宇宙大密室 (創元SF文庫)

宇宙大密室 (創元SF文庫)
あらすじ・内容
初期の日本SF界を支えた名手による唯一のSF短編集。流刑星にただ一人閉じ込められた囚人はいかにして殺害されたか。あなたは60年後に殺された、と言って訪ねてきた男。自殺には一千万の税金がかかる時代に無一文で自殺に成功する方法とは。奇抜な着想と洒脱な筆致の短編17編に加え、書籍初収録の幻の中編SFスリラーと、SF出版人としての業績をたどる、日下三蔵が行なった貴重なインタビュー「日本SF出版黎明期」を収めた。真鍋博による挿画1点を再録。解説=日下三蔵

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516ページ
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宇宙大密室はこんな本です

宇宙大密室の感想・レビュー(66)

SF&民話風小説の短編集。SFはスマートにしてすっぱりとオチを決めるスタイルが多く、表題作よりも最後に収録された中編が秀逸。出だしはミステリと思わせておいてのSF的展開が面白い。民話風小説の鼻たれ天狗シリーズはお色気たっぷりながらも、それだけではないひねりを効かせてミステリよりにしているのが作者らしい。インタビューは日本のSF黎明期を知りたい、その作品に触れたことがある、という人には興味深い内容だろう。
★3 - コメント(0) - 2016年6月4日

40~50年前のだから仕方ないけど、古さは否めない。 まあまあ面白かったのは「イメージ冷凍業」「わからないaとわからないb」「変身」「地獄の鐘が鳴っている」あたりかな。 516ページ
★9 - コメント(1) - 2016年4月7日

タイトルに反し、ミステリはほんの一部。 SF も半分くらいかな? 都筑作品は中学生の頃にかなり読んだので、この本も懐かしい感じで楽しめました。 天狗の話と民話のパロディが楽しいですね。 現代を舞台にした SF は流石に古くさく感じるかもしれません。 ま、ノスタルジックなエピソードだと思うことにしましょうか。(^^;
- コメント(0) - 2016年2月17日

印象に残った短篇など。「頭の中の戦争」玩具の丁寧な描写が続くが、最後でいきなり乱暴な文体になったかと思うとショッキングな落ちが。/「鼻たれ天狗」〈鼻たれ天狗〉シリーズ。古狸、からかさ小僧、雪女が登場。結末近くのアクションシーンは想像すると滑稽だけどアクションのキレがあるというのが変な感じで面白い。/日本にSFを紹介し根付かせるという凄いことをやったのにインタビューで「なんてことなかったよ」という風に話しているのが粋で格好良い。「作家よりも編集者としていちばん才能があったと思う」と言っていたのは意外だった。
- コメント(0) - 2015年11月22日

タイムトラベルもフォークロアもあるSF集。鼻たれ天狗のシリーズはお色気路線。なかなかにいずれも王道をいっていて、安定した面白さがある。
- コメント(0) - 2015年10月27日

「唯一のSF短編集」と帯の惹句。もっと一杯出てたような気がしてたんだが、印象に残ってる作品集の多くはホラーに分類されるらしい。それはともかく。ヘンな状況やヘンなガジェットが引き起こす顛末や現実世界の常識とはかけ離れた価値観を提示されるのがSFの魅力なわけだが、作者にかかるとそこにミステリとしての面白さも加わる。ほんとに多才なお方だなあ。正調(?)な本格ミステリの表題作、ワンアイディア+一捻りがいかにも黎明期SFな「イメージ冷凍業」。自分的ベスト「頭の戦争」がSFじゃなかったのがなんだか申し訳ない(笑)
★25 - コメント(1) - 2015年9月23日

表題作がどんななのか一番興味があったんだけど、一番面白かったのは天狗が主人公の連作で、その中でも「妖怪人穴」の話でした。
- コメント(0) - 2015年4月18日

都築道夫さんの、SF短編を集めた本とのこと。表題作はSFミステリで、それだけでもとは取れたってかんじだ。どれも面白いよ。また、解説から、日本SF黎明期の出版に関わってたのを知って、へーってなった。
★1 - コメント(0) - 2014年12月10日

短編集の合本という方が正確かも。 「頭の戦争」の結末がショッキングでした。 鼻たれ天狗さんの話はちょっと毛色の変わったお色気妖怪話って感じで面白かったです。 それにしても内容ぎっしりでした。
★1 - コメント(0) - 2014年9月3日

都筑さんという人はなんてサービス精神旺盛な人なんだろう。自分の作品のあとがきや解説を読むとそう思う。作品もわかりやすさを優先するあまり説明過多になっているところがあるような気がする。それをありがたいと思うか邪魔だと捉えるか・・・。本書収録の対談で本人が言うとおり編集者が一番向いていたのかも。でも好きな作家だし、鼻たれ天狗を始めとする「民話へのおかしな旅」シリーズは面白かった。
★3 - コメント(0) - 2014年5月22日

「頭の戦争」好き。男の嫉妬、最後の行為にギリギリ垣間見える矜恃。
★2 - コメント(0) - 2014年3月6日

冒頭に配された表題作は、第一の殺人についてはすぐ犯人はわかった。しかし、凝った設定なので作品の興はそがれず、結末でううむと思わずうなってしまった。民話に材を採った9篇は、新米天狗の鼻たれの活躍(?)が描かれるユーモアあふれる作品。007のパロディである「カジノ・コワイアル」は、敵味方が二転三転し、目が眩まされた。「忘れられた夜」は、なるほどハーラン・エリスンの雰囲気ただよう小品。人を食べるという女たちが恐ろしい。書籍初収録の「地獄の鐘が鳴っている」は、「わからないaとわからないb」と読み比べるのも、一興。
★2 - コメント(0) - 2013年12月10日

短編読んで疲れるとは。勢いよく走り続けた短編集
- コメント(0) - 2013年11月11日

全体的に古い。年代を考えればまあまあかな。
★7 - コメント(0) - 2013年11月5日

昔都筑さんの作品はほとんど読んでいたのですが、このSF的なミステリーはあまり読んでいなかったので、異なった観点からかなり新鮮な感じがしました。またおとぎ話に原案を採った鼻たれシリーズは結構面白く読めました。今の人にはこのようなミステリーはあまりむいていないのでしょうね。
★1 - コメント(0) - 2013年2月13日

1970年から2002年にかけて発表された、SF短篇集。外来語の表記等に、年代を感じる。高校・大学時代は「なめくじ長屋」シリーズなど良く読んだ、好きな作家の一人だが、今回はちょっと辛かった。集中して読む気力が、もう無い。もう目なんかショボショボしちゃって・・・。
★1 - コメント(0) - 2012年11月1日

この人が居たから、今マガジンが読めるんだ。この人の尽力が、今のSF界を導いたんだ。
★3 - コメント(0) - 2012年4月16日

SFより幻想小説がメインかな。人間の毒と切なさがいい感じ。最後の話はラストが寂しいな〜。誰からも忘れられるのが一番寂しいね。
★1 - コメント(0) - 2012年1月20日

頭の方に収録されているアイディアものの話のつくりの粗さが古い日本SFと言ったかんじ。ただ鼻たれ天狗の話は面白かった。日本的ファンタジーなので話のロジックが粗くても気にならないところがよかったんだろうか。
- コメント(0) - 2011年12月10日

さすがに雰囲気は古い感じです。でも、アイデア勝負という作品は好きです。天狗の話が艶笑っぽくていいですね。
- コメント(0) - 2011年10月4日

タイムパラドックスに関して、現にある肉体と人格や精神といったものの取扱いが、今読むと大胆というか摩訶不思議というか 『頭の戦争』の狂気はプチトラウマもの 『忘れられた夜』のセンチメンタリズムが好き
- コメント(0) - 2011年9月4日

時代からかさすがに古臭く感じるものが多いが、アイディアは面白い。がっつりしたSFではないので読み易くもあった。鼻たれ天狗シリーズはちょっとしたミステリ要素もあって良し。
★1 - コメント(0) - 2011年8月5日

むかしのえすえふ。それこそタイムマシンで日本SF黎明期を訪れたつもりで。
★1 - コメント(0) - 2011年8月4日

確かに古びた感じはあったなぁ。SFってのは、やはり古くなってしまうものなのか… 「忘れられた夜」だけは、終末ものとしてありな感じでしたが、もう少し先まで世界を描いてほしかったかな。 それとは別に、鼻たれ天狗をはじめとする妖怪ものは、案外古びないものだと発見しました。妖怪に対する日本人の感性は、40年近く前からあんまり変わらないものらしい。
★3 - コメント(0) - 2011年8月2日

一読、古い! と思ってしまう。カバーイラストがちっともあってないような気がするし。なのだが、巻末のあとがき、インタビューがすこぶるよかった。
- コメント(0) - 2011年7月28日

古びない小説なんてないんだけど、古びてるからこそ光る奇想てのもある。「忘れられた夜」と鼻たれ天狗シリーズ(妖怪ブーム真っ盛りだなこれ)が好き。
★2 - コメント(0) - 2011年7月7日

都筑さんのSF初めて読んだ。
- コメント(0) - 2011年7月5日

都築道夫にとってSFとは、良くも悪くもウイットの利いたアイデアストーリーだったんじゃないかな? そのあたりが今日の水準からすると食い足りない感じで、おとぎ話のパロディのような作品群の方がむしろ古びていないように思う。それにしても、ハヤカワ文庫版、徳間文庫版(フォークロスコープ日本)も買ってるが、またまた増補されているのでは買わないわけにはいかんではないか。さすが創元、抜け目なさすぎ。
★1 - コメント(0) - 2011年7月3日

他は何度も読んでいる話ばかりだけど、「地獄の鐘が鳴っている」を読めたから。
- コメント(0) - 2011年6月26日

17編+幻の中編(帯)収録。SFから映画や民話を独自の視点で纏めた作品と多彩な内容。 最初のSFミステリも面白いがまだ序盤、イメージ冷凍業の制作風景は今の時代を連想するし、忘れられた夜の絶望感(と希望)、返信や頭の体操の狂気、天狗の無茶難題解決道中、一寸法師の解釈と浦島のラストも凄い。追加オプションとある「地獄の鐘が鳴っている」はタイトルから連想した内容と違うが非常に面白い。 また後書きと都筑道夫自身の解釈、初期の日本SF界を支えた作者に対するインタビューと日下三蔵の解説付き(当時の書影に注目)。
★2 - コメント(0) - 2011年6月21日

☆☆★
- コメント(0) - 2010年9月29日

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