無芸大食―Tanabe Seiko Collection〈6〉 (ポプラ文庫)

無芸大食―Tanabe Seiko Collection〈6〉 (ポプラ文庫)
あらすじ・内容
 それぞれの人生模様と
 食にまつわる物語を集めた
 味わい深い短篇集


「日々の喜びを小説の中に書いていきたい」(巻末の著者インタビューより)。
食べることも料理をするのも大好きな著者が綴る、食にまつわる5篇の小説。
オムライス、いわしのてんぷら、ブイヤベース・・・。
食べものと人が織りなす物語をいきいきと描いた傑作短篇集。


○もくじ

いわしのてんぷら ・・・・・・9
うつつを抜かして ・・・・・・53
オムライスはお好き? ・・・・・・103
無芸大食 ・・・・・・151
はじめに慈悲ありき ・・・・・・183

日々の喜びを小説の中に ・・・・・・230

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237ページ
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無芸大食―Tanabe Seiko Collection〈6〉はこんな本です

無芸大食―Tanabe Seiko Collection〈6〉の感想・レビュー(72)

R C
食べ物にまつわる短編5篇。10年ほど前はこの人の作品に対して興味いまひとつだったのが、ひさしぶりに読むとなんかちょっとわかる気がするなあと。中年にさしかかった人たちがあっけらかんと人生の悲哀を食にからめて概観する話。食欲が本能に直結しているだけに、率直な本音をさらけ出しやすくなるのかもしれない。さらっと読めました。
★5 - コメント(0) - 3月19日

再読。表題作の無芸大食が一番好きで、お腹がすいた時に必ず思い出す作品。いっそ下品とも言える衣の分厚い天ぷらやぼってりとした卵焼き、味の濃い惣菜の数々、目の前にずらっと並べられ、たっぷりの時間をかけて租借し、飲み込み、やがて緩やかに、あまやかな脂肪へと変わる。幸福とは、ごく単純に、うっすらと赤くのっぺりと白い脂肪のように日々を囲む惰性のようなものなのかもしれない。
★7 - コメント(0) - 2016年4月21日

これまた食べ物をテーマにした短編集。田辺聖子の語り口がとてもすきだ。関西弁が心地よいのもあるが、なんといっても男と女が軽やかでさっぱりしているのが好ましい。私は「痴話」や「業務連絡」ではなく「会話」のできる女でありたいな。そしてそういう相手と共にありたい。でも業務連絡だけの夫婦関係に陥るなら、私は永久にシングルでいいや。気ままにおおらかに性と酒と食事を愛していきたい。いつかは妥協しなくてはならない時がくるのかもしれないけれど。
★5 - コメント(0) - 2016年2月17日

関西人だから本の内容がすっと入ってきてとても読みやすい。 関西以外のにも関西弁のニュアンスは伝わっているのかな? 世間との価値観とは違うけど、自分が感じる幸せを生きている50代以上の大人の食性活が、肩の力が抜けた文章で書かれている短編集。
★1 - コメント(0) - 2014年12月20日

あぶたま を食べたくなった。ワイセツなあぶたま。ハハ。男と女、それぞれの人生模様と食にまつわる物語を集めた5つの短篇集。いわしのてんぷら、オムライス、素うどん、茹で豚…。昨今はお聖さんの言う「新しい料理小説」流行りではあるけれど、私はお聖さんのような地に足の着いた作品が好きだ。この短編集は中年以降の男と女の物語。その距離感、独特な間合いに、年をとるのも悪くないな、と思う。「人間、正しく生きたらあかんなあ」という力の抜け具合、私も持ちたい。食べて、寝て、仕事して、悩んで。そんなフツウの暮らしが実は一番幸せ。
★26 - コメント(5) - 2014年9月24日

自分はもう十分にオトナだと考えていましたが、大間違いであることを実感。このお話に出てくるようなお付き合いは到底真似できません。まだまだ修行が足りませんね。枯れきっているわけでなく、ガツガツ貪るわけでもなく。こんなオトナになるにはどんな努力が必要なんだろうかと、考え込んでしまった次第です。ポプラ文庫の幅の広さにも感心しました。
★8 - コメント(0) - 2012年7月19日

痛快。これぞ求めていた食の文学。大人の温くないピリリとした空気感と余裕。関西弁の表記が絶妙です。読んでると耳に聞こえてきそう。
- コメント(0) - 2012年7月13日

食と中年を過ぎた男女を主人公にした短編集。58歳の女性がふと出逢った男との会話と食を楽しむ姿が自然で心地良い「いわしのてんぷら」と、離婚した男が味わう自由と元妻との自然な交情…と思わせて実はそこになにかもっと冷たいようなものが潜んでいるような「はじめに慈悲ありき」が面白かった。
★1 - コメント(0) - 2012年3月8日

装幀が美しい。世代が自分より上な方々のお話ばかりでしたが、こんな事を思う日がくるのかなぁと思いながら読みました。年をとると、余分なモノが削ぎ落とされて生きやすそう。
- コメント(0) - 2012年1月11日

熟年の男女の恋愛、心の機微を描いた短編集。どのお話にもおいしそうな食べ物がでてきて、読んでいておなかがすいてしまいました。登場人物がみんな大阪弁なのがとても新鮮。実は大阪弁ってちょっと攻撃的で怖いイメージがあったのですが、作中の大阪弁は耳に心地よく響きました。どのお話も、登場人物たちがどこか飄々としていて、うじうじしてないのが良かったです。さっぱりとした読後感が好きです。
★4 - コメント(0) - 2011年4月9日

食べるのが好き、とか、おいしいもの食べてて幸せ、とか、そういうのって、読むのでも幸せになれたりするものなんだなぁと思った。【tkb】
- コメント(0) - 2011年2月6日

大阪弁が気持ちよくて、美味しいものが食べたくなる。
- コメント(0) - 2010年6月23日

図書館で見かけたとき、なぜかエッセイだと思って借りたら短編集だった。上品な大阪弁で進む物語はどれもすいすい読みやすい。最後のお話の別れた元夫婦の雰囲気が好き。
★1 - コメント(0) - 2010年3月24日

○心地よい大阪弁でぼやきのような語りで熟年男女の恋愛がえがかれている。面白かったです。
★3 - コメント(1) - 2010年3月3日

田辺聖子の特選短編集シリーズの中の一冊。 時代がちょっと古いなあ~とは思いつつ軽妙な話の運びはさすが。関西の人間ではないので、いまいち共感できないのは仕方ないかもね…でも安定した味わいです。
- コメント(0) - 2010年2月20日

やるな、ポプラ舎。再読だとは思いつつも、子供の頃、少年探偵団シリーズでさんざお世話になった恩を返させて貰うぜ。と購入。書きおろしはないかと思っていたら、巻末にインタビューを構成したものがあとがき代わりに載っていて、おせいさんはもう、あとがきとかも書かないのかしらんとちょっと淋しくなってしまいました。いやもう、これだけでもありがたかったんですけどね。田辺聖子入門として、このコレクションはいい入り口であるかもしれない。
★3 - コメント(0) - 2009年10月20日

書店で装丁に魅かれて購入。人間模様とお料理のcollection6。田辺聖子さんもお料理を名わき役として書かれる作家さんだなーと改めて思った1冊。古き良き時代の大阪弁と人生の余暇を楽しむことを知っている大人たちが織りなす日常生活のひとこまって感じ。堅苦しい『文学』ではないけど、センスの良い言葉で人間の機微を繊細に描いてたな。『うつつを抜かして』で出てきたおうどんはものすごくおいしそうだった!!
★1 - コメント(0) - 2009年10月13日

人と食 ダイエットする気がなくなった(笑)やっぱ気持ち良く食べないとね。でも内容はつまんないよ。
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