地球幼年期の終わり (創元推理文庫)

地球幼年期の終わり (創元推理文庫)
あらすじ・内容
20世紀後半の、地球大国間の愚劣きわまる宇宙開発競争のさなか、突如として未知の大宇宙船団が地球に降下してきた。彼らは他の太陽系から来た超人で、地球人とは比較にならぬほどの高度の知能と能力を備えた全能者だった。彼らは地球を全面的に管理し、ここに理想社会が出現したのだ。だがこの全能者の真意は……? SF史上にその名を残す不朽の名作。

*第2位「SFマガジン」創刊600号記念“オールタイム・ベストSF”海外長編部門(2006年4月号掲載)

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地球幼年期の終わりはこんな本です

地球幼年期の終わりの感想・レビュー(201)

訳がいまいちであまり入り込めなかった。上主や主上心の存在や、ストーリーは魅力的。また別の訳者のものを読んでみたいと思う。
★7 - コメント(0) - 1月29日

翻訳ものは文章が特有の読みづらさがあるので(とくに昔の翻訳は)基本苦手なんだけど、圧倒的なまでに緻密で俯瞰的でありつつもスリリングな内容に最後まで気にならなかった。作品についての感想は何を書いても陳腐になりそうで無理。悪い読み方をすると、後の世のSFにある未来、管理社会、宇宙、精神世界への展開(ダウングレードしたコピー?)を思いニヤニヤ感。
- コメント(0) - 2016年10月27日

その昔読んだのはハヤカワ版、今回は創元さん。原作は1953年、まだ東西冷戦の頃なので本作の舞台も米ソが宇宙開発を競う最中に静かなインデペンデンスディに直面し、ドンパチなく物静かに征服される地球とヒト、核競争による破滅を回避し理知的に淡々と地球を隷属するのは、コウモリの羽根に羊の角に先っぽ三角尻尾が生えた絵に描いたようなデビル姿のカレレンさん。争いや貧困を克服してもらいユートピア化した地球から、覇者の真意を探るべく母星に潜り込んだヒトが帰還してして見た特異点を迎えて変わり果てた地球の姿とは。。。
★2 - コメント(0) - 2016年6月19日

私が読んだのは創元推理文庫でしたが、絶版でしょうか? 上主たちの意図がわからないまま、淡々と進められる地球征服と支配。導かれるのは、穏やかで争いのない、爛熟した文化。意識統一が最終的な人類の到達点であるなら、個々の意識や認識は不必要なのか。文明介入から、わずか二世代後に成し遂げられるとは思いがたいですが、目指したのはハーモニーと同じなんですね。知的生命が行き着く先がこの結末であるなら、生まれて悩み、考える意味はあるのかしらん。意識は拡大し敷衍化する一方、静かに収斂進化が成し遂げられ、結果、絶滅を導く。
★14 - コメント(0) - 2016年5月25日

冒頭からソ連VSアメリカで宇宙(船)開発競争をやっていて思わずうっとなるほど古い。1953年に書かれた作品!プロローグ+三部構成で章ごとに登場人物も世代もがらっとかわる。「地球の頭上に大挙して押し寄せてきた超文明を持つ知的生命体」シチュを丁寧にやるのかなと思っていたら全然違った。むしろ上主カレレンたちとそのときどきの地球の誰かの短編集ぽい。訳文のせいか、小物は古い(テレタイプとかファックスとか言ってる)のに非常になめらかな文章で後半は一気に読んだ。細部や設定をはがしても残る本質が確かにある。
★2 - コメント(1) - 2016年4月7日

筆者の想像力の深さと幅広さに刺激を受けた。作中に出てくる数々の特徴ある惑星群はそれぞれしっかりしたロジックを持ち、何より魅力的だった。どれだけ展開を予測しようとしても必ずその先を越えてこられ、非常に楽しく読めた。
★1 - コメント(0) - 2016年1月16日

映画「インディペンデンスディ」の情景を思い出す。突如として人類の前に立ちはだかる高等で巨大な未確認物体。しかし彼らは侵略者ではなかった。彼らによって加護され戦争や差別のない平和な暮らしを与えられてもなお知的好奇心、知的欲求そういったものの渇望こそが人間らしい証だ。そんな人類を牽制しつつも「幼い子供」を羨望のような眼差しで見つめるカレレンが印象的。間違いなく自分が腹を痛めて産んだ我が子なのに全く別の次世代の生命体であることを悟る瞬間…それは親離れでありながら終末期を静かに受け止める老いた自身の暗喩なのかも。
★42 - コメント(1) - 2015年11月15日

アーサー・C・クラークの代表的SFで古典とも言われる一作。突如現れた〈上主〉と呼ばれる高度な知能を持つ宇宙人により平和と安寧を齎された地球と地球人は暫しの黄金時代を過ごしますが、最後に待ち受けているのは壮絶な“進化”と“終焉”でした。 第三章(最終章)までの話は流石に考えつくされ読み応えのある内容であるものの〈上主〉との出会い以外は比較的淡々としたものです。しかしだからこそ、このクライマックスが映えているのでしょう。作者の脚本である映画『2001年宇宙の旅』に近いものを感じる所もありました
★7 - コメント(0) - 2015年10月28日

感想はこちらに。 http://bookmeter.com/cmt/51112736 併読しました。
★21 - コメント(0) - 2015年10月16日

53年の地球動物園、オーバーロードの手を借り高次元へシフトアップ。地球全体を圧倒し、隅々まで監視することで実現した恒久的平和、もはや魔法と区別がつかないまでに進化した科学技術によって保証された衣食住等々のクラーク流ユートピア設定が光る。観測問題がまだまだフィクションに浸透していなかった頃に上位存在や次世代の子ども達の行く末に意識体を設定しているのは感心した。
- コメント(2) - 2015年1月16日

60年以上前の本とは思えないです!イヤー面白い!アーサーCクラークさんといったら、2001年宇宙の旅かもしれないけど、これまた傑作ですね!のっけから面白いです。時間という概念、宇宙、芸術、宗教、進化等、いろんな要素が絡み合って、もつれてエンディングを迎える。いろんな作品に影響を与えていますね。バットなのかハッピーなのかエンディングは人によって変わるかも。読んでよかったです。
★2 - コメント(0) - 2015年1月15日

うん、宇宙はこれくらい訳の分からないものであってほしい。プロローグで人類いきなり敗北、な構成好き。神秘主義者ではないけど、人類の意識は地下水脈で繋がってるような感覚は分かるし、それと宇宙の関連をいう宗教もいっぱいあるし。そっち方向の進化と、上主側の進化と対比してるとこも面白い。伊藤計劃ハーモニーの結末思い出す。
★2 - コメント(0) - 2014年11月14日

1970年代、未だ進歩を続ける人類の元へ圧倒的な文明を持った宇宙人が現れる。彼らは<上主>と呼ばれ、姿を現さないものの、人々へその科学力を分け与える。果たして彼らの目的とは。超先進的な科学を得た人々の未来は。この結末はいやーな気分にさせてくれますね。端々のシーンは人間の美しさを描いていたり、人間に対する圧倒的な力の存在が人をどう動かすのかというのが面白かったけど、<上主>たちの有無を言わせぬ力と、この人類の末路の理不尽さは非常に嫌な気分になる。私は人類はもっと理不尽に抗える種族だと思いたい。
★15 - コメント(2) - 2014年10月8日

津山市立図書館
- コメント(0) - 2014年7月3日

中盤はストーリーが少しダレる気がするけど、後半から読めた。種としての進化を遂げる子供達。大人たちは地球に残され人類は尽きてしまう。子供をオーバーマインドに奪われるジョージとジーン。進化のブレークスルーを手に入れる人類だが、同時にすべての家族の絆が引き裂かれる。その後でひとり地球に戻ったジャンも悲しい。種として最後の一人。究極の孤独。ここまでの孤独感を描いた小説はないかもしれない。我々の悪魔のイメージはこのようにして終末を迎える未来で作られたんだ。
★3 - コメント(0) - 2014年5月17日

面白かった!特に第一部、第二部は情景が浮かぶよう。突然世界各地に現れた超科学を持つ姿を見せぬ宇宙人『上主カレレン』(他訳では上帝、オーバーロード カレルレン)、それらと唯一接触できる国連事務総長とのやりとりが非常に興味深い。そして50年後、ついに現れた上主の姿。世界の終末に現れたその姿形が、人間種族の未来の記憶となり過去の人間達の予感として忌み嫌うものになっていたとの設定が凄い。そしてそれが1950年代に書かれたということも。第三部は抽象的な場面が多く脳内での映像化が難しいですが、見事なラストでした。
★2 - コメント(0) - 2014年1月6日

ny
思ってたより怖い終わり方だった。
★1 - コメント(0) - 2013年12月4日

1953年にこんな本が書かれている。もの凄い想像力と、現代の作品への影響力があったんだろうと思う。
★1 - コメント(0) - 2013年11月17日

読んでいる途中で思いがけず本書の結末を知り驚いたが、その"滅亡"が全く想像の範囲外でまた驚いた。//確かにこれは名作だと実感。//ジャンが浦島太郎状態なのは予想できたけど、ああいう風になるとは思わなかった。// 彼もそうだろうが、読み手の私もあんな展開になるとは思ってもいなかった。//彼と同じ状態になったら、たぶん彼と同じ行動をとったと思う。(これは今の年齢だからそう思えるのかも)//そしてカレレンは人類にとって最高の友人だと思う。
★2 - コメント(0) - 2013年11月7日

今、こんな表紙になってるんだ……!!!私の持ってる奴と違う。
- コメント(0) - 2013年10月5日

いやこれは面白かった。おいらの中では「星を継ぐもの」「夏への扉」に並ぶぐらい。三部構成な分、起承転結がはっきりしてて読むのに苦としない。人間をはるかに上回る上主がさらに高位の存在によるただのパシリであったという事、そしてその上主を超える存在になるものが人類から新たに生まれいずる。「永遠にうらやむ」という気持ちはわからないでもないが、確実に滅ぶ側にいるおいらとしては複雑(笑) ただSFとしては、書かれた時代からだいぶ経ってることによる古臭さはあるものの十分面白い。最高位の存在の正体を知りたい所ではある。
★3 - コメント(0) - 2013年9月26日

読んだのは、創元文庫の初版本。若い頃は、クラークの作風はどうしても馴染めなかった。今は、三つの章ごとに感傷的になれる。
★1 - コメント(0) - 2013年8月18日

上主萌!!! カレレンが素敵すぎる。異種族間の友情とかおいしいです。ところで、読んだのが旧版だったのですが、装画、ネタバレですよね。
★1 - コメント(0) - 2013年8月14日

言わずとしれたSF古典。再興したSF熱に乗って未読の古典を読んでみた。古い作品ではあるのもののあまり違和感を感じることなく読了。人類の進化と終末の物語。なんともの寂寥感ただよう進化の結末と全くの異種族になぜか希望を感じてしまう面白さ。物質に寄らない全く異質な存在からの支配を彼らは覆すことができたのだろうか。
★5 - コメント(0) - 2013年7月3日

古い本だが、新感覚。こんな本があったんだな。
★19 - コメント(3) - 2013年3月9日

時間忘れて読みふけった。ネタバレしないように書くのが難しい…
★1 - コメント(0) - 2013年3月9日

再読ラストオーダーで選んだ一冊。64年の早川版の邦題は「幼年期の終り」で、頭に「地球」が付いた創元の文庫初版が69年だから、自分が読んだのは後者となる。小学生で、初めて読んだSFで、初めてお小遣いで買った本でもある。本代より書店へ行く電車賃の方が高くて大いに泣けた。クラーク流の内容(特に第三部)は、当時の自分にはどこがミソなのか理解できず、この後、レンズマンなどのスペオペに逃げてしまった。今回再読して大満足を得た。沼沢氏の訳は基本叙事な物語にアイロニー的叙情を醸し出している。あとがきも良い。★★★★★☆
★4 - コメント(0) - 2012年10月29日

Gui
"さようなら、リッキー!"
★1 - コメント(0) - 2012年6月13日

今となってはSF的な設定の古さは拭えないが、それでも小粋な物語の散りばめられた佳作として読むことはできる。
★1 - コメント(0) - 2012年4月29日

なぜか今まで讀む機会がなかったこの作品。
- コメント(0) - 2012年4月10日

古典に相応しい終わり方だった。
- コメント(0) - 2012年1月15日

「わたしたちは永遠にみなさんをうらやむ」
★2 - コメント(0) - 2010年12月16日

オーバーロードの哀しみ、けれど捨てない野望。それを短い表現だけれどしっかり書いているところに、この作品の文学としての価値があると思う。
★4 - コメント(0) - 2010年11月2日

沼沢訳のこの結末は、しみじみと寂しい。この訳文が好きだ。
★9 - コメント(3) - 2010年10月15日

ある日、全面的に人類よりも進んだ能力を持つ宇宙人がやってきて、理想的な社会を作ってくれる。というのが導入。人類の行きついた先がすごいんだけれども、やはり共感できるのは〈上主〉の方。(清)
★4 - コメント(0) - 2010年5月4日

以前から名作だとは聞いてましたが初めて読みました。上主の描き方がなかなか。カレレン達上主のほうが最後は共感できました。
★4 - コメント(0) - 2010年4月30日

クラークが 1953 年に書いた、 古典 SF の名作、傑作。 なんか、しみじみと感じるものがある。
★4 - コメント(0) - 2010年1月23日

書かれたのは1953年。アポロ計画のおよそ15年前。まさに冷戦を背景とした宇宙開発競争がアメリカとソ連の間で始まったばかりの頃です。その時代だからこその、宇宙への憧憬と、未知の「神のものかもしれない」領域への現実的な一歩を踏み出した時代のSFです。素晴らしい。今風に言うと情報統合思念体?
★5 - コメント(0) - 2009年12月20日

コメントしづらい 超展開 長官と代表との奇妙な友情みたいなところが気に入ってる
★2 - コメント(0) - 2009年11月6日

地球幼年期の終わりの 評価:62 感想・レビュー:55
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