うさぎ幻化行 (創元推理文庫)

うさぎ幻化行 (創元推理文庫)
あらすじ・内容
急死してしまった義兄・最上圭一が遺した、「うさぎ」にあてた不思議な“音のメッセージ”。圭一から「うさぎ」と呼ばれて可愛がられていたリツ子は、それが環境庁の選定した日本の音風景百選の一部だと気づくが、どこか不自然さを覚える。謎を抱えながら音源を訪ね歩くうちに、リツ子が発見した奇妙な矛盾とは──。音風景を巡る謎を旅情豊かに描いた連作長編、待望の文庫化。解説=西上心太

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うさぎ幻化行はこんな本です

うさぎ幻化行の感想・レビュー(229)

名前は知っていましたがまだ読んだ事のなかった作者さんで、さぁ!と思い読んでみた今作がまさかの遺作でした。うさぎと呼ばれていた女性が、その名を呼んでいた義兄が録った音風景(メッセージ)を紐解いていく話です。小さな謎を解きつつ、最後に大きなのをドカンと持ってきてなかなか衝撃的でした。
★4 - コメント(0) - 2月17日

面白かったが、解説にあるように推敲不足は否めない。 それにしても、音風景のことは初めて知ったが、作者の博識ぶりといいいますか、旺盛な知識欲には毎度のことながら驚かされる。
★2 - コメント(0) - 1月27日

日本の音風景が紹介されているのは素敵だが、謎解きに力が入りすぎていて全体的に無理の多い話に感じてしまった。うさぎと呼んだという設定もなんだか違和感がありすぎて、説得力がない。北森さんの作品にしては残念。
★1 - コメント(0) - 1月19日

初読みの作家さんだがこれが遺作とのこと。解説者が擁護しておられたが、推敲不足なのか何処か散漫な印象を受けた。しかしプロットは大したもの。旅の途中で解かれる小さな謎と、大筋の謎が平行して好奇心を刺激され続けた。亡くなった音響技師の残した音を巡る謎。しかしそれは遺された者を翻弄し、悲劇的な道行きを辿る。そして彼の死の真相は衝撃的。作中感じていた不協和音の正体に愕然とした。彼は中々の好人物だったらしいが、これは彼の優柔不断が招いた悲劇ともいえる。未完結の様なお話の続きを想像すると背筋が寒くなった。
★37 - コメント(0) - 2016年12月9日

つまらなかった
- コメント(0) - 2016年11月23日

久々の斜め読み。主人公にも話にも入り込めず(汗) この手のミステリーには相性が良くないのか、楽しみ方が今一つ分からないのですが、北森氏は若くして亡くなられたようなのに刊行数は多数あるようなので、又 機会があれば…
★10 - コメント(0) - 2016年10月19日

飛行機事故で亡くなった義理の兄が残した音のメッセージを紐解くというお話。自分以外にも《うさぎ》と呼ばれる女性がいた事を知り、リツ子はその人を探すべく音源を巡る旅に出る。音響技術者や、フリーライターといった職業に興味を持つが、視点がコロコロ変わるのに追いつかずストーリーに入り込めなかった。ラストでは主眼としていたリツ子のまさかの行為にあ然。何かしっくりこなかった事が氷解するも、読了感はモヤモヤ。しかし解説で本作が著者最後の作品と知りモヤモヤは霧散。視点を整理して再読したい。
★33 - コメント(0) - 2016年9月11日

なんか凝りすぎというか面白かったけどあまり入り込めなかった。なんかリツ子さんは性格が悪いというか特に澤木さんに対して超キツイし、圭一さんの始末のつけ方も?だし、彩子さんはやり過ぎですがな。美濃市の少女の事件のかかわりはあまり理解出来なかった。リツ子さんの登山ってのはあういうかかわりになったのにはビックリだけどGOOD。そしてラストにも…。
- コメント(0) - 2016年7月9日

★★
★2 - コメント(0) - 2016年5月29日

★★★★☆
★2 - コメント(0) - 2016年5月16日

『花の下にて春死なむ』『共犯マジック』『屋上物語』を連想させる、連作短編風の作品。タイトルに似つかわしくない、非常に陰鬱な物語で、上記の作品を思い出してなんだか懐かしさを覚えた。各話ごとの小さな謎を解き明かしていきながら、同時に最大の謎へ徐々に迫っていく手法は、北森さんならではと思った。とても面白かった。第6話で『花の下にて春死なむ』所収「七皿は多すぎる」が言及されていてファンとして嬉しくなった。
★2 - コメント(0) - 2016年5月6日

おーわーりーかーたー!! ずーっともやもやする感じで話が進んでいき、最終の結末でゾッとしました。なんて罪深い男だ・・・。
★1 - コメント(0) - 2016年4月15日

これが北森氏の最後の作品ということでずっと積んでました。ちょっと気になる終わり方ですが…解説で未読の作品がいくつかあるとわかったので、揃えていきたいと思います。
★11 - コメント(0) - 2016年4月8日

☆☆☆ ちょっとよくわからない読後感。リツ子はどうして死んだ人のためにそこまで・・・。いや、理解できるけど納得はできない。音の風景というのは面白いのだが、仕組まれ過ぎてて難解。リツ子、監督といい感じになってたのに。これで前を向けるかな、と思ったら、こんな終わり方。うーん。やはり著者の体調が万全でなかったことが悔やまれる。
★2 - コメント(0) - 2016年3月25日

北森鴻氏自身が加筆訂正まで手を加えた最後の作品…ゆえに、ずっと読むのを躊躇ってました。でも、いつか寒い冬に読もうとおもってました。急死した義兄がリツ子に遺した「日本の音風景百選」に選ばれた場所で録音された音風景。でも、そこには隠されたメッセージがある様子。義兄から うさぎと呼ばれていたリツ子が隠された謎を探す物語。少しずつ解けていく謎、そしてラスト。なんとも言い難いのですが、まだ氏の未読の本もありますので、折を見て読んで行きたいと思います。
★2 - コメント(0) - 2016年2月26日

北森氏自身が加筆訂正まで手を加えた最後の作品ゆえに読むのを躊躇ってました (i_i) ヨミオエタラ サヨナラ ミタイジャン でもいつか寒い冬に読もうと思って読み始めました。急死した義兄がリツ子に遺した「日本の音風景百選」に選ばれた場所で録音された音風景。でもどうやらそこに隠されたメッセージがある様子。うさぎ…と呼ばれていたリツ子が謎を探す物語。少しずつ解ける謎、そしてラスト…なんとも言いにくいのですが、まだ未読の作品もあるので折を見て読んでいきたいと思っています。
★14 - コメント(0) - 2016年2月26日

2人のうさぎ
★2 - コメント(0) - 2016年2月2日

北森さんの遺作。少しずつ大切に読み進め。唯一明るめ鈴音の母に語らせる「生きるのは死ぬまでの暇つぶし」の言葉を、どんな気持ちで綴ったのか。視点も時間軸も入り乱れた中盤から最終頁まで、硬直しながら再読しました。でてくる音と風景、素敵です。
★41 - コメント(0) - 2016年1月9日

作者の逝去から気持ちの折り合いがつかず、なかなか読み始められなかった作品。複数の視点を切り替えながら進むミステリー。話は繋がるようで途切れ、纏まるようで乱れる。著者最後の一冊というファンの感傷も相増してやりきれない余韻の残る一冊。
★5 - コメント(0) - 2015年12月6日

「音」を主題に据えた幻のような作品。錯綜する人物、場所、音、それはあたかも幽霊の輪郭。知識のぎっしりと詰まった話を書いていた作者に似つかわしくない、不安が漂っている。それともまんまと化かされたのだろうか。
- コメント(0) - 2015年11月29日

既に亡くなった人物が物語を支配するというタイプのお話でしたが、圭一さんという人が今ひとつよくつかめず、釈然としないものが残りました。
★6 - コメント(0) - 2015年10月24日

消化不良で終わってしまったけど北森氏の遺作。推敲の途中だったんだろうなぁ。この作品はミステリというよりホラーに近いような。逝去されたのが残念です。
★17 - コメント(0) - 2015年10月10日

自分には合わなかった。
- コメント(0) - 2015年9月28日

最後でそうつながるのねと納得。でも圭一が音のメッセージに作為的なトリックを施して何を伝えたかったのかは私の読解力不足で今だ理解できず。どっちの「うさぎ」も切ないのぅ。
★4 - コメント(0) - 2015年9月22日

執筆時の作者の状態と後半の急ぎ足な感じを抜きにしても、音風景をテーマに書かれたこの作品は映像よりも音に対する想像力が強く出ます。音があり、その音からイメージされる映像があり、話が続いていくようなリズムを感じられます。
- コメント(0) - 2015年5月27日

カナリヤシリーズみたいなほのぼの切ない系かと勝手に思って読んでたら、暗くて切ない系でした。
★2 - コメント(0) - 2015年3月21日

翻弄に次ぐ翻弄だった。愛らしい表紙と幻想的なタイトル。優しい作品を想像しながら読み始めたが、数ページでとんでもない勘違いをしていた事に気付かされた。長編小説でありながら、連作短編集のような作りになっている本作は、時間軸が掴みにくい。しかしそれこそが、著書が初めに用意した罠なのだ。ひとつの矛盾が二つ三つと増え、読み手はそれを追いかけながら、同時に登場人物たちの負の感情にゾクリとさせられる。ホラーとも思えるそれらを結んだ先に待っているのは巧妙に張られた伏線の回収だ。群像の妙手と謳われた著書の渾身の一作だった。
★38 - コメント(5) - 2015年3月13日

飛行機事故で亡くなった兄が遺した音百景の謎を追う、、長編は、北森鴻さんが全編執筆した最後の作品。魅力的な謎に、張り巡らされた伏線と、綺麗な回収。そしてなにより全編に流れるもの悲しい雰囲気。堪能しました。
★45 - コメント(0) - 2015年3月11日

北森鴻らしくないミスというか中途半端な部分が多いなと思ったら、闘病中に校正したのか……。
- コメント(0) - 2015年3月7日

yae
急死した義兄が遺した音のメッセージを探っていく女性のお話。全体を通して幻想的な不思議な雰囲気のまま話が進んでいきます。あとがきに、北森さん自身による加筆訂正が加えられた最後の作品、とありました。もし急逝なさらなければ、また違ったなにかがあったのでしょうか。好きなシリーズもある作家さんなので、若くしてお亡くなりになったことをあらためて残念に思います。
★6 - コメント(0) - 2015年1月1日

RIN
連載終了後急逝されて出版された遺作。恐らく単行本化にあたって通常なされるであろう校正や加筆等々がなされなかったため北森さん作品としては完成度にやや難ありだが、それでも北森さんらしい独特のもの哀しさ切なさに胸を締め付けられる良作。「連作長編」という紹介が正鵠を得た表現。哀しいのにしっとり穏やかな読後感に浸れる不思議な作品。
★41 - コメント(0) - 2014年12月26日

こんなに切なく、哀しいミステリを、私はまだ読んだことがなかった。北森さんの御本も折を見て読んでいこうと思う。繊細な文章を書く方だという印象です。
★38 - コメント(0) - 2014年11月29日

航空機事故で不慮の死をとげた義兄が残したのはいくつかの音。そこに秘められたメッセージを辿っていくミステリ。タイトルにあるように、音はつかめそうでつかみきれず、謎もメッセージもはたまた登場人物もどこか幻想的。うさぎという可愛らしさは言葉だけで、物語としては少々消化不良でした。ただ、日本の音百選的描写はさすがで、その音自体は聞きに行きたい気分になりました。
★10 - コメント(0) - 2014年11月23日

どうなっていくのか気になって読んでいたが、最後がなんかすっきりしなかった。
★1 - コメント(0) - 2014年11月18日

・・・暗いよ。ず〜っと曇り空の毎日が続いているイメージ。北森作品はたいてい「ひんやり」としていたけれど、これは嫌な感じだなぁ。本筋の合間のストーリーも後味悪い。圭一さんが本当の本当は何を求めていたのか分からないけれど、残されたリツ子の暴走って気がする。鈴音さんが助けになるかと思ったけど、その手も振り払ったし。それにしても、同じ愛称で呼ぶとか、圭一さんも・・・ダメでしょ、それ。
★3 - コメント(0) - 2014年10月28日

今まで北森さんの連作短編を多く読んできたから、背景考えずに読んでしまうと少し中途半端感…というか、「邪馬台」とは違う意味で「んんーっ…」という感じになってしまう。北森さんはこの状態で書籍化されること、納得してたかな? とはいえ主人公(最後はやや混乱…)がお義兄さんの思考や人生を辿っていく作業を、自身の最期を見つめながら描いていたなんて、改めて北森鴻は強いな、と。強くなければ「生きるのは死ぬまでの暇つぶし」なんて作中の人物に語らせられないか。蓮丈那智も陶子さんも香菜里屋も…みんなの中にずっといる、よね。
★8 - コメント(0) - 2014年10月27日

読了。終始不思議な浮遊感に包まれた感じ。切ないけど、どこかに狂気を孕んでいるような…明確な解決を文章化せず、ふわっと終わらせているのが、タイトルイメージに近いなー。他の作品も読まねば。
★3 - コメント(0) - 2014年10月16日

北森氏最後の完結した作品と思うと胸が痛くなります。彼の作品で最初に読んだのは、「闇色のソプラノ」でした。そして最後に書かれたこの本に、同じ水琴窟が出てきたことがとても悲しい。あの水琴窟の繊細に重なり合う音。まるで彼の小説のようでした。この本の感想なのに申し訳ないけど、小説の内容についてはあまりふれたくありません。だって彼なら、もっともっと完成度の高い作品に仕上げて出版したはずだから。これだけを読んで彼を評価しないでほしい。同じ連作短編なら「共犯マジック」を読んでください。彼の評価はそれからしてほしい。
★4 - コメント(0) - 2014年10月12日

北森氏本人の手による作品の本当の遺作。「ウサギ」に隠された意味もあるんだろうな。始まりも結末も切ない。義兄でも本当の兄弟以上の絆を描きたかったか?恋しても良い関係を描きたかった訳では無いだろうが、恋愛感情の切なさもあるかな。読み終わってこんな余計な事を考えずに、ミステリィとして読みましょう。
★6 - コメント(0) - 2014年10月2日

うさぎ幻化行の 評価:86 感想・レビュー:97
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