温かな手 (創元推理文庫)

温かな手 (創元推理文庫)
あらすじ・内容
それぞれのパートナーと同居している、ギンちゃんとムーちゃんの兄妹は一風変わった名探偵だ。実は彼ら兄妹は、人間の生命エネルギーを糧にする謎の生命体。宿主であるパートナーの「おいしい」清らかな生命エネルギーが濁らないように、偶然遭遇した殺人事件や騒動を、鋭い観察をもとに鮮やかに解き明かす。個性的な設定とシャープな謎解き、そして切なさが魅力の連作ミステリ。解説=東川篤哉

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温かな手の感想・レビュー(438)

続いて同じく創元推理。こちらは短編連作。石持さん王道の変な世界設定プラス日常の謎解きパターン。日常というにはちょっと血腥いけどご愛敬。非人間の明晰な頭脳無双と簡単に人を殺しすぎる主人公達の周囲の人。ちょっとこれは問題だけどなぜかハートウォーミング的な流れもあって結構面白い。暇つぶし的にというと失礼だが最適。まあ、アレだ。ヴァンパイアというのは暮らしにくいものだなと。
★3 - コメント(0) - 2月5日

☆☆☆
- コメント(0) - 2016年12月3日

パートナーの生命エネルギーを栄養とする生命体が探偵役であることで、謎解きの動機において特異な倫理観が表出してくるのが石持浅海らしい。それに対して中身はどれも水準の高いロジックが楽しめるいたってオーソドックスな本格推理短篇集。「これは事件解明に使われるんだろうな~」みたいないかにもな状況設定をほとんど感じさせないサービスエリアという舞台で、論理的に一つ一つの可能性を否定していくプロセスを見事に実現してみせた「お嬢さんをください事件」が個人的ベスト。
★1 - コメント(0) - 2016年11月9日

あくまで「美味しい食事を摂るために」エネルギー供給者が巻き込まれた事件を解決する冷静沈着な人外の優しさが沁みる最終話まで、飽きることなく再読。石持作品ではこれがいちばん好き。
★3 - コメント(0) - 2016年10月13日

【図書館本】★★★★★★★☆☆☆
- コメント(0) - 2016年9月19日

図書館
★1 - コメント(0) - 2016年7月22日

読後感がちょっぴり悲しかったけど、希望の持てる感じだったのが良かった。余剰のエネルギーを吸収してくれる異星人設定が新鮮。事件に遭遇した時に無駄なエネルギーを吸いとって関係者を落ち着かせて物語をスムーズに展開する件は巧いと思う。私にもこんなパートナーが欲しいです、無理だけど。
★21 - コメント(0) - 2016年7月20日

主人公(?)は人の形をした人とは違う生命体。だけど、その設定って必要だったのだろうか。まぁ、人と人とのトラブルなんてどうでもいい。ってスタンスを取るために使われた設定な感じではありますが。後は、洞察力を発揮して答えを導き出すスタイルになるけど、この導き方が適当でいいですね。どうでもいいけど、とりあえずわかったことから推測してみるとこうなる・・・って感じで。
★15 - コメント(0) - 2016年6月16日

ギンちゃん、好き。うちにも来てくれないかなぁ。ウッ、根性汚いから駄目か。根性じゃなく魂か…
★2 - コメント(0) - 2016年6月16日

殺人事件が何件も出てくるのに、兄妹のおかげで、なんかほっこりする物語になっていた。しかし、その兄妹は人間なんかほぼ信用してないし、ほっこりさせるつもりなどないのだろうが。 探偵役が人外なのは石持さんの作風からするとピッタリだと思う。今後もこの形式にすれば探偵がよりリアルになりそう。(人外の方がリアルとは)
★6 - コメント(0) - 2016年3月24日

UK
人のエネルギーを吸って生きる優しく賢い人間そっくりの生命体。そしてその生命体と一緒に暮らす女、そして男。SFではないので、ちょっと設定に無理を感じざるを得ない。さほど劇的な展開があるわけでもないので、中盤で少し首をかしげる。いったいどうなるんだこの話?この著者らしく、終盤で一気に流れが変わり、ほんわか優しい終りを迎える。うーん後味はいいけどちょっと微妙。このオチならば短編で十分語れそうなんだけど。ここまで引っ張るかなあ。
★25 - コメント(0) - 2016年3月13日

こんな種の人(人じゃないね)と暮らしたら、いらいらすることもないんだろうなあ。最近腹立ててばかりだからかなり羨ましい。
★1 - コメント(0) - 2016年3月2日

人間の余剰エネルギーを手を握ることで吸い取り、糧にしている謎の生命体である「ギンちゃんとムーちゃん」の連作短篇集。SFなのは二人のキャラだけで話はちゃんとしたミステリでした。美味しいご飯を作ってくれて、カロリーは吸い取ってくれるなんてダイエットの救世主(笑)私も一緒に暮らしたいくらいです♪人は死ぬのに何故か温かい気持ちにさせてくれた。
★23 - コメント(0) - 2016年2月25日

人間に擬態して生活する生命体のギンちゃんとムーちゃん。実は兄妹。人間の余剰エネルギーを吸収して生命活動をしている。って、ギンちゃん私のところにもカモーン!私の余剰エネルギーも吸い取ってほしい(笑)ギンちゃんとムーちゃんの推理力の高さと人外の生命体の必要性はよくわからないけど(笑)ま、おもしろいからいっか、と。余剰エネルギーだけじゃなくて、パニくったりストレス吸い取ってほしい。で、落ち着かせてほしい。推理全くできなくても可です(笑)最後はちょっと切なかったです…
★10 - コメント(0) - 2016年1月18日

人間ではない特殊な生命体を探偵役にした連作短編集。最初は何故こんな設定にしたのかとずっと疑問に思って読んでいた。謎解きにも特に絡まないし。でも、最後のあとがきを読んで納得した。なるほど、これがやりたかったのか。確かにこの考え方はユニークだ。ミステリとしては非常にロジカルで感心。最後のまとめ方は石持浅海らしからぬ綺麗な着地で逆に驚く。設定も巧く活かした良い終わり方。ベストを選ぶなら「大地を歩む」。数々の仮説を否定した先で浮かび上がる起点が秀逸。更にその真相が自分に跳ね返ってくる辺りも巧い
★3 - コメント(1) - 2015年12月11日

賢い宇宙人(?)が事件をさくさく解決するお話。設定の割りに中身は地味なミステリー。読みやすかったけどすぐ忘れちゃいそう。
★3 - コメント(0) - 2015年11月23日

石持さんの局所的推理が優しげな異星人によって展開、さらに最後にまとまり。グッド。
★1 - コメント(0) - 2015年10月31日

設定は突飛だが、作品に良く活かされていると思った。状況から論理的に結論を導き出す作風は流石石持さんと云ったところ。最後の終わらせ方も良い。
★7 - コメント(0) - 2015年10月22日

連作短編集。白衣の意匠は第一話で既読。キャラ設定はSFだが内容はノーマルな安楽椅子探偵モノで面白かった。表題作の終わり方がイイ。
★119 - コメント(0) - 2015年9月4日

おもしろかった。設定とストーリーに必然性はないような気はするんだけど、そう思うのは頭が固いということかしら。温かいミステリなのでよしとしよう。
★2 - コメント(0) - 2015年9月1日

面白かったです。いわゆる安楽椅子探偵物にあたるのかな。好きなジャンルでもありますし、人間に非ずの方たちが「綺麗な魂」と称するだけあって、主人公たち、と言っていいのかちょっと迷いますが、とても好ましい人物だったので、読後感はどこかさびしさが漂うものの、悪くない未来が想定できてよかったと思います。
★4 - コメント(0) - 2015年8月31日

「これがバンバン売れれば裏ベストが表のベストにとって代わる日も近いわけだ」再読。本編はもちろん解説が面白い。同期デビューだから仲が良いんだね。特に変については否定しないが読後感は温かい。手を繋ぐと伝わるんだよ。ほっこりするミステリーと言えば手に取る人が増えるはず…でも、死人が出る時点で違うわ。
★6 - コメント(0) - 2015年8月29日

初めましての作家さんでした。 ジャケ買いでしたけど、あたり。 タイトル通り。じんわりとよかった。
★4 - コメント(0) - 2015年8月29日

★★★★☆ 人間のエネルギーを搾取して生きる生命体の話だけど、SFじゃなくてちゃんと推理ものでした。 説明が何度も出て面倒だなと思ったけど、最後に連載ものと知って納得。 短編なので読みやすく、内容も結構楽しく読めました♪
★2 - コメント(0) - 2015年8月16日

最後に残る手の温かみこそが「人間」の魂そのものなのかも。
★3 - コメント(0) - 2015年7月29日

単純にこんな宇宙人が自分のそばにもいてくれたらなと思った作品でした。
★1 - コメント(0) - 2015年7月27日

ジュブナイルSFのような設定のミステリ短編集。作者があとがきで述べている「本格ミステリにつきものの疑問、突っ込みどころに対してのひとつの回答として書いた」というのは面白い。そうすることで作者も色んな呪縛から解き放たれて、想像力を発揮しやすくなるから。読者の立場からは、日常生活に近い設定のSFは、「もしこんなことがあったら」とアホな設定を想像する楽しみが満たされる。本格ミステリの立場からは、ある種の「反則」なので頻繁には使えないけど、たまにはいいかもね!
★10 - コメント(0) - 2015年7月27日

まずまず。ラストはあんまりかな。
- コメント(0) - 2015年7月26日

生命エネルギーを吸い取るのなら冷たい手のような気もするが。。 設定がSFなミステリ短編集。ホームズばりに小さな手がかりから論理的に新事実をあばきだしていくのが爽快。こんなに殺人事件に遭遇してしまったら心も荒んで美味しくなくなっちゃうのではないかと、やきもきしながら読んだ。
★1 - コメント(0) - 2015年7月19日

謎の生命体が探偵役の連作ミステリ。 謎の生命体の二人がとてもいい味を出しています。 淡々としている様なのだけれど、どこかキュート。 終わり方がとても好きだったなぁ。 読み終わってタイトルを改めて見ると じんわりと切なくなりました。
- コメント(0) - 2015年7月14日

人間ではない生命体が名探偵という設定に最初は「何で?」と思ったけど、あとがきで述べられたその理由に少し笑ってしまった。でも、そのいわゆる人外と人間との間に生まれる情の深さや、人外ゆえの冷静さでシャープに謎解きを進めるスタイルは決して荒唐無稽ではなくとても面白かった。他の作品も読んでみたい。
★1 - コメント(0) - 2015年7月5日

石持さんお得意の論理ミステリー。各章の書き出しで「さよなら神様」を思い出す。鮮やかというかサッパリとした謎解きと切ないラスト。人間に擬態した未知の生物、イケメンで名探偵の名前がギンちゃんって…
★2 - コメント(2) - 2015年5月13日

rio
人間の生命エネルギーを吸収する謎の生命体と同居する主人公。彼等が巻き込まれる事件をその生命体が鮮やかに解決する連作短編集。設定の不思議さを除くと、オーソドックスながらも興味をひかれる事件でミステリー部分について堪能できました。奇抜な設定は石持さんらしく、オーソドックスなだけに時の経過とともに忘れがちな物語を、設定の異様さで補填しているかのようです。SFとミステリーという非現実と現実が織り混ざる異色な物語でした。
★37 - コメント(0) - 2015年3月25日

ブクパスにて。謎解き本。謎の生命体との不思議な同居生活。理系の謎解きはなかなか面白かったけど、謎の内容がちょっと細かい気が。ギンちゃんと暮らせればスリムなボディを保てるというのはかなり魅力的。東川篤哉さんのイメージかな?と思ったら解説書いていたんですね。ブクパスなので解説は読めなかったのが残念。
- コメント(0) - 2015年2月28日

図書館本。ちょっと不思議な2組のホームズ(ギンちゃんとムーちゃん)とワトスン(畑さんと北西くん)の短編連作。なんだかほんわかしたミステリーでした。ギンちゃんが私のところにも来たらいいのに。それにしても東川篤哉氏の解説のテンションの高さ…(笑)
★27 - コメント(0) - 2015年1月28日

人間の過剰エネルギーを吸い取る謎の生命体が、エネルギー供給源の人間のエネルギーが美味しいものであるように、まきこまれた殺人事件の謎をとく。「ミステリのワトソン役冷静すぎwww」という茶々を封じるためだけにこんな設定をかんがえるとは……(笑)
★1 - コメント(0) - 2015年1月25日

SF的な設定と本格ミステリを絶妙に両立させたすごい短篇集。余剰カロリー吸い取って精神を安定させてくれて料理もうまくて推理が冴えてて能力の怖さを上回る優しさをもったこんな人間以外の生物なら一緒にくらしてみたい。でもその前においしい魂にならないと(笑
★6 - コメント(0) - 2015年1月14日

一話完結連続ドラマのようにひとつずつの物語は短いながら全体としてしっかり繋がりを持っています。安楽椅子探偵に近い感じで、探偵役のギンちゃんとムーちゃんはそれぞれ話を聴いただけだったり、状況を少し確認する程度で事件の真相を紐解くという感じ。スッキリしていて読みやすい、ハートフルミステリ。
★5 - コメント(0) - 2014年12月21日

友人に貸してもらって。落ち着いた雰囲気のミステリ短編集。主人公の2人が不思議な事件に巻き込まれて、謎の生命体ギンちゃんとムーちゃんはそれぞれのパートナーの魂を「おいしく」保つために事件の謎を解決する。ちょっとけなげで素敵。各章の登場人物に、良いやつもいれば悪いやつもいるのがいい。最後の話は魅力満載。愛称の由来など、とても面白い。だけど老婦人の涙の理由はとても悲しかった…。推理の内容もワクワクするけれど、やはり読み終わると世界観や登場人物の人柄、そして彼らの間の思いやりの関係の描かれ方が心に残ります。
★5 - コメント(0) - 2014年11月23日

星★★★ おー、なんか、石持さんっぽいようなぽくないような。終わり方は石持さんっぽかったですね。
- コメント(0) - 2014年11月13日

温かな手の 評価:90 感想・レビュー:176
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