いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記) (創元推理文庫)

いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記) (創元推理文庫)
あらすじ・内容
中学三年生の滝本望は祖母と神楽坂でふたり暮らしをしている。芸者時代の名前でお蔦さんと呼ばれる祖母は、粋で気が強く、ご近所衆から頼られる人気者だ。後輩の有斗が望の幼なじみとともに滝本家に遊びに訪れた夜、息子ひとりを残して有斗の家族は姿を消していた――。神楽坂で起きた事件にお蔦さんが立ち上がる! 粋と人情と望が作る美味しい料理が堪能できるシリーズ第二弾。

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いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記)の感想・レビュー(132)

前作が日常の謎だったので、今回もそうなのかと思って読み始めたら大違いでした。 ある日帰ったら、部屋には血痕があり、家族は誰1人いなくなっていた少年。 その子をお蔦さんのお家で預かるのですが、神楽坂の人たちの暖かさやこの少年の素直さ健気さ、そういった物が心地よく、悲惨な事件なのに、後味が良かったです。
★5 - コメント(0) - 2月25日

先が気になって一気読み!気風のいいお蔦さんや料理上手の孫の望くんなど個性の強い登場人物の会話も楽しく読みました。前作のお話を全く覚えていないので、いずれ読み返したいと思います。
★2 - コメント(0) - 2月14日

前作が短篇集だったのでそのつもりでいたら今度は長編だった。父親が転勤になった関係で祖母のお蔦さんと二人暮らしをしている中学生の望。料理上手な彼のところには時折友人たちも食事目当てにやってくる。その日もいつも通り後輩の有斗に夕飯を食べさせて家に帰したはずだった。しかし有斗の家には両親と姉の姿がなく、リビングには血痕が…。どこか宮部みゆきの『理由』を思い出させるストーリーだが、本作では多くの登場人物たちの思いやりに救われる。
★6 - コメント(0) - 1月26日

【5】中学三年生の滝本望は祖母と神楽坂でふたり暮らしをしている。芸者時代の名前でお蔦さんと呼ばれる祖母は、粋で気が強く、ご近所衆から頼られる人気者だ。後輩の有斗が望の幼なじみとともに滝本家に遊びに訪れた夜、息子ひとりを残して有斗の家族は姿を消していた。神楽坂で起きた事件にお蔦さんが立ち上がる!
★1 - コメント(0) - 1月26日

神楽坂での望とお蔦さんの平穏な日常は続いていくものだと、勝手に思いこんでいた。しかし、ある日唐突にいつもは消える。望の家に遊びに来ていた後輩・有斗が帰宅すると、リビングに血溜まりを残して、家族が姿を消していた。「神楽坂一家三人行方不明事件」はなかなか手がかりが掴めず、先行きが曇る中、有斗を預かるお蔦さんの言葉だけが冴え渡る晴天のよう。「迷惑だからと関わるのをやめてしまえば、人と人との繋がりも成り立たない」乱暴に牙を剥く現代社会の闇から、懸命に日常を取り戻そうとする市井の人々に、強く心を打たれた作品だった。
★45 - コメント(0) - 1月24日

ご近所さんとの関係性が今回も良かった。合間合間の望の料理も美味しそう。ご飯を食べてるシーンがもっとあったら良かったのに!
★53 - コメント(0) - 1月18日

今回は事件そのものの大きさと重さも前作とは段違いですが、神楽坂ご近所連のあったかさとお蔦さんの粋、望君のお料理の凄さは相変わらずで事件のいい緩衝材になってましたね。カードローンとネットへの怒りはよく分かるけど、過去の助け合いとお互い様の精神がが生きる社会ではなくなってきている以上必要悪というものかも。
★19 - コメント(0) - 1月14日

前作は1話完結の話で繋いでいく物語でしたが、今回はひとつの事件の物語。中学生が関わるにはかなり大きな事件。大人達の過去のせいで振り回されてる有斗はかわいそうで仕方ないんだけど、彼の素直さで救われる。望達が彼を守ろうとしているのがすごくよくわかる。過去にやったことってなかなか消せないものなんだね……。それにしても望くんの作る料理が本当においしそうなんだよね。
★5 - コメント(0) - 1月8日

シリーズ2巻目は長編,望の後輩1年生有斗の家族が血溜まりを残して失踪した事件にお蔦さんが迫ります。れっきとした重大犯罪がこのシリーズの題材とはちょっと意外でした。望の家に居候して望の手料理を堪能することになった有斗の天真爛漫な言動には読者も救われますね。そして有斗を守るべく団結する神楽坂のご近所さん達にも胸がすく思いです。お蔦さんの心に染みる言葉も多いのですが…,如何せん事件が重すぎるような。人間関係の偶然性の高さも事件が重いと違和感が増すので,僕は1巻目くらいのほうがいいなぁ。
★6 - コメント(0) - 1月8日

久しぶりのシリーズだったので、キャラクターを把握するのに少し時間がかかりましたが、とてもよかったです。事件の当事者はもちろん家族が当事者になるって不安ですよね。有斗のつらそうな姿や、お蔦さんの言葉、すごく胸に刺さりました。重いストーリーながらもおいしそうな料理や商店街の優しいひとたちなど、ワンクッションあってちょうどいい感じでした。
★14 - コメント(0) - 1月2日

ミステリーズ!(隔月刊)2010年8、12月号、2011年4、8、12月号、2012年4、8、12月号掲載の8編を収録して、2013年11月東京創元社から刊行。2016年8月創元推理文庫刊。シリーズ2作め。もたもた感あったものの、1つの事件にまつわる長編仕立てで、読み応えありました。
★4 - コメント(0) - 2016年12月28日

最後の数行に涙腺崩壊。傷ついた小さな息子が自分の足で歩きだし、次は誰かを救うと言葉にできる成長を見せられて。いくつもの小さな欠片がちりばめられて、ひとつひとつ丁寧に拾い上げて事件を解決しながら、望たちの成長を決して甘やかすことなく導くお蔦さんが大好きです。「人は助けたり助けられたり」甘えではなく、お互い様で生きていくから、因果応報だって乗り越えられる。望のごはん、食べたいなぁ。
★9 - コメント(0) - 2016年12月26日

サラ金、闇金。お金の貸し借りはしないのが一番です。まあ、人生には何があるかわかりませんけどねっ。そして、今回もおさんどん望くんはいいなー。一家に一人は欲しい存在。鍋焼きうどんが食べたくなりました。
★8 - コメント(0) - 2016年11月30日

内容は少し重いかなぁという印象ですが、望君の凄腕の料理の描写やキツイようにみえて、心のこもったお蔦さんの言葉が胸に染みます。人は迷惑かけたりかけられたりかぁ。お蔦さんと望君の思いやりと心遣いに感動しました。第3弾も読みたい。
★9 - コメント(0) - 2016年11月28日

お蔦さんと望くんシリーズ第二弾。望の友達超イケメンサッカー部の彰彦の後輩有斗の家族が全員消えてしまう。孫の友達をすんなりと家に預かり自分の孫の様に接するお蔦さん、迷惑じゃないかと遠慮する有斗に「迷惑をかけてかけられて人はそれが当たり前なんだ」と諭す姿にしびれます。不安な気持ちを必死に持ち堪える有斗に心ないマスコミや先輩たちが有斗を追い込む。そんな時いつも盾になってくれるのが望でした。お蔦さんの洞察冴え渡りすべての謎が解明した頃小っこくて元気可愛い有斗の「ただいまー」が聞けない事に万感の寂しさを感じました
★74 - コメント(0) - 2016年11月26日

前作と違って長編になっており。あらすじ見てなかったのであれって?思いました。だからだと思うのですがより登場人物の心理に近い状態で冒頭を読めました。お蔦さんの言葉一つ一つが心にしみました。
★36 - コメント(0) - 2016年11月22日

日常の謎から一転、重い話になったが、お蔦さんの歯切れの良さと望少年の成長の葛藤は相変わらず。今回は身近な人の善意と目に見えない人からの悪意がテーマ。何かことが起こった時の、マスコミの無責任さやネットの誹謗中傷に、作者は心底心を痛めているのだろうなということが伝わると同時に、対面で触れ合えば心は通じるはずという作者の思いが伝わってくる。
★8 - コメント(0) - 2016年11月19日

平凡な毎日でも、『いつも』が続いていくことが幸せだ。お蔦さんの言葉は、胸に響いた。
★28 - コメント(0) - 2016年11月9日

シリーズ2作目は長編。相変わらず望は中学生と思えないくらいの落ち着きぶりで、料理の腕もプロ級で、お蔦さんはチャキチャキにかっこよくて、楽しく読めました。ミステリーとしてはそれほど捻りはなかったですが、それ以外の部分で面白かったので良かったです。次も楽しみです。
★32 - コメント(0) - 2016年11月7日

<お蔦さんの神楽坂日記>シリーズの第2弾。たしか、前作の『無花果の実のなるころに』が日常の謎を解く短編連作集だったので、そんな感じで読み始めたのですが、意外にも、本格ミステリな長編。まあ、随所に美味しそうな料理も登場してきますし、前作同様、十分に楽しめた一冊です。帯(の裏面)によれば、「シリーズ第3弾『みやこさわぎ』(四六判並製)10月発売予定!」とのことですが、そちらはゆっくり文庫化を待とうかと。
★9 - コメント(0) - 2016年11月6日

一作目も読んだけどもう設定から何からすっかり忘れた状態で、この二作目。結構ずっしりきました、歯ごたえあります。あー、これは読んでよかったなぁと思いました。いい人ばっかり出てきて嘘くさいっちゃあ、そうなんだけども。小説なんだから嘘上等じゃん、救いがないのは自分の現実だけで結構です、と大満足しました。
★2 - コメント(0) - 2016年11月4日

今回は、衝撃の始まりでどうなることかと思いましたがドタバタと事件を解決するのではなく静かにじっくり核心に迫っていく所がとても気に入っています。 望くんのお料理は相変わらず絶品なのですが、前作よりは登場が少なく感じられて、ちょっぴり残念・・・。でも、現代のネット環境が起こしうる弊害が細やかに書かれていて、考えさせられる場面が多々ありました。心の動きがとても鋭いのに優しく表現されていて、ラストはちょっぴりうるうるしました。 早く次が読みたいのですが、お高いので文庫になるのを待ってみようと思っています。
★38 - コメント(0) - 2016年11月2日

前巻に比べるとちょっと事件が重い感覚がありました。望君のお料理は相変わらず美味しそう(中学生男子でここまで?と思う専業主婦歴*十年・・・)で癒し部分になりますが、今回は展開が読めずドキドキしました。神楽坂のご近所さんの結束は変わらず。
★15 - コメント(0) - 2016年11月1日

望くんの父性というかもはや母性が炸裂していた一冊。こんな中学生いないよなぁと違和感はあるものの、ミステリー自体は展開が読めず面白かった。信じがたい出来事に出くわしたときの表情、体験してたからすごいわかる。なんでわたし、とあのとき思ってたけど、そういうことだったのか。
★8 - コメント(0) - 2016年10月24日

神楽坂シリーズ。お金の闇に飲み込まれそうになった家族の物語でした。ほのぼのした表紙からは想像できない重いお話です。小野先生の有斗への肩入れには違和感。それだけ有斗が特別ってこと?金森さんの過去は消せないが、家族を見捨てなかったのでよいのかしら。料理はおいしそうだけど、お腹の底の方が重くなるお話でした。元通りにはなれないけれど、一歩前進できてよかったね。『迷惑をかける』と『助ける』この違いは受け取る側によるのかな。確かに自分にとっては助けるでも、相手は迷惑をかけたと思うのかも。肝に銘じておきたいです。
★59 - コメント(0) - 2016年10月13日

★★★★☆
★6 - コメント(0) - 2016年10月11日

シリーズ第2弾。日常が壊れる。ある日家に帰ると血だまりが、そして両親と姉の姿が消えていた。一人取り残された後輩の有斗の世話をする望とお蔦さん。前作に引き続き望のご飯が美味しそう。ミステリーと美味しい料理の組み合わせは大好き。第3弾も楽しみです。
★15 - コメント(0) - 2016年10月9日

★★★★☆
★1 - コメント(0) - 2016年10月8日

あ、あら?背表紙の紹介文を読んで勝手に想像していたレベルを遥かにこえた、重い事件が発生してました。ビックリ。いつもの日常が失われるって、本当に辛い。そんな後輩のために頑張る望くん。そしてカッコいいお蔦さんや、人情味溢れる神楽坂の人たち。ステキです。
★7 - コメント(0) - 2016年10月7日

いつもの生活が突如消えたらしんどい。人生は色々あるものだなぁ。料理もおいしそう。料理上手なのうらやましい。
★3 - コメント(0) - 2016年10月6日

シリーズ2作目。 ミステリーズ連載で読んでいたものの再読。
★5 - コメント(0) - 2016年10月4日

いつものように賑やかな食事で始まったのに、思いがけない事件が起きてしまい・・・、でも今回のお蔦さんも素敵でした。厳しいようにみえても、会話の端々に優しさがにじみ出ているし、相変わらず推理も冴えて、むしろパワーアップしているかも!自分の知らない時代からの諸々から事件に巻き込まれてしまった幼馴染を、温かく見守り支える望と、神楽坂の皆さん。ご近所さんになってみたいなあ、なんて思ってしまいました。
★14 - コメント(0) - 2016年10月2日

単行本でよみましたが、今回Kindle版で再読。シリーズ3作目が10月末に発売ということで、読みなおしました。何気ない日常=「いつも」が突然消滅してしまい、生活が変わってしまう。主人公 望の後輩の中1の家族が家に帰ったら失踪してしまった。無事なのか、なぜ?どこにいったのか? そこには中学生が巻き込まれるには重い事情があった。お蔦さん、学校の先生方、神楽坂のご近所さんたちの優しさに慰められながらも、中学生が成長していく。「人様に迷惑をかけてはいけない」は頼ってはいけないこととは違う。人の繋がりが沁みました。
★9 - コメント(0) - 2016年9月28日

日付け不明。 ほのぼのしているようにみえて内容はかなりシビア。社会問題をうまく取り込んで居ると思う。こんなおばあちゃんになりたい‼
★2 - コメント(0) - 2016年9月27日

【図書館本】シリーズ2作目。1作目のような感じかと思いながら読み始めたら、重い内容に驚いた。でも面白かった。
★15 - コメント(0) - 2016年9月20日

神楽坂日記2。長編。前回の短編と違い、長編だけあって事件も大きい。相変わらずお蔦さんは男前。ご近所衆の頼りになるところも良かった。
★7 - コメント(0) - 2016年9月18日

「いつもが消える~」というタイトルは、何気ない日常が壊されていくこと。過去に犯した罪が、今の自分の家族を傷つけていた。お蔦さんの毅然とした態度に益々好感をもって読み進めていた。シリーズ化が楽しみ。
★10 - コメント(0) - 2016年9月18日

連載を読んでいたのに、事件やら謎解きの過程やらを丸っと忘れている記憶力に愕然。人物とラストは何となく記憶してたけど…。推理力もないなと思いながら、読了。ラストは泣く手前。「いつも」が突然無くなるのは怖い。有斗を守り助けた、お蔦さん、望くんに神楽坂の皆さんが素敵で、うらやましい。
★19 - コメント(0) - 2016年9月17日

★★★
★9 - コメント(0) - 2016年9月17日

神楽坂で一緒に暮らす中学生の滝本望とその祖母お鳶さんの日常ミステリの第2弾。いや、前回は確実に日常ミステリだったんだけれど、今回は望の後輩の一家が突然姿を消すという、がっつりと刑事事件を描いた長編です。かなり深刻な状況の事件の謎と、神楽坂という下町の人情、そして登場人物たちの優しさを描いていて、それぞれの要素を十分に楽しむことが出来る作品です。
★4 - コメント(0) - 2016年9月16日

いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記)の 評価:86 感想・レビュー:57
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