黒い海岸の女王<新訂版コナン全集1> (創元推理文庫)

黒い海岸の女王<新訂版コナン全集1> (創元推理文庫)
あらすじ・内容
●栗本薫氏推薦――「コナン。それはヒロイック・ファンタジーの故郷、アメリカの生んだ神話、そして最後の伝説だ。」

1万2千年前、アトランティスが海中に没したのち、現存する歴史が記されるまでの空白期に、ハイボリア時代なるものが存在した。この時期の伝承を伝える年代記は、キンメリア生まれの英雄コナンの事跡を記している──30歳で夭折した天才作家が創造し、ヒロイック・ファンタジーの源流となった傑作シリーズを、著者のオリジナル原稿にもとづいた校訂のもと全6巻に集成して贈る。訳者あとがき=中村融

●収録作品
「キンメリア(詩)」
「氷神の娘」
「象の塔」
「石棺のなかの神」
「館のうちの凶漢たち」
「黒い海岸の女王」
「消え失せた女たちの谷」

〈資料編〉
「死の広間(梗概)」
「ネルガルの手(断片)」
「闇のなかの怪(梗概)」
「闇のなかの怪(草稿)」
「R・E・ハワードからP・S・ミラーへの手紙」
「ハイボリア時代」

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368ページ
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黒い海岸の女王<新訂版コナン全集1>はこんな本です

黒い海岸の女王<新訂版コナン全集1>の感想・レビュー(75)

 ロバート・E・ハワード『黒い海岸の女王』創元推理文庫を読了。  昔、ハヤカワ文庫や創元推理文庫で読んだ時にはそれほど面白いと思わず、全巻読破せずに放り出してしまったのだけれど、今回読んだら予想外に面白くてビックリしてしまった。他の作家の手が入っていないオリジナル作品ということがよかったのか、あるいはこちらの嗜好が変わったのか。  いずれにしても、野蛮人というイメージしかなかったコナンが、意外と好青年だったりするのに虚を突かれたという感じ。これだったら、全巻読んでもいいなと思ったのだけれど、調べてみるとす
★2 - コメント(0) - 2016年12月16日

剣と魔法の物語の源流とされる作品群。古代神話のような荒々しい英雄譚と、妖しくも力強い幻想の世界が醸し出すエキゾチックな魅力。
★4 - コメント(0) - 2015年12月9日

映画のイメージと「ヒロイック・ファンタジー」と括られていることでずっと避けてきた作品。ところがとんでもない。C・A・スミス路線と知っていればとっくに飛びついていたのに。この巻については、個人的にはC・A・スミスと並ぶお気に入り。クトゥルー神話に通じる世界観だが、ラブクラフトより映像が明確なので受け入れやすい。コナンの硬派なキャラクターやアクションシーンはどうでも良くて、この文体と退廃的幻想性に魅了された。ほどよいエロスのスパイスも利いている。
- コメント(0) - 2015年9月7日

文明の外側にある遥かに広大で荒々しいものへの畏怖が全編に貫かれている。クトゥルー神話にも似た、人智を超越しその存在が宇宙的混沌と繋がった怪物や神々たちが蠢く闇の世界、畏ろしき者達に屈強な肉体一つで立ち向かうは蛮人コナン。血沸き肉踊る筋肉モリモリ感の中に妖しい美しさを漂わせる格調深い文章がそれらを彩る。ハワードがラヴクラフトと親友だったこともあってか、コズミックホラーSF的な広がりを持つ作品もあるが、コナンはクトゥルーの犠牲者たちとは異なり高貴な野蛮さを持ち屈することのない、まさに戦士的理想の体現者である
★13 - コメント(1) - 2015年6月10日

コナンのマッチョ感を堪能する。荒々しさへの憧れ。
- コメント(0) - 2015年5月13日

比較対照のため再読。
★1 - コメント(0) - 2015年1月26日

今こういう骨太なファンタジーを書く人はなかなかいないだろうな、という感じ。今もいろいろな作品に影響を与えていることが分かる設定の数々が七十年前に生み出されたっていうのがすごい。
★2 - コメント(0) - 2013年8月28日

いよいよ最終巻の刊行予定が決まったと聞いて再読。一回目より楽しんだ。誇りと利益のために躊躇なく暴力を用い、女には欲情を露わにするが犯すことはないコナンは、アメリカ人の理想として凄く分かりやすい。
- コメント(0) - 2013年4月14日

ヒロイックファンタジーの原型。アトランティスとかレムリアとか、超古代の伝説が取り込まれている辺りが執筆当時の流行を偲ばせますね。
- コメント(0) - 2013年2月21日

最近読んでいるハヤカワ文庫版と内容的にほとんどかぶっていた。しかしハヤカワ文庫版に比べるとかなり読みやすくなってますね(笑)しかし表紙のデザインが残念な感じなのがな~。挿絵が無かったことが良かった気がする。このままの絵で挿絵にされたら結構萎えた気がする。
★18 - コメント(0) - 2013年1月24日

一気に読みました!面白かったです!
- コメント(0) - 2012年10月22日

意外と愛嬌のあるキャラクターだった>コナン
★1 - コメント(0) - 2012年7月8日

ヒロイックファンタジー嚆矢の作品群の再構成本(一冊目)。書きかけの断片しか残っておらず編集者等が完成させた作品も多数あり、そういうものは断片だけを載せている。これは未完成だったのかというものがけっこうあった。表題の女海賊とカップルになる話は完成していたもので、黒い大陸の廃墟の都へ宝物を取りに行くストーリーは印象的。ただこの本には何かを盗みにいくと不思議な怪物に出会うというパターンが多く収録されているので、ワンパターンの感もある。でも懐かしさも含め、そこそこ楽しめた。
★1 - コメント(0) - 2012年5月15日

全集版ということで過去の早川版・旧創元版とも違う何かを期待したのですが、確かに違っていました。草稿、メモなどを収録したことはファンとしてはうれしいことですが、なぜかコナンの蛮人臭が薄れて、(以前のものと比べて)こぎれいな世界に仕上がっている印象です。それにしても骨相が妙に女性的な表紙絵ですね。
★2 - コメント(0) - 2012年5月3日

噂に名高いヒロイック・ファンタジーの源流。コナンは北方の蛮族出身で、一見「脳筋」に見えるものの、狡猾で洞察力に優れ極めてハードボイルドでストイックな“男”の匂いを漂わせる。コナンがただ我が身と剣一本で世界を放浪する様には作者の近代物質文明への違和感が現れているように思える。「文明人は概して、未開人よりはるかに非礼なものといえる。なぜかというに、いくら無礼な態度を見せたところで、頭蓋骨をぶち割られる怖れがないからである」
★2 - コメント(0) - 2012年3月30日

ヒロイック・ファンタジーの源流.なるほどー.『グイン・サーガ』も思いっきりこの流れの中にありますな.野蛮から文明から,魔法から異世界から... 人知を超えたものまでさまざま渦巻く世界で,人間の身体を持ちつつも,それら全てを飲み込み尽くすような無限のキャパシティを持った超人が,己が道を突き進んでいく.アトランティスから現代にまで連なる壮大な設定にしびれます.これはやはり,派生作品まで読み進めていくべきか.
★1 - コメント(0) - 2012年3月21日

なんつー手にとりにくい表紙!!ブックカバー必須ですな。とにかく力で突き進むコナンが逆に眩しいよ。いっそ清々しいくらいに斬って斬って斬りまくる、まさに力技。悪役に見紛うオーラ。ただの悪者じゃないの!やのに、「消え失せた女たちの谷」の結びのかっこよさよ!!なんじゃあ、最後でただのイイ男みたいになってるじゃない!
★2 - コメント(0) - 2012年1月31日

斬って斬って斬りまくる戦う蛮人ファンタジー。 死後共作というのは知らなかった。ディ・キャンプそんなにコナン好きなのか。
★2 - コメント(0) - 2011年9月1日

 目の前に広がるかのような錯覚を覚える剣と魔法の物語。すべてのものを圧倒する恐るべき力。そんな桁外れにパワフルな世界が、この一冊に詰まっている。
★2 - コメント(1) - 2011年7月22日

コナン。脳筋。ハードボイルド。化け物。水戸黄門的な安心感もある。おそらく作者が書く上でストーリーに合わせて若干コナンの性格は揺れている、がそれがかえって気まぐれさをも含む人間味を与えているようにも思える。
★1 - コメント(0) - 2011年6月21日

KBS
内容を簡単に書くならマッチョの巨漢が好き勝手暴れ回り、冒険の度に怪物と戦って時々露出度高い女が出てくるというだけの話。そういった物語だけれど、非常に丁寧で綺麗な印象だった。模作や研究をしている人の気持ちがよくわかる。それぐらい魅力的な世界観だと思う。
★2 - コメント(0) - 2011年5月26日

コナンさん素敵!抱いて!
★1 - コメント(0) - 2011年4月12日

宇野訳では割愛されていたハイボリア時代の後半が読めて、それだけでも価値ある一冊!何度も読みなおしちゃうぜ。そうなると宇野訳の訳者解説の元ネタばらしも欲しくなるワガママなのでした。はい、自分で頑張って調べます。
★1 - コメント(0) - 2011年4月7日

コナンは文明化されていない野蛮人だというけれど、彼の行動は現代のアメリカ合衆国そのものではあるまいか。また、文明以前、人類以前への退化に対する畏れがそこかしこに感じられて興味深い。
★3 - コメント(0) - 2010年11月28日

昔のコナンの表紙は、ムキムキの大男とおっぱい丸見えのねえちゃんが描かれていたものであったが、この本ではおっぱいの重要性が薄れているように思える。これが時代というやつであろうか。表題作ではおっぱい放り出したねえちゃんが大活躍するんだけどなあ。
★2 - コメント(0) - 2010年7月25日

作者逝去後の模作を含まない、正当な全集。自分のコナンのイメージとだいぶ違って驚いた。寡黙でストイックな男かと思ってたら、ベラベラしゃべるし、(映画コナンが無口なのはシュワルツェネッガーが英語へただったかららしい。)お宝好きだし、気に入らないやつわりとすぐ殺す。設定も、ざっくりしてるかと思ったら、トールキンもかくやの設定厨ぶり。とはいえファンタジーの王道的な美麗な文章はさすが。書簡、草稿も収録。
- コメント(0) - 2010年2月3日

コナンといえばアーノルド・シュワルツネッガーのイメージが強いよなあ。
- コメント(0) - 2010年2月1日

積ん読本の山の中に、マイケル・ムアコックの新訳「エルリック」シリーズがあります。新訳のコナンより前に発刊しています。この両者の魅力の差はなんだろう? ハワードの強烈な筋肉と血しぶき、ムアコックの退廃的・耽美的な匂いの差だろうか。個人の嗜好はいろいろでしょうね。10年前だったらムアコックに魅力を感じたと思うのです。でも今は、コナンの強烈な個性の方に軍配を上げます。  http://homepage2.nifty.com/Tetsutaro/Writer/H/H004.html#H004-008
- コメント(0) - 2007年3月15日

さすが、ヒロイック・ファンタジーの、これが元祖。親交のあったラブクラフトと確かに一脈通ずるところがあるなと、思う。
★1 - コメント(0) - 2006年12月2日

グイン・サーガもここから始まった? 感想:http://blog.livedoor.jp/ichimi_10/archives/50611799.html
★1 - コメント(0) - 2006年11月2日

英雄コナンはなぜ人気キャラとして日本に根付かないのか?細身のイケメン&美少女が大柄な悪漢をなぎ倒すいわば「カッコイイから強い」が当たり前の風潮すらある日本だが、コナンは「強いからカッコイイ」のである。コナンは巨躯で筋肉はみっしりと詰まっており本能が良しとすれば善行でも悪行でも不屈の意思でやり遂げる。漢臭いを通り越し、もはや獣臭い圧倒的存在感と説得力で族長となり、海賊の親玉となり、一国の王となる。もっとこんな物語が読みたい。
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コナンはそれほど無双しているわけではないのだが。双子の姉妹の話が印象深い。時間があったら、六巻まで読破したいものである。
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