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恋文の技術

感想・レビュー
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淡紅
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京都の大学の楽しい研究室から、能登の研究所にたった一人派遣された大学院生守田一郎。どんな女性をも籠絡する恋文を書く技術を習得すべく、守田は研究室の人達やら、森見登美彦やらに手紙を書き綴る。全編書簡形式の作品。若きモリタの悩み。赤裸々で、等身大モリタがそこに居る。阿呆らしいけれど、皆から愛される守田。モリタの子供の頃の文通のワクワク感が印象的。モリタが代書屋みたいなことを言うので、ツバキ文具店を思い出した。モリタは森見登美彦に頼らず、ツバキ文具店の黒髪の乙女、鳩子に師事してたら…。
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ポプラ並木
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ネタバレ京都の理系大学院生・守田一郎が、能登へ研究修行の際、さらに恋文の書き方を学ぼうと周囲に手紙を書きまくる物語。研究の愚痴や日常の出来事ばかりを綴り、恋文にはほど遠い内容だが、その阿呆さこそが守田の魅力である。やがて彼は、かつての文通相手・伊吹夏子への思いを本気の言葉で書き、技術を超えた「自分の気持ち」を伝えることに成功する。谷口や大塚女史との緊張感あるやり取りや「おっぱい事件」など数々の珍事件を経て、守田は少しずつ成長していく。本作は書簡体小説としての完成度が高く、爆笑必至。森見作品の中でも特に秀逸。⑤↑↑
ポプラ並木

maxaさん、アハハ!ええ、そうなの?大塚女史は自分の中で好感度抜群だったけどね(笑)

09/14 16:40
ポプラ並木

shioさん、モリミー作品、シリアス系、モヤモヤ系、幻想系、ダメです。。。コミカル系のみ大好きです。その中に出てくる女性登場人物がキュートです!

09/14 16:42
10件のコメントを全て見る
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ふく
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ネタバレ再読本。やっぱり森見作品はこれが1番好きだな 暖かく、どこか切なさもある読後感。文通っていいな〜️憧れる
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clear
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書簡体小説というだけでも期待が膨らむのに、森見登美彦が執筆したならどれだけ面白いのだろうと、読む前からわくわくしていた。期待を裏切らないどころか、大きく上回ってくれた。 本作の主人公も癖が強い。だが、そこが良い! 愛すべきばかというか、突拍子もない言動に笑わされた。 言葉遊びや主人公のおばかなエピソードを楽しむだけでなく、主人公の手紙から相手の手紙を想像する楽しさもある。何度も楽しめる素晴らしい作品。
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髭剃粉
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ネタバレ手紙はその瞬間の激情でしかなくて、その気持ちを永遠だと思うとイタいというのを思い出した。同じ出来事の繰り返しで冗長だが暇つぶしにはなるかも。研究をやる人間の目の前のことに囚われる様と、うだつの上がらない感じが森見さんにわかるのはなんでだろう?
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玄人モネ
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手紙を通じて描写される愛すべき青春時代
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夏希
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図書館本。期限がきて惜しくも読了ならず。また再読したい。森見作品は世界観が独特なイメージがあったが、本作は読みやすかった📚能登半島でクラゲの研究をしている京都の大学院生守田一郎がいろんな人へ手紙の返事を書き、いつしか恋文の技術を身につけようと四苦八苦する話。手紙の返事がそのまま連なる構成で、守田一郎を通して見た手紙の返事相手の描写が面白い🤣言葉選びが上手く、ついクスッとしてしまう。ただ、手紙の返事が並んでいるだけではなくこっちの手紙に出てきた人が実はあの人だったのか!と発見もありミステリー要素もあり。
夏希

いろんな個性的な登場人物が出てくるが、お気に入りはマシュマロボディで純粋な小松崎くんです🍪

06/16 22:24
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たっつみー
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ネタバレ勉学も恋路もヘナチョコで島流しのように能登半島の研究施設へ追いやられた阿呆大学院生。寂しさを埋めるように友人知人に妹に教え子へ手紙を書き連ねる。大口を叩くも真剣に取り組むのはおっぱいについてのことばかり。果たして意中のあの娘を撃ち抜く恋文を認めることはできるのか。
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どゔぉん
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また、読了してしまった。テスト期間中に3冊……。主人公含む登場人物のとにかく振り切った馬鹿さ加減に元気づけられた。私もこんな非生産的で有意義な大学生活を過ごしたい!ほんとに!
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マヨ
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ネタバレ読了。阿保で不器用な大学生が衝動的に友人達と文通を始める話。読んでいる間とてもゆるりと時間が流れていく。各所宛の手紙を読みながら馬鹿だなぁと笑いつつ、守田くんが友達が多い理由がよくわかる。周りに1人こういう人がいると楽しい。作者も登場していたけれどエピソードは全て本当なのだろうか。高等遊民…たまに見るけど未だにどういう状態の人を指すのかいまいち判然としません。最終的に不器用な想いをそのまま告げる恋文で彼の人柄が出ていて良かった。のとじま水族館が出てくるので調べたらとても綺麗。いつか行ってみたいけど遠いな。
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まー
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私の学生時代は携帯などの無い時代で恋文(ラブレター)は相手に自分の気持ちを伝える大事な手段の1つでした かつて一度だけもらった時の事は40年経った今でも忘れません 今は携帯の時代でLine等で思いを伝えるんだろうけど手紙で思いを伝える事を今の若い人達にお勧めします    お節介なオジサンより
さぁとなつ

おっしゃる通り!

05/21 00:11
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RIN
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京都に住んでいたことがあるので、懐かしく思いながら読んだ。 あ〜、三嶋亭のすき焼き食べたい! 子供の頃、友達と文通や交換ノートをしていた時のことを思い出した。 宛名や、語尾を変なものにするの、よくしたなぁ。 この主人公は、大人になっても、こうやって頻繁に手紙のやり取りをしてくれる相手がいていいな。
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ター
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やっと読み終わった~...主人公が書いた手紙をひたすら読んでいくので、他人の電話の様子を聞いているような感じで、向こうに何を言われたのかは想像するしかない。なんか不思議な感じ。それでも相手に何を言われたのかきちんと分かるのが面白い。マシマロとか、おませな子供や、山が二つあればおっ●いとか、メスイルカとねんごろとか、恋文の武者修行とか、卒論PC隠されるとか、恋人の聖地でうっかり結ばれてしまったらどうするのか、とか森見節がたくさん。なんだかんだで最後はいい感じに終わったかな?と思いきや笑 キャラが濃くていい
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maccouq
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ネタバレ主人公、守田一郎が能登での研究生活中に書きに書いた手紙、友人、家庭教師先の生徒の小学生、お姉さま(天敵?)、妹、作家の森見さんに宛の手紙は、色々な人物を演じ、自分を大きく、偉く見せてようとするのだけど、、恋する伊吹さんには書けなくて(出せない手紙の束には笑えた)、、 ついに書いた手紙、気持ちが伝わるといいな、長くて、長すぎて伊吹さんが最期まで読んでくれるかどうかわかんないけど、大文字の火床で楽しむ皆の姿が浮かんだ 手紙っていいね、あれこれ思って書いて、返事が来るまでのわくわくも楽しい
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ハガキ
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再読。森見登美彦氏本領発揮の本作。何度も読んでるのに笑えます!しかし、最後にはホロッと涙が出ます。超オススメ!天狗ハム食べてぇ。
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niya
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知り合いが面白いと言っていたので、読んでみたら本当に面白かった 思わず笑っちゃうので電車では辛かったけど、マスクのおかけで周囲から変な目で見られる事は回避出来たと思います。多分… あと能登の復興が1日でも早く進みますように…!!!!!!
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ダイク
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7/10 全編主人公からの手紙という構成の面白い作品。  同じエピソードを複数人とのやり取りで詳細がわかっていくので、どんどん主人公以外の登場人物像が具体化していく。  装丁も可愛くて良かった。  この作品、手紙じゃないバージョンも読んでみたい。そして続きも読みたい。
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ようかい2
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ネタバレ2025.27 久しぶりに森見さん。研究所が能登でちょっと嬉しかったけど何もないと言い過ぎ。事実だけど。うまくいくのかなぁ。
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アルパカくん
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手紙はスマホで送る短文メッセージとは全然違うものだなと改めて実感。主人公の面白さが手紙から溢れていて、同じような才能を持つ人がSNSの短文で実力を発揮している姿を見ることはあるけれど、親しい人に向けた長文というものは誤魔化しがしづらい分、趣があるなと。「真の名誉とは決して倒れないことではない。倒れるたびに起き上がることだ」
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Shiho
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久々に森見登美彦を読んだ。守田の手紙だけで色々な出来事が結びついて面白い反面、少し読みづらさも感じた。守田が伊吹さんと上手くいきますように。
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さぁとなつ
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奇しくもわたしのメモリアルデーからはじまる書簡体小説 夏目漱石再来!? 作者は、この小さな可愛い本から即効性のある有益な知識を無理矢理引っ張りだそうとしないようにと警鐘を鳴らしておられる また「自分の未来を切り開く技術というものは、残念ながら一冊や二冊の本を読んだぐらいでは手に入るものではありません」とも しかし、本書も実に面白い なぜ森見作品はこうもツボにはまるのか 笑える ふつふつと青春の恥ずかしさを笑える 未来を切り開かなくても、今日を乗り切るに十分な楽しさがある ♪あの子はどこの子…赤い風船…
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もんちゃん
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ネタバレ夜は短し歩けよ乙女を思い出した すごい昔なのにちょこちょこ思い出す、パンツ番長とか猫ラーメンとか古本市とか そして作者がキャラクターとして出てくるのが面白い 自分目線の話ではなく、キャラクターの一部であるのが面白い、だから現実が物語に少し混ざってるのがいい 作者も楽しいだろうな この守田くんの手紙だけでいろんな人物像がわかるのもすごい、勿論守田くんの人物像も 風船に手紙つけてとばすってどういうことなんだろ 手紙書くの楽しいよね、わかる、今だに暑中見舞いとか出す その一連の行為に愛があると思ってる
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大粒まろん
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読友さんから貰ってきたやつだけど、これ、昔図書館で途中まで読んでたやつだった。読み出してアレ??ってなったヤツ!忘れてたゎー。最後まで読めて良かったです。可笑しかった。ウザいくらいなのになんだかリズムに取り込まれて心地いいから笑っちゃう。本当におかしな人だよねー。失敗書簡は文体の変え方が絶妙。それでもって、おっぱいと天狗ハムに拘りすぎでしょ(笑)やっぱこの人天才だね。このタイミングでそれ言うとなんか私がヤバい人みたいだけど、まぁ、いいか。私は三嶋亭もすきだけど、大井肉店も好きー!
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axxxo
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ネタバレ往復書簡形式の小説を読むのも好きなので、手に取ってみた。引用(p.192-193)『溺れる者は藁をも掴むというように、なんでもかんでも頼りにするのはだめだ。自分の惚れた相手を、自分の不安を誤魔化す道具に使ってはいかんのです。溺れている者が、惚れた相手に助けてもらおうというのは間違いだ。』など、はっとさせられる言葉も多々あり。私にとって読んでいて、ためになった一冊。
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桜もち 太郎
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書簡体小説。小説を読みながら声を出して笑ったのはいつぶりだろう。奥田英朗の伊良部先生シリーズ以来かな。京大院生の守田が、クラゲ研究のために能登の研究所に派遣される。そこから京に住む同期、家庭教師の教え子、妹、先輩である作家森見登美彦らと文通する。すべては恋する伊吹さんに送る恋文の武者修行。とにかく笑えるのは、一時帰京し研究室で起きた「おっぱい事件」。男って悲しすぎる。文通相手を巻き込みながらの終盤は胸が熱くなる。自分にもあった学生時代。もっと大切に生きればよかったなと感じてしまった。とにかく良かったな。
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読書学部2年生
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森見節全開でニヤニヤして読みました。登場人物が癖つよで魅力的すぎる。特に森見さんが描く女性は素敵です。大好きな本がまた一つ増えました。成就した恋ほど語るに値しないものはない。ですかね。
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弥都
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恥ずかしながら、森見登美彦氏初読み。書簡文小説で語りのほとんどは能登半島にてクラゲの研究をしている大学生、守田一郎。彼の周りの愉快な人との関係性が非常に面白くてクスクス笑いながら読んだ。『四畳半神話体系』はアニメを見ていたのでその特徴から一風変わった執筆をする方なのだなとは思っていたが、こちらを読んで「変わっている」という範疇を超えていると思った。文章や言葉選びの発想から表現まで本当に楽しく読めた。初っ端から。特に友人小松崎に宛てた、彼が気になる女性の魅力をまとめた一文。森見氏は、お胸が大好きなんだな。
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agtk
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書簡形式の小説。読み進めるにつれて、話が繋がっていく快感。軽妙なユーモアとぐいぐい引きつける筆力。癖になる。
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痛風王
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いつもの森見節全開で、独特の言葉のチョイスが堪らない。書簡形式の小説と言うスタイルだが、半分くらいは悪口なのが面白い。森見作品にお馴染みの金曜倶楽部や猫ラーメン、詭弁踊り、韋駄天こたつなどの名称が登場するのも微笑ましい。結局、守田一郎の恋の結末がどうなったのか気になるが、「成就した恋ほど語るに値しないものはない」となって欲しいものである。匆々頓首。
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stk
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悠久の時を経て再読。手紙はいいもんだ。 何気なく読んだ小説の中で、一番好きな作品の一つかもしれない。
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Miho
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昔読んだと思うけど、ほとんど覚えていなくて、初めて読んだみたいに読んだ。めちゃくちゃ面白いやんヾ(*´∀`*)ノ特にマシマロ野郎がヤキモチ焼いて「やきマシマロ」になったり、ふわふわして転がったり、マシマロ君がお気に入り。家庭教師をしていた教え子のまみや君には先生として、阿呆だけど、いいことを書いてたりしててよかった。守田からの手紙の内容しか書かれていないのに、登場人物たちがくっきり浮かぶのがスゴイ!言葉のチョイスも大好きです。
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mukimi
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よし私も手紙を書いてみようとも私も頑張ろうともこの名所に行ってみようとも思わないのだけれど(そして筆者も読者にそんなメッセージを送る気もないだろうけど)読書中は早く続きを読みたくてうずうずした。主人公は偏屈なようで実はピュアだから、孤独なようで青春してるのだ…やっぱり森見登美彦氏のユーモアと感性はぼんやりした毎日に手を伸ばしたくなるスパイスのようなもの。きらきらリア充の優等生より、ぶつくさ悶々言いながら不器用に生きる人間の魅力を筆者は肯定し続ける。「やむをえん」と言いながら生きるのも乙なものである。
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わし
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そういうわけで、守田一郎、いったんは断念しましたが、やっぱり最後にもう一度恋文を書こうと思います。我ながらしぶとい。しかし、しぶといのは偉いのです。言うではありませんか。真の名誉とは決して倒れないことではない。倒れるたびに起き上がることだ、と。
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まっくろ
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森見先生が読みたくなり再読。
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みさよ♪
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週末森見さんのトークイベントに行けるので再読。往復書簡じゃないのに相手からの手紙が想像出来るような。恋文じゃないけど、森見さんの技術だなぁと。それぞれの文通相手によって感じが違うところが面白い。 能登を思い浮かべながら読みました。能登のお話聞けたらいいな😊
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黒蜜
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能登の実験場に飛ばされた守田が、京都方面にいる知人関係者と文通を重ね、本丸の伊吹さんに恋文を認めるまでのお話。 全文、手紙としての文章で書かれている珍しい作品だった。森見節が効いていて軽快な文章と少しの捻くれ。 面白かったです。
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さむをか
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ネタバレM1になったときに僻地の研究所に飛ばされてしまった守田。ひねくれ者で暇人の守田はこれを機に手紙を書きまくり恋文の技術習得を目指す。■手紙だけで話が進行していく構成。手紙だけなのに各登場人物のキャラも発言もすっかり想像できるようになり、著者の技術を感じさせる。面白すぎて9章は出先で吹き出してしまい恥ずかしかった。■最終的に守田がたどり着いた「恋文の技術」がすごい。構成的に読者も「技術」を実感できて大満足。■11章は守田の集大成だと思ったが、どっちの解釈も捨てがたい。温かい読後感で良い小説だった。
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真平
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今宵も偏屈童貞大学生が主人公でオモチロイ。この男が書いた100通くらいの手紙のみで小説になっていて、書簡体小説っていうんだって。時には友達へ恋愛のアドヴァイスを。時には妹へ人生相談相手を。時には先輩女帝へ喧嘩をふっかける。多分この主人公は実生活では根暗なタイプだと思うが手紙の上だとやけにイキイキしてる。ネット弁慶ならぬ文通弁慶。僕も誰かに手紙を書きたくなったけど、手紙は気を抜くとやけにポエミーになっちゃうから注意しなきゃ。ラブリーラブリーこりゃラブリー。 おっぱい事件は阿呆の開拓士すぎて声出して笑った
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ミコ
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能登の七尾市で研究をする大学院生の守田が、京都の友人や先輩、妹、教え子や片想いの相手に送る手紙からなる物語。片側からの手紙だけで物語が続くってすごい。そして、バカバカしい守田とその仲間のやりとり。昔読んだ時も思ったけど、やっぱり面白い。文通武者修行に付き合ってくれる人が周りにこれだけいるって、すごいな。このSNSで繋がれる時代に。 しかし、改めて読んで舞台が能登。「穏やかな七尾湾」と表現されていて、元旦に起こった地震を思つてしまう。早く日常に戻りますように。
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cinnamon
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文通武者修行とかいって、能登から京都へ住む仲間たちに阿呆でヘンテコな手紙を送り続ける主人公。それがまさかこんな境地に達するとは。文通を極めた者がたどりつける技と、手紙に向き合い続けたすえに気づいた、素朴で大切な想い。間抜けな幸せが、この先に待っていると願いたい。
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