SF文学 (文庫クセジュ)

SF文学はこんな本です

SF文学の感想・レビュー(89)

フランス人著者によるSF文学案内。文庫クセジュというと訳文が読みにくいイメージがあるが本書はリーダブルである。コンパクトなSF史入門として興味深く読んだ。「はじめに」でSFとは何かについてのいくつかの説を示し、続く二つの章でSFの起源と英米仏を中心とした各国(日本は含まない)のSF史を概観し、最後の章で「宇宙」「時間」「機械」といったSFの主要テーマで描かれてきたアイディアを代表的な作品とともに説明している。これだけの内容を百四十項程度にまとめているから駆け足なのは否めないが、頭の整理に読む価値があった。
★10 - コメント(1) - 2016年12月10日

空間的な広がりに欠くが英米仏SF史としてはオーソドックスで網羅的。自分の読んだものが概ねSF史の"骨組み"をおさえられているというのが確認できたのが収穫か。
★1 - コメント(0) - 2016年4月8日

フランス人の書いたSF入門書という事でロビダについての解説を期待して読み始めたのだけど名前が一度でただけで終わってしまった。英米のSFを中心に哲学SFからスチームパンクまでが中々コンパクトにまとめられていて読みやすい。反面基本的なことしか書かれていないのである程度SFを読んでいる人には復習にしかならないと思う。ただし、日本ではヴェルヌくらいしか知られていないフランスのSF事情がわかるのは貴重かもしれない。問題点は紹介されている小説の多くが未訳だったり早川の絶版だったりサンリオだったりと入手が難しいこと。
★1 - コメント(0) - 2016年4月7日

海外の作品を網羅的に知るにはボリューム的にはちょうど良かった。内容の深い考察などはないけれど、国別やサブジャンルごとの流れが紹介されているので、それなりに各作家・作品に興味を持てるようになっていた。
- コメント(0) - 2016年3月13日

研究会で講読。SF文学史をコンパクトに摘録している。知られざる名著。
- コメント(0) - 2016年3月9日

数多のSF小説から主要なものを、時代、国、テーマにそって紹介している本。知らない作品が多すぎて、へえ、とか、ふうんって感じだった。だから? 自分がSFのことを全然知らないということはわかった。個人的にはディストピアものの最高峰だと紹介されていた「キャンプ・コンセントレーション(トマス・M・ディッシュ)」に惹かれたが、残念ながら日本語版はサンリオSF文庫しか出ておらず古書扱いになっていた(中古で3000円もする!)。とりあえず本屋や図書館にならんでいるメジャーなものから読んでいくのがよさそうだ。
★2 - コメント(0) - 2015年9月11日

SFはクラーク、ハインライン、ダニエル・キイスくらいしか読んだことがない。もっと色々読みたいと思った。
★1 - コメント(0) - 2014年9月9日

SF小説ををテーマ別に紹介している第三章が役に立ちそう。しかし、邦訳されていない作品や入手が困難な作品が多い。残念。
★2 - コメント(0) - 2013年12月27日

おおまかなSFの流れはよくわかった。またSFのトピックをまとめている部分がこの本の最も良い部分であった。SFが何故面白いかも少し記述があり面白かったが、もう少し増やしてほしい。個別の作品紹介は、知らない者にとっては一作品ごとの解説が短すぎてよくわからない。
★1 - コメント(0) - 2013年12月3日

SFに興味を持ち、とりあえずジャンル全体を概観しようと思って読んでみたのだが、ほぼ初心者には少々内容が高度だった。入門書、とは書いてあるのだけれど。ただ、SFがいかに広いテーマを扱っているか、国別(米・英・仏が中心だけれど)の傾向や定義についての論は興味深かった。もう少し実際の作品を読んで出直します。
- コメント(0) - 2013年9月18日

SFの誕生からおおまかな歴史を概観するが、これは「欧米圏でのSF」というべきで、例えば日本のSFなどについては一切言及されない。恐らく、海の向こうではほとんど翻訳されていないのだろう。言語の壁は厚い。とはいえSFの歴史やサブジャンルなどについて大まかに掴むのには良い。「SFとは何か?」という問い関しても幾人かの言葉を引用しながら接近を試みるが、ここが本書の一番面白い部分では。著者はSFにファンタジーを対置して、ファンタジーを「逃避的」と評するが、これに関しては個人的に同意できないところ。
- コメント(0) - 2013年9月12日

紹介作を面白そうと思っても邦訳ないの多いのね。
- コメント(0) - 2011年11月28日

海外のSF小説に興味を持ち始めたばかりのSF初心者の私には、SFというジャンルの起源や変遷の概要や主な作品をざっくり把握できてよかった。 と言って、内容が浅いと言うわけでは無く、著者にはSF全体を見渡せる広範な知見があるからこそ、ここまでスッキリ整理出来ているのだろうと思う。 また、SFとは何かという定義が定まらず、様々な諸説があり、そのどれもが全体を網羅したものでは無く、かつ現在も変動しているということが理解できた。
★2 - コメント(0) - 2011年11月19日

資料的で、読み物としては向いてないかな。日本では知られていない(訳されてもいない)作品・作家も多いから、名前が列挙されているだけという印象になってしまう。
- コメント(0) - 2011年11月4日

myk
『日本SF精神史』において長山靖生は「日本のSF的想像力は豊かであった」ということを述べているが、円城塔の言うように、本書ではヒロシマ、ナガサキということの大きさを認めているにも関わらず日本SFへの言及はない。科学の利便性、有効性に疑問符を差しこむのもSFの一つであるとするならば、日本はその先導者としてあってもいいはず。実際のところ、フランスの書き手による米英を中心とした作品紹介といった程度のものなのでそういう期待はしていなかったが、初めから欧米以外を対象として放棄しているのは少し疑問に思う。
★6 - コメント(0) - 2011年8月16日

YTY
SF小説の歴史をさらっと。まだまだ知らない作品がたくさんあるなぁ。
- コメント(0) - 2011年7月24日

2003年に出されたフランス人によるSF小説についてのコンパクトなガイドブック。SF小説の誕生やアメリカ・イギリス・フランス等の各国のSFについて、そして宇宙・時間・機械といったSFの主要テーマについて概説している。すでに指摘されていることだが、文中に誤りが多く、また短篇や「」で長篇は『』でといった慣例となっている表記がなされていなかったり、未訳にも仮題がつけられているのはいいものの原題をつけることで既訳との区別をつけるといった配慮がなされていないため、興味を持った読者が作品を読もうとしても役にたたない。
★5 - コメント(0) - 2011年5月15日

固有名詞は八割以上判らなかったが、とにかくワクワクした。SFがアツいことは得心したけど、どうやって入っていけばよいのだろうか。有名どころから読んでいくかな?
- コメント(0) - 2011年5月5日

簡潔で読みやすく、SF文学を概観できる。 読んでて思うのは、SFに限らずだが、文学はやはり英米中心だということ。英訳されているか否かで、認識のされ具合に天と地の差がある。著者がフランス人の為、この本では、フランスの作品などもけっこう出てくるが。 日本のSFも、かなりいい作品がたくさんあると思うが、まだまだ知られていないんだろうなあ。その意味でも、最近日本の若手のSFが英訳されて評価され始めているという動きは喜ばしい。今日の新聞に、伊藤計劃「ハーモニー」P.K.ディック賞特別賞受賞の報。めでたい。合掌。
★4 - コメント(0) - 2011年4月23日

ふむふむ
- コメント(0) - 2011年4月21日

ちょっとSFから離れた人間にはカンフル剤、これからの人には栄養剤。日々作品が増えて、サブジャンルの枝がジャングルのようになるなかで、こうしてときどき振り返ってまとめることは有意義なことである。SFは全方位に向けて、常にウェーブを送るジャンルである。過去から未来から、異世界から。
★2 - コメント(0) - 2011年4月21日

こういう本を読むと、また古本屋巡りの熱があがりそうだね。
- コメント(0) - 2011年4月20日

フランスでのSF入門書。日本では一般的にSFとみなされやすい四十年代以前の話題が中心。また、フランスと日本での出版状況の違いのため、入門書+ガイドブックとするには不適かもしれない。むしろマニアがフランスってこんなん出てるんだー、という興味で読むほうが面白いのではないか。
- コメント(0) - 2011年4月13日

ざっくりとしたSF概論。今日のSFは多種多様なテーマの元でそれぞれの進化を遂げているが、その根底に共通して流れているものは、今も昔も変わらずに「未知との遭遇」への飽くなき欲求であるということを再確認。
- コメント(0) - 2011年4月5日

フランス産のSF入門書。SFの起源、米英仏でのSFの歴史、サブジャンル別解説、が一通りさらっと触れられている。特にフランスSFについてはあまり知られていないので非常に興味深かった。フランスでも「SF冬の時代」があったり(笑。日本未訳作品がフランスで刊行されていたり、各国の翻訳事情・傾向の違いも分かりおもしろい。
★6 - コメント(0) - 2011年3月28日

お馴染みの作家にも邦訳されていない作品がたくさんある事に驚いた。もっと翻訳されて欲しい。全然紹介されていない作家の作品も、出してほしい。 絶版になって久しい名作も、もっと復刊してほしい。
★1 - コメント(0) - 2011年3月22日

SF変遷の概説にしてもちょっと薄いかなぁ。物理的にページ数が薄いからしょうがないけど。作者がフランス人のため、当然フランスの作品に多く言及されていて、未訳だらけで欲求不満になる。サンリオSFが潰れなかった並行世界から出たガイドブックだと思えば面白い(なにそれ)
★6 - コメント(0) - 2011年3月18日

フランス人の著者による欧米を主としたSF「小説」ブックガイド。SFの定義、歴史、サブジャンル(テーマ)などがさらりと紹介されていて、最良の入門書という帯の惹句に偽りなし。自分のような初心者でもわくわしつつ読めた。これを手がかりに色々読みたいなあ。
★1 - コメント(0) - 2011年3月4日

せめて邦訳の有無ぐらいは表記して欲しいな。
- コメント(0) - 2011年2月28日

コンパクトで、かつ見慣れないフランスSFの紹介が多いのは良いが、コンパクトにすぎその魅力を十全に伝えているとはいえない。
- コメント(0) - 2011年2月20日

要するに、日本SFなるものは存在してさえいないのだ。
★4 - コメント(0) - 2011年2月15日

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