誰かが足りない

誰かが足りない
174ページ
5268登録

誰かが足りないを読んだ人はこんな本も読んでいます


誰かが足りないの感想・レビュー(3416)

ああこの感じ。繊細でまっすぐな心理描写。宮下さんならではの作品にまたしても出会えた。いつも予約でいっぱいのレストラン「ハライ」。その店を訪れた6人のお客様の各々の過去が綴られた物語。読みながら、あの時こうすればよかった、誰かが足りない、そう感じるときの寂しさを共有する。だから彼らの見ている景色が新しくなったとき、自分のことのように嬉しくなった。「ハライ」とはトルコ語で“晴れ”という意味だそうだ。私も予約入れたいな。オーダーは温かいスープがいいな
★11 - コメント(0) - 1月13日

同じ日、同じ時刻に、暖かなレストラン「ハライ」に集う人々。失敗は病じゃない。俯いてばかりで立ち上がれない日々があっても、現実を受け止められなくて、前へ進めずもがく日々が続いても、必ず何処かに出口はある。ほんの少し己を笑うことさえ出来たら。ささやかでも光を見つけることが出来たなら。人は絶望せずに生きていける。これは、嵐の中でロウソクの火を灯すような、小さな希望と祈りの物語。
★53 - コメント(2) - 1月7日

【17-004】レストラン「ハライ」にある夜予約を入れた6組の客のバックグラウンドを書いた、6者6様のささやかな物語。書名の『誰かが足りない』に至る過程はあまり語られず、足りなくなった後の喪失感や翳りが綴られている。その起伏に乏しい淡々とした調子が、私にはどうも物足りなかった。たまたま一夜、同じ店に居合わせた登場人物のありのままの現実がそこにあるだけなので、6組の物語が有機的に絡む事もない。正直な所、巻末の〈初出 小説推理〉という情報がサプライズとして一番印象に残った。 3点/10
★22 - コメント(0) - 1月6日

レストラン「ハライ」に予約を入れるそれぞれのお客様のお話。 同じ日に同じ店で食事をしても、きっかけも理由も様々。今日とは少し違う明日への一歩か今日から明日をつなぐ続きの一歩か。きっと皆、違っているけれど続きの一歩なんだろう。静かな調子が続く作品は宮下さんお特徴ですね。個人的にはお客様を迎えるマダムの視点が欲しかった。
★42 - コメント(0) - 1月4日

ひとつひとつの話の設定やメッセージはすごくよい。けど、ひとつの話が短くて少し物足りない印象。もっと掘り下げてほしかったな。あと、いろんなテイストの話が詰め込まれていてすごいんだけど、とっちらかってしまった感じもする。それを無理矢理「ハライ」というレストランでまとめてる、みたいな。
★8 - コメント(0) - 1月3日

予約を取るのが難しいちょっと高級なハライ。暖かでほっこりする優しいスープを味わいに行きたくなる。
★6 - コメント(0) - 1月1日

個人的にはつらさを感じながら読み進んだ感じですが、ラスト2話で、救われました(*^^*)
★5 - コメント(0) - 2016年12月30日

最後にどう全てをまとめてくるかと期待したが意外とたんたんとしていた。人の失敗を匂いとして嗅ぎ取る能力はそれだけでも色々ストーリーが描けそう。
★7 - コメント(0) - 2016年12月21日

10月31日午後6時にレストラン『ハライ』(どこかの言葉で晴れを意味する)を予約した6組の人達のお話。皆それぞれに問題や心に傷を抱えているが、昔の自分を取り戻すため、或いは新しい自分に出会うため、レストラン『ハライ』に予約を入れ一歩踏み出そうとする。予約3の幼なじみの男女の話が良かった。『ハライ』は隅々まで気を配られていて懐かしい雰囲気で、マダムも温かい人のようだ。でももう少しみんなが『ハライ』行きたがる理由が分かるようにレストランやマダムについて書いて欲しかった。
★44 - コメント(0) - 2016年12月19日

レストランハライに同じ日に予約した6組。予約するまでのお話。最後に繋がる感じが面白いなと思いました。みんな何かを抱え生きているっていう空気が希望に向かう。その後が読みたいなぁ。
★15 - コメント(0) - 2016年12月7日

ミステリー?と思いきや。。宮下さんの文章でした( *´艸`)6つのエピソードでのそれぞれの登場人物は、みな心のどこかに傷を抱えている。優しくて、不器用で、なんとなく〈いま〉に生き難い人という点が共通している気がします。穏やかに進むストーリーですが、何かにこだわり何かをあきらめ、でも少し明るい未来も感じるそんなラストでした。短編ゆえか、それぞれのお話が物足りなく感じたこととレストランハライでのシーンがもう少し欲しかったかなぁ・・エピローグ的な感じで続編読みたいです。
★23 - コメント(0) - 2016年12月6日

羊と鋼〜も良かったけれど、この小説はすごい。6つの短編すべての完成度。全く別の6つの人生が、プロローグとエピローグ、「ハライ」で交差するところ。何度も読みたい小説です。個人的には6つめの「匂い」の話が一番好きかな。
★10 - コメント(0) - 2016年11月29日

美味しいと評判のお店「ハライ」へ予約をするまでのお話。6つ分。上手く歯車が回っていない今現在から、何かしら一歩を進むための美味しいレストランへの予約。どのお話も悲しい部分もありながら、それでいて優しい感情を浮かばせる。予約2と、予約3が好き。前者は痴呆と正常な思考を行き来するおばあさんのもどかしさと、愛する人を失っていると何度も知る悲しさに切なくなった。後者は思春期に一度途切れた幼馴染の関係性が貴いものに感じたので。予約5の吹奏楽あるある、各パートの部分を口ずさむ様子は懐かしい光景。【図書館】
★18 - コメント(0) - 2016年11月27日

古いレンガ作り、美味しいと評判のレストラン『ハライ』。そのレストランに、同じ日に予約を入れる人たちの物語。こんなはずじゃなかったのに、これからどうすればいいのだろう。生き辛さを抱えたまま、何とか日々をやり過ごしている登場人物たち。その心情を丁寧に掬い、美しい言葉でそっと前を向かせる宮下さんの文章。少しだけ前を向くきっかけを与えてくれるのは、そうだ、あのレストランに行こう、その約束だ。失敗自体は病じゃないんだ。絶望さえしなければいいんだ。
★16 - コメント(0) - 2016年11月24日

以前から気になっていた宮下さん。サイン本が売っていたので購入してみた。まさかこんなに何度もウルウルさせられる作品だとは思ってなくて、電車の中で読んでた時かなり焦ってしまった(笑)。登場人物たちに寄り添うような、静かで優しい描写。切ないけど仄温かい空気感が最後まで心地良かった。
★12 - コメント(0) - 2016年11月21日

私はどうやら、題名の意味を、読み終わった後に噛み締めるのが好きなようだ。だから、先に使われると拍子抜けしてしまう。この短編集は、同じテーマで書いたリレー小説のよう。というのも、短編一つづつの結末への持って行き方、感触が違うから。
★6 - コメント(0) - 2016年11月17日

やっぱり宮下奈都さんの本は面白い。最初はただの短編集なのかと思って読んでいましたが、各話の最後にあるレストラン『ハライ』が必ず出てきて、エピローグがそこに集約されるような形で締めくくられていて、最後がどのように終わるのかが読んでいて、楽しみになってくる内容でした。 誰かが足りないというタイトルは、読み終わった後で理解できることもあれば、誰が足りなかったんだろうと思ってしまうこともありましたが、読後感はどれも素敵です。失敗の匂いというのは、何だか新鮮な発想でしたね。死に至る病が出てくるとは思わなかった。
★92 - コメント(0) - 2016年11月13日

あたたかく、かつ大切な何かを思い出させてくれるような、素敵な作品。
★5 - コメント(0) - 2016年11月13日

筆者は心が弱い人の内面や心が壊れそうになる体験がよほど理解できる人なのだなあ。でも、自分はこれをよしとしたくない。タフに強く生き抜く力を大人も子どもも持っていてほしいと思う。弱い人を排除するのではなく。優しい人は強い人、強い人は優しい人なのだから。どの章もおいしいレストランに行くという希望で終われて良かった。
★27 - コメント(0) - 2016年11月13日

hk
…人であって人間ではない……「間」をテーマとした短編集。人付き合いにおいて間のとり方のプライオリティはすこぶる高い。本書では人間関係の中で蹉跌ありて社会から疎外された人々が、なんとか這い上がろうとする様が描かれている。他人様との付き合いが滞りがちになると、「間」という観念が希薄になる。すると「人間」から間が抜けおちて「人」になってしまう。本書のタイトルは「誰かが足りない」となっているが、主要登場人物に欠けているのは総じて「人」ではなく「間」なのではないだろうか?
★20 - コメント(0) - 2016年11月10日

誰かしらどこかしら抱えている喪失感。そこに向き合い、顔をあげて一歩踏み出すその瞬間を、すぅっと鮮やかに切り取られています。何の予備知識もなく、手に取った時にはミステリーかと思ったけれど、とても心温まる物語でした。☆4
★13 - コメント(0) - 2016年11月8日

奈津さんの優しい視点が心地よい。
★4 - コメント(0) - 2016年11月5日

どんなに大きな失敗をしても取り戻せる、這い上がれる…絶望じゃない!!最後の言葉が特に印象に残りました。 笑えればいいんですけど…
★5 - コメント(0) - 2016年11月5日

52)出先で珈琲飲みながら読んでたが、一章読み終える度に泣きそうになるのを誤魔化すのが大変だった。それぞれ誰にでも起こり得るありふれた日常の中に、葛藤や儚さを切なく温かくとらえていて、そしてその先に希望が見えて美しかった。羊の時はつまをめとらばだっのか。今一番直木賞に近い作家だと思う。水星聴きなおそう♪
★7 - コメント(0) - 2016年11月1日

人気レストラン「ハライ」、10月31日6時に予約を入れたお客様合計6組が物語の主人公となる連作短編。どこかにのキズや闇を抱える人々が、何かに気が付いたり、新たな覚悟を決めたりする。足りないのは「何か」ではなく「誰か」。人は誰かに求めるられるからこそら強く生きられる。求めるられる誰かが自分だったらいいのにね...なんて思う情緒的な一冊でありました。
★79 - コメント(0) - 2016年10月21日

評判が良い人気のレストラン「ハライ」に同じ日に予約を入れた6組にまつわる短編集。それぞれの生活の中での悩みを抱ながらも前進しようと奮い立たせる人達。生きている以上、誰だって何かしら問題を抱えているだろう。気持ちを吹っ切る方法は人それぞれ違うだろうが、第一歩として「ハライ」での食事を選んだ彼等。誰でも人との繋がりなくしては生活が成り立たない。本書「誰かが足りない」成る程です。特に、予約2と4が良かった。(^o^)
★105 - コメント(0) - 2016年10月20日

 みんなのあこがれるレストランハライ。大切な誰かと一緒に食事をしたいレストラン。そういうレストランがあったなあ、以前は。
★8 - コメント(0) - 2016年10月20日

誰もがもっているであろう感覚。辛い現実でもそれを暖かく包み込んでくれるものはある。心に響く心理描写。こういう本好きだ
★7 - コメント(0) - 2016年10月18日

色々な家族が駅前の一つのレストランに予約を入れる。それも同じ日時に。みんな大事な誰かを探し、そして待っていた。「失敗はいくらしてもい、絶望しなければ、そうすればいつかは這い上がれる、そしてその這い上がる時の景色もきっといいものに思えてくる、そう思えるのは幸せなこと。」その通りだと思う。
★8 - コメント(0) - 2016年10月16日

レストラン「ハライ」を巡る6つの物語。「スコーレNo.4」を読んだ時にも思いましたが、宮下さんは心理描写が本当に丁寧で繊細だと改めて思いました。この本を読んでいると、心の内側から温まっていく感覚になります。さすが宮下さん。
★14 - コメント(0) - 2016年10月14日

自分のそばには大切な家族がいて、誰も足りなくないことを確認し、そのことに安堵と感謝をおぼえた。
★2 - コメント(0) - 2016年10月8日

タイトルには惹かれるものがあったんだけど、内容は私には伝わるものは無かったなぁ。短編集だからか……内容が薄い。
★2 - コメント(0) - 2016年10月3日

美味しいと評判のレストラン「ハライ」をめぐる連作短編集。静かでどこか物悲しかったり、寂しかったり、でも温かく優しいお話しでした。勝手にミステリーと思っていたけれどそうではなく、でも、大好きな読んで良かったと思える本でした。
★39 - コメント(0) - 2016年9月30日

6つの短編集。文章から優しさが伝わってくるような物語でした。ちょっと哀しい物語もあったけど、最後はふんわりとした気持ちになれました♪
★10 - コメント(0) - 2016年9月29日

宮下作品2冊目。「羊と~」でも感じたが、宮下さんは心を言葉にするのがうまい。少し切なくなるけどあたたかい。何度も読み返したくなる文章がわんさか。
★10 - コメント(0) - 2016年9月28日

宮下作品二冊目。2012年の本屋大賞ノミネート作品。この方は、描写が目の前に見え、そこに佇んでいるようだ。作品の中にホルストの惑星が出て来る。読後、ユーチューブで聞き直した。
★8 - コメント(0) - 2016年9月27日

誰かが足りない、のか、何かが足りない、のか。6つの短編集からなる物語。レストランに集まることを目標とする、それぞれの事情は何か?理解力が足りないため、各々の短編を通して著者の言いたいことが、もうひとつ見えてこない。 ただ、各短編にはキラリと光るフレーズがある。 それを探すためにもう一度読んでみようか。
★11 - コメント(0) - 2016年9月25日

少し重苦しい話もありましたが、最後の話はすっきりしました。この作者さんはきっと様々な経験をして、人の痛みの分かる人なのかなと感じました。日常にありそうなこと、普段誰もが感じているようなこと。描写が妙にリアルで何故か私にとっては、少し苦しい本でした。
★21 - コメント(0) - 2016年9月23日

「羊と鋼の森」でも思いましたが、宮下奈都さんは文章が本当に美しい。ハライという人気で予約しないと食べられないというすごく美味しいレストランがあり、6つの物語に出てくる人達はそのレストランを目標にして何かを挑戦したり乗り越えた人達。無理矢理ではなく何か自然と「ハライに行きたい」という気持ちが感じられます。私は予約4が一番好きです。母親を亡くし引きこもりになりビデオカメラのフィルターを通してでなければ妹や周りの人と接することが出来ない兄の話です。読んだ後ほっこりしました(*´╰╯`๓)♬*゜
★62 - コメント(7) - 2016年9月22日

6つの短編集。予約1は、私自身の事のように思えた。偽物。すぐにメッキが剥がれてしまう、そんな私。予約4も身に覚えあり。なんでだろう、どうして私ってこんな何だろうって、いっつも思っていて、誰かと居たいし誰かの何か役にも立ちたいのにそうすればする程、誰かを遠ざけているようで。これを読んで、少し、救われた気がしたの。私自身が足りなかったんだって。けれど、笑ってもいいよねって、思えた。変な感想ですみません。
★23 - コメント(0) - 2016年9月20日

誰かが足りないの 評価:78 感想・レビュー:1498
ログイン新規登録(無料)