千の脚を持つ男―怪物ホラー傑作選 (創元推理文庫)

千の脚を持つ男―怪物ホラー傑作選 (創元推理文庫)
あらすじ・内容
『ウルトラQ』を好きだった皆様へ贈ります。

自然のバランスがくずれ凶事が起こるとき、前兆として現れるのがモンスターである。丹念な筆に恐怖がつのりゆく田園の怪異譚(スタージョン)、スラム街のアパートの片隅に潜む怪奇(デイヴィッドスン)、未確認海洋生物を追い求める遠洋船の話(コリア)、殺意を宿した美麗な自動車の狂走(ロバーツ)など、様々なタイプの怪物が登場する名作を精選。本邦初訳作5篇を含む全10篇。編者あとがき=中村融

*2007年11月11日 NHK-BS2「週刊ブックレビュー」で香山二三郎氏が紹介

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千の脚を持つ男―怪物ホラー傑作選はこんな本です

千の脚を持つ男―怪物ホラー傑作選の感想・レビュー(90)

SF・ホラーのエース級から無名作家まで揃えたアンソロジー。基本的には「ガハハ」と笑えるくらいチープな作品が多いのだが、巻末の異色作「スカーレット・レイディ」には変な高揚感があった。
★5 - コメント(2) - 2016年12月4日

全体的に古い作品が多く温故知新を地で行ってた.獲物とお人好しがお気に入り.
★1 - コメント(0) - 2016年3月8日

悪魔の所業か、はたまた地球からの警告なのか… 呪いから未知の巨大生物に至るまで童心に帰って愉しめる10のSF怪奇ホラー。おもしろい!!お気に入りは、老人の意地と怪物の驚愕すぎる目的という、恐怖の後に残る切なさに満点「幼虫」。 大津波で打ち上げられたモノが判明した時からの騒動はまさに大怪獣バトル「アウター砂州に打ち上げられたもの」。 ひょんな事から蜘蛛と語り合う主人公の不思議でほのぼのな世界観からの苦いオチが最高「お人好し」。魔の車に取り憑かれた男を中心とした人間模様に魅了される「スカーレット・レイディ」。
★23 - コメント(0) - 2015年12月29日

こういうのが読みたかったんだよ!「活字で読む《ウルトラQ》」をコンセプトに編まれた海外モンスター小説集。編者とは世代は違うが同じ《Q》に薫陶せられた者として最高に楽しい短編集だ。10篇中半数は初訳で残りも埋もれてしまっていた作品という充実のラインナップ。『アウター砂州に打ちあげられたもの』のQ感が堪らんし、『船から落ちた男』の男の浪漫に感動、『スカーレット・レイディ』も本気で怖いぞ。 編者あとがきにある「《Q》の感動を追体験するために、SFやホラーを読み続けているのかもしれない」という一文には全く同感さ。
★16 - コメント(0) - 2015年2月28日

怪物小説アンソロジー。こういう一冊は必要だと思う。編者のコンセプトは「活字で読む『ウルトラQ』」ということだが、古い作品が多いので今一歩のものがいくつか。スタージョンの「それ」は面白かった。意思を持った腐葉土という設定が面白いしオチモ決まってた。こういう系統が好きな人しか読まないだろうから「楽しめた」の一言だけ添えておく。
★2 - コメント(0) - 2015年2月1日

aki
チェットウィンド=ヘイズ「獲物を求めて」の残酷な結末、ウィンダム「お人好し」のブラックな笑い、ロバーツ「スカーレット・レイディ」の狂気と熱情というイギリス作家3人の並びが迫力があった。ウィンダムは長編で知られるが、短編の味わいも捨てがたい。ロバーツの本格的な紹介が遅れているのは残念。この作品も相当な筆力を感じさせる。ミラーの「アウター砂州に打ちあげられたもの」もいいね。この作品を思弁的な方向に進めればバラードの「溺れた巨人」に、活劇風に仕立てれば『フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ』になりそう。
- コメント(0) - 2014年12月4日

中村融さんのアンソロジーはだいたい買うようにしているけど、《怪物ホラー傑作選》の本書は《ホラーSF傑作選》の「影が行く」よりインパクト弱し。お目当てのK・ロバーツ作品「スカーレット・レイディ」も期待外れ。
- コメント(0) - 2014年10月27日

キース・ロバーツ「スカーレット・レイディ」が抜きん出て面白かった!数行先に何が起こるのか分からない、手に汗握るような緊張感があった。最後の最後まで血を求め続ける車が恐ろしい。
★1 - コメント(0) - 2014年9月25日

パルプな怪物ものアンソロジーで、安っぽくて勢いがあって、これはこれで楽しいんだけど、キース・ロバーツ「スカーレット・レイディ」の禍々しさはただごとではない。こんな車載りたくないナンバーワン。
★2 - コメント(0) - 2014年9月14日

表題作は、寄生させて人格が変わってゆく神童の描写に「スパイダー・マン2のDRオクトパスかッ!」や嫉妬に狂った車の女性モンスター化と言える『レディ・スカーレット』は「『殺人ブルドーザー』や『ピストン式』か」と始終、ツッコんでいました。スタージョンの『それ』の恐ろしさは、怪物が興味そのままで動いているだけあって性質が悪く、天真爛漫、悪く、言えば状況を把握してない少女の恐怖描写と相俟ってずば抜けていて背筋が凍りました。『お人好し』は好きな蜘蛛との女性同士の友情話と思い、ほのぼのしていたらまさかのラストに愕然。
★39 - コメント(1) - 2013年12月23日

総じて古臭いのだが、味のある作品も多い。中でもやはりスタージョンは図抜けていると感じた。
★16 - コメント(0) - 2013年12月13日

こ、怖かったよー!(T_T)人一倍怖がりなのにホラーは好きなんだけど(notジャパニーズホラー。貞子やとしおくんのパチスロやる人の気がしれない!)好きと怖いという感情はほぼ同列で、中でも一番怖いのは明確な意思をもたない原生的な得体のしれないものだということを再認識。なので、深海に潜む原生物そのままのような『沼の怪』や腐葉土から生まれた『それ』にはもう「ンギャー!!」と叫びそうになった。やめてー!来ないでー!地に還れー!!と…。逆にそういうのに耐性がある人は、あーまたアレね、と思うのかな。むり!(>_<)
★12 - コメント(1) - 2013年8月20日

現代ホラーの物語の抜群の構築力に慣れている者からしたら、どの作品もストーリーに魅力がないように感じた。退屈なアンソロジーではないが、退屈な作品を読んだ時に感じる読後感が、どれにもついて回った。
★31 - コメント(0) - 2013年7月3日

怪物ホラーのアンソロジー。古めかしい時代が中心なので、そういう怪奇趣味な作品がお好きな人にはおすすめ。個人的には、自動車ホラーの「スカーレット・レイディ」がいちばん良かった。
★3 - コメント(0) - 2013年1月24日

恐怖の前には誰しも平等なのが良い
★2 - コメント(0) - 2012年9月27日

どれもパルプ小説的な読み心地が心地よかった。スタージョンの「それ」とキース・ロバーツの「スカーレット・レイディ」が特に印象的。ロバーツのパヴァーヌが絶版で高騰しているのは残念に思う。
★3 - コメント(0) - 2012年8月28日

これは面白かった!キース・ロバーツのスカーレット・レイディがお気に入り。ほかの作品も良かったぁ。
★11 - コメント(0) - 2012年8月18日

弥生美術館の大伴昌司展を見に行ったので怪物ものがマイブーム(笑)スタージョンの「それ」は名称し難い根源的な良く分からないものへの「恐怖」を描いた傑作だと思う。ウィンダムの「お人好し」は可愛かったけど、やっぱり一番恐いのは女性なのかも。解説でウルQについて書かれていたのも良かったです。
★4 - コメント(0) - 2012年8月16日

「スタージョン/それ」凄まじく容赦ない。おぞましく感じつつも話に引き込まれてしまう。「ミラー/アウター砂洲に打ち上げられたもの」巨体モチーフは特撮のお約束。というわけで個人的にツボを押されてしまった作品。「ウィンダム/お人好し」女性同士の愛らしい会話が中心の異色作。明るく軽妙なタッチなのにちょいブラックなところが好み。「ロバーツ/スカーレット・レイディ」車も不気味だけど、どちらかと言うと弟に甘過ぎる兄の抑止力のなさに愕然とした。
★10 - コメント(0) - 2012年8月3日

「それ」がいい。感情が無く興味だけで行動するそれ。無垢なだけに恐ろしい。
★3 - コメント(0) - 2012年7月1日

アメリカのパルプフィクションもの まさにウルトラQの世界(リアルタイムで見ていた世代ではないけど) 実におもしろい。 こいつは、失われた傑作集だ!
★2 - コメント(0) - 2012年4月15日

スタージョンの「それ」が徹頭徹尾容赦ない。風景描写が綺麗な分、無惨さが浮き彫りになる気がする。恐ろしくも不気味だったのは「スカーレット・レイディ」。単純に楽しめたのは表題作と「お人好し」。「船から落ちた男」は怪物より人間関係が中心の話で、ちょっと期待外れだった。
★3 - コメント(0) - 2012年2月20日

気に入ったのが「スカーレット・レイディ」。オチがブラックで好きなのが「お人好し」。このラインナップの中では「海に落ちた男」が少し毛色が違うが、それがまた味が出ていてよい。
★3 - コメント(0) - 2011年6月8日

『それ』『お人好し』あたりが良い。『獲物を求めて』も嫌いじゃない。こういった類の夢想話はとても楽しく、あれこれ悩むことなく読み進められる。しかし欧米と日本では作品のノリというか、空気感が全く違うなァ……(あの独特な感じはどこからくるのだろう、誰か教えて?)。どうせやるなら豪快に法螺吹かないと。ああ、『妖虫』はどう考えても高橋葉介タッチになってしまう。
★4 - コメント(0) - 2011年3月23日

★★★**
★2 - コメント(0) - 2011年2月22日

モンスターって幽霊ほど因縁じみてないし妖怪ほど愛嬌もなく、,怪獣の圧倒的なカタルシスには物足りない、だけど邪悪さだけは突出してるイメージ。やっぱり特撮モノだったりハリウッドの印象が強いよなぁと思ってたら読む「ウルトラQ」ってキーワードに納得。どれも良かったけど「アウター砂州に打ち上げられたもの」は意外でビビった。
★3 - コメント(0) - 2011年1月12日

「沼の怪」は、"あの手"の化け物の本来持つべき厄介さを描いていて好き。
★4 - コメント(0) - 2010年12月23日

安定感ある短編集。「それ」が一番好きかなっていうかスタージョンの文章のきらびやかさってなんなんだろう。集中の最地味モンスターなのに。「お人好し」はいい感じに予想を裏切ってくれて古典あなどれねぇ。「スカーレット・レイディ」映画みたいだった。
★4 - コメント(0) - 2010年4月2日

スタンダードな怪物ホラーからちょっとひねった変化球まで。ウルトラQを知らない私にはあまりピンとこないが、男性はこういうの好きだよねぇ。ちなみにこの本はダンナの本棚から。
★3 - コメント(0) - 2009年12月10日

カバーで多少のネタバレをしているのが残念です。
★5 - コメント(0) - 2009年11月23日

スタージョンの「それ」以外は未読だったのですけど、読んでみるとどれも読者を引きこんで離してくれない、とてもすてきな作品ばかりでしたvv 収録されているのは20年代~60年代にかけて発表された作品群ですが、出来がいいからかどれも古びてなくて、読みながらどこかなつかしささえ感じてしまいました。オールド・ファンのみならず、新しいものが好きな方にも手をのばしてみてもらえたらなと想います。
★5 - コメント(0) - 2009年9月9日

ウルトラQ、怪獣好きには堪らない短編集。捻りも糞もないものがありますが、気にならない
★3 - コメント(0) - 2009年5月12日

日本オリジナルの怪物小説アンソロジー。編者曰く、コンセプトは「活字で読む『ウルトラQ』」! これは怪獣・妖怪好きにはたまらない……と思ったのだが、スタージョンの「それ」以外はあまりピンとこなかった。むしろ「それ」が出色すぎて、やや浮いている印象。意思を持った腐葉土って設定がまず凄いもんね。
★7 - コメント(0) - 2009年2月27日

船から落ちた男が好き。UMAは男のロマンだねえ
★5 - コメント(0) - 2009年2月26日

ケラー『妖虫』、ウィンダム『お人好し』が好き 編者が実に楽しそう
★2 - コメント(0) - 2008年7月21日

怪物ホラーは概ね生物学・医学の進歩と共に歩んできているような気がしますが、20世紀初期作品にそれは顕著な気がいたします。 この本で面白かったのはミラーの「アウター砂洲に打ち上げられたもの」、コリア「船から落ちた男」の2点です。「アウター~」は怪物のビジュアルが凄すぎ(笑)「船から~」は怖くはないのだけれど、「男のロマン」とはなんぞや、みたいなテーマを辛辣なユーモアで描いた秀作です。スタージョンは有名な「それ」の新訳ですが、こういうアンソロジーに収録するには王道すぎるのではないかしら?
★3 - コメント(0) - 2007年12月1日

なかなか面白いアンソロジー。結構粒揃いだと思うけど。
★2 - コメント(0) - 2007年11月18日

ページをめくるまで何が飛び出すか予測不能。ただ、何が飛び出すにしろ、そいつは「怪物」だ。 わくわくする。
★2 - コメント(0) - 2007年11月8日

異変に気づいているのはただ一人の変わり者だけ。しかし、誰も信じてくれず、その間にも被害は広がる……というオールドファッションに、どうして、これほど胸躍ってしまうのだろう。そして、暗がりから引き出され、光の元に曝される怪物。脅威のはずなのに、そこに哀れみを感じてしまうのはなぜ?そんな人間に贈られた、日本オリジナルアンソロジー。
★8 - コメント(0) - 2007年9月25日

千の脚を持つ男―怪物ホラー傑作選の 評価:96 感想・レビュー:43
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