。伍とニールの国が違うゆえの考え方や生き方の違いを越え、決まり金玉でのつながりが胸に来る。まだまだ若造なニールの成長に期待して、次の作品も楽しみ。
★6 - コメント(0) - 2013年5月31日

まだ世界が中国に夢を見ていた頃の話...。のせいか、李藍というキャラクターがどうもに陳腐で古くさい。無理してアジア美女にしなくてもよかったのに。
★2 - コメント(0) - 2013年5月24日

「ストリートキッズ」の時よりも、少し大人になったニール。やはりハラハラドキドキな展開でした。 作者は美女が大好き!私も好きだけど! スラングの訳は難しい?英語が出来たらなぁ~ 原書で読みたい。
★5 - コメント(0) - 2013年4月28日

1作目より面白かったです。
- コメント(0) - 2013年4月6日

やはり中国は、複雑で何を信用していいか判断非常に難しく、ケアリー君はただ戸惑いひきずりまあされて終了という感じです。
★8 - コメント(1) - 2013年2月17日

舞台が中国になるとは思ってなかったので驚きました。誰が敵で誰が味方かわからなくて面白かったです。ニールと伍のやり取りが良かったですね、決まり金玉。
★10 - コメント(0) - 2013年2月9日

http://booklog.jp/edit/1/4488288022
- コメント(0) - 2013年2月1日

シスコから香港へ、そして文化大革命終了直後の中国へ、更に仏教聖地である峨眉山での決死の登山へと大冒険のニールだったが、追いはぎ猿との格闘以外の活躍がほとんど見られず、大きな陰謀に巻き込まれ常に絶体絶命の大ピンチ。それでもウィンズローのユーモアのセンスで案外笑えてしまうのだ。東江氏の翻訳がそれに輪をかけて面白い。「決まり金玉」なんて訳をよくぞ思いついた!「あたりきしゃりき」「あたぼうよ」なんて言葉を聞いたのも久しぶりで笑えた。最後は、ハックルベリーの最後の一行に泣き笑いするグレアムの姿に胸が熱くなった。
★12 - コメント(0) - 2012年8月2日

著者デビュー2作目。舞台を中国に移しているが、舞台背景を丁寧に書き込んでおり、理不尽な政治に対する著者の怒りが垣間見られる。デビュー作も良かったが、1作目から2作目の間に著者の作家としての大きな成長が感じられた。
★5 - コメント(0) - 2012年5月21日

まるで、007のようなニールの大活躍。う〜む、ここまで風呂敷を広げずとも。ただ、文化大革命に対するアメリカ人の知見として考えると興味深かった。
★4 - コメント(0) - 2012年5月5日

一作目主人公ニールがどうもしっくりこなかったから、これもあまり期待しないで手にしてみた。直ぐ火中のクリを拾う傾向にあるニール、その必然性が??なところがあったけど、そうか彼って若いんだ!今までの探偵シリーズの主人公みたいに酸いも甘いも・・な御仁とはちがってるんだ。だから一々ややこしくなるのね。「決まり金玉!」紹伍が良いネぇ~。では第三段を「くされちん○こ」でないことを祈っていってみよう~
★11 - コメント(0) - 2012年4月25日

emr
1作目と比べて魅力は減だけど、わいはニールがすっきゃ!!
★4 - コメント(0) - 2012年4月11日

ストリート・キッズものの第二弾。期待値100で読み始めた。――が、結果、100対0の惨敗。筆の走りに最も“らしさ”を感じたのは香港九龍の場面のみ。あとは全てにおいて冗長なだけである。中国の食糧事情ではこちらも食傷気味、おまけにご丁寧にネタバラシを説明してくれるくだりに至っては、テンション、ダダ下がりである。キャラクターのブレといい、設定の必然性のなさといい、いいとこなしの凡作。この迷走、出口はあるのか? その出口を求めて、第三弾『高く孤独な道を行け』にとりかかる。やはり、好きなんだなぁ。
★3 - コメント(0) - 2012年3月27日

シリーズ二作目。正直前半は???だらけでこれはハズレかななどと思ったが、謎が解けていくにつれ、ここまで壮大な話だったのかと感心した。この作品が70年代の設定なのでこのような豪快なスパイ合戦も、まあ頷ける。しかし、中国も中国ならアメリカもアメリカだなあ(苦笑)「決まり金玉」が「ファック・イエス」ということが判って良かった。この作品ではスラングが結果大きくものをいう。
★51 - コメント(0) - 2012年3月20日

決まり金玉!
★1 - コメント(0) - 2012年2月20日

元ストリートキッズで英文学、それも18世紀のマイナーな作家を専門として大学教授を目指す22歳のニール。そのもう一つの顔は繊細な心を皮肉で隠した凄腕の探偵。ニールにまた会いたくてこの地味なタイトルを入手。妹の死の説得力のなさ等ストーリーテリングの豪腕に頼りすぎて詰め込みすぎてる感は否めない。でも、この主人公にまた会いたい、そう思わせる造形力はサスガ。第三弾も、モチロン読みます。
★8 - コメント(0) - 2011年10月17日

ご苦労様ニール。女に惚れたばっかりにえらい目に。この本は一気に読むべきものだろうに、かなり時間をかけてしまったのは私のせい。ストーリー以外のぐだぐだの途中で間があくと、なんのこっちゃ、となってしまったのは残念だった。でも楽しめました。
★3 - コメント(0) - 2011年9月21日

仏陀の鏡への道の 評価:58 感想・レビュー:82
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