ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫)

ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫)
あらすじ・内容
●桜庭一樹氏推薦――「すべての善人に読まれるべき、本の形をした怪物である」

あたしはメアリ・キャサリン・ブラックウッド。ほかの家族が殺されたこの屋敷で、姉のコニーと暮らしている……。悪意に満ちた外界に背を向け、空想が彩る閉じた世界で過ごす幸せな日々。しかし従兄チャールズの来訪が、美しく病んだ世界に大きな変化をもたらそうとしていた。“魔女”と呼ばれた女流作家が、超自然的要素を排し、少女の視線から人間心理に潜む邪悪を描いた傑作。解説=桜庭一樹

*『本の雑誌増刊・おすすめ文庫王国2007年度版』ジャンル別ベスト10・海外ミステリーベスト10に選出(関口苑生氏選)

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ずっとお城で暮らしてるの感想・レビュー(1371)

ああ、私はこのタイプのお話はダメだな。メリキャットがメリキャットなのはもう仕方ないのだけれど、私としてはコンスタンスを引きずり出したい。メリキャット、ただじゃ済ませないからね!と毒づきたくなる。他の方の感想とは、随分と違うみたい。
★106 - コメント(0) - 2月18日

ずっと読みたいと思っていた本。もっと怖くて嫌な話かと思っていましたが、拍子抜け。どこか現実離れしていて生々しさがないからか。コンスタンスの作るお菓子や保存食が美味しそう。猫なついてるなー。
★3 - コメント(0) - 2月13日

家族が毒殺されたお城で、美しい姉と、余命僅かな叔父と暮らすメリキャット。 決まり事さえ守れば大丈夫。閉じた世界で幸せに暮らせる。そう信じて静かに過ごしていた姉妹。しかしそこへ、従兄弟のチャールズがやって来て彼女たちの世界に変化をもたらす。 狂気と悪意、弱さ、それら全ての醜さを含んだ美しくも恐ろしい話でした。
★4 - コメント(0) - 2月11日

最後どうなるんだろうとすごく気になった。ブラックウッド家の面々の誰が狂ってるのか皆生きてるのか本当は何があったのか。これをすべてまとめてスッキリさせてくれる結末を期待してたのになかったから読後感最悪だし結論としては面白くなかった。途中のわくわくと話の噛み合わない不快感を楽しむ本だと思う。
★4 - コメント(1) - 2月7日

寝る前にちょっと読もうと思って開いたけれど、あまりにも奇妙で不思議で不気味な話だったので途中でやめて寝るなんて恐ろしいことできませんでした…。話が進むにつれぞくぞくするけど、続きが気になる!と一気読み。 寝る前に読むべきではない。絶対。
★5 - コメント(0) - 2月7日

事件の真相は途中でわかっちゃったけど、最後まで面白く読了。
- コメント(0) - 2月1日

他の家族は全員毒殺された屋敷で暮らすコニーとメアリの姉妹。閉じた世界は病みながらも平穏に美しく続いていたが、従兄のチャールズがやってくることで亀裂が入り始める。全ての人間がもつ悪意に侵され始める聖域。全てが崩れ去りつつある中でも幸福な美しい世界を求め続けるメアリの狂気と美しさ。そう。家族の死は姉が砂糖壺に仕込んだ毒薬のためだった。それでも閉じた聖域を手に入れたメアリは「あたしたち、とっても幸せね」と口にする。純粋な少女を通して見せつけられる人の弱さ。悪意。憎しみ。残酷さ。読み終わる頃には悪酔いした感じに。
★26 - コメント(0) - 1月27日

S
姉と叔父、三人で暮らすメリキャット。彼らの家では昔、家族全員が何者かによって毒殺された。周囲からは殺人者と蔑まれ、距離を置いて生活しているものの、それでもメリキャットには「お城」での生活に満足していた。しかし、一人の来訪者によってメリキャットのいびつな心が凶暴になり、やがてまた災いをもたらしてしまう。物語を読んでいると、誰もが悪意を持っているのだという、暗澹たる気持ちが沸き上がってくる。その悪意の中であってさえも、しかし幸福な世界を見つめているメリキャットのすさまじさ。まさに砂糖壺の中の毒である。
★45 - コメント(0) - 1月23日

★★★
★1 - コメント(0) - 1月23日

お城のような屋敷でずっと暮らしてる姉妹。外界との時おりの接触には隣人の悪意が付き纏うようにも見えるが、本当の怖さは内にこそある。嫁入り道具の食器やドレスデン人形。ハープ。素敵な小道具が効いている。「あたしたち、とっても幸せね」。妹目線の幸福はきっと、ずっと、必ず続く。お城から出たくなかったのは、そう、あなたの方だった。
★9 - コメント(0) - 1月23日

最近の意味不な無気力やダルさ。定期的に襲ってくる偏頭痛。あぁ…そうだった!シャーリー・ジャクスンを読んでいたんだった!
★2 - コメント(0) - 1月22日

どこまでも広がる美しくも歪んだ世界。家族が殺された屋敷で姉のコニーと暮らすメリキャットは悪意から目を逸らし、自らの空想の彩る世界の中で暮らすことで幸せの中にいられたのだと思います。外部から閉ざされた世界が彼女たちの全てだった中に従兄・チャールズが来たことで不穏な音楽が流れ始めたように見えました。崩れていく世界と箱庭のような世界を見ていると、どちらが罪の象徴なのかと考えてしまいます。少女であるが故の狂気は閉鎖された中でこそ純粋な輝きを放つのかもしれません。
★100 - コメント(4) - 1月21日

メリキャットは、姉のコンスタンス、そして彼女らの叔父と共に村外れの屋敷に住んでいた。一家毒殺事件の生き残りである彼らの元に突如現れた従兄弟のチャールズ。彼の来訪によって姉妹の甘美な箱庭が歪み始める…。幻想的で美しくも、人間の弱さや憎悪、残虐性が少女の視点から悪夢のように描かれていく。…毒はお砂糖に入れられていた。ディナーのために姉が用意したお砂糖の中に。父も母もみんな死んでしまった。姉とかわいそうな叔父さんをのぞいて。あたしは知ってる、食事中、姉は決して砂糖を使わない…。名状しがたい不快感が漂う名作。
★46 - コメント(0) - 1月13日

広い屋敷に住むコニー・メアリ姉妹と、車椅子にのる叔父は、一家毒殺事件の生き残り。 コニーが容疑者となったが、証拠不十分で無罪に。 事件のためなのか、村人から忌み嫌われています。 メアリーの視線で書かれており、本当に事件があったのでしょうか?すべて彼女の妄想? と疑いたくなる小説です。
★11 - コメント(0) - 1月9日

2017年1冊目。広い敷地内だけで、静かな暮らしをしていた伯父と姉妹。外部から遮断された箱庭のような生活は、従兄弟が訪れた事により不穏な方向へ…村人たちの、姉妹に向ける激しい憎悪は被害妄想なのか、それとも本物なのか。終始メリキャットの目線で語られているため、真実はわからない。魚眼レンズ越しの景色のように、歪んでいるのに美しい日常。姉妹はお城でいつまでも、幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし…
★22 - コメント(0) - 1月7日

こんなにも美しい物語があったとは。メリキャットの狂気に、恐怖よりも「純粋さと愛らしさ」を感じた。物語の全てが歪んでいるはずなのに、それが美しいと感じてしまう。メリキャットにとっては、あの屋敷の中の世界とコンスタンスの存在が全てなのだろう。猫のジョナスも。それらさえあれば幸せなのだ。本当に、ゾッとするほど美しい物語だった。「あたしたち、とっても幸せね。」
★7 - コメント(0) - 1月6日

タイトルが素敵だなと思っていた。ホラーということだけど生々しさはない。どこまでも美しくて閉鎖的で壊れていく世界が魅力的。いったい何があったの?と気になる。少女と一家惨殺とお屋敷。書き方は違うけど恩田陸の『ユージニア』を連想した。ゴシック調の屋敷やコニーがつくるお料理がとっても素敵。一方、語り手であるメリキャットの狂気が少しづつ溢れ出してくる不気味さ…。少女ならではの思い込みの強さと残酷性を美しく表現している。村の人たちの昔からくすぶっていた妬みや嫉みの混じった感情も怖い。だけどメリキャットの思い込みかも?
★37 - コメント(7) - 1月3日

歪な美しさがクセになる一冊でした。
★3 - コメント(0) - 2016年12月31日

透きとおった憎悪の蒸留結晶
★3 - コメント(0) - 2016年12月29日

うん、こういう本はあまり読んだことがなかった。子供の頃、辛さから少しでも逃げたくていつも同じ妄想をしていた自分を思い出しました。メリキャットの夢は叶ったの?それぞれが感じて欲しいと思う世界感でした。
★1 - コメント(0) - 2016年12月23日

こんなにも凶悪なまでに美しく、破滅的で禍々しい作品があるだろうか。いったい誰が、この狂気を断罪出来るだろう。ある惨劇により、村人から疎まれ孤立していたブラックウッド家。箱庭のような世界は、やがて闖入者によって崩れていく。生き残った姉妹と、それを迫害する村人。どちらが狂人で、どちらが善人なのかわからなくなる。心の内側に誰も辿り着けない場所を持ち、外界を遮断して生きていることは罪だろうか。最初に迫害したのは、いったいどちらなのだろう。この〈城〉を、きっと誰もが持っている。私達は、いつだって閉じている。
★19 - コメント(0) - 2016年12月21日

おお、めっちゃおもしろかった。家族の殆どが砒素毒で死に絶えたお城で暮らす姉妹と伯父の三人は、正常な価値観から外れ「幸福」の中に生きている。この三人の生活の醸し出す狂気、その中に差し込まれる「青」が堪らない雰囲気を形作っていて、いやあ、いい恐怖小説を読んだ。淡々と進む日常に、異常である従兄が混じったことで爆発した狂気と悪意には背筋が粟立つのを感じた。村人の悪意に晒され二人きりになったメリキャットとコンスタンスの姉妹は、いつまでも廃墟同然のお城の中で「幸せ」に生きてこちらを見つめているのだ。名作。
★5 - コメント(0) - 2016年12月20日

家族を何者かに殺されたメリキャットと、その姉と伯父が「お城」に閉じ籠もる。しかし従兄が現れたことにより、三人の住む世界が崩壊していく……。何というか、凄まじいくらいの閉塞感と厭世観を感じる小説だった。まず登場人物のほとんどが全体的に屈折した気質の持ち主で、私ならこの中に絶対入りたくない。序盤からメリキャットが人々に対しての恨み辛みを吐いていて、それがとにかくおっかない。同時に、空想癖なところがあるので、ダークな、けれども女の子っぽい雰囲気のある作品に感じた。どこかゴシック&ロリータな感じもするなぁ。
★17 - コメント(1) - 2016年12月13日

再読。弱者に対する剥き出しの悪意がすごーく嫌で…。すべて理解しあい、お互いを庇い合うようにして生活してきた姉妹とその伯父。ほぼ村八分の状態でも彼らは幸せだった。そこに俗物の従兄が訪れ滞在するようになって、円満な箱庭生活が崩壊するように思われるのだが…。なんたる展開。結末には安堵する一方、こうなったそもそもの原因が…とも思うし、最後まで嫌な気持ちが拭えない。置かれた状況によって、誰でも、姉妹にも従兄にも村人にもなりうる…と感じてしまうのも怖い。
★28 - コメント(0) - 2016年12月13日

メリキャットたちの閉じた世界がほんとうに幸せなものだと知っているがゆえに、その世界がいつ壊されてしまうのか恐怖しながら読んだ。悪意に満ちた地獄のような<外>と、静謐で天国のような<内>。その二つがせめぎあうものすごい緊張感。悪意も幸福もメリキャットからの視点で語られるので、いびつに拡大されたものかもしれないけど、われわれは多かれ少なかれ、内側に抱えた世界が外側の世界に壊されるのではないかと、怯えながら生きているのではないだろうか。結末は、痛快でもあり、美しく幸せだけど、もの悲しくもある。
★6 - コメント(0) - 2016年12月11日

それぞれの狂気。自己完結した世界で姉に絶大な愛情を向ける妹、妹の狂気から身を守りつつ、その愛情に浸り利用し、妹を愛してもいるらしい姉。怖れているくせに財産のために近づく従兄弟。村人の好奇心と嫌悪と悪意、集団の興奮と暴力。後ろめたさと理解しがたいものへの恐怖と畏怖。もうひとつの「丘の屋敷」の物語。
★9 - コメント(0) - 2016年12月8日

砒素混入一家虐殺事件が起こった豪華な館で暮らすコンスタンス、メリキャット姉妹とジュリアン叔父。彼女らは村の憎悪に晒されながらも平穏に暮らしていた。だが従兄弟である俗物的な男であるチャールズが来るまでは…。チャールズはコンスタンスに外の世界に出るようにと促しコンスタンスもその気になりかかる。しかしメリキャットは自分達の幸せな生活の闖入者としてチャールズを忌み嫌う。閉ざされた家の閉ざされているから故の幸福が他者の介入により打ち砕かれていく。文体や行動が幼いだけに姉妹の狂気が染みてくる。
★100 - コメント(0) - 2016年12月6日

人間には良いところ、悪いところの両方があるものですが、その悪い方ばかりに接しなければならなかったのがメリキャットだったのかしらと思うと、切ない気持ちになってしまいました。そりゃ、大好きな人と一緒にお月さまにも行きたくなるわ。大好きなコニー姉さんですら人殺しかもしれないし、村人達の暴力は恐ろしいし。辛いことから逃げた結果、二人が引きこもったお屋敷が妙に美しく見えるのも怖い。恐ろしい物語を読んでしまったー。
★7 - コメント(0) - 2016年12月2日

幼い頃、どこからか仕入れてきた知識をもとに自分だけの世界やルールを作っていたことを思い出した。自分だけの世界で生きていけるのなら、それはそれで幸せなのかもしれない。いつ崩れさるか分からない儚い世界だとしても。メリーバッドエンド。
★4 - コメント(0) - 2016年12月1日

屋敷を村から隔絶することで孤立していったブラックウッド家。少しでも村人と交流を持っていれば起こらなかっただろうと思える悲劇の連続でした。村人に敵意を向ける少女と、家族を毒で皆殺しにした姉と、毒殺事件から生き残った伯父、そんなブラックウッド家の人々を迫害し、辱める村人たちという異様な構図で、その異質さに捕らえられてしまう魅力がある一冊でした。村人の集団破壊行為は怖ろしかった。まさしく集団心理。メリキャットにとっての最上の幸せは、愛してくれるコニーとジョナスと、ずっとお城で暮らすことなのだとよく分かりました。
★16 - コメント(0) - 2016年11月30日

可愛らしい題名と表紙に惹かれて手に取りましたが、それにふさわしいストーリーでした。ジャンルは恐怖小説ですが、私は恐怖より物寂しさを感じます。メリキャットが妄想してた「大好きなメアリ・キャサリンに、みんなで頭を下げるんだ」これが本当にあった出来事ならば、最初の惨劇は起こらなかったのかな。全てを排除し姉妹だけで生きていく姿は、危うさも感じるけど美しく思える。お伽噺のような物語でした。
★11 - コメント(0) - 2016年11月29日

メリキャットはもしかしたら、コニー以外に可愛がってもらったり、気にかけてくれるような存在が居なかったのではないかと思いました。叔父さんのメリキャットに対する扱いもそうだし、事件当日もお仕置き?されていたみたいだし、だから自分を愛してくれる姉にあんなにまで依存しているのかなとも。メリキャットが狂人なら、彼女を狂わせたのは間違いなく彼女の家族と村人たちだと感じます。
★7 - コメント(0) - 2016年11月28日

怖いというより、とても哀しくて無力感に苛まれる。社会を拒絶し、頑なに自分の世界に結界を張るメリキャットの姿は、親鳥のいない雛が必死で自分の巣を守っているさまと重なる。火事の前、まだメリキャットが村を歩けていた頃に、彼女を受け入れる村人がもう少しいたならば、いやその前に、彼女の親が村と屋敷の間に囲いを作らなかったならば、メリキャットもコニーも外の世界に溶け込んでいけたのだろうか。
★10 - コメント(0) - 2016年11月23日

ものすごく怖いと思って読んだら私には怖くは感じられなかった・・・気はどこまでも重くなるが、それでも。この空気、彼女ならでは。映画化進行中というが、どうなるか。
- コメント(0) - 2016年11月15日

悪意に満ちた外界を閉め出し、邪魔者をすべて排除(毒殺)して姉妹が二人で閉じ籠もるお城の世界は、誰が何と言おうと孤高で幸福で美しい。嘲弄の中で頭を上げ、〈月の上〉に思いを馳せて乗り切ろうとするメリキャットに共鳴しているうちに、半身を彼女の世界に置き、〈月の上〉と地上の二重写しの現実を生きることになる。この世という生き地獄を幻想の力で乗り越えていく者は、共同体から狂人として石もて追われようと構わないのだ。姉妹の何気ない会話だけで幸せになる(この幸福が今にも破れてしまいそうな痛ましさと背中合わせだけれど)物語。
★7 - コメント(2) - 2016年11月12日

共同体からの憎悪に背を向け、広いお屋敷に閉じ篭って暮らす二人の姉妹。「くじ」でお馴染みの共同体の憎悪の暴走シーンもうあるが、それよりもその憎悪にすら無関心で一人、子供時代の甘い夢にすがりつく主人公、メリキャットへの嫌悪感が先につく。過去から伸びてきた手に背中を触られたような、奇妙な不快さが読後も後を引く。
★5 - コメント(0) - 2016年11月6日

もうちょっとマシな親族が居ればなぁと、ずっと世俗的な読み方をした。上流階級の閉じられた屋敷の中で、女の子達が「女の子である」というだけで受けていたらしき不当な扱いから逃れるためにはどうすればいいのか?桜庭一樹さんの後書きの「弱者のとほうもない怖さ」という言葉に納得。好奇心と悪意が募りやり過ぎてしまった村人達も、後でお供えみたく物を持って来たりして、悪い人たちじゃないんだけどなー。心配して様子を見にきて声をかけてたのが、無視されているうちにだんだん声に怒りが混じってくるあたりが、わかるーって感じだった。
★34 - コメント(0) - 2016年11月5日

相変わらずの意味不明な「悪意」の数々だなー。実行者も黙認者も形は違えどそれぞれの「悪意」に充ちている。個人的には個々最近のフリーホラーゲームのベースになってるような気もする。表題は映画化されるらしいが活字で表してこそのこの悪辣さを、映像でどう料理するのか少し楽しみである。
★12 - コメント(0) - 2016年11月1日

『丘の屋敷』は崖から突き落とされた感じがしたけど(褒めてます)、こちらはほんと、乙女系お伽噺系ホラー。冷静に考えると怖すぎる結末だけど、冷静になんてなる必要ない。だって二人は月の上にいて幸せなんだから(読んでるうちにメリキャットの狂気に惹き込まれてしまった…)。シャーリイ・ジャクスンの小説は、自分の中の、忘れていた子どもの部分を思い出させる。少女というか…子ども。現実なんて嫌いで、お伽噺の中に魂を避難させている。でもあの子どもの部分を忘れないと、忘れたふりをしないと、現世では生きづらい、とても。
★17 - コメント(1) - 2016年10月12日

映画化が決まり私の今の推し俳優であるセバスチャン・スタンさんがチャールズ役なので読みました。怖い。メリキャットがこんなんだからメリキャット視点のこの話のどこまでほんとうかさえわからない。姉さんも怖いよ。むしろ俗物なチャールズがいちばん普通な気がしました。火事のあとに街の人たちが正気に戻るのがすごいよね…。映画は2017年公開予定です!日本でも公開されるのをお祈りしましょう。
★14 - コメント(1) - 2016年9月27日

ずっとお城で暮らしてるの 評価:96 感想・レビュー:539
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