ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄

ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄
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ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄はこんな本です

ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄の感想・レビュー(114)

スラムの拡大、人身売買、石油採掘による環境汚染、鉱物資源の陣取り合戦、貿易の要衝であるソマリアを巡る武装化等々、いずれもアフリカ外部からの資金流入によ急速な経済発展に伴う経済格差の拡大からバランスが狂うことで種々の問題が起きているのかなと。アフリカ大陸の闇は深いことを実感できる内容でした。
★2 - コメント(0) - 3月2日

グローバリゼーションに翻弄され、複雑な利害関係、歴史に翻弄された結果、暴力や貧困まみれになった国々の話。タイトルは暴力が結ぶ貧困と繁栄と書いてあるが、暴力と貧困が9割。記者である筆者が、南アフリカ駐在時代に、昨今繁栄で注目を集めるアフリカの暗い部分をテーマに、実際の取材と各種文献の調査に基づく、レポート。綿密な調査と、実際に自分の脚で稼いだ事が伝わってくる丁寧な内容になっており、大変勉強になった。アフリカ入門書には不適だが、他書と併せてアフリカの理解を深める事が出来る素晴らしい本と思う。
- コメント(0) - 1月10日

現代アフリカを暴力という観点から切り取った名著。
- コメント(0) - 2016年9月15日

暴力という視点で切り取った南ア、モザンビーク、ナイジェリア、コンゴ、スーダン、ソマリア。ある国の抱える問題と隣国の問題との繋がりが見え、これまで点として自分の中に存在していた知識が線になった快感がある。利益構造の上部にいる国や勢力が関与の仕方がトリッキーなために隠れている。また、対立当事者の支援者が、組織化された集団ではなく、個人の集合であったりもする。問題が目に見えていた植民地時代とは異なり、現代のそれは複雑化している。
★1 - コメント(0) - 2016年9月11日

毎日新聞の特派員だった著者による、アフリカ各地で取材した「猛烈な格差が生み出す暴力の現場」の実態。レアメタルの宝庫であるコンゴ民主共和国、産油国スーダン、そして破綻国家ソマリア、どこでも秩序が崩壊し、あるのは力のみというマッドマックスや北斗の拳の世界がリアルに出現している現実。アフリカ一の大国でもある産油国ナイジェリアの石油に依存する歪んだ社会や、やはりアフリカ一の経済大国南アフリカの崩壊する治安など、豊かな国でもその歪みが露になっている。そこには先進国の暮らしを支えているという構図もあり、闇は深い。
★5 - コメント(0) - 2016年3月18日

偏りのない視点で「アフリカ」を知ることができる。ウェーバーやゲルナーの国家やナショナリズムの定義を念頭に置きながら読むと理解しやすいはず。「ナショナリズムとは、第一義的には、政治的な単位と民族的な単位とが一致しなければならないと主張する一つの政治的原理である。」(『民族とナショナリズム』) 少なくとも「アフリカ」では、「暴力の独占」と「ナショナリズム」を善悪ぬきに追い求めなければ、国際協力もネイション・ビルディングも失敗に終わってしまう。
★2 - コメント(0) - 2016年1月20日

いかにも新聞系ルポらしい本。大企業に勤めるサラリーマンらしい軽さもあり、僕はジャーナリストなんだ!という頑張り感ありで、筆者自身も面白かった。ビザのスタンプが国内で統一されていない、投票用紙のサイズが50×60センチ(識字率の低さを写真と絵でカバー)…など、日本では考えられない事例多々。ただ、「ダルフール紛争では軍が兵站を用意せず、兵は現場調達するしかなかった。そのせいで略奪が蔓延した」という話は、あら先の戦争での日本軍のやり方と同じね、と親近感を。
- コメント(0) - 2015年9月30日

おもれえ
- コメント(0) - 2015年6月5日

「日経」書評欄で激賞されていた本著。★四つ半
- コメント(0) - 2014年7月14日

「危険を顧みず現地に踏み込む俺ってスゲエ」という著者の自己顕示欲がウザい。オマエの冒険譚はどうでもいい。オイルマネーが現地の生活を無茶苦茶にしている。「経済大陸アフリカ」では中国の投資の凄さが書いてあったが、やはり実際は貧富の差を拡大して社会を不安定にしているだけのようだ。ソマリアの記述は浅い。ほとんど取材していないと思われる。
- コメント(0) - 2014年3月8日

毎日新聞記者、白戸圭一氏によるアフリカ取材ルポ。主に暴力に焦点があてられており、現役の強盗犯、人身売買犯、反政府武装組織の指導者等へのインタビューや、紛争地域への密入国等、危険を冒した取材が凄い。
- コメント(0) - 2014年1月23日

アフリカ本3冊目。前2冊で現代アフリカ概要を把握した上で、詳細な混沌の実情を理解。毎日新聞社アフリカ特派員として2004年から5年間南アを拠点に滞在した著者の、渾身の紛争地域ルポ。南ア、モザンビーク、コンゴ民主共和国(昔のザイール)、ナイジェリア、スーダン、ソマリアを取り上げているが、著者が危険を顧みずに現場にいなければ知りえない赤裸々な実態を我々に示してくれる。利益集団の暴力に踏みにじられる一般民衆。しかし、この状況がグローバル化で、アフリカだけではなく世界に輸出され始めている現実に恐怖を覚える。
★1 - コメント(0) - 2014年1月15日

正直に言って、どれだけ信用できるかわからない。ところで、暴力が結ぶ貧困と繁栄という考えは興味深い。
★1 - コメント(0) - 2013年5月24日

海外特派員の本にありがちの断片的な情報が目立つ本。その時期のその場所の報告として貴重だけれど、通史はわからない。
- コメント(0) - 2013年5月5日

ここまで、身体を張って、取材をするって一体。いくら新聞記者だからって、妻子もいるのに、密入国取材までやってのけるとは!無政府状態のソマリアへの取材も普通ならしないだろう。というか、だれも彼に取材に行けとは言ってないと思う。自分自身の問題意識を自分自身の行動力で追求する。これが、本当の記者魂なのか。とにかく、敬服します。
- コメント(0) - 2013年4月17日

とにかく読みやすく面白い。綿密な事前調査と体を張った現場での取材にも圧倒される。少ない紙幅の中にその結果が凝縮されている。本書はサブサハラの数か国を取り上げただけではあるが、アフリカの混乱は結局は権力闘争や金銭目当ての紛争が顕在化した結果で、遡れば、欧州の植民地の負の遺産だったり、社会主義と資本主義の対立が発端だったりで、民族紛争や宗教紛争は表面的な理由に過ぎない。貧富の差が圧倒的に拡大すると、貧から富へアクセスする手段が暴力へ流れてしまうという筆者の考察は非常に興味深い。
- コメント(0) - 2013年3月21日

読了語、何とも言えない気持ちになった。 アフリカ大陸にある国々の紛争について記者である筆者が、危険を冒して、取材しまとめた本。 やはり、現地に入って自分の目で見て書いた人の本は真に迫るものがある、 アフリカ各地で起こっている紛争。この本を読めば、単純の民族同士の紛争という図式では片付かないことを理解するはず。 かなり複雑な背景が絡む・・・。 豊富な地下資源をめぐる争いも根底にあるのだが・・・。 書名の副題にある「暴力が結ぶ貧困と繁栄」。その「繁栄」。地下資源を保有する国が潤わず(失政も一因としてあった
- コメント(0) - 2013年3月16日

真に迫るアフリカルポ。自分で体験できることには限界があるから、こういう本は本当にためになる。
- コメント(0) - 2012年12月19日

「目から鱗」ですね。
- コメント(0) - 2012年10月2日

アフリカの闇の深さに飲まれるようだった。それでもまだ闇の一部に過ぎないのだろう。著者の闇の奥へなんとか分け入ろうとする気概、なんとか日本へ伝えようと奮闘する姿には敬服を覚えた。アフリカの闇に光を灯すにはどうすればいいのだろう。少なくともアフリカにも闇に光を灯そうと努力する人々が大勢いる。それを伝える著者のような人もいる。そうした人々を知ることが第一歩なのかもしれない。
★1 - コメント(0) - 2012年9月21日

ステレオタイプのアフリカしか知らなかった事を実感して、勉強になりました。部族と民族の伝わり方の謎、北部と南部アフリカのアフリカ勢力関係、日本のODAと中国の支援の違いで国連内の流れが変わった事情、これから仕事で必要であるだろう個人としての対応の仕方等々 南アフリカwカップ前の内容なので ちょっと深く理解する為のアフリカ本です 
- コメント(0) - 2012年9月4日

ものすごい迫力のルポ。実際に自分の足で現地を歩き、見たり聞いたりした人にしか書けないと思います。印象的だったのは、暴力は国境を越えるということ。アフリカの現状を遠い国の不幸と思っていても、貧困と混乱は海賊のような暴力や犯罪やテロリズムとなって先進国の私たちにも襲い掛かる。読んでおくべき1冊です。
★5 - コメント(0) - 2012年4月1日

- コメント(0) - 2012年1月8日

著者自ら足を運んで見聞きした一次情報に基づいている。迫力がある。
- コメント(0) - 2011年7月12日

そこらの国際政治学者や経済学者の議論が色あせるほど、リアルで緊迫感あふれるレポート。先に読んだ『最底辺の10億人』がマクロの視点から指摘した"資源が経済の停滞や住民の不幸につながる"事実を現場の視点から裏付けている。紛争の当事者へのインタビューなど、読んでいて心配になるほどの熱い姿勢は息もつかせないほど。多くの人に読んでほしい。
★3 - コメント(0) - 2011年4月28日

なんといっても驚いたのが、まともな取材をしようとしているように見える著者が、現役の毎日新聞の記者であること。悪名高き大手新聞の記者にも、ちゃんとした人がいるのね。ダルフール紛争の構図の分かりやすい説明や、ソマリアの無政府っぷりが興味深かった。
★1 - コメント(0) - 2010年11月28日

国内だけで揉めているならまだしも、外国がチャチャを入れ状況がますます酷くなるなんてありですか?
- コメント(0) - 2010年11月27日

私のようにひねた人間には、本書も一歩間違えれば、熱血記者の活躍劇とも読めますが、「おわりに」を読む限り、読者を引き込むための計算された作戦の様です。 アフリカにはキリンやライオンはいるけど、あの直線が引かれた大地で人々の経済と政治がどのように動いているのか、今まで知ろうともしませんでした。 非常に面白く、文章も読みやすく、アフリカ入門書としては最適でした。 著者には毎日新聞社を辞めることなく、書き続け、次作を待望します。
- コメント(0) - 2010年10月28日

アフリカと言えば思い浮かぶの紛争と地下資源。紛争の資金はどこから入り、地下資源はどこへ流れゆくのか。その金の流れを追いながらアフリカの現実に肉迫する。ブラックボックスとしか言えないアフリカ社会だが、グローバル経済のもと日本へも流れてきていることは確かだろう。アフリカはいつまで暗黒大陸であり続けるのか、考えさせられる1冊。
★3 - コメント(0) - 2010年9月20日

コンゴ、ソマリアの取材も興味深いが、スーダンのダルフールの日本人レポートは初めて見た。
- コメント(0) - 2010年8月28日

☆☆☆☆★ 相当面白く、かつ分かりやすい。 2004~08年、南ア、ヨハネスブルグに新聞記者の特派員として派遣。 取材を、生活を、通して彼が見たアフリカ大陸。 南アフリカ、ナイジェリア、コンゴ、スーダン、ソマリア。 すべての国の問題のあちらこちらに西欧諸国が引っ掻き回した傷が未だ傷口を広げて流血している。 そんなふうに見える。
★2 - コメント(0) - 2010年7月1日

遠い遠い国の話だと思っていると痛い目にあいます。豊富な地下資源とそれを狙う貪欲な世界中の資本、携帯電話とインターネットによってアフリカは世界と繋がっているのだということがよくわかった。映画「シング・フォー・ダルフール」を観て「ダルフール紛争って?」とずっと疑問に思っていたことが命をかけた(大げさではないと思う)取材によってわかりやすく理解できました
★3 - コメント(0) - 2010年6月3日

虐殺も日常化するとニュースにすらならない。そして悲惨な現状が伝えられることはない。平和っていいなーとのほほんと暮らしたい人にこの本は薦めない。
★1 - コメント(0) - 2010年5月30日

アフリカの地下に眠る膨大な資源。それが期せずしてもたらす苦しみ、悲しみ。自分達が日々浪費する石油や、レアメタル、金やダイヤが、アフリカの暴力といかに密接に繋がっているか、と自らの享受する豊かさの恩恵に向き合わざるを得ない。フェアトレードのチョコでも買うか、NGOに募金でもするか・・・。危険を冒してアフリカの現状を伝えてくれる記者の方々には頭が下がりっぱなし。新聞も、真っ先に国際面の「ベタ記事」を読むようになった。
★3 - コメント(0) - 2010年5月9日

正直者がバカを見すぎるような世界はイヤ。
- コメント(0) - 2010年3月2日

「サハラ以南アフリカ」担当特派員のルポ。アフリカといえば「何も無い」土地だと思われがちだが、本書では圧倒的な貧困・低開発の中でも、反体制ゲリラが携帯電話とインターネットで作戦を立て、破綻国家に私企業が興隆するなど、ITや商業が伸長する様を描き出している。また、そうした意外性を示すに終始せず、その背景にあるカネの流れ、世界との関わりにまで洞察を加えようとの試みも見られる。
★2 - コメント(0) - 2010年1月12日

取材が命がけすぎる。その記者魂にまずは敬意を。 読後、私の頭の中には、ひとつの環になった世界が浮かんだ。自国本位の行為が巡り巡って自国を脅かす。 身の回りの石油製品の購入代金が、武装勢力の資金源になり罪のない子供が殺されるのに一役かっているかもしれない。 もはや遠いアフリカのことだろうが地球の裏側だろうが、傍観者ではいられないのだ。それくらい世界は小さくなっている。
★4 - コメント(0) - 2009年12月12日

言葉の浮薄な鳩の中央政府でも、あることをつくづく有難く思わせてくれるルポ。これは、豊かな資源、巨額の援助を受けても尚、凄まじいとしか言いようの無い貧困と暴力が充満するアフリカを、危険に身を置いて現地取材した今生まれつつあるアフリカの壮絶な現代史。彼は、ソマリアの裏通りを活写する「・・重機関銃、・・・地対空ミサイル。人類が地上で使用するあらゆる武器を並べた露天が二百メートルの道路の両側にぴっちりと並び、品定めをする男たちで大変な賑わいだ。」と。『絵はがきにされた少年』とは又違った視点からのアフリカの現代史。
★5 - コメント(0) - 2009年12月11日

ダルフール取材と、モガディシオ取材がすごい。著者のアフリカ人への共感、それ故の憂いがひしひしと伝わってきます。南アの不法滞在外国人の強盗と、モガディシオの校長先生の言葉には読んでいて泣きそうだった。
★3 - コメント(0) - 2009年11月22日

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