愉しき夜: ヨーロッパ最古の昔話集

愉しき夜: ヨーロッパ最古の昔話集の感想・レビュー(15)

ルネサンス期のイタリアで書かれた物語集。本当ならボッカチオのような枠物語らしいが、昔話風のものを厳選して編んであるので、世俗的な享楽をなんとなく感じさせる物語集という感じにまとまっている。時代や国も具体的で、登場人物はたいして重要じゃなくてもしっかり名前があり、その性格や美質もきちんと説明されることが多い。話も二転三転し、関係なさそうな人が死んだり、さっきまで仲良しだった家族がその後の展開で命を狙ってきたりと、なかなか波乱万丈だった。グリムやペローとの類話もあり、型は知っているけど知らない話のようだった
★11 - コメント(0) - 3月3日

16世紀のヴェネツィアで発行された物語集。神話めいた話から、説話まで、とりどり。それぞれの話の発生した地域や時代、伝播がいかにしてされたか、とても興味あるのだが、作者の詳細すら不明なのだから、ひとまずは内容を読むだけで満足せねばなるまい。最後に類型となる話を列挙しているのが親切。かぐや姫的な話、スサノオの大蛇退治的な話、貴種流離など、日本とも共通するモチーフは何故発生するのか。逆に、死を探しに行く男のような独特のモチーフは何故欧州にしかないのか。知りたい。
★3 - コメント(0) - 2016年12月3日

グリム・ペローで読んだ話と共通する部分があるなぁと。おとぎ話として聞いたことがある内容が多いので、懐かしくなると思います。子供よりも大人向けかなぁ。裏表紙の倒れかけてる人は、女性か?それとも男性か?で職場に議論を巻き起こした。
★14 - コメント(0) - 2016年11月19日

ヨーロッパ最古の昔話集。昔話には典型的な「型」があり、どこかで読んだような、日本昔話にもあるような、不思議と懐かしい感じがしました。ただし、ヨーロッパは残酷で容赦ない。先が読める素朴なストーリーなのに、なんだかクセになる、そんな物語集でした。
★7 - コメント(0) - 2016年9月12日

タイムラインに流れていたか、新聞の書評に載ってたかで気になった本。いわゆる昔々~で始まりめでたしめでたしで終わる『おとぎ話』のアンソロジー。似たような話が多いが、妙にクセになる面白さ。ヨーロッパ最古の昔話の邦訳なのだが、けっこうエグい。善人のいぢめられかたもけっこう大概だし、悪人は容赦なく首をはねられたり四つ裂きにされたり、うわぁってかんじ。でもね、人間の根源的な善さと悪さと物語としての収まり方というか終い方は、変わらないものだなあと思った。
★32 - コメント(1) - 2016年8月11日

朝日新聞の書評で「昔話とは人間の希望と失望と欲望を濃縮して出来た美酒だと言われていることに改めて気づかされた本」と紹介されていたが、グリム童話よりも古くヨーロッパ最古の昔話集というこの本は、現代人の倫理観からするときわめて残酷で、自分の欲得や見栄のために親や子を簡単に殺してしまう話や、また主人公の幸せは誰かの犠牲の上に成り立つ話が多く読後感は甚だよろしくない。いい子ぶるわけではないが、この残酷な本のどこが「愉しい」のか私には理解できなかった。これならば「千夜一夜物語」の方が色っぽい分、よほどマシだね。
★3 - コメント(0) - 2016年7月31日

★★★★★ ひじょうに面白かった。ヨーロッパ最古の “昔話集” とのことですが、どちらかといえば大人向け? 26話入っているので、一夜に一話ずつが良いかも。お気に入りをひとつ挙げるなら、「死をさがしに旅に出た男」
★2 - コメント(0) - 2016年7月31日

2016年7月16日:ゆたさん・∪・ω・∪

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