呪の思想 (平凡社ライブラリー)

呪の思想の感想・レビュー(70)

漢文学・東洋学界の巨人「白川静」と東洋哲学・日本哲学の権威である「梅原猛」による対談集 約三千三百年前に生まれた「漢字」は人間同士のコミュニケーション・ツールとしてではなく 神への祈りの為に生まれた神との通信手段だったという話しから原初の文字に封じ込められた古代人の心を読み解き アイヌや琉球に今尚残る日本の縄文文化への「殷(いん)」からの影響を語り明かす様子は東亜古代史にどハマり中の俺には思わずワクワクしてしまうようなファンタジーに溢れている。
- コメント(0) - 2016年11月13日

 梅原氏の名前を知っている程度でこの本を読んでしまった。両氏の対談は知というものは非常奥が深いという、ざっくりとした感想である。まだ読むのははやかったか。
★1 - コメント(0) - 2016年8月28日

やっと読了。タフでワクワクする一冊!
★1 - コメント(0) - 2016年7月4日

異端の知の巨人2人による対談。本書を読んで真っ先に感じたのが、「懐かしい」という非常に個人的な感想。恥ずかしながら、白川も梅原も1冊も読んだことがない。ではなぜか?本書に何度か登場する高橋和巳だが、あたしの高校時代の恩師の親友だったらしい。そしてこの2人の言葉の肌触りと言うか、行間に漂う匂いが、あたしに恩師を思い出させた。興味のない人からすれば、じいちゃん2人が好き放題言ってる、という本かもしれないが、このヒトにはかなわないと思わせる、思わず「先生!」と声をかけさせる、知性の凄みがあふれる1冊だった。
★3 - コメント(1) - 2016年5月26日

知の底がどこまでも深くて、なんて贅沢な一冊だろうと思う。漢字にはそれぞれ祈りが込められていて、詩や歌にも祈りが込められている、ただの感情の揺れだけではないという所に胸が震える。ただ、私が中国史や古典に明るくないので時代を上手く頭の中で整理できていないのが悔しい。孔子伝も読みたい。
★5 - コメント(0) - 2016年4月5日

縄文文化の話や漢字の成り立ちは、なるほどな〜と思う話ばかりで面白かった。土偶の解釈は興奮するほど面白かった。詩経が政治的思想を秘めていた一方、日本の和歌は四季の変化や恋の歌。今の純文学と呼ばれるものも思想的なものより恋愛ものが多かったりする。この分析にもなるほどな、と。お二人の対談の中で出てきた高橋和巳を読んでみたいと思った。
★1 - コメント(0) - 2016年2月19日

梅原猛の本は何冊か読んで、頭のいい人がいるものだなと思っていたが、更にその上を行きそうな白川静って、どんな人だったのだろう。土偶の由来(哀しく恐ろしい背景があるのですね)が強烈だったが、それよりも、白川静の洞察の深さが印象的であった。二人の間にちょくちょく編集部の人が入っているけど、大変だっただろうな。この本を読むには余りにも予備知識が乏しいからか、内容今いちピンと来ていないので、中国古典のビギナーズクラシックで詩経や楚辞の本を読んでから再読してみたい。また違う見方ができるか、楽しみである。
★2 - コメント(0) - 2016年2月11日

白川の業績の概要を知るに良い本。
- コメント(0) - 2016年1月17日

昔から論語も白川先生も苦手なんだけど、この対談集は面白かった。はぁ詩経をもっとちゃんと読めばよかったなぁ…。
- コメント(0) - 2015年8月26日

「誉める」ことによって、自然と自分が交感して命が助かるんだという。そういうもんだと思いますね。
★1 - コメント(0) - 2015年5月3日

「誉める」ことによって、自然と自分が交感して命が助かるんだという。そういうもんだと思いますね。
- コメント(1) - 2015年5月3日

浅田次郎さんのエッセイで興味を持った白川静さん。学生の頃にはまった梅原猛さんとの対談集でデビュー。二人の偉大なる学者の情熱に包まれる体験をするが、いかんせん、私が無知すぎる。。。注釈を読みながら進むが、中国の歴史も漢文もダメなので難しかった。白川さんの漢字についての本を試してみよう。梅原さんの本も再読したくなった。
★2 - コメント(0) - 2015年5月1日

すごい面白い。封神演義や三国志、韓非子や老子なんかから中国古典を読んできたから、殷と周の話は新鮮で面白かった。日本古典に出てくる、若菜摘み、にも、知らなかった情緒があって。けして争わず、(おそらく同族殺しも無かった)古代日本のおおらかさに思いを馳せる。今の世界はあまりに殺伐としているからこそ、人を誉め、国を誉め、自分の来歴と住まうこの国を祝っていきたい。私が鳥や魚が好きなのは、きちんと縄文の血が流れてるからかな、なんて思うと、不思議と身体も愛おしくなる。もっときちんと、この国、日本の心を知っていきたい。
★19 - コメント(0) - 2015年2月28日

文字は殷もエジプトも王と神の交信のためで、人の交流手段としての文字は木簡、竹簡の時代まで降る。 日本に文字ができなかったわけは異民族の移動がなかったので王が生まれなかったから。殷と縄文の共通点など、対談形式なので読みやすい。孔子のページが面白い。漢字から中国の古代社会を推理し、日本との関連まで想像するのは「ロマン」だ。「日本から見ると中国人は政治的人間である、日本人のほうが政治的なものの欠如状態といえる。政治がなければ社会はありえない。個人の中にこもってしまっては社会形成そのものができない。」
★1 - コメント(0) - 2015年1月5日

白川先生に後輩の梅原先生が話を聞きに行く。とても面白い。殷は沿海族で神聖王朝で日本にもつながるとか、孔子は下層の出身の葬儀屋で、失敗し続けた革命家などなど。この辺の話はもっと勉強したら面白いと思った。今度は対談でなく白川先生の本にチャレンジしてみよう。
★4 - コメント(0) - 2014年11月30日

白川先生は以前より尊敬している方なのでいろいろ見ていますが、いずれも話の内容が二千年、三千年の漢字歴史の中の裏付けがあるためとても深くかつ分厚いものです、ひとつの文や文字に思想が脈々と流れていることを梅原さんとの対談の中で示しています、副題が ”神と人の間” ですがまさに呪の話は古代の日本、中国、西アジアの世界観の中を縦横に広がっていき、次の白川著書がとても気になる談話書の1冊です、
★1 - コメント(0) - 2014年11月3日

白川先生の古代中国に関する思索の蓄積は凄みがある。生き生きと表現される。目に浮かぶようだ。漢字を通じて開かれる古代の世界。ハマってしまいそうだ。
★2 - コメント(0) - 2014年8月11日

梅原猛が白川静の前だとやんちゃ坊主のよう…。2人の対談集。 「道」は首を持って歩く姿、とか、漢字に込められた呪霊の意を白川先生が解きほぐす。 目からウロコの話がいくつもあって、たとえば苗族は昔は有力民族で、中国の神話の多くは苗族のだとか。里見八犬伝の元ネタの黄帝の伝説も、苗族の神話だったとか(犬と黄帝の娘の間に生まれたのが苗族)。また辺境民族が次々と中国化してしまったのは、殷の時代から続いた「文化」が彼らにはなかったから同化されてしまった、という話も、異論は出そうだけど、なるほど。おもしろかった。
★3 - コメント(0) - 2014年7月26日

「漢字のものがたりには終わりがない」対談中に白川静の漏らしたこの言葉が、全てを表している。文身・貝・呪霊といった共通点から、古代日本(縄文・弥生)と古代中国(殷・周)を比較していく一冊。漢字は百済人が取り扱っていたという論、墨子は職工技師で孔子は葬儀人、荘子は祭儀を行う高級神官という解釈、「戈」の成立、『詩経』の部立などとても興味深かったが、何よりも印象的だったのが日本人の白川静が漢字について、その起源に呪霊が関わっているということを断言していること。この人は本当に「今」を生きていた人だったのだろうか。
★9 - コメント(0) - 2013年11月9日

漢字と詩。日中に共通するこの二つを見ることで、縄文/弥生の日本と殷/周の中国との間、四つの文化に差異や共通点を見つけていく。漢字の読み解きの鮮やかさに痺れる。
★1 - コメント(0) - 2013年6月10日

漢字の成り立ち、それにこめられた祝詞の思想、中華文明の今までを二人の知の巨人が対談形式で解説。対談形式の本はすごく面白いけど、これも語り手の力量なんじゃないかなあ。
★1 - コメント(0) - 2012年11月27日

一気読みするのは内容が濃すぎて無理でした。孔子の話、漢字の話、詩経の話があって、それぞれに今まで聞いたことのない解釈がされていておもしろかったです。ただし、一度で咀嚼できる情報量を超えてます。記憶に残っているところでは、殷は蔑称であるとか、中国に神話がないのではなくて支配者が変わることでなくなっていったのだとか。殷と日本の縄文とアイヌの類似点。詩経と万葉集の類似と違い(日本の詩歌や文学には政治批判がない)。中国古代史と日本古代史をもっと覚えていれば、もっと楽しめたように思います。
★2 - コメント(0) - 2012年8月11日

面白かった。
- コメント(0) - 2012年7月1日

神と人との間をつなぐのが言葉。白川さんも梅原さんもスケールが大きい思考で素晴らしいと思う。
- コメント(0) - 2012年2月20日

白川先生の漢字解釈というか、起源の説明はとても興味深いが、いったいこれはどう確認するんだ?資料をきちんと見れば、私にも辿れるものなのだろうか?
- コメント(0) - 2011年11月30日

「異端」学者たちによる対談。白川の手にかかると形象文字は神聖性を帯び、霊的で呪的な対象に一変する。普段何気なく私たちが使用している漢字は、実は宗教的色合いを濃厚に内包していることがよく分かった。「漢字は神への祈りのために生まれた」。
★1 - コメント(0) - 2011年10月25日

mym
著者二人の知識が膨大で、あらゆるところに話が繋がっていく。古代中国、日本の知識が無いとついていくのも難しい。それでも現代に繋がるような話もあり、何やら魅力的。もっと勉強して話がわかるようになりたいと思った。まず、1章で興味を持った「孔子伝」を読んでみる。
★1 - コメント(0) - 2011年10月18日

神々や霊魂がうようよして、人々は歌って踊って生首を持つ。 学問的には「ホンマかいな」という感じだが、白川、梅原の呪術的な古代世界観は怪しい魅力を放っている。…それにしても、白川静の博覧強記ぶりには舌を巻く。
★3 - コメント(0) - 2011年8月25日

中国の歴史を文字から照射するのは面白い。対談なので体系的な知識が無くても面白く読めたが、知識があった方がより良く読めたと思う。
★1 - コメント(0) - 2011年8月2日

言葉の意味を知ると解釈が広がっておもしろい。対談なので読みやすい。
- コメント(0) - 2011年7月20日

いろいろおもしろかった。頭の中で生首があちこち。城壁には塗りこめて。殷と古代日本の共通性とか。でもお二人のお話に学園紛争当時の生々しさまでが入ってくるとは思わなかった。団塊の世代は苦手です。
★2 - コメント(0) - 2011年5月21日

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