ロバート・ライシュ 格差と民主主義

ロバート・ライシュ 格差と民主主義を読んだ人はこんな本も読んでいます


ロバート・ライシュ 格差と民主主義の感想・レビュー(46)

アメリカ格差社会における問題の本質と政治動向が良くわかる。 問題の原因は、経済ゲームのルールにある。グローバル企業も富裕層も、このルールのもとゲームを演じているに過ぎない。何者かをスケープゴートにしても問題は解決しない。 問題の本質は、あまりに多くの所得と富が極一部の人間に偏り、彼らの有利なゲームのルールが政治的に固守されている点にある。問題は、悪者ではなく、企業献金や金融支配などのシステムそのものに起因しているのであり、民主主義のものと、格差是正を志向する健全なルールに改正できれば解決に向かうだろう。
★9 - コメント(0) - 2月13日

現代は、資本主義が民主主義を侵害し、超資本主義(暴走する資本主義)に突入しているという問題を提起している。消費者、投資家としての私たちが勝利し、市民として持っている社会的価値(格差、温暖化、差別…)はないがしろにされている状態にあると分析している。超資本主義に突入したきっかけは、冷戦以後に技術革新が進み、企業の競争が激化したことが挙げられる。企業はそのような状況の中、政府との結びつきを強くすることでライバル企業に対抗しようとしている。このプロセスで社会的価値を本来反映する民主主義は衰退する。
- コメント(4) - 2016年12月24日

本書は三部から成る。まず米国の超富裕層が莫大な資金力で国政を壟断していく様を指摘し、次いでカウンターとして登場した逆進主義的右派の問題点を指摘する。最後に、そのような現状を打開し普通の民主主義を復活させるために取るべき方途を示す。2012年大統領選挙中に書かれた本であるが、いま読んでも生々しい指摘だ▼「あなたが話した相手があなたに賛同してくれたなら、時間を無駄に使ったことになる」という指摘は辛辣だが耳が痛い。広く社会に打って出る運動こそ、いま求められている▼風刺イラストは著者直筆である。これも味わい深い
★2 - コメント(0) - 2016年9月13日

ライシュ氏のテレビ番組を観て、手に取ってみた。アメリカの社会についての警鐘本でだが、貧富の格差が拡大しつつある、日本にも当てはまることがたくさんあった。資本主義が信頼に基づくシステムであるにもかかわらず、強い力を持った人々が大掛かりな詐欺行為に出るという時代に私たちは生きている。いまも大きくなりつつある格差をしっかり考えてみたい。
★1 - コメント(0) - 2016年3月31日

ひたすら共和党の悪口(笑)でも確かに格差は広がる一方のアメリカ。そしてアメリカを何歩か後ろでついている日本にとって現在の社会で希望を感じれるのかというと難しいですよね。金融資産を持っている人は利子だけでもどんどん資産が膨れ上がる。一方庶民は税負担がどんどん重くなり可処分所得が少なっていく。これで公立の予算とかを削られたら...生まれながらにして平等なはずの民主主義の未来を今後も考えていきたいと思います。
★29 - コメント(0) - 2015年9月6日

ライシユ教授の指摘されていることが本書でも出てきます。ただ、金融資本が米国国民も喰い物にしている様を見ると自分を守ることを真剣に考えなければと思いました。何をなすべきか考えなければなりません。その意味で参考になりました。
★1 - コメント(0) - 2015年7月26日

流行りのピケティとよく似た主張が繰り返されており、時代の空気を反映しているのだなと感じる。このような大きなテーマに対して自分は何が出来るのか、どうするべきか、なかなか難しいが状況だけは把握しておきたいと思った。
★2 - コメント(0) - 2015年7月18日

富裕層上位1%の所得総額がGDPに占める割合が80年代に比べて倍増しているにもかかわらず、税収は増えなかった。企業から支払われる所得総額は年々減少。中間層の購買力が低下し、税収は減少。結果公共サービスは低下。政治に期待できず人々に言葉にならない怒りを抱える悪循環。これが現在のアメリカであり、日本も似たような状況にある。一部の権力者だけに頼らない、全員が参加する本当の民主主義を実行すべきである、と。
★3 - コメント(0) - 2015年4月21日

格差の根源と是正策を問う。著者自身のイラストも含め、熱意の篭る論説。中でも”嘘”への反論解説は、シンプルかつ論理的。1人1人の市民が是非を問う姿勢も同感。特に、”継続性”は生命線という印象。一方で、共和党政策を十把一絡げで否定する姿勢が、若干極端すぎる気がしないでもない。何事も程度問題で「0 vs. 100」の世界ではない。結果、ゾウさんXX%vs.ロバさんYY%という落とし所が現実的ではなかろうか。但し、学者としての立ち位置は明確!明らかにロバさん派だなぁ。(笑)
★26 - コメント(0) - 2015年3月16日

2012年の大統領選挙中に書かれた本です。共和党、特にティーパーティ系の極端な保守派に対し、民主党としての考えを熱く訴えるアジの本です。訳者のあとがきにあるように、ピケティの考えとも共通のものでした。アメリカの政治問題がわかりました。以前読んだ「暴走する資本主義」は訳者が関係代名詞が解りにくい構文で翻訳に苦労したと書いている所から、本書はゴーストライターが書いたのかしら?
★1 - コメント(0) - 2015年2月13日

’12年初出。怒りを乗り越えて、行動を起こすことも必要だ(5頁)。適宜イラストが入るが、手書きで手づくり感がある。35頁のイラストは、超ムカつく。上層ではハンモックで昼寝している(倒産してももらえる巨額の退職金)。下層では、低賃金。恐ろしい超格差社会。国の経済は居住する国民のために存在すべきであり、その逆であってはならない。国の経済の目的は、あらゆる人に幸福で充実した生産的な生活を送る機会をもたらすことにある(104頁)。
★23 - コメント(1) - 2015年2月9日

国家が発展するためには、中間層を増やす→豊かにする→消費者であり労働者なのでパイが拡大→国全体が成長→中間層がまた増えるというモデルが使われてきた。しかしここ30年、富裕層が政治システムを利用しルールを変え、低リスクで富を集中させる仕組みを完成させた。大半の者が経済リスクにさらされる状態が固着・拡大。構造的に「努力は報われず、既得権者のみが富む社会」は、社会そのものが荒み非常に生きづらい国となってしまうのだが、誰がどうやって是正するのか?転げ落ちないキャリアってあるのか?日本も順当に同じ道を追うのか!?
★4 - コメント(0) - 2015年1月20日

文章にドライブが効いてて非常に読みやすい。本著で重要なのは決して強欲さや金を稼ぐ事を否定していない事。それに付随する、過度な影響力や権力を問題視してる所。じゃったら誰が分配役に回ればいんだろ、分配比率の正当性はだれが判断すべきなんだろ。官僚とか?!それもちょっとなあぁ。 問題は割りとクリアだが解決は中々難しいと思う。富の集中の批判、中間層の手厚い保護、お金と権力の癒着批判。どれもこれも言ってる事が正しいだけに。どうも隔靴掻痒な印象。
★3 - コメント(0) - 2015年1月20日

暴走する経済から「かけがえのないもの」を守るたった1つの方法とは? 多くの風刺イラストを挿入しながら、現在の格差社会の問題点や課題を簡潔に記し、現状打開に向けて一般市民が担うべき行動を示す。
★3 - コメント(1) - 2015年1月11日

世界がボーダーレスになっているから、貧富の差を是正するのは難しいのではないかと思う。なぜなら、そのような是正があれば富裕層は海外に逃げていくし、また権力があるから圧力をかけられます。つまり、富裕層の認識が変わらなければ、どうしようもないということです。ただし、方法がないわけではなありません。それは民主主義という武器を有効に活用するということです。また、国に守ってもらったり、環境が変わることを末よりも自分が変わることの方が楽なように思いました。(これはある程度の所得があるから言えるという反論もありますが。)
★3 - コメント(0) - 2015年1月8日

格差の問題を民主主義の奪還によって解決の糸口を見つけようと説く本書。一握りの富裕層とそれ以外の人たちの格差が広がり、「アメリカン・ドリーム』は既に過去のもの。「上層部がどんな失敗を犯しても巨額の報酬を手にするアメリカ。米国中心の自由経済システムがこのまま生き残れるのか試されていると主張する著者。クリントン政権の一員だった著者は共和党政策を徹底批判する一方、民主党も以前のリベラル色が薄くなっていることを嘆く。国民の義務は選挙投票するだけでなく、投票日の翌日から議員たちに圧力をかけ続けるべきだとも主張する。
★1 - コメント(0) - 2015年1月1日

「暴走する資本主義」という書籍が好きで作者買いしたのだけれども、ちょっと内容的には物足りない感あり。
★1 - コメント(0) - 2014年12月24日

今読んでいるみんな最新5件(5)

02/05:sayan
09/05:くずもち
04/26:masumi
02/27:ぬまゆ
01/13:フロム

積読中のみんな最新5件(8)

03/04:yomihajime
10/03:ハルネミ
04/11:cqe06236

読みたいと思ったみんな最新5件(39)

02/14:Yuma Tabe
02/14:KAN
ロバート・ライシュ 格差と民主主義の 評価:74 感想・レビュー:17
ログイン新規登録(無料)