完璧な夏の日〈上〉 (創元SF文庫)

完璧な夏の日〈上〉 (創元SF文庫)
あらすじ・内容
第二次世界大戦の直前、世界各地に突如現れた異能力者たちは各国の情報機関や軍に徴集され、死闘を繰りひろげた。そして現在。イギリスの情報機関を辞して久しい異能力者のひとりフォッグは、かつての相棒と上司に呼び出され、過去を回想する。突然の能力発現、仲間との初めての出会い、終わりなき闘いの日々……。新鋭の世界幻想文学大賞作家が放つ、最先端をゆく“戦争×SF”。英ガーディアン紙2013年ベストSF選出作。

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完璧な夏の日〈上〉はこんな本です

完璧な夏の日〈上〉の感想・レビュー(323)

1932年世界中に「超人」が出現したもう一つの地球を舞台にしたWWⅡそして戦後秘史。コミックよろしく大々的に超人をプロパガンダに活用するアメリカはほぼ物語の背景で、イギリスの諜報機関に所属する超人たちとナチスの超人たちの暗闘がメイン。東部戦線の悲惨さ、パルチザンの残酷な報復、アウシュビッツの人体実験、捕虜を動員してフル稼働していたフォン・ブラウンの兵器工場などえぐい話がわらわら出てくる。
★1 - コメント(0) - 2月25日

話が現在と過去を振り返る形で時系列通りには進まないからナチスドイツと連合軍のWWⅡの戦闘の流れをある程度把握してないと大変かも。戦争に関わった実在の人物を上手く絡めてあるあたりも楽しい。傍観者的な語り手とフォッグ視点が混ざってる。そして彼から見たオブリヴィオンの些細な表情や挙動に軽い引っ掛かりを覚え、最後の方に某人物を知っていれば解るようになってた
★2 - コメント(0) - 2016年12月31日

★2: 戦時中の話なので仕方ないのですが、凄惨な描写が多く、雰囲気も暗くて読むのがツラい。進まない…。下巻はどうなるでしょう。
★1 - コメント(0) - 2016年11月8日

一度断念したけど読めそうなので頑張る2回目の挑戦。SFだけど戦時中のスパイもので更にアメリカンコミック的な超人祭、加えて魅力的なキャラクターも多くて普段読まない人もページをめくりやすいかも。全体的に暗くてじっとりしてるのでクララのもたらす圧倒的な光と強さはまさに完璧な夏の日だね。私は例に漏れずオブリヴィオンを抱きしめたい。
★2 - コメント(0) - 2016年10月28日

過去や現在を行ったり来たりし、超人の人数も多かったため、少し読み辛かった。アメリカの超人はスーパーマン然と活躍しているのに、イギリスの超人は諜報活動のようにしているところが、国によって違って面白かった。もしかしたらあったかもしれないパラレル歴史ものとしては良かったと思う。フォッグが超人となって経験した家族や仲間、今までの日常との別れがより一層、夏の日に対する憧憬につながっているのではないか。クララの正体は一体、何者なんだ。
- コメント(0) - 2016年10月24日

どこから面白くなるのか…と読み進めていたら下巻突入
★6 - コメント(0) - 2016年10月19日

超能力バトルものだけど、マーヴェルコミックよりは、日本の忍者モノとかサイボーグものの雰囲気があります。 第二次世界大戦とその後の現代史を舞台にしたエンタメとしても読めます。
★5 - コメント(0) - 2016年9月20日

超人たちが実在するもひとつのWW2を舞台にした、特殊能力を有した諜報員たちの虚虚実実の闘争、を期待したのだが、ぜんぜん違った。申し訳程度のSF要素がすごくアタマワルイ感じで、構成も意味不明に複雑で、心理描写は薄く、人物の行動の動機も浅く、なんで海外でそんな評価されてんのか、上巻を読んだ限りではさっぱりわからず、下巻に期待できる気もしない。どこで盛り上がればいいのかわからないまま、スターウォーズを観てしまったときのあの感覚、と言えばわかるだろうか。SF舐めんな。
★15 - コメント(0) - 2016年9月5日

第二次大戦時、超人たちが枢軸国側と連合国側に別れて戦った影の歴史が、ある男の述懐によって明かされる。彼の名はFog=霧。そして彼を探しだした男の名はOblibion=忘却。いずれも存在が不確かな名前を持つ二人を呼び出した上司にFogが語るのは完璧な夏の日と呼ばれた少女との出会い。それにしても、「バランスが大事」と上司が言うが両サイドにバランスよく超人を配するのはいたずらに戦争を長引かせることにならないか。ワイルドなFogと紳士的なOblibionの対照的なキャラがBL的には萌えるのかな。
★65 - コメント(1) - 2016年9月2日

下巻のレビューはネタバレ多いので、こちらに。とてもとても好みの話だったが、ぐるぐる過去をめぐってて、「超人、何人か合体させれば?」と思ったぐらい管を巻いてるので、疲れて読み通せない人はいるかも。
★4 - コメント(0) - 2016年8月23日

すごく面白いというレビューにおされて、読み始めたがよくわからないのだが。現在と過去、行ったり来たりで、1章がやたら短いので読み終えたけれど。。下巻に進む。
★4 - コメント(0) - 2016年8月10日

『X-MEN(2011)』や『ウォッチメン』を思わせる世界観に、史実を織り交ぜた過去を回想する語り口が絶妙。
★2 - コメント(0) - 2016年8月10日

夏なので。
★1 - コメント(0) - 2016年8月1日

完全に暗い系アメコミのテイスト。「ウィンター・ソルジャー」(映画もコミックも)とか大好きな自分としては、かなり馴染む雰囲気。現実と回想が交互に提示され、徐々に過去が明らかになる構成も、小説的というより映画やアメコミの文法。内容的にはまだ回想が一段落くらいなので、下巻に期待。あとは、チューリングが量子的コンピュータを語るとかオモシロ。確かにあの時代でコンピュータの話するとかこの人くらいかも。オブリ君もゲイっぽいし、チューリングはうまい。ちょい役でハルクやヒューマントーチが出てる気がするのは作者のお遊びか。
★2 - コメント(1) - 2016年7月21日

第二次世界大戦前後で活躍する特殊能力を持った超人の話。超人たちの回顧録で話は進む。上巻では超人のフォッグがクララ(超人を産み出した博士の娘、恐らく超人)との出会いまでが描かれる。この先、どうなるかは予測がつかないが、面白くなりそうな予感はある。引き続き下巻を読む予定。
★4 - コメント(0) - 2016年6月7日

もしもアメコミみたいな超人がいたらの話。彼等は年をとらず、様々な能力を持つ。第二次世界大戦時は英雄として崇められるが、冷戦時代には各国の体制により翻弄され、落ちぶれていく。最後はハッピーエンドかもしれないが、素直に良かったとは言えないラストだった。夏と冬の対比で、そのときの場面の明暗を表現しているところが良かった。自分には「完璧な夏の日」のような夏の日は過ぎ去ってしまったと思うと、一抹の寂しさを感じた。
★1 - コメント(0) - 2016年4月8日

抜粋。『きっとこの人は、あまりに孤独だったため、声に出して自問自答する癖がついてしまったのだ。』『嘘が最大の効果を発揮するためには、ある程度の真実を含んでいなければならない』『愛とはいったいなんなのだろう? もしかすると、すべてを隠蔽するための、ひとつの手段に過ぎないのかもしれない。』
★2 - コメント(0) - 2016年3月14日

XMENファーストジェネレーションみたいだった。第二次大戦の裏側で暗躍する超人ユーバーメンシュの物語。現代において元上司から尋問を受けるフォッグの回想で物語が進む。視点の「我々」とは?上巻読み終わってもまだフォッグが呼び出された目的もはっきりとはわからない。この物語はどこに向かって進んでいるのだろう。ヒロインの〈夏の日〉は現実感が希薄でフォッグの幻想じゃないかと思えてしまう。他の国のユーバーメンシュたちは暗い雰囲気なのにアメリカのユーバーメンシュたちはアベンジャーズばりのヒーロー衣装。
★7 - コメント(0) - 2016年2月22日

超人の活躍する第二次世界大戦。コミックブックのような派手さはなく、暗い描写が続く。
★1 - コメント(0) - 2016年2月15日

歴史SFというかかなりのエンターテイメントのような感じです。私は途中で映画のシリーズのXーメンやアベンジャーズを思い出してしまいました。特にユダヤ人の緑のサボテン男などは超人ハルクを思い出しました。若干時代が現代や昔に戻ったりあるいは場所も様々な場所での出来事とかいろいろめまぐるしいのですが、楽しめます。この前半の最後のほうで書名のもとになる人物などが出てきて下巻が楽しみになります。
★128 - コメント(0) - 2016年1月26日

戦争の時代に現れた、異能力者たちの物語。暗いアメコミのようであり、バディものとしても楽しめる。時間があちこち行き来する構成も、慣れれば問題なし。やや飽きてきた頃合いで登場した〈完璧な夏の日〉がどう関わってくるのか。下巻へ。
★3 - コメント(0) - 2016年1月14日

Xマンか!? とつっこみたくなるが、独自の不安定なタッチに魅力がある。
★27 - コメント(0) - 2016年1月11日

現在形で情景や行動の描写されるとト書き読んでる気分になるんですが…。過去と現在、場面がぱっぱと切り替わる辺りも何となくコンテっぽい。いっそのことマンガとか映画とかで出してくれてた方がとっつきやすかった気がする。ピンと来ないのは私が紛争とは無縁で安穏と生きてる日本人だからだろうか。
★3 - コメント(0) - 2016年1月3日

特殊能力を持つ「超人」。彼らが第二次世界大戦で戦ったことを主人公フォッグが振り返る。SFというよりも、大人向けのアメコミという感じの世界観でした。政治的・歴史的要素や性的表現、パロディも含めて、それなりに「スーパーヒーローもの」を読んできた人向けの小説なのかなと思います。上巻はまだ伏線を撒いていく部分が多く、面白いかどうかはこれからですかね。文章も少々書き方にくせがあるので、読み進めるのに時間がかかります。おそらくキーパーソンであるクララの場違いなほどの美しさ、彼女もただのヒロインではなさそうです。
★4 - コメント(0) - 2015年12月24日

完璧な夏の日――この邦題に惹かれて読む。うーむ、なかなかに入り込み辛い世界観だ。いまのところ、時代が前後する構成が良く作用しているようには感じないな。
★2 - コメント(0) - 2015年10月20日

読破。もうちょっと違う展開を期待していましたが…。なんだかアメコミ・ヒーローズのクロスオーバー作品読んでるようで、疲れちゃいました…。上巻だけでお腹いっぱい。これ、英ガーディアン紙の’13ベストSF?上巻読む限りはそんな片鱗見えないんですが…。下巻はパスです。
★14 - コメント(0) - 2015年10月1日

カット割りの多い、映画を見ているような小説です。こういうのは嫌いじゃないです、ページがどんどん進みます、どうやら一気読みの予感が・・・・・。
★5 - コメント(0) - 2015年9月25日

能力者がスパイ合戦するのかと思いきや、心理描写が長くてどっちかっていうとキャラ萌えの小説のように感じられた。アメコミヒーローのキャラ造形好きじゃないんだけどなあー。
★6 - コメント(0) - 2015年9月8日

タイトルと表紙イラストに惹かれて。超人が投入された第二次世界大戦。舞台はヨーロッパ。超人がヒーローではなく見世物小屋の珍獣のように陰鬱気味に描かれる。世界は違うのに「人類補完機構」シリーズを思い出す。マンショニャッガーとか。どんな物語なのか、まだわからない。下巻を読んでみないと。
★7 - コメント(0) - 2015年8月28日

ハリウッド映画の派手さを弱めた超人たちはいかにもヨーロッパ的な厭世的雰囲気を漂わせ戦い続ける。如何にも暗いフォッグが完璧な夏の日に憧れるのはわかる。が、この物語はどこへ行くのか。我々とは誰なのか。謎はつきない。
★8 - コメント(0) - 2015年8月26日

時系列の入れ替えと淡白な描写が印象的。上巻の最後のあたりになって、ようやくタイトルの意味が明かされ始めるというかんじ。
★3 - コメント(0) - 2015年8月22日

時系列がばらばらでストーリーの起伏があまりない。淡々としている。
★2 - コメント(0) - 2015年8月7日

タイトルには夏があるが、どんよりとした寒い冬の日の出会い。灰色の日々に見る夏の鮮烈さがまぶしい。
★7 - コメント(0) - 2015年8月3日

派手さのない、英国らしい地味で静かなX-MENといった感じの作品。ヒロイン?と思われる人物が終盤でようやく登場し、やっと物語が動くか…といったところで終了。感想は下巻で。
★29 - コメント(0) - 2015年7月28日

超能力者たちの活躍が地味で、戦況にほとんど影響を与えられないところにフラストレーションが溜まる。フォッグとオブリビオンの友情には胸が熱くなった。「完璧な夏」ことゾマータークがどういう役割の登場人物なのかまだよくわからない。下巻でおもしろくなることを祈る。
★4 - コメント(0) - 2015年7月19日

SFなのかファンタジーなのか、微妙なところ。ストーリーが意味も無く時系列になっていないように思われ、とてもいらいらする。ヒロインであるゾマータークが登場してからが、本筋か。
★4 - コメント(0) - 2015年7月16日

国王陛下のX-MENみたいな。アメリカチームはド派手、ナチスは外連味たっぷりとマーベルヒーローの匂いプンプンでそれなりに派手な場面も用意されているとはいえ地味に淡々とした調子で綴られる物語は短い章立てでテンポよく進む。時制の前後する動きが効果的。WW2は舞台そのものが土台の強さを自然と発揮するから改変ものにお誂え向きだけどこれが戦後どう展開するのか楽しみ。
★5 - コメント(0) - 2015年7月16日

Amazon評価が割れていて実際どうなんだと訝しみながら読み始めたら、すごい面白いじゃないですかこれ。完璧な夏の日の登場が遅いとか物語が進まないとか、当然出てくる意見だと思うけど、それ以上に舞台設定と登場人物が魅力的ですいすいページが進む。本作に登場する超人は世界の命運を握るといったスケールではなく、普通の人間以上の能力を持つが、普通の人間と同じように戦争で消耗されていく存在に過ぎない。まさしく「暴虐の季節」
★15 - コメント(0) - 2015年7月14日

英国っぽい、地味でくすんだ感じのX-MEN。なかなか夏の日が出てこないですが、突然現れてから話が回り出します。この辺上手いなあ。夏の日部分だけカラーで、他は霧か氷か地下室のモノクロ世界だし。大戦後も話が進むみたいで、下巻が楽しみ。
★7 - コメント(0) - 2015年7月10日

☆4つ 先週末に突然読みたい本のストックが途切れてしまった。 そこで苦手な海外翻訳物に挑戦、しかも現代SF。 こういう本には「邦題」というものが未だにキチンと存在している。 この本は英語の原題が”The Violent Century(暴虐の世紀) ”なのに、邦題はなんと『完璧な夏の日』なのだ。 いったいこの邦題は内容とどういう関わりがあるのか、ということは読むと判 る・・・そうである。 いやぁなんだか読んでもわからないような気がしつつ。 それではと下巻末の「解説」から読む。 ふむふむアメリ
★7 - コメント(2) - 2015年7月1日

完璧な夏の日〈上〉の 評価:58 感想・レビュー:98
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