等伯 〈上〉

等伯 〈上〉
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等伯 〈上〉の感想・レビュー(1040)

上下で710頁強あり読み始めるにも覚悟が必要だ。ということで当月の読書一冊目をこの本にした。後に等伯と称した長谷川又四郎信春の半生を描いた作品だった。代々畠山家に仕える奥村家の五男(末子)に生まれ、絵の才能を見込まれ十一歳で染物屋の長谷川家に養子になった。養家で腕を磨き仏絵師としてすでに一家をなしていたが、自分だけが養子に出されたという鬱屈した思いとともに、田舎の仏絵師で終わりたくない、狩野永徳と肩を並べる絵師になりたいという渇望を抱いていた。だがそれは妻子を共にした苦難の道の始まりだった。いざ下巻へ。
★27 - コメント(0) - 2月2日

戦国時代の絵師、長谷川等伯。こんなに波乱万丈の人生だったとは。
★1 - コメント(0) - 1月20日

智積院でみた等伯親子の障壁画から興味を持って読んでみました。有名な絵師なので、絵の修行や絵を描く過程のお話かと思っていましたが、こんなにも当時の情勢に翻弄されつつ、絵を描いていっていたことに驚きました。お話にはあっという間に引き込まれほぼ一気読み。下巻が楽しみです。
★3 - コメント(0) - 1月18日

長谷川等伯との直接絡みは無い中でも、第六天魔王:信長の圧倒的な存在感が凄い。北陸、比叡山、京都、それぞれの地で滲み出る旅愁。『末那識』の教えを諭されるシーンでの感情移入も深く、大変な読み応えだった。 下巻は狩野永徳との対峙? 今から楽しみで仕方がない。
★47 - コメント(0) - 1月7日

評価4。安土桃山時代の天才画家長谷川等伯の物語。能登で鬱屈しながらも上を目指し、様々な困難に出会いながらも上京し、堺に辿り着くまでのお話。上洛したのが33歳という遅さながら狩野永徳と張り合うまでに至る生き様には興味があったがかなり数奇な運命を辿ってることを初めて知った。画家を描く話の際はどこまで絵が誕生するまでを説得的に描けるかで決まると思うが本作は一遍の絵が出来上がるまでの等伯の苦悩がリアルに描かれており思わず引き込まれる。後半が楽しみ。
★5 - コメント(0) - 1月4日

かねてから読みたいと思っていた本。やっと読むことができました。 東京国立博物館のお正月にのみ、展示される長谷川等伯の「松林図屏風」。 どんな方が描いたのかと思っていました。 まさか今でいう「指名手配」されていたとは…。(私怨にもほどがあると思いますが) 下巻に続きます。
★4 - コメント(0) - 1月2日

5年前に日経朝刊連載小説で読んだ、その再読。毎朝興味深く楽しみにして読んだだけに結構記憶に残っている。信長秀吉という変化の激しい時代の歴史の流れがサイドストーリー的に展開。色々な作家が色々な立場の人を描いているが飽きる事のない時代だと再認識。多分新聞掲載時には有った挿絵が少しは有ったらと思う。
★12 - コメント(0) - 2016年12月10日

★★★★★ 比叡山焼き討ちに遭遇したり、家族と別れ追われる身となり、匿われた石山本願寺でも信長の攻撃を受けたり、波乱に富んだ人生を歩む。  信心深く、新しい表現への強い欲求を持つ長谷川等伯。天才が故に数々の出会いがある。 下巻が楽しみだ。
★11 - コメント(0) - 2016年12月9日

歴史小説では王道の信長・秀吉の時代を描いているのですが、能登出身の画家・長谷川等伯の視点から描くことで、新鮮さが生まれているのではないでしょうか。『真田丸』もそうだと思いますが。
★14 - コメント(0) - 2016年11月30日

長谷川等伯、その名は狩野派とも並ぶほど有名、その作品は優雅で素晴らしい。きっと当時の絵師のイメージの人、つまり生まれも良く才能に恵まれ、豊かな暮らしをしていた、だろうと思っていた。しかし本書で読む彼の人生は険しく悲しいものだった。自分の欲から養父母を児がいに追い込み故郷を追われ、信長の焼き討ちに遭いお尋ね者になって暮らす。それでも自らの才能を信じて時代の流れに翻弄されながらも努力を続けていく様子は苦行のようだ。彼の人生を知ることでその作品をより理解できるようになることを願いつつ下巻も期待。
★5 - コメント(0) - 2016年11月30日

長谷川等伯の障壁画に惹かれていた。その人生の激しさを垣間見る感じ
★1 - コメント(0) - 2016年11月16日

eri
安部龍太郎さんの作品を読むのは初めて。激動の時代の波に翻弄されながらも絵師として生き抜いていく様が書かれている。等伯の人生がこんなに波乱万丈だったとは。静子の献身的な支えに思わずホロリと涙がでた。別の本で等伯の絵と年表で時代背景を確認しながら読み進め上巻終了。下巻へ。
★26 - コメント(0) - 2016年11月5日

KIO
すぐれた作者の書いた小説と思います。担当の編集者も相当手を入れるなり、チェックをしているのではないかとも感じました。構成がしっかりしていて、逆境の場面では読者が悲しみを覚えない程度の筆致を用い、幸運の場面も登場人物が恵まれすぎないなど、バランスがとれていて、よく出来た工業製品のような小説だと思います。しっかりした小説とは思いますし、うそや無理もほとんどないプロットや情景描写です。
★9 - コメント(1) - 2016年9月27日

あの「松林図屏風」の長谷川等伯の一代記。時代がかぶる千利休伝を立て続けに読んだところなので,予備知識はバッチリ。上巻は仏絵師だった信春が能登から京都に出,堺に身を寄せるまでのお話。絵師として身を立てようと故郷を出た信春が比叡山の焼き討ちに遭遇して間一髪生き延び信長を第六天魔王と呼び毛嫌いしたことや,熱心な日蓮宗徒であったことが信春の絵と境遇に深く影響したことがよくわかった。戦国の世をスレスレで切り抜けるドラマチックな人生だ。上巻は史実の詳細が不明な分だけ自由に描いていることがうかがえて面白かった。下巻へ…
★133 - コメント(0) - 2016年9月25日

第148回直木賞受賞作。能登七尾の絵仏師・長谷川信春は、政争や戦乱に巻き込まれ流浪しながらも、家族に支えられ、絵師としての才能がもたらす数奇な出会いから運命が切り開かれていく。前半は信春の人物像が、苦労しながらもやや軽い印象があり、そのせいか物語としても読みやすいが少し重みがない印象を受けたが、流石に多士済々の安土・桃山時代。読み進むにつれ、絵師の世界や日蓮宗はじめ宗教界から見たこの時代の人物が面白く、物語の展開に引き込まれていく。妻・静子の献身的な姿に涙を誘われ、信春への共感も増してきたところで下巻へ。
★51 - コメント(4) - 2016年9月8日

「松林図屏風」を、読み「花鳥の夢」を読みこれに至りました。細かい時代背景、歴史に疎い私は難解で読み進むのが遅くなる。年代・人物メモしないと、わからない。等伯の人柄は、あちらこちらへと、揺蕩うような印象ながら、すごい力を持つ画を残していく。いざ、下巻へ
★6 - コメント(0) - 2016年7月14日

途中でルイス・デ・アルメイダが登場しました。以前勤務していた大分市医師会立アルメイダ病院の名前の由来となった医師です。自分の中でアルメイダの人物像が膨らみました。下巻では登場するのでしょうか。
- コメント(0) - 2016年6月24日

新聞連載を単行本化する際にありがちな、同じ説明の繰返しなどを巧く修正されている。一方、主人公の名前「信春」と天下人「信長」の字ズラがよく似ているため、調子よく読み進めているつもりがストーリーが飲み込めなくなってしまったり・・・。行きつ戻りつしながら上巻を終了。
★12 - コメント(0) - 2016年6月9日

「絵とは悟りに向かう細道のようなものでございます。誰かがそこを越えてくれたなら、他の者の励みになりまする」
★3 - コメント(0) - 2016年5月11日

山本氏の「花鳥の夢」と併せて読まなければならぬと、決意を固めて読んだが、テーマに共通性がみられたり登場人物に重複していたりするのに、それぞれが全然違うタイプの名作に仕上がっていて感動。 前田玄以がこんなに全面に出てくる作品を他に知らないので、彼のことを学べた気がしてちょっと得した気分。 それから僧が沢山出てきてそれぞれ有り難いお話をしてくれるので為になる。
★9 - コメント(0) - 2016年5月10日

語り口は淡々としているし、けっこう突き放した表現をしています。絵師として生きたいのに武士の生まれから兄や主家に振り回されるなど、かなり危うい。等伯の苦闘が描かれているのですがなかなか前に進めず、読み進むのに少し根気を要しました。★★★☆☆
★2 - コメント(0) - 2016年4月16日

お父さんにもらって読みだした。実は絵から知ってたマレなケース。東京国立博物館で毎年1月に開催される「博物館でお正月」のメイン展示物である松林図屏風を見て、すごく印象に残っていた絵だった。信長や秀吉の時代の人なんて記憶に残っていなかったから、改めて絵との関連を考えた。七尾に松林もあったような・・。狩野派も何点か作品を見てるので、後半も楽しく読めそう。
★5 - コメント(0) - 2016年4月8日

傍に等伯と狩野一派の図録置いて捲りながら読みたい。けど、具体的な絵のことが解らないながらもその迫力は伝わってきて、なかなかおもしろいです。下巻こそ絵師として本番なかほりなのでたのしみ。
★8 - コメント(0) - 2016年3月11日

前から読みたかった絵師の物の一つ。直木賞受賞作だが日経新聞連載時の終盤に少し斜め読みしただけだった。(会社の新聞だったし当時は新聞の連載小説を読む習慣がなかったんだな。今は好きだけど。)なんとも不条理な境遇にさらされる主人公。特に奥様の静子さんを失う所が哀しい。松林図屏風見てみたいなあ。
★4 - コメント(0) - 2016年2月6日

長谷川等伯がまだ等伯になる前のお話が前編。等伯が武家の出であり、しかも信長とは反対陣営であり、養子に出ているにも関わらずいつまでも生家の影が付きまとい、思う様に京に出るのにも四苦八苦。稀なる才能の絵師でありながら、政治の波に洗われ、居を転々とし、右往左往しながらも、磨かれて行く技法。戦乱の世だからか、信仰が深く、等伯も寺との関わりが深い。絵師とは求道者である、を地で行く様なお話ながら、家族愛や周りの人々との信頼関係など、温かいエピソードもあり、いよいよ永徳との絡みのお話の後半が楽しみだ。
★10 - コメント(0) - 2016年1月3日

★★★
★4 - コメント(0) - 2016年1月1日

面白い。戦国の騒乱の中で絵を極めるために苦悶する姿が生々しい。静子のひたむきな生き方が心にしみる。
★18 - コメント(0) - 2015年12月30日

断つと決めた酒を飲んでしまったり興味本意で野次馬したり大分人間臭い長谷川等伯。だから松林図のような人の一抹の無常のような画業に至ったのだろうか。「絵とは悟りに向かう細道のようなもの。誰かがそこを越えてくれたなら他の者の励みになる」とは狩野松栄(永徳の父)の談。絵描きって、だから同業者に惜しげもなく技法を公開するようなところあります。
★5 - コメント(0) - 2015年12月5日

若沖がまだ100人待ちなので、他の方の感想を頼りに借りてみた。読んでて新聞小説なことに気付く(遅い)。まあ、チマチマ進む話は苦手なんで、まとまってから取り組んで正解だね。日本の時代小説をほとんど手に取ったことがないのもあって、織田信長の所業やいろんな事件がいちいち新鮮でした。なるほど、こういう話を知ってたら日本史にも詳しくなれそう。あと、この本を読み終えてから等伯の絵を見たら、印象変わるんだろうな。続きがまだ手に入らず、ジリジリしてます。画集っぽい本も予約したので、下巻は絵を見ながら読めるかも♪
★26 - コメント(0) - 2015年12月2日

「花鳥の夢」の信春とこうも違うのか。
★3 - コメント(0) - 2015年11月20日

kindleでチマチマ読んでいたので、イマイチ筋書きが頭に入ってこなかった。前置きが少々長かったが、上巻の終わり頃から少し面白くなってきた。下巻での盛り上がりに期待。引き続きチマチマと読む。
★25 - コメント(0) - 2015年10月20日

実兄と時代に翻弄された長谷川信春(等伯)の話。妻の静子がとてもいい味をだしていて、小説として楽しく読めました。下巻も楽しみ。
★31 - コメント(0) - 2015年10月9日

旅行は本を引き寄せる。能登旅行でふらりと訪れた七尾美術館の長谷川等伯展。息子を殺された後に描いたと言われる松竹図を見てから読んだ本書は、いつがなぜ息子が亡くなってしまうのかがずっと気がかり。絵描きではなく画家になりたいというのか、職業作家ではなく芸術家になりたいというのか、その上昇志向や焦燥が平穏な日常を犠牲に彼を高みへと連れていく。才能あってこその話の進み方ではあるが引き寄せている部分もあるのだろうな。
★4 - コメント(0) - 2015年10月6日

絵は見たことがあるけれど等伯自身については何も知りませんでした。昔の日本人にとって宗教がこれほど大きな存在であるとは思いませんでした。また、戦国時代、一般庶民が旅をするのが大変なこととは思いませんでした。視点も時代背景の描写も新鮮でした。等伯については下巻を読んでから。
★15 - コメント(0) - 2015年10月3日

等伯が武家の出だということは知りませんでした。戦国時代の流れに翻弄されていく姿に惹きつけられました。
★4 - コメント(0) - 2015年9月11日

戦国時代の権力闘争に巻き込まれながら七尾から京に出てきた信春。天賦の才と恵まれた出会いが彼を押し上げていく。絵を描くことがこれほどまでに精神力と努力を必要とするものなのかと驚き、本から目を離すことができませんでした。信長、秀吉も視点を変えればヒーローとは呼べない?宗教と政治の関わり、宗教間の闘争など、生きた歴史に触れることができました。自分の内面と向き合って作品を仕上げていく姿に驚くとともに、彼を取り巻く家族の的確かつ愛情溢れる対応が彼の成功を支えたのだと感じました。
★8 - コメント(0) - 2015年9月2日

画集を手元に広げて読むのがgood
★3 - コメント(0) - 2015年8月25日

信長~秀吉~家康の激動の時代にのしあがった一人の絵描きの物語。登場人物が多く覚えられないけど、視点を主人公に絞ってあるので問題なく読めた。日本史には明るくないので歴史的事実と作者の創造との区別がつかないけれど、等伯の絵をみると絵に賭ける思いはこんな感じなんだろうなぁと納得がいく。ネットでもいいので読む前に等伯の絵をひとしきりみておくことをお勧めします。
★16 - コメント(0) - 2015年8月10日

天下の覇者たちから愛された狩野一門。対する権力から距離を置き、悟りに向かう細き道を選んだ長谷川等伯の生涯。狩野永徳が主人公の『花鳥の夢』では飄々と描かれていた等伯の線が色濃く浮かび上がり、輪郭を持ち、揺らめき、一途に進む。面白い。反信長派の目線から見た風景はこんなにも違う。素敵な2作品を時間を空けることなく読むことができて本当に幸せです。本屋さんのレイアウトと両著者のおかげです。絵を題材にして下さると血腥い時代も興味が湧きます。もっと日本を知りたい。『人はこの世だけで生きてるんじゃないんだね』
★43 - コメント(0) - 2015年8月7日

等伯 〈上〉の 評価:76 感想・レビュー:386
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