悪文 第3版

悪文 第3版
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悪文 第3版の感想・レビュー(82)

『悪文』という題名は文章読本として奇をてらっているのかと思いましたが、そうではありません。至極まっとうに順序立てた説明で悪文を紡がないように導いてくれます。乱れや自己満足を個性や特徴としないように、言いたいことが伝わることを前提として書くことの大切さを説いています。文芸が一品の料理だとしたら、その基本の文は水にたとえて良いかと思います。そのとき水はできる限り透明で、清らかでわずかな余韻をのみ感じさせるものであることが望ましいでしょう。この本は文芸と文もまたそうであると教えてくれました。
★35 - コメント(0) - 2月5日

わかりやすい文章を書く。日本語に慣れ親しんできたはずなのに、その言葉が指す境地は、豆粒に見えるほどに遠く、仰ぎ見ねばならぬほどに高い。文章読本を読んでいると、ときおり、一部の天才を別にして、という記述に出会う。正しい日本語を使い、美しく軽妙な文章を書き、推敲を必要としない。そんな天才が存在するならば、それは雲の上に住まう仙人といえる。出会ってはみたいが、おそらく教えることを得意とはしないだろう。生まれが雲の上である神仙に下界のことはわからないだろうから。
★7 - コメント(0) - 2016年3月19日

前半は明らかな悪文をたくさん読まされて気持ち悪くなりましたが、後半に進むにつれて、自分でもやりそうだなと思う事例が多くなり、興味深く読めるようになりました。特に最後の敬語表現は難しく、完璧にするのは不可能のように思いました。読書メーターのレビュー文も、悪文の事例にされないように、できるだけ気をつけて書こうと思います。
- コメント(0) - 2016年3月16日

正しい文や文章というものは、視聴者として想定された相手に正確に伝わることが一番の目的であることを再認識させてくれる一冊です。 語句の係り受けの関係が曖昧なことによる誤解や、段落構成の失敗によって生まれる難解さといったの国語的な内容と、技巧的表現の濫用によって発生する、筆者の意図と表現の不和といった文学的な内容の二つの面から「悪文」を分析し、平明かつ、より深みのある表現にするための提案がなされています。 第1版が1960年のものですが、日常生活で文章がいたるところに溢れている現代にも十分通用する内容です。
- コメント(0) - 2015年10月25日

LW
修飾の使い方から構想の立て方まで、文章を読みやすくする方法を網羅的に教えてくれる素晴らしい一冊。古い本だが、語り口は軽く、躓くところはない。日本の国語教育は文章の書き方を十分教えているとはとても言い難いため、欠けている知識を補い、普通の日本語の文章を書くためには人生のどこかでこういった本を読まねばならない。強いて言えば、広告の文章などを悪文の例として挙げているのは気になった。スペースが限られているし一読の容易さよりインパクトを重視しても良かろうと思うが、いずれにせよ、本書の教育的効果を損ねるものではない。
- コメント(0) - 2015年9月12日

3時間47分(日本点字図書館と音訳者さんに感謝) 司法試験を受験する法学部生・法科大学院生がよく読んでいる本。僕が学生の頃も、大学1年で読むべき本に挙げられていた。音訳されていたので、久しぶりに再読。いまだに日々悪文を書き散らかしている僕には、耳の痛い内容だった。って、全然進歩してないじゃん!? 皇室に対するマスコミの表現は、今上天皇がご結婚された頃はかなり緩やかだった(例 「さん」付け)のに、現在はものすごく堅苦しいものになっている(例 全て「様」付け)。
★2 - コメント(0) - 2015年6月10日

サッと読んだだけだけど、参考に正しい言葉の使い方を身に着けたい
- コメント(0) - 2014年10月27日

おもしろかった。悪文のどこが悪いのか、いちいち丁寧に解説しているのが、おかしくて(そういう本なんだけれでも)何度も吹き出した。
★1 - コメント(0) - 2014年5月31日

読み手にいくつかの解釈を起こさせたり、ひとつの文の前後半で意味に矛盾が起きたり、およそ読み手に意味を伝えにくい形になっている文を教材に、文の書き方を論じる。文をどのように直せばよいかが細かく述べられているため、良い文を書く一般的な方法を論じられるより実践に役に立つ。 なお初版が1960年なので、例文のそこここに時代を感じさせる表現が見受けられる。
- コメント(0) - 2014年2月11日

かなり昔の本なので、今では普通に使われている言葉が、昔は、誤って使われている部類に入っているとか、時代の流れとともに、言葉は変化していくんだな、と痛切に感じた。また、ですます調から、だである調に途中から変化するといかに不自然にみえるのか、ということも学べたので、非常に良かった。ただ、結構バサバサと言いたいことを言っているので、読んでいて心地いいものではなかった。
★3 - コメント(0) - 2013年12月14日

1960年に第1版というだけあって、昔の高校時代の参考書を思わせる装丁が気に入った。活字といい紙の白さといい懐かしい。この時代から今に続く本だけに、味わいがある。例文はそれぞれ時代を感じさせるものが多くて、それも楽しい。 この感想を書いていても、この文章でいいのかなとふと感じるようになったのは、本書を読んだおかげかもしれない。これまで言葉の意味を深く考えずに、文を作っていたことがあったのではないかと改めて反省した。本書を読んでただちに達意の文が書けるというわけではないが、文を書く際の心構えを得た気がした。
★1 - コメント(0) - 2013年11月15日

文法のルールに関する一冊。『ことばのきまり』を改めて振り返ることができ、何気なく書いていた文章を推敲する際にとても役に立ちました。言い回しに年代を感じたので少し読むのが大変でしたが、だからこそ日本語の本質的文法は重要な骨組みなんだと気付くことができました。良書!
★12 - コメント(0) - 2013年2月6日

出版された年代が昭和三十年代と半世紀ほど昔のものなので、例文として出てくる文章や、国語はどうあるべきかといった著者たちの意識のありように半世紀という時間の隔たりをまず感じ、文章読本ではあるけれど、歴史の史料のような感覚で読んでいった。そんなわけで、これを読んだからといって私の文章が改善される見込みはまずない、と逃げておこう(笑)
- コメント(0) - 2012年11月25日

時折読み返して矯正したいと思います。
★3 - コメント(0) - 2012年11月24日

この本ものすごく古くて初版本は昭和36年11月です。全体的な分の構成方法(基本事項)を押させている本です。例文も十分に記載されています。多少古い例文ではありますが、文章構成や文の流れをつかむことに、あまり古さを気にすることもないでしょう。とにかく再度読みたくなった本です。 このおかげで文書の力と文書の読みやすさが上がったのではないかと自信感じてます。他人に言われたことないけどね!
- コメント(0) - 2012年8月11日

今までに読んだどんな描き方指南の本よりも読みやすかった。ちょっとレトロな例文も面白く、(悪文なんだけど)読んでいて楽しめました。
- コメント(0) - 2012年5月28日

悪文とは、読む人にとって分かりにくい文章っていうスタンスが良いです。本当に共感できます。内容は、いろいろな人が悪文に対して、何が悪いのか、良くするにはどうしたらいいのかを書き連ねているのをまとめたもの。出版されたのが大分昔なので、一気に読むには辛いけれど、参考になる所は多いです。
- コメント(0) - 2012年5月6日

日本語の基礎が揺らいでいるからこそ、丸暗記するというより目を通しておくべき「良書」
- コメント(0) - 2012年5月5日

「日本語の作文技術」ほどではないけど、面白い本。
- コメント(0) - 2012年5月2日

MI2
一高や東京女子高等師範などの教授を歴任された岩淵悦太郎氏の編集にかかる,良い文章の書き方読本。 読んでいると,どうしても例の中にポイントが埋没しがちなところもあるが,巻末のチェックポイントリストが非常に有益であると思う。そして,「読む人が一読してわかりやすい文を書くこと」という本書の目標は,書きものをする者が,再確認せねばならない目標点だと思う。 ただ,判決文について,一般人である当事者にわかりやすくという視点と長い一文で書くというフランス以来の伝統を裏に置くことの権威性との狭間で少し苦しむ部分ではある。
★1 - コメント(0) - 2012年3月20日

S-T
「言葉を選ぶ」担当執筆者の悪文に対する突っ込みが秀逸で吹いた。
★1 - コメント(0) - 2009年10月24日

悪文あなどるなかれ。
- コメント(0) - 2009年3月8日

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