走れウサギ (下) (白水Uブックス (65))

走れウサギ (下) 65巻の感想・レビュー(37)

太っちょのルースに彼が惹かれて彼女の体を愛することも、ジャニスの行動に嫌気がさしながらも彼女の元に戻ったことも、ルーシーに惹かれてしまうことも、分かる気がした。逃げ出したくなる気持ちも、帰りたくなる気持ちも、未だに親には後ろめたく感じる気持ちも。ジャニスの孤独も、夫への愛も、切ないくらいにわかる。ルースが裏切られることをわかっている辛さも、ウサギの言った言葉を忘れずに覚えていることも。みんな切なくやるせない。誰か言ってあげて。妊娠しているときに酔っ払わないで。赤ちゃんと酔った母親を二人にしないでって。
★91 - コメント(0) - 2016年10月14日

井上謙次訳で読了。大江健三郎に多大な影響を与えていることで有名な作品だが、確かに『個人的な体験』に非常によく似ている(剽窃だと批判される向きもあるようだが、流石にそこまでではないだろう)。4部作すべて読んだら『ラビット・アングストローム』の方でまとめて感想を書く予定。
★15 - コメント(0) - 2016年10月14日

下巻でもあいかわらずのダメ男。終盤の展開は予想通りだったけれど、描写の加速がすごくて面白かった。共感したり、全く理解できなかったり、ウサギはよくわからんな。まだまだ続くようなので楽しみだ。
★2 - コメント(0) - 2016年7月29日

こやつの無責任ぶりには笑うばかり。分からなくもないが、それをしたらお終いというほど走る、走る。わざわざ取り上げる必要はない物事を、こうやって文学的装飾で取り扱ったことに意味があるんだろう。これまでは戦争という、やはり大きなシステムの中で動く人間であったのだから。なんでもない日常にも計り知れない断絶が潜んでいる。
★7 - コメント(0) - 2016年3月25日

現実逃避者の主人公と、アメリカが、まだ子どものままという意味合いにおいて重なる。
★2 - コメント(0) - 2015年2月13日

ウサギ落ち着きがないなって思った。こんな結婚生活は送りたくない・・・。
- コメント(0) - 2014年2月17日

下巻においても、ウサギの憎めない駄目っぷりは相変わらず。一方の生活が行き詰まりを見せると、別の生活に逃避…ということを繰り返す学習能力の無さが見てて歯痒い。しかも、そういう優柔不断さがなければ、普通に良い奴なのだから余計に…ルースの同棲生活の行き詰まりと妻ジャニスの出産を機に家に戻るウサギ。出産後のジャニスとの再会場面にはさすがにホロっときてしまう。舅姑との仲も徐々に修復し、事態は好転するかに思えたが、すぐに暗転。そうした中でも息子ネルソンを気遣うところにウサギの優しさが伺える。続きが楽しみ。
★2 - コメント(0) - 2013年10月25日

ウサギ四部作の一作目。一文字一文字が表面張力の小さい液体のような文章。接触角が小さくてペタペタしてる感じ。時々現れる、えも言われぬキラメき輝く文章達に出会うのがとても楽しかった。とても綺麗な描写。時々ですけどね。春樹的手法が散見してたけど春樹も好きなのかしら。若年結婚者の離婚率の高さの理由が少し判る物語。
★9 - コメント(0) - 2013年8月29日

(上からの続き)妻と和解したと見せかけてまたダメになるという・・・・。結末に向けてどんどんウサギに逃げ場がなくなってくのが-それでも逃げ出すのが-胸に痛い。続きも読んでみたい。
★1 - コメント(0) - 2011年10月6日

子供が死んじゃうんだ。いま読むと、ウサギ側の気持ちがわかるな。昔はたぶん、ウサギはひどいとか思ってたと思う。女性に幻想を持ってたんだな。
★1 - コメント(0) - 2010年12月21日

最後は開いた口がふさがらなかった。
- コメント(0) - --/--

今読んでいるみんな最新5件(1)

積読中のみんな最新5件(9)

03/12:dame
09/20:pyoko45
03/04:むにみつ

読みたいと思ったみんな最新5件(14)

11/26:いそとま
05/23:ぽこ
走れウサギ (下) 65巻の 評価:59 感想・レビュー:11
ログイン新規登録(無料)