宰相の二番目の娘 (創元SF文庫)

宰相の二番目の娘 (創元SF文庫)
あらすじ・内容
過去にタイムトラベルして歴史上の重要人物を拉致、現代へ連れ帰り、そっくりのロボットを製作したあと本物は過去へ送り返す。それが自動マネキン社の商売だ。ビリングズの初仕事は、新しい展示計画《千夜一夜物語》の語り聞かせの場面を再現するため、9世紀へ跳んで本物のシェヘラザードを連れ帰ること。だが……シェヘラザードを確保したつもりが、それが15歳の妹ドニヤザードのほうだったとは。追手を振り切り、彼女と時間移動したビリングズだったが――タイムマシンを故障させてしまい、到着した先はいずことも知れぬ世界だった! 訳者あとがき=山田順子

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宰相の二番目の娘はこんな本です

SF

宰相の二番目の娘の感想・レビュー(109)

千夜一夜物語をモチーフにしたタイムトラベル冒険ファンタジー。時間エージェント・ビリングスが誘拐したのは、シェヘラザードの妹、15歳のドニヤザード。賢く好奇心旺盛で元気いっぱい。時間移動装置の誤作動で飛ばされた遠い未来で、二人はさまざまな災難に遭遇する。人類批判的な描き方もあるものの、SF要素より、ロマンティックなファンタジー要素が強くて、とても甘ーい! 15歳の娘に恋するんだから。松尾たいこさんの表紙イラストに惹かれて。
★21 - コメント(0) - 1月26日

機知に富んで勇気もあるたくましき実務家の女に、いい人だけどいささか頼りない男が救われる…アリババとモルジアナみたいな主人公たちでした。女は強い。
★6 - コメント(0) - 2016年10月17日

短編を膨らました話なのだけど、短編の方が圧倒的によいです
- コメント(0) - 2016年9月4日

アンソロジー『時を生きる種族』に収録された「真鍮の都」という短編の長篇化。 ワンパターンもご都合主義もなんのその、ひたすらロマンチックな物語。 正直、またおっさんと少女かよと思いましたが、読んでいるうちにさほど気にならなくなりました。 千夜一夜物語をモチーフにしたおとぎ話に今夜は酔いしれましょう。 しかし、こう言ってはなんですが、いい年こいてこんなお話を書けるなんて、やはりヤングの中ではどこかで時間が止まっていたのかも。 244ページ
★13 - コメント(0) - 2016年9月3日

図書館。とても可愛らしいファンタジックSFだった。
★2 - コメント(0) - 2016年8月10日

あ、甘~い。短編の方を先に読んでたのですが、長編になって甘さ二倍。アラビアンの世界を上手く語ってるなあ。元祖異世界ものでは。ヤンキーさんはすぐ愛称で呼ぶところが気になってしまいます。ドニーって。魔神が良かった。
★1 - コメント(0) - 2016年6月18日

中篇「真鍮の都」を20年後に長編化したものだそうです。ヤングの亡くなる1年前、1985年の作ですから、SFと言っても今では児童向けかもしれません。これも「たんぽぽ娘」や「時が新しかったころ」のようなロマンティック時間SF。時を超える純愛はヤングの真骨頂です。基本的にヤングは中篇が得意だと思いますし、それに肉付けした長編はどうしても間延びしている感があります。結末の余韻に辿り着くまでに長編では長過ぎるのです。アラビアンナイトのSF的解釈は面白いのですが。しかし時間や空間より女心の方が余程不思議に感じますね。
★7 - コメント(0) - 2016年5月24日

ヤングらしいファンタジーSFで楽しい。そりゃ整合性という意味では難もあるけれど、こういうおとぎ話だと思えば。伏線がばちばちはまっていく様は読んでいてにんまりさせられた。ラストもいい。素敵なSFです。
★1 - コメント(0) - 2016年3月19日

ワクワクドキドキ、ニンマリ。ベタです。だが、それがいい。
- コメント(0) - 2016年1月10日

何と言っても「宰相の二番目の娘」であるドニヤザードの魅力的なこと。頭もいいが度胸もいい。ビリングスの情けなさに倒れそうになりつつも、ドニヤザードに引っ張られてアラビアンナイトの世界を堪能できる。で、突っ込みどころとしては「アリ」はよくある名前だけど「ババ」は若い男の子にはつかないってところで、まぁそんなのはともかくタイムトラベルSFとしては、山場があるようなないようなのんびり進行だが、ラストの爽快感で全部許せる。
★4 - コメント(0) - 2015年9月29日

SF物を読んでいるつもりなのに、なぜか千夜一夜物語を読んでいる気分にさせられる。パロディを読んでいるかのような、でもきちんとアレンジされていて、現代版おとぎ話としてすんなり読める。ドニヤザードがいつの間にかドニーになっていることにニヤリとさせられる。最後に成長したドニーが未来へ、の部分はSFとして締められたのかな?
★5 - コメント(0) - 2015年9月16日

誰でも一度は読んだことがあるアラビアンナイトとSFの奇妙な融合。冒険、恋、財宝、謎、タイムトラベル、いろんな要素を含んで進む物語。色違いのケーブル繋ぐシーンとか天体の説明のシーンとか焦れったい部分もあるけど、なんか良い感じのファンタジー。ヒロインのドニヤザードがとても魅力的(幾度か描かれる食事のシーンとか特に!)。最後暗い気分で終わるのかと思ったんどけど…いやー、良い話だった!!
★1 - コメント(0) - 2015年9月5日

楽しく拝読しました。ヤングらしいハッピーエンドで幸せな気分です。お薦め致します。
- コメント(0) - 2015年8月29日

物理法則なんてクソ食らえ。ご都合主義の何が悪い。ワンパターンこそ王道だ。ロマンチックが正義だ。失礼、取り乱しました。SFファンに評判悪くても、こういう本は大好きだ。お伽話の伽は夜伽の伽。とすれば千夜一夜物語こそ、お伽話の原型、あるべき姿。その世界の娘、シェヘラザードの妹ドニヤザードと、自動マネキン社の新入社員ビリングスの素敵な素敵な恋物語。ヤング70歳の時に書かれた本作、翌年に彼は天に召される。だったらお伽話が現実になったって、全然OKだよね。ハッピーエンドって気持ちいい。こう思う自分も歳をとったのかな?
★55 - コメント(1) - 2015年7月24日

SFとファンタジ タイムトラベラーと千夜一夜物語 
★1 - コメント(0) - 2015年6月13日

ラスト、ドニヤザードが19歳になってからタイムスリップするのではなく、4年間自分でこの世界に馴染んで基盤を作ってから会いに来る所に愛を感じました。
★4 - コメント(0) - 2015年6月2日

【電子書籍】ほのぼのSFファンタジー。初仕事でアクシデント続出なのに淡々としたビリングズ。慌てず騒がずなのに、自信が無さそうなのは好感が持てる。一方ドニヤザードは一見従順そうで芯がしっかり、機転も利くし行動力もある。この二人の取り合わせが絶妙。アラビアンナイトの背景を絡めながら、無機質感漂うSF設定部分。この作家ならではの味わい、エンディング。読後感は春ののどかな夕暮れの気分。
★2 - コメント(0) - 2015年5月31日

千夜一夜物語をベースとしたSFタイムトラベル物、一気に読んでしまったため中盤の冒険が退屈に感じ、ロマンチックな冒険譚というよりはドニヤザードの武功譚になっている。千夜一夜物語のように少しずつ読み進めていけばもっと違った印象になったのかもしれない、最後のエピローグはさすがロバート・ヤングだなぁと。
★17 - コメント(0) - 2015年5月24日

中編「真鍮の都(The City of Brass)」を元に、大きく設定を見直してふくらませたSFラブストーリー。前の中編ではアラビアンナイトの世界の解釈や21世紀の描写などがいまいち納得できなかったのですが、そのあたりをうまくつじつま合わせをして、いかにもヤング的な(と日本人が信じている)甘いラブストーリーに落とし込んでいます。たまにはいいね、こう言う本も。
★19 - コメント(1) - 2015年4月21日

読了。ロマンチック! 左手のページの厚さが少なくなってきたころ、「ああ、このまま終わりか」と安易に考えてしまったけれど、そうはならなかった。じっくり読めば予想できた結末かもしれないけれど、そんなことは必要ないと思う。魅力的なヒロインに夢中になって、ロマンティックな読後感にただただ浸ればいいんじゃないかな、と。『夏への扉』のときも感じたけれど、ああ、いいなぁって。
★5 - コメント(0) - 2015年4月13日

千夜一夜物語の語り手・シェヘラザードの自動マネキンを製造するためタイムトラベルして彼女を九世紀から誘拐してくるはずが、妹のドニヤザードを連れてきてしまった上にちょっとしたミスによる誤作動を起こし、魔神や食屍鬼などが存在する現代でも過去でもない世界に飛んでしまう、というドタバタした可愛いSF。ビリングズが財宝を見つけた時の反応がとても素直で面白かった。幸せなエピローグも好みで大満足です。でもタイトルがしっくりこない。
★13 - コメント(0) - 2015年4月5日

そっくりのロボットを作るために過去の人間を攫ってくるなんて拉致だろう。千夜一夜物語の製作裏話。未来の方が魔法に満ちた時代だったわけね。
★18 - コメント(0) - 2015年3月20日

たんたんとストーリーが進みますが楽しめました。もうすこし魅力的なタイトルをつければいいのに・・・
★15 - コメント(0) - 2015年3月20日

SFタイムトラベル+アラビアンナイト《千夜一夜物語》の冒険物語
★3 - コメント(0) - 2015年3月13日

正直なところ、千夜一夜物語をモチーフにした冒険譚がダラダラと続いたところはいただけない。しかし、大団円はこれこそF・ヤングといったお約束の結末。私は、この甘さ、このハッピーエンドが読みたかったのです。『時を生きる種族(ファンタスティック時間SF傑作選)』を発注しました。もちろんヤングの『真鍮の都』を読むために。
★96 - コメント(0) - 2015年2月26日

とっても面白く楽しく読めました。私の好きなタイプの設定、物語です。タイムトラベルというSF的世界と、アラビアンナイトのファンタジー世界、それにちょっとした冒険を加味したキュートなラブコメ。けなげで賢いドニヤザードも魅力的。軽いと言えば軽いけど、それもこの物語の魅力のうちかな。ジンの正体とか、ジンが苦手なものという設定もおもしろいし、タイムマシンの修理にハンダという卑近なものが使われているのに、あれ??と思ったら、ちゃんと後でハンダが活躍するのも楽しく思われた。ディズニーとかで映画にしてほしい。
★7 - コメント(1) - 2015年2月19日

『たんぽぽ娘』の編者あとがきで、本作について、少女といちゃいちゃするだけと否定的に評価されていたが、この程度ではいちゃいちゃとは言わないだろうし、たとえ言うとしても作品の質を下げることにはならないだろう。タイムトラベルとボーイ・ミーツ・ガールの合わせ技は板についたもの。「別の原因」(102頁)が何なのかは気になった。
★6 - コメント(0) - 2015年2月12日

元の中編「真鍮の都」は、魔神の正体や千夜一夜物語との繋がりなどが中途半端、というか分かりにくかったが、長編のこちらは、魔神の正体など分かりやすくなっている。中盤はアラビアンナイトそのままというのはどうか?SFっぽさが薄れているような・・・まあ、その辺りとか、千夜一夜物語の誕生秘話!とか面白かったことは確かだけど。でもまあ、結論は、いつものとおり、時間移動を使った、頭の悪いロリコン男のロリ話。ということで。
★7 - コメント(0) - 2015年1月31日

図書館本。ファンタジックな少女マンガっぽいお話です。ハプニングあり、冒険あり、三角関係?ありで、エンディングがロマンティック。途中、未来の世界なんだかおとぎ話の世界なんだかわからなくなってしまいましたが、まあそこは深く考えなくても大丈夫でした(笑)
★10 - コメント(0) - 2015年1月29日

『時が新しかったころ』と同じテイストを期待していたが、千夜一夜物語のパロディのようなドタバタ活劇だった。「真鍮の都」や「アリババと40人(14人?)の盗賊」、魔法のランプの話しなど、強引にSF的な味付けをしている。最後、ハッピーエンドにするところはいかにもヤングらしい。★★★☆☆
★8 - コメント(0) - 2015年1月28日

yyg
アラビアンナイトを下敷きに、SF的なガジェットを混ぜてみた趣。最後も物悲しく終わるのかなと思いきや、ハッピーエンドで終了する。アラビアンナイトの世界を冒険する様子は魅力的で面白いが、ヒロインが主人公に惚れる理由が薄いような気もする。気楽にすらすら読めて、楽しかった。
★7 - コメント(0) - 2015年1月18日

ロバート・F・ヤングの最後の長編。千夜一夜物語のSF版とでも言えばいいのかな? 千夜一夜物語はあまり詳しくないし、読むのが辛いかも、と思ってたけど、読めば面白くて、まだ読みたらない感じ。「たんぽぽ娘」で知ったロバート・F・ヤングですが、こういうのもいいですね。
★19 - コメント(0) - 2015年1月9日

ロバートヤングにハズレなし。 楽しかった!
★5 - コメント(0) - 2015年1月4日

『時を生きる種族』に収録された中篇「真鍮の都」の長篇版。「千夜一夜物語」に材を採り、主人公のビルと、彼がシェヘラザードと間違えて連れ去ってしまったその妹ドニヤサードの物語。21世紀からタイムマシンで9世紀のアラビアにきたのはよいが、機械の操作を誤り、魔神から人を食らう怪物、はては盗賊との大騒動を巻き起こす。ビルがトラブルを解決しようとするとうまくいかず、年下の少女ドニヤサードが機転(?)を利かせて窮地を脱する場面がたびたび登場。ちょっと情けない気もするが、しっかりハッピーエンドになるから、まあいいか。
★11 - コメント(0) - 2014年12月25日

SFが苦手な私にも、楽しく読めました。SFは無機質だったり灰色に見えるんですが、このお話は恋が絡むのでほんのりピンク色。更にアラビアンナイトの世界なのでファンタジーが強かったのも良かったかも。最初はアラビアンナイトの物語の中に入ったのかと思いましたが、創る方かー。そしてドニヤザードの思い切りの良さに惚れた!
★11 - コメント(1) - 2014年12月21日

☆2 景色の想像がしにくくて、どういうことなんだろう??となった場面がちらほら…。文章の独特さは訳本だから? 王道を行くような感じだけど、最後まで楽しく読めた。あと、ヒロインのキャラが可愛い(笑) あんな暴言が咄嗟に出るってことはきっと…(笑)
★3 - コメント(0) - 2014年12月18日

短かめの長編。脳人は何かの比喩なんでしょうか。ハッピーエンドです。
★5 - コメント(0) - 2014年12月14日

『たんぽぽ娘』が良かったので手にとってみた。歴史上の有名人を誘拐し、コピーロボットを作成する会社の青年社員。シェヘラザードと誤って妹を確保してしまう。がっちりしたSFにアリババ等の千夜一夜物語のテイストが巧みに盛り込まれていて、ファンタジックで愉快な冒険譚。ちょっとおまぬけな青年主人公と、なんでもありのままに受け入れる9世紀の少女の絡みが楽しい。SFに関しては突っ込みどころ満載でレトロ感は否めないが、SFが苦手な私としてはかえって親しみやすく感じる。ロマンティックで好みの娯楽作品だった。
★153 - コメント(4) - 2014年12月14日

それでなくてもタイムトラベルものは好きなのに、捻りのきき具合が最高にいい! この切なさ具合がたまらない! と思ったら、「たんぽぽ娘」のだったのね、と非常にナットク。元作だという「真鍮の都」(『時を生きる種族―ファンタスティック時間SF傑作選』所収)もいつか読んでみようかな、などと思ったりもしつつ、でもこれはこれで大満足なので読まなくてもいいかな、などとも思ったり。
★6 - コメント(0) - 2014年12月12日

宰相の二番目の娘の 評価:98 感想・レビュー:50
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