この世界の片隅に(後編) (アクションコミックス)

この世界の片隅に(後編) (アクションコミックス)
214ページ
435登録

この世界の片隅に(後編)はこんな本です

この世界の片隅に(後編)の感想・レビュー(381)

どんどん日常にも戦争が取り巻く時代になっていく中でも、すずは当たり前のように笑っていて楽しいと思えるものも見つけて、喜怒哀楽はあるけれどきちんと受け止めていて凄いなと思った。この時代に生きていたら心が麻痺しそうなのに綺麗なものにはきちんと綺麗と言えることがどれだけ難しいものだと思っていたが、変わらないすずがよかった。水原さんのところではホロリ、当たり前が当たり前ではなくなる、それはいつどこでなるかわからない。非日常が日常に変わる。その恐ろしさを幸いまだ知らない。国が正義を丸め込む恐ろしさありませんように
★37 - コメント(0) - 3月16日

どんどん日常にも戦争が取り巻く時代になっていく中でも、すずは当たり前のように笑っていて楽しいと思えるものも見つけて、喜怒哀楽はあるけれどきちんと受け止めていて凄いなと思った。この時代に生きていたら心が麻痺しそうなのに綺麗なものにはきちんと綺麗と言えることがどれだけ難しいものだと思っていたが、変わらないすずがよかった。水原さんのところではホロリ、当たり前が当たり前ではなくなる、それはいつどこでなるかわからない。非日常が日常に変わる。その恐ろしさを幸いまだ知らない。国が正義を丸め込む恐ろしさ、ありませんように
★18 - コメント(0) - 3月15日

映画を観て再読。やはり原作のほうが好きだと実感した。映画はほぼ原作に忠実に作られていて、色彩は美しいし、大砲や爆弾の音の激しさなど胸にくる。でも、すずのおおらかさやちょっとした笑いなどが映画ではテンポが早すぎて、もったいないと感じてしまった。原作のほうがこうの史代さんの画と台詞がもっと心に沁みてくる。それは漫画の持つ力かもしれない。
★6 - コメント(0) - 3月11日

戦争じゃなくても辛いこともあるし、戦争だからこその試練もある。人生は時に重くて苦いけど、甘くて温かいことも沢山ある。すずさんの姿が与えてくれるメッセージは、誰かの体温みたいに温かい。
★5 - コメント(0) - 2月12日

戦争が激化してもこの子の周りは笑顔があるし、人がちゃんと生きてる。迷うし、死にそうにもなるし、実際目の前から消えてしまう人もいるけど、それでも生きてる。
★3 - コメント(0) - 2月11日

家本。映画を観て、岩波少年文庫のドラ・ド・ヨング「あらしの前」「あらしのあと」と同時に読んだもので、日常の暮らしや飢えや時代に抗えない子どもたちの生活のことを思って辛くなる。「みんながだれかを亡くして みんながだれかを探しとる」表紙絵のリンさんの着物はリンドウの柄、しまった!お茶碗の柄もリンドウか。この満開の桜を見ても「夕凪の街 桜の国」はなかなか読み返すことができない。
★10 - コメント(0) - 2月6日

優しい絵の中に戦争の怖さ、その中で懸命に生きて行く人々の日常が描かれていた。 純粋に楽しめたものの、戦争を考えさせられる作品だった。
★5 - コメント(0) - 2月3日

正直読むのが辛くなる戦災パート。映画『火垂るの墓』のような視覚に迫るようなシーンはないのですが、ストーリーテリングの冴えで失ったものの大きさが実感できます。この絶望的なほどに切ない表現はこちらの心を直に揺さぶってくるので正直気を張らないと泣いてしまいます。読んでる読者も辛いでしょうが、きっと描いてる著者も辛かったはず。それでも魂を込め、丁寧にこの物語を描き上げてくれたことに感謝します。戦争に翻弄され、戦災に絶望し、それでもその先を見据え、黙々と生活を再建させようとする人間の煌めきを見せてくれたのですから。
★5 - コメント(0) - 1月13日

RED
やっぱり切ない。だけども、この辛い環境の中で、すずさんはさらに強く優しく磨かれていく。周作さんが生きのこって本当に良かった。何度もハラハラさせられた。映画も見たいな。
★9 - コメント(0) - 2016年12月22日

20年4月~21年1月。戦争末期から終戦後にかけてのお話です。「この世界の片隅に」は20年9月迄。悲しさもありやさしさもあり。何度も映画の一つ一つのシーンを想い出してしまいます。私的には映画→原作→映画と観るのがお薦めです。
★5 - コメント(0) - 2016年12月18日

呉。世界が変転する20年6月までにも、すずは様々な喪失を体験していた。海彦が山の奥に追いやられるように、見知らぬ土地へ嫁いだ時から。リンに親しいものを感じたのは当然だろう。映画では相当に艶っぽかった、哲との場面で、すずとリンの境遇が最も近似となるような。6月以降、物語世界から右腕が失われる(左手で描いたと思われる背景は異様な迫力)が、それが天からすずたち「ちいさい子ら」を見守る「ちいさい神さま」になったようで、何とも言えない(特に頭をなでてやるところ)。失った手は最後に、小さくて大きな、おくり物を呉れる。
★6 - コメント(0) - 2016年12月12日

映画を観てきたので読み直す。やっぱり良作です!
★6 - コメント(0) - 2016年12月10日

最初から最後まで、優しい優しい物語だった。戦争時代の生活が描かれてはいるが、悲劇や反戦そのものというよりは、一緒にいたい人と自分の場所で自分らしく生き抜くことの大切さやありがたさが描かれていた。「この世界の片隅に、うちを見つけてくれてありがとう」
★12 - コメント(0) - 2016年12月9日

「私が子供の頃受けたのは平和教育じゃなくて、原爆教育なんですよ。とにかく“原爆、ダメ、絶対”の世界で、だから原爆や戦争ってのは、周りに被爆者もいるし、触れちゃいけないもの、コワいものだったんです。だから、これを読んだ時、『わー、こういう書き方があるんだ』って感動して……」◆私が通う造形工房のマダム(代表の彼女)が語った感想。広島出身のまだ若い彼女がどれほどこの作品にショックを受けたかがよく分かった。作品の隅々にまで描き込まれた、当時を生きた人たちだけが知るリアルな生活。(以下コメント欄)
★28 - コメント(5) - 2016年12月5日

映画観てからの再読。映画の中ではしおられてた部分を映画と繋げて読む。すずの美しかった世界が、壊され、歪んでゆく姿。映画での声のトーンと表情。大人びてゆく度に、隠してゆかねばならぬ影。歪みきれない苦しさを改めて実感。どんな状況でも人は泣き笑いする。食べるし、寝るし…生きてゆく。人を想い、愛おしむ。それが人の力となる。そしてその気持ちが人を前に向けるんだと…「あんた、よう広島でいきとってくれんさったね」本当に思う。命に感謝。
★40 - コメント(0) - 2016年11月27日

hr
広島から飛んできた障子枠は、海苔の干し台を想起させる。何度読んでも発見がある。その度に悔しさと悲しさが濃くなっていく。
★4 - コメント(0) - 2016年11月26日

表紙が凄く好き。すずさんの自問自答。右手の呟き。亡くして行く大切なもの…色付いて行く世界。1ページごと、ゆっくりと噛みしめるようにしか読めない(再読なのに)本当に苦しく、切なく、胸が痛い。広島行きの汽車に結局乗らなかったすずさん。あの時の義姉や周作との会話が凄く好きだ。水原さんとの一夜も、再会のあの空の下のすずさんの言葉も。凄くいい作品。言葉に上手くできないけど、好きな本に入れられないけど、大事な本。本当に、表紙が素敵です。
★10 - コメント(1) - 2016年11月23日

映画を見たので改めて原作を再読。
★1 - コメント(0) - 2016年11月19日

映画を見る前に再読。前編が登録されていないので、とりあえずこちらだけ。行きつ戻りつ、何度も繰り返してゆっくり読み進めた。世界の切れ端である私のためにあなたのために、いつでも居場所が用意されている。記憶の器として生き続ける、人としてのその宿命は時として残酷でもある。けれど私とそのとき一緒にいた人しか知りえない思い出を自分の中に宿せるのはとても贅沢なことなんだ。読んでいると心がぎゅーっと苦しくなるけれど、大好きな作品。これからも何度でも読みます。
★28 - コメント(0) - 2016年11月13日

銃後がどんなだったか少しわかった。流し読み出来ない漫画だった。
★3 - コメント(0) - 2016年11月11日

《ありがとう、この世界の片隅に、うちを見つけてくれて》
★1 - コメント(0) - 2016年11月9日

先行上映会にて映画を見た記念に再読。戦時下の普通の人々の生活そのものを描いた作品の中でも傑作中の傑作。 「現生においては愛国の一言に押し込められ 後世においては犠牲の一言で片づけられる」(清家雪子氏著作「月に吠えらんねえ」第三巻)という言葉の、”犠牲”の一言で語られてしまいがちな人々の生活を丹念に描写することで、一層現代の人々に肉感をもって戦争の恐ろしさと残酷さを伝えることに成功した作品。最後に一言。映画もとてつもなくすごい作品だったので是非とも見ることをおすすめします。
★2 - コメント(0) - 2016年10月28日

★★★★★ 再読。広島、戦争、原爆。やるせない感傷。その中でも、前を向いて考えさせられる漫画。すみちゃんのしみで我慢していた涙が…
★5 - コメント(0) - 2016年10月24日

映画見たすぎる。
★1 - コメント(0) - 2016年10月20日

再読。 映画化にあたっての読み返しだったが、ただただ圧倒される。こうの史代さんの漫画は、ずっと心地のよい詩情が通奏低音になって本の隅々に流れている。 その通奏低音は、全ての人の背中にも流れている。特別でないことにも、特別なものがあって、ぼくたちはそのことを忘れがちだ。 背景の描かれ方がドラスティックに変わる後半、感傷が涙となって止まらない。
★4 - コメント(0) - 2016年10月15日

この、爽やかでそれでいて悲しげな読了感を言い表せる語彙が自分に無いのが残念だけど、本を閉じた後「あぁ」という吐息が漏れた。この空気の、この世界の表現がアニメでできるのだろうか? それを、今度劇場で確かめてみたい。
★5 - コメント(0) - 2016年9月23日

漫画なんて久しぶり。字が小さい(笑)とぼやきながらも、あっという間に読んでしまった。こういう話を読むにつけ、自分の知らない「あの時代」の出来事がどれだけたくさん埋もれていたことかと思い知らされる。町や村の数だけ歴史があり、人の数だけ暮らしがあった。当たり前のことなのに。まるで、初めて気づいたような愚かな自分がいる。最後のシーン、戦災孤児の手を取って「あんた・・よう広島で生きとってくれんさったね・・」と。グッと来た。どんな時にでも誰に向ってでも「生きていてくれてありがとう」なのだと。
★4 - コメント(0) - 2016年9月14日

毎年この日の前後になると、つい手にとってしまう本。思いがけない邂逅。身を切り裂くような別れ。それでも、小さな身体で精一杯日常を送ろうとするのに。ただそれだけなのに。舞台は広島と呉だったことを思い出させるあの日。遅れてきた迷惑な"神風"。自分の居場所を探して、そしてたどり着いたこの世界の片隅。重巡青葉での別れの言葉は、今では僕の生きる意味にもなっています。そして最後の"しあはせの手紙"。毎日のように不穏なニュースを耳にしても、それでもまだこの世界は守る価値があると信じさせてくれる。
★1 - コメント(0) - 2016年8月15日

広島から呉の北條家に嫁いできた若きすずさん。絵を描くのが大好きでドジな可愛らしい女性である。病弱な義母、科学話が好きな義父、少し意地悪な義姉、可愛いその娘、そして不思議な縁である愛すべき夫に囲まれる。ノホホンとしながら時に胸を鷲掴みにするシリアスがある。皆の前ではドジなすずさんのモノローグがやたらに刺さって来る。人命の軽かった時代ならではの悲惨はすずさんの日常にも影を落とす。友人である哲さんやリンさんの言葉も素敵だ。そして終戦の日のすずさんの怒り。尤もである。ラストがまた感動的。朝ドラにして欲しい。傑作。
★67 - コメント(2) - 2016年8月10日

掟破りの漫画だからこその絶望的表現。そして漫画だからこその救い。
★1 - コメント(0) - 2016年7月27日

本作を読みながら、感情の波が徐々に凪のように静かになっていった。あの夏の呉で夫の家族と暮らす若妻の目に映った戦争を、繊細で円やかな筆致で淡々と描く。死は日常であり、本のかすかな切っ掛けで均衡は破れ瓦解が始まるかもしれない。けれど、この物語の中では何があっても日常を続けていくのだ。人間の強さと優しさと、人間が起こす戦争の恐ろしさを感じる。こうの史代さんは才能ある漫画家さんだと思う。
★30 - コメント(0) - 2016年7月24日

こうのさんの描くキャラクターはどの子もめんこくて死なせるのが惜しいんご。周作さんは遊女身請けしようとしたり、それがだめなら人攫いの籠で一緒になったきりのすずさんを娶ったりとなかなかワイルドだ。
★3 - コメント(0) - 2016年6月19日

最強の画力。ねらいうち。
★3 - コメント(0) - 2016年6月17日

とにかく細部まで考え抜かれた表現に圧倒されるのみ。広島の空虚な政治ショーを見せつけられたことに対する解毒剤として読み始めた。今後折に触れて読み返すことになるであろう力作。記憶の器としてこの世界の片隅に在り続けるという決意が力強く心に響く。戦争体験の継承という難問に一つの回答を示した作品と言っていいのではないだろうか。
★5 - コメント(0) - 2016年6月5日

一読して、普通に感動しつつ、まんが評論などのサイトをパラパラ見てました。 そして、漫棚通信というサイトで、この作品をオールタイムベスト級と評価している記事を見つけて、それを読んでから本書を再読しました。 改めて、深い感動を覚えました。 技巧とは、こういうことを表現するために使うものだと、深く、深く感じ入りました。
★17 - コメント(0) - 2016年3月5日

読み終わった後自分が泣いていたことに気付いた。どうしたのだろう....、静かな涙が止まらない。戦争の、原爆の、表立った人々・出来事の下で或いは片隅で慎ましくひたむきに生きてきた、名も知れぬ多くの人々がいたことを私は決して忘れたくない。ここに登場する人々は父母であり祖父母であり私達の分身だ。
★10 - コメント(0) - 2016年2月29日

後半も一気読み。戦争の激化。自分の人生への悩み。近しい人の死。いろんな話が盛りだくさんなんだけど、それでも大好きな人たちと共に過ごす道を自ら選んでいくとこが良かった。いろんなことを乗り越えた先に呉に住むことが自分の居場所だと思えたすずの心境の変化が丁寧に描かれていた。なんか、ちょっと涙出そうでした。
★8 - コメント(0) - 2016年2月21日

戦争ものは読まず嫌いしていた。やたら残酷さだけを強調したり、お涙頂戴な場面ばかりだったりで安っぽいと思っていた。だからこの漫画を読んで、戦争時代を「明るく」暮らす人々のようすにまず驚いた。戦時下でも人々は彩り豊かに暮らしていたのだ。原爆ですらそれを完全には壊せなかった。
★5 - コメント(0) - 2016年2月18日

とにかく すずさんが死ぬのでは…周作さんが死ぬのでは…と最後までドキドキ。ラスト、本当に良かった。読み友さんの言う通り笑顔になりました。
★8 - コメント(1) - 2016年1月10日

幼なじみの水原や姪の晴美との別れ、自らの右手を失い、原爆で実家を失っても生きていくすず。最後の「呉はうちの選んだ居場所ですけえ」一番印象に残った。「あたりまえ」の大切さを改めて感じます。何度でも読み返したい。
★17 - コメント(0) - 2016年1月2日

この世界の片隅に(後編)の 評価:84 感想・レビュー:129
ログイン新規登録(無料)