不確定世界の探偵物語 (創元SF文庫)

不確定世界の探偵物語 (創元SF文庫)
あらすじ・内容
ただ1人の富豪が所有する、この世に1台きりのタイムマシンが世界を変えてしまった。過去に干渉することで突然、目の前の相手が見知らぬ人間に変わり、見慣れた建物が姿を変えてしまうのだ。おれは私立探偵。だが、常に歴史が変わる──現在が変わりつづけるこの世界で、探偵に何ができるというのだろう? そのおれが、ある日、当の富豪に雇われた。奴の正体は一体? “伝説の巨人”鏡明を代表する空前絶後の時間SFを初文庫化。あとがき=鏡明/解説=大森望

*第6位『本の雑誌増刊・おすすめ文庫王国2007年度版』ジャンル別ベスト10・SF(大森望氏選)

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不確定世界の探偵物語はこんな本です

不確定世界の探偵物語はこんな本です

不確定世界の探偵物語の感想・レビュー(135)

富豪が所有するタイムマシンで、過去が改変され、目の前で世界が変化していくが、改変前の記憶を持ってる人がいたり、全然別の人格になってしまったりする世界での探偵の話。話はわかりづらいところがあったが、台詞のやりとりとかは面白かった。謎も結構残ったまま終わるので消化不足。まあ、良くも悪くも昔の作品だな。
★2 - コメント(0) - 3月9日

これに硬派なSFを求めてはいけない。設定はあまりすっきりとしていない。単なるアイデアとして見ると面白い。このアイデアから引き起こされる人間劇は読み応えがある。
- コメント(0) - 2016年8月11日

ハードボイルドSF。歴史改変モノ。SFとしての世界はそんなにカッチリと練り上げられておらずどちらかといえばエンタメ寄りで、しがない探偵屋稼業、どこかとぼけた主人公、妙に味のある掛け合い等々、『パルプ』を連想させる設定の数々。あちらには一歩及ばない気がするが、クスリとできる会話もあり楽しめる。―おれは勢い込んで答えた。「そいつはわかっている。H・G・ウェルズという奴だ。奴の職業は―」ジェニファーが吹き出した。「小説家っていうんじゃないでしょうね?」「そのとおりさ、そんなに有名な作家なのか?」― ヒント:偽名
★11 - コメント(0) - 2016年8月10日

全体的にすっきりしない話。設定からすると当然だが。
- コメント(0) - 2016年6月30日

文化的時間と物質的時間。
- コメント(0) - 2016年6月21日

タイムマシンで過去が変わると、現在の世界の一部が異化する、という設定が面白い。で、語り口はハードボイルド風。謎が残ったままだったり、ちょっと消化不良な感はあるけれど、雰囲気は楽しめたので良かったかな。
- コメント(0) - 2016年5月7日

海外ものっぽいハードボイルド探偵物語。結局未来かららしい大きな悪はなんだったのか、主人公の秘密は?とか気になるところも残るけど設定よく分からなくても面白く読めました。
- コメント(0) - 2016年4月27日

タイムマシンが存在し、過去の不可侵という制約がない世界の話。制約がないだけに、違う制約(タイムマシンがない、70年以内の変更は不可能など)で世界を構築しているけど、ちょっと「不確定」です。
- コメント(0) - 2015年12月30日

資格勉強の骨休みに読んでみた(^^;。タイムマシンで過去干渉されることにより、現在が不確定な状況の世界という設定の物語。文体は軽いハードボイルドタッチ。ノーマン&ジェニファーコンビの掛け合いが素晴らしい。それにしても外国設定はやっぱ苦手だなぁ。人の名前がなかなか入ってこない。グローバルに慣れない…(苦笑)
★15 - コメント(0) - 2015年9月23日

世界に1台のタイムマシンによって過去が書き換えられる世界でのハードボイルド。設定を活かしたストーリー構成で楽しい。しかし一番驚いたのは著者が専任作家ではなく電通の社員であるということ。
★1 - コメント(0) - 2015年5月29日

タイムマシンが世界にひとつしかない、という設定に惹かれました。ハードボイルド&ラブストーリー。アツイです。
★1 - コメント(0) - 2015年4月2日

創元SF文庫の広告欄で必ずといっていいほど目にする本書(笑)印象はちょっと読みやすい海外ハードボイルド。設定はSFだが未完の著者らしく説明は薄い。何故、どうして、どんな過去を改変したかはほぼぼかしたまま。雰囲気は面白い。不確定な世界で生きる男の不器用なラブストーリー。
★1 - コメント(0) - 2014年12月4日

ハードボイルドで時間系SFなんて最高じゃない!と思い読んでみたものの、苦手な海外モノでびっくり。読み進めるのに時間がかかった。設定はすごく面白いのに、タイムマシンの正体を解明しようとしたり、それに抗ったりするわけじゃなくて物足りなかったな。あくまでもそんな世界の中で戦うってスタイル。主人公、ノーマンとジェニファーの会話はすごく面白かった。すごくお似合いの二人だったな。思いの外恋愛色が濃くてこれはこれで面白くて良かった。時間系SFとしてはいまひとつかな。
★3 - コメント(0) - 2014年7月29日

ジェニファー!!やばい、めっちゃ面白かった!ピンチョンの後読んだから、あれ?私ピンチョン読んでたっけ?ってな感覚に陥るアメリカナイズなハードボイルド。
★15 - コメント(0) - 2014年6月21日

結構時間がかかって読了。SFでハードボイルド。粋な会話のようで印象に残らない。動きが少ないので、退屈しながらようやく読了。
★1 - コメント(0) - 2014年6月13日

1970年代の日本のSFファンなら避けて通ることのできない巨人、アトラスXこと鏡明氏による唯一のSFハードボイルド連作。チャンドラーや矢作俊彦らにも通じる、第三者的な感情表現や物語連関性の意識的省略等のお約束がきちんと通底する中、平行宇宙論的時間SFとしてもあまり類を見ない意欲的仕掛けがほどこされている。ロマンスの部分は『エンディミオン』のそれを、ちょっと思い出した。
★5 - コメント(0) - 2014年4月8日

懐かしい作者名に思わず図書館で借りてしまった。あとがきに、過去を変えてはいけないというタイムマシンものの制約を外したかったとあるが、主人公は時間旅行をするわけではないし、マシンそのものが出てくるわけでもない。話自体はともかく設定や雰囲気はどこかで見たことがあると思っていたら、解説を読んで納得。ブレードランナーだった。
★3 - コメント(0) - 2013年8月10日

時の流れには、いくつもの分岐点があって、自分自身の選択だけではなくて、他人や他の生き物、自然現象なんかのちょっとしたことで、世界は全く変わってしまう。無かったことにしたい過去はたくさん在るし、変えてしまいたい現在もたくさんあります。でも1つの事象が他の事象と複雑に絡まりあって、相互に影響を与えているのであれば、1つ変えるだけで、他がどうなるか分かりません。絶対に無くしたくないものは在るし、今までに起こった全てによって今の自分があるんだと思うし。現実を見て今の一瞬〃を一生懸命に過ごしていくしかないのですね。
★11 - コメント(0) - 2013年8月6日

タイムマシンとパラドクスというよくある設定ではあるが、それをハードボイルドの語り口で書いていくのはなかなか斬新だと思いつつ読み終え、奥付を見ると三十年近く前の小説だった。それが読んでて一番の驚き。ものにもよると思うけど、SFって作品の鮮度が落ちにくいジャンルかもしれない。古典とされてる小説読んでても新鮮な驚きがあることが多いし、と作品それ自体とは離れた感慨を抱いてしまった。
★2 - コメント(1) - 2012年12月18日

30年前の作品だったが、高名な鏡明を文庫で読めて良かった。今、Amazonでチェックしたらもう仕入れてなかった。残念極まりない。
★2 - コメント(0) - 2012年11月12日

全く面白くなかった。SFとしても、ミステリとしても中途半端。ワンダーマシンの設定が結局詳細に語られることなく、結果を受け止めその中で生きる人々の描写だけがなされていたのが何よりも残念。曖昧なまま話を勧められても「何が起こってもおかしくない」という言葉に"(作者の都合の良いように)"がつくような気がする。ミステリ部分は本当にどうしようもない。毎章設定を活かしたネタにはなっているが、「で?」という感想しか抱けないしょうもないオチばかり。ラストのご都合主義的展開では壁に投げそうになった。
★2 - コメント(0) - 2012年10月28日

タイムマシンものをほとんど読んでいないけれど、そういった作品が持つ制限を解放して、やることってのがハードボイルドというのはぴったりだと感じた。孤独と愛、みたいな。
★1 - コメント(0) - 2012年10月28日

ミステリ寄りでうまくSF要素も絡んでて面白かった。章立てて話がまとまってるのでかなり読みやすかった。
★2 - コメント(0) - 2012年10月25日

翻訳小説の雰囲気を醸したSFハードボイルドミステリといろいろ盛りだくさんな感じ。連作短編で一話一話にオチはあるけれど、すべてはラストに向けた伏線となっている。切なさの残る幕切れ。つか↓で他の人も書いているが、これシュタゲの元ネタじゃね?とは俺も思った。
★1 - コメント(0) - 2012年4月10日

前半は今一つ的が絞り切れていない感じで、せっかくの設定が勿体ないなーと思っていたのだけど。ラスト二章へ繋がる雰囲気作りとしてみれば、なるほどという感じがしないではない。とても文章が“若く”て、あとがきを読むまで新人作家だと思っていたのは秘密。これって完全に『STEINS;GATE』のモトネタじゃんと思うところがあり、さらに作者が『最後のユニコーン』の訳者だと知って、本編以外にも意外な発見があり、個人的におトクな感じの一冊だった
★3 - コメント(0) - 2011年10月5日

久しぶりに読んだSF。大いに満足。話を追うごとにテーマが前景化してきて、最終話につながっていく。またいろいろとSFを読んでみようという気持ちになった。
★3 - コメント(0) - 2011年9月3日

SHO
タイムマシンが開発され、1人の人間の意志で過去が改変され現在が刻一刻と変化する世界。という舞台設定が面白い。20年以上も前の小説だけど全く古さが無くて、どの話も設定が活かされていて面白かった。どんな行動も努力も虚しい不条理な世界だけどそこはそれなりに希望もあるというような終わり方でもう少し続きが読んでみたかった。
★5 - コメント(0) - 2011年6月11日

ハードボイルドなSFもの。ワセダミステリクラブつながりで、漠然と「鏡明」という名を知ってはいましたが、読むのは本作が初めてでした。「探偵」という過去を探る職業と、「タイムマシン」という歴史を変える代物、つまり一見相容れないというか矛盾した両者を上手く物語に仕立てた手腕に驚きました。ただのお飾りでなく、この設定がミステリ的にちゃんと生かされているのも、ミステリファンとして嬉しいところです。所々にお色気な描写や、主人公であるギブスンの一方的に被虐される描写が、そこはかとなく何とも言い難いです。
★4 - コメント(0) - 2010年11月19日

凄まじい強度のハードボイルドSF。変わらない現在を解放させる。そして、変わり続ける現在の中で、変わらないものを追い求める。面白かった。(エンタメとしては少々弱いところもある)
★3 - コメント(0) - 2010年9月21日

ハードボイルドとSFの融合に喝采を。
★2 - コメント(0) - 2010年9月4日

未来世界のハードボイルド探偵は、古いようで意外に古びていない。変化についていけず、動かないという選択をする人々の話「凍った炎」はちょっと共感。
★3 - コメント(0) - 2010年8月29日

時間ものSFとハードボイルドミステリの確かな融和がなされた作品。ただひとつのタイムマシンが世界を改変し続ける、その中で実に土臭く振る舞う主人公に古き良き探偵の姿を見ました。
★3 - コメント(0) - 2010年6月16日

設定上、しょっちゅう現在が入れ替わるため、頭の悪い私はオチを理解できないことがしょっちゅうでした。まあ、変化するかつて絶対だった現在に、適応できずに狂ってしまう。この設定の読者らしい結末なのでしょうか。
★3 - コメント(0) - 2010年5月16日

変動する過去と未来においての探偵物語。ハードボイルドっぽさとSFが融合し面白い! しかも、たった一人の神とも呼べる富豪以外は変化させられる側であるから、なかなか珍しいタイプのタイムトラベルものだと思いました。変化前と変化後が同時に存在しながら、記憶が役に立たない世界での物語。序盤はコメディ風でもあったのですが、やがてシリアス、そして"世界"にかかわる感じになっていき… や、久しぶりに面白かったなーと思えました。
★4 - コメント(0) - 2010年3月11日

主人公が痛めつけられまくっているので、なんともつらいが、それが案外漫画的でもある。場所は、中身でも触れられているように絶対日本の町ではないが、感性は日本的。私の好きなハードSFとはちょっと違った。
★2 - コメント(0) - 2009年11月22日

ハードボイルド風味なSF大好物人間として、大満足。タイムパラドックス、改変される過去によって現在が書き換えられ続けて行く世界のなかで、自分のスタイルを崩さない主人公が素敵。
★1 - コメント(0) - 2009年7月1日

タイムパラドックスを逆手に取って、過去への干渉により常に現在が変わり続ける世界、という舞台設定がユニーク。一方この連作短編の骨格は、ハードボイルドな探偵物語。フィリップ・K・ディックの小説世界に、ブレードランナーの世界感を逆輸入したみたいな、そんな印象。
★1 - コメント(0) - 2009年6月8日

文章がぜんぜん古びていないのがさすが。何もかもを不確かにしてしまうセンス・オブ・ワンダー
★1 - コメント(0) - 2009年2月26日

不確定世界の探偵物語の 評価:82 感想・レビュー:49
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