夜の国のクーパー (創元推理文庫)

夜の国のクーパー (創元推理文庫)
あらすじ・内容
目を覚ますと見覚えのない土地の草叢で、蔓で縛られ、身動きが取れなくなっていた。仰向けの胸には灰色の猫が座っていて、「ちょっと話を聞いてほしいんだけど」と声を出すものだから、驚きが頭を突き抜けた。「僕の住む国では、ばたばたといろんなことが起きた。戦争が終わったんだ」猫は摩訶不思議な物語を語り始める――これは猫と戦争、そして世界の秘密についてのおはなし。著者あとがき=伊坂幸太郎/解説=松浦正人

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夜の国のクーパーの感想・レビュー(3390)

トムジェリとガリバー、戦争。トム君人間思い。
★2 - コメント(0) - 3月22日

やられた。察しのいい人は冒頭のシーンでピンと来たかもしれない。ガリバー旅行記のオマージュというか、日本版ガリバーと言ってもいい。猫と鼠の話、勝者と敗者の話、支配体制の話、言葉の話……どれ一つとして無関係なものはなく、点が線となり、意味をなしていく。その過程が爽快でもあり、同時に深く考えさせられる。中盤からは一気読みだった。"ガリバー" の小人の国は英仏の比喩だというが、ここに出てくるトム君の国と鉄国は日米の比喩だろうか。などなど、読後も「これはあれの比喩かも?」と考えが広がる作品。
★11 - コメント(0) - 3月22日

伊坂さんぽくはないけど好きなお話でした。完全なファンタジー。猫が喋る設定から面白いなと思ったけど、全体的に考えさせられる話でした。聞こうと思わなければ相手の話は耳に入らない。
★13 - コメント(0) - 3月19日

REN
うまく騙されてしまった!
★5 - コメント(0) - 3月13日

最初は、読みづらいのか気分がのらなかったのか微妙だったが中盤からのって来て一気読み。再度読み直してしまった。こんなテイストもありかもと思えた
★9 - コメント(0) - 3月11日

本棚を数えてみたところ、読了した25冊目の伊坂作品。読み慣れた伊坂作品とは少し印象を異にするが、これが伊坂氏の訴える反戦。
★7 - コメント(0) - 3月5日

最後はガリバー旅行記になったのはちょっと驚いたけど、ちょっとゆるいファンタジーとしては面白かった。 風刺的な側面もあるけど、単純に猫目線ファンタジーとして読んだ方が受け入れやすいかも。
★6 - コメント(0) - 3月2日

伊坂さんらしいぐいぐい引き込まれる長編でした。猫の視点、謎だらけのクーパー、など特殊な部分も多いのですが後半に、なるほどと思ったり素敵なシーンがあったり最後まで飽きずに読み進められました*
★9 - コメント(0) - 2月19日

この作品は、わからん。
★1 - コメント(0) - 2月18日

可愛らしいお話。妻の不貞に心が揺れ、至って普通の暮らしを送る彼が、いきなり猫に話し掛けられ国の一大事を語られる。一方では浮気に悩み、一方で壮大な一国の存亡に悩み、現実とのギャップが可笑しい。クーパーの正体、危機一髪の舞台裏、猫と鼠の攻防、そしてオチまで伊坂さんらしい。皆が本気で真剣なんだけど、思わずアハハと声が漏れてしまう。小さな国の歴史にも、猫と鼠の交渉にも、戦争の起因や和平への解決が垣間見られ、寓話的に世界の在り方や国の成り立ちが語られていた。帰る国があることは幸せなこと。私もトム君とおしゃべりしたい
★9 - コメント(0) - 2月17日

不思議な世界の中で、なぜか今の社会情勢を重ねてしまうお話しでした。
★6 - コメント(0) - 2月16日

専制国家だと大変だという話?
★4 - コメント(0) - 2月16日

占領される緊迫感がありそうでどこか呑気な感じもある。どこに向かうか全く予想できなかったが最後はしっかり収束してくれてほっとした
★7 - コメント(0) - 2月14日

Ryo
図書館。正直オチには拍子抜け。伊坂さんにしては異色だと思う。途中もだれて読みづらかったし何時もの爽快感を期待して読んだら全くそんなことなく読了してしまった。決まった数のネズミを差し出す、という話の中に何かあるなと思ったし街の人間の独特な名前に実は人間ではないんじゃないか、とか猫ではないんじゃないか、ネズミではないんじゃないかと色々疑って読んでたのにオチはそれかーい!っていう…(O_O)微妙でした^^;
★7 - コメント(0) - 2月10日

伊坂作品でこんなに中だるみ?したの初めてでした。少し狙いすぎな気が……?!
★2 - コメント(0) - 2月9日

@@@
伊坂印の華麗な騙し絵小説。テーマは風刺的で皮肉に溢れていて、やりにれない切なさに満ちている。伊坂さんの物語はいつでも弱者に寄り添ってくれる。でもそれは優しさというよりも共感に近い。人柄が伝わる部分であり、伊坂小説を読み続ける大きな要因のひとつ。ファンタジーであるはずなのに、現実に生きる自分たちに世の不条理さ、抗えぬ現実を鮮明に突き付けてる。これぞ伊坂ワールド。
★5 - コメント(0) - 2月8日

思い込みクーパーは、ガリバー旅行記のガリバー?本の厚さと面白さは反比例したかな?猫は狂言回し役みたいだけど、登場する意味があったのかなぁ。
★7 - コメント(1) - 2月5日

壮大な設定と種明かしを楽しめた。どこかアメリカと日本の関係に似ているような部分もあり、ごく身近なことにもあてはまったり、様々な枠組みに当てはまることをファンタジックに盛り上がるところが伊坂さんの凄さなんだと思う。ネコという立場を使い、主観と客観双方の位置を体感させるあたりもにくい。
★14 - コメント(0) - 2月2日

久しぶりに伊坂幸太郎作品を読む。複線回収を注視(警戒)してるので、最初から違和感に敏感になりつつ読む。だが今回は、そんなことを吹き飛ばす程の衝撃を受ける。この状況、この小説の状況こそ、まさに今の日本ではないだろうか。何度も出てくる表現がある。『国王が変われば変わる』。まさに、今の日本がそれだ。日本の国王ではない。本書で言う『鉄国』の国王だ。我々は鼠と同じ策に出るのか?それともクーパーの兵士となるのか?目の前に突きつけられた見たこともない兵器を前に、服従するしかないのか?覚悟を突き付ける小説。重いテーマだ。
★18 - コメント(0) - 2月1日

ガリバー旅行記やトムとジェリーなんかのエッセンスを取り入れた、戦争についてのお話。自分たちが本当だと信じていることが、実は誰かが都合のいいように創作した嘘かもしれない。米大統領選挙に関わるフェイクニュースなどが話題になっているタイミングでタイムリーに感じた。
★12 - コメント(0) - 1月28日

どこか違う世界での話。かと思ってた。引き込まれる不思議な話
★24 - コメント(0) - 1月19日

疑うのをやめて、信じてみるのも一つのやり方だ。
★5 - コメント(0) - 1月15日

「殺人犯探しだけがミステリじゃない」と思ってはいるけれど、こういうのもあるんだなあと言うのが正直な印象。とはいえ、ミスリードに継ぐミスリードにすっかり乗せられてしまったけど。 途中で「あれ?」と感じても少し進むと「やっぱりそんな訳ない」と戻っちゃったりしてね。~枇枇が襲われた時の様子を読み返すと確かに≪強姦≫に結びつく表現はされてないんだよなあ~  で、結局、≪僕≫は? トムの町は? 鼠は? 先が気になるところは多々あるのですが、それもこの作品の味? 私にはミステリというよりファンタジー作品でした。
★4 - コメント(0) - 1月10日

展開にワクワク、楽しく読めた
★4 - コメント(0) - 1月9日

例のごとく伏線を綺麗にはめていくタイプの話。伊坂さんにしては異色?
- コメント(0) - 1月8日

寓話ともいえる「猫と戦争と、そして何より、世界の秘密のおはなし」。ファンタジーでありミステリー小説であるが、力作であることは間違いない。猫視点での伊坂節が違和感なくフィットしていたのが印象的。
★7 - コメント(0) - 1月5日

世界観が作り込まれたファンタジー。「猫が喋る?ああ、そういう夢みたいな話は苦手やなあ」というのが第一印象。 読み進めるうちに、猫の世界もネズミの世界も、もちろん人間の世界もそれぞれいろんな事情を抱えていることがわかってくる。その複雑さが連動していて謎も多いようで、後半にはたくさんあったはずの伏線が綺麗に回収されていくのが気持ちよかった。 伊坂さんの作品の中ではあんまり有名じゃないのかもしれないけれど、個人的には上位3位に入るくらい好きかも。オススメです。
★9 - コメント(0) - 1月4日

年末の積読本大掃除。張り巡らされた伏線から浮かび上がる物語は、異世界なのにどこまでも人間らしい、伊坂幸太郎ならではの世界のお話でした。あらゆる隠された事実が、実は逸話として説明されていた見事な構成にも感嘆。
★7 - コメント(0) - 2016年12月31日

不思議な国の話。トムくんかわいい。でも非常に読みにくく読み終わるのに時間がかなりかかった。
★4 - コメント(0) - 2016年12月29日

猫が話し、どこかの国の不思議な言い伝え。村上春樹みたい。と思ったけど、開けば伊坂ワールド。
★34 - コメント(0) - 2016年12月27日

妻の不倫にショックから一人釣りに出たまま遭難してしまった僕は何故か不思議な世界へ。猫のトムが切々と語り始めた戦争と戦う人々とクーパー伝説。猫と僕との冒険ファンダジー。ややネタバレになりますが現代版ガリバー旅行記という印象を持ちました。世の中には如何しようもない理不尽な暴力や抑圧があるけど、仲間を信じて共に戦う中に希望はある筈という前向きなmessageを感じました。2年半を賭けた430頁の超長編にて読みごたえあります。
★9 - コメント(0) - 2016年12月18日

他の読者も感想に書いていますが、450Pのうち、200P近くまで読み進めても全く引き込まれないし、苦痛すぎて挫折してしまう。伊坂作品は割りと好きだが、ゴールデンスランバーで好きになったあと、「伊坂作品なら面白いに違いないからとりあえず買っておこう」と買わせて読むと苦痛ではどうしようもない。 ガソリン生活では車が物語を進行し、今作品は猫が語り出すが、僕が求めてるのはファンタジーじゃなくてスリルあるスピーディーな著書なので、申し訳ないが途中で挫折しました。 途中から面白くなるのは本ではないです。最初から最後
★2 - コメント(0) - 2016年12月18日

ファンタジー要素には期待してたけど、世界設定と人物造形があまりにもベタすぎて長編で読まされるのは苦痛だった。短編でスッキリまとめてたらよかったと思う。
★3 - コメント(0) - 2016年12月14日

伊坂幸太郎が好きなのでなんとなく買ってみたが、序盤がいまいちのめり込めなくて、読むのがだるく感じました。ですが、さすが伊坂幸太郎。中盤の物語の盛り上がりから終盤にかけては面白く、読み終わった後は序盤の冗長さがなければ最高だったのに、という思いでいっぱいでした。とは言っても、序盤の話も不要かと聞かれると、不要とまでは言えないのですが、それでももう少し読みやすく書いてもらえると最高だったなぁと感じてしまいました。
★7 - コメント(0) - 2016年12月11日

妻の浮気から釣りに出た「私」が船が転覆して目覚めたら違う国に来ていた。猫が語る国の状況、間に挟まれる「クーパーの兵士の話」。謎だらけで、疑いを持ちながら読み進め、謎が解けた!と思ったら更に真実はありました。さすが伊坂幸太郎さんです。 読後はすっきりです。 常に疑いを持ちながら、自分で真実を知ることが大切ですね。
★11 - コメント(0) - 2016年12月8日

世界観が独特過ぎて、中盤までなんだかよくわからないけどとりあえず読み進めている状態でした。終盤で一気に伏線が回収されて内容を理解してびっくり。最後まで読むととても面白かったです。伊坂幸太郎流の童話という感じがしました。
★17 - コメント(0) - 2016年12月7日

ここ数ヶ月、集中力や持続力を欠いていて、楽しい筈の小説も途中で放り出してしまう事も多かったので、読了できてまずはホッとしています。ただ、本作と並行して「首折り男のための協奏曲」に手を出したり、乙一「暗いところで待ち合わせ」に手を出したりと、相変わらず集中力はないのです。
★6 - コメント(0) - 2016年12月6日

戦争、占領など現実の話を架空のストーリーに落とし込んでミステリのテイストも入れる。伊坂幸太郎すごい。再読だが結末を知っているからこそまた深く味わうことができた。
★9 - コメント(0) - 2016年11月23日

再読しました。ファンタジー要素が満載で懐かしい童話を読んでいる気分になりました。クーパーの兵士の話は『オーデュボンの祈り』と似た印象を受けました。冒頭の敵国が支配しに来る場面は、作者の戦争に対する恐怖心が強く読み取れます。緻密に描かれた猫の動作は躍動感があって流石だなと思いました。猫のトムと「私」が語っているだけなのに臨場感に溢れていて、次々と起こる展開に引き込まれました。「私」が巨大人間という真相は伏線でわかってしまいましたが、「私」が英雄になる繋がりがあってそうしたのかなと思いました。
★8 - コメント(0) - 2016年11月23日

前半から中盤まで、何を言ってるんだ?、と思える内容で、やっと後半から終盤になって、あぁ〜、こーゆー事なんだね、とわかる作品でした。終盤であれこれわかって、楽しさを感じますが、終盤まであまりによくわからないから、読めない事もあるんじゃないかと思える内容でもありました。もう一度、読んでみれば、楽しめるんだろうけど、なんか、いいや、って思いました。
★5 - コメント(0) - 2016年11月21日

夜の国のクーパーの 評価:66 感想・レビュー:1119
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