絶対安全少年 (ポプラ文庫)

絶対安全少年 (ポプラ文庫)
あらすじ・内容
 あの子は、極上だよ。
 この家では、いちばん高いんだ。

 短編、エッセイ、特製『豆蔵辞典』、読み違え「少年」詩歌集・・・
 長野まゆみ的世界観満載の名著が待望の文庫化!

多額の借金を背負ってしまった学生の緑朗は、
多額の報酬を謳った求人に応募する。
依頼人は緑朗を見て「君ならば私を愉しませてくれそうだ」と笑う。
(「遊郭の少年」より)

○もくじ
遊郭の少年 ・・・・・・5
特製《豆蔵辞典》 ・・・・・・99
雪の落とし子 ・・・・・・149
読み違え「少年」詩歌集 ・・・・・・177
少年的日常 ・・・・・・265
 求ム、天然理科少年
 カムパネルラの肖像
 少年「読書」漂流記
 少年の行方
 清冽可憐
 『猫と少年』を探す

文庫版あとがき ・・・・・・334

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192ページ
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絶対安全少年はこんな本です

絶対安全少年の感想・レビュー(318)

長野まゆみの本の中でも群を抜いて贅沢な一冊。短編小説に詩歌集、エッセイ、イラスト。久しぶりに読んだ再読本だけど、満足感は変わらず。ほかの本でもやっていたけれど、摩訶不思議な辞典を編み上げるこの筆力はすごい。一体どうなっているんだ。
★20 - コメント(0) - 2016年12月18日

少女小説に対する少年小説とでも言おうか。概念としての繊細で透明な純度の高い少年を結晶化したような文章。手に入らないもの、存在しないもの、失われたものは美しい。
★1 - コメント(0) - 2016年10月13日

図書館。美少年の像をここまで追求しているのが凄い。
★3 - コメント(0) - 2016年3月31日

ここまで徹底した少年像があったとは。作品を読むたびに妖しさにドキドキし、日本情緒の残る街並みに憧れ、決して届かない碧空に手を伸ばしている気持ちになる理由が理解出来た気がしました。
★6 - コメント(0) - 2016年2月21日

長野先生の美少年の定義になるほどなーと深く深く共感する。
★1 - コメント(0) - 2016年2月1日

長野まゆみさんの少年文学の集大成とも言える作品だと思います。魅力が1冊に凝縮されていました。どのページを開いても煌めく少年たちであふれています。特製『豆像辞典』では何気ない言葉がきらきらと輝いて見えました。少年を詠んだ詩歌からも伺えますが、長野まゆみさんは少年にかなりのこだわりを持っているように感じます。だから幻想的な少年たちの出て来る美しい物語を沢山描くことができるのですね。長野まゆみさんの美意識を肌で感じ取り、その世界観に浸ることができた一冊です。
★72 - コメント(0) - 2015年8月14日

懐かしくて文庫版も読みました。長野まゆみの魅力が1つに凝縮された一冊。長野さんが描かれたイラストも豊富に収録されています。長野さんの作品を通して美しい言葉を沢山知ったくちのなで、特製《豆蔵辞典》は長野さんの頭の中を覗くような気持ちで、十代の頃ノートに書き写したこともありました。短編の「遊郭の少年」は妖しくてお気に入りの作品です。やっぱり、この頃の長野作品がすきだったな。
★58 - コメント(0) - 2015年8月7日

短編、エッセイ、辞典等々、長野さんワールド全開な一冊。どのページを開いても少年。イラストも沢山あってお得な気分。特製《豆蔵辞典》、何気ない言葉がきらきらと輝いてみえてくるから不思議だ。『雪の落とし子』が儚い透明感を持っていてとても好み。それにしても、長野さん少年への拘りは凄いの一言に尽きる。だからこそ美しく幻想的な少年達を描くことが出来るのだろうけど。文学における美少年と、現実に生きるいわゆる美少年とは別物だと認識してきていたのだが、どうなのだろう。
★17 - コメント(0) - 2015年6月14日

「遊郭の少年」今更ながら直球タイトル。顔をあたる描写や食べ物の描写が好き。「雪の落とし子」穏やかな雰囲気が好き。「読み違え「少年」詩歌集」「少年的日常」今読むと持論の強引さを感じるが、長野さんの作り出す少年が好きなことに変わりはない。イケメンと美少年を同一視、というかにその違いに無頓着な風潮は残念だと思う(イケメンが美少年に劣る訳ではない。ジャンルが違う。)。
★4 - コメント(0) - 2015年1月21日

文庫にて再読。面白い。短編小説あり、長野さん厳選詩歌あり、言葉辞典あり、エッセイありと盛り沢山な一冊。個人的に少年というものに関心や興味は薄いのだけど、長野さんの少年へのこだわりに徹底した美意識を感じました。好きなことへ向けるパワーって凄いんだなって。長野さんのこだわりの世界に浸れて満足でした。
★17 - コメント(0) - 2014年11月1日

中学の時読んで以来の長野まゆみ。ゲイ文学の勉強のためのつもりだったけど世界に入り込んでしまった。ゲイ文学というより少年文学だよね。少ない言葉で語られる少年美が艶っぽくて綺麗だった。「遊郭の少年」の、場面設定や風景描写がかなり好き。豆蔵辞典も良かった。心ない人には中二病とか言われてしまいそうだけど、不思議な響きや素敵な言葉を集めた小辞典。ときめく言葉がいっぱいあった。 古いものって良いよね、って改めて思わせる筆使いだった。
★10 - コメント(0) - 2014年2月11日

遊郭の少年は二回読んでやっと意味がわかりました!おお、そういうことね、って笑長野さんのエッセイはじめて読んだんですがもう!!ってかんじです笑、私が今までこういう考え方はだめなんだ…って決めつけて捨ててたものをいとも簡単にこれはこうでオッケーって出してくださって!大人はほいほい少年に戻れないとか、美少年の定義とか面白かったです!あと長野さんの絵は見ていてクセになります(^ー^)贅沢な一冊でした。
★18 - コメント(0) - 2014年1月13日

短編とエッセイが収録されている一冊。「遊郭の少年」は「左近の桜」に似てるような設定だけど、途中から訳わからんことになるな(^_^;)表紙の絵とか長野さんが描いてるみたいでビックリした。多才なんだなー。
★1 - コメント(0) - 2014年1月13日

長野まゆみの好きなものが詰まった本という感じ。短編小説と詩、辞典、エッセイが収録してある。その中でも辞典が魅力的で購入した。長野まゆみらしい素敵な言葉、物が集められている。エッセイは辛口なとこもあるが、面白い。著者の少年へのこだわり伝わる。この著者が描く「少年」という存在はなんだか儚くて美しい。美少年が登場する耽美な作品が多い著者の創作の源が垣間見ることができる。間に入るイラストも綺麗で著者の本の中でもお気に入りの一冊。
★3 - コメント(0) - 2013年12月27日

短編集。一話目は猫道楽を思い出し、豆蔵で少年アリスを思い出す。
★2 - コメント(0) - 2013年12月7日

以前同著者の『天然理科少年』を読んだとき、内容と題名の関係性が掴めませんでした。それが今回わかった気がしました。読み終わってからなんとなくでも理解できたような気分になりました。また、私も「少年」とあれば何でも読んでみたくなるものの、美という文字がそのまま表記されていると疑いを持ちます。少年の美なんて一言では表せないと思うので。長野さんの作品に登場する少年はその点ほんとうに少年らしい、けれど現実には存在し得ない、そんな彼らに惹かれます。ソーダ水を喜ぶような天然理科少年も、現実には存在し得ないのでしょうね。
★4 - コメント(0) - 2013年11月23日

一気にブームが来るとかではなく、ぽつぽつと安定したペースで長野さん作品は読んでるんだけども、だいたいが図書館本で、手元にあるのは一冊もなかった。これは、短編ふたつに小さな辞典に作者編集の(読み違え)少年詩にエッセイが、それぞれイラストつきで入っているという豪華仕様ということで、生協書店で購入。長野ワールドに浸れる素敵な一冊だった。BLめあてで読むわけではないけれど、長野さんの書く少年や幻想の美しい描写はずっと好き。『カムパネルラの肖像』というエッセイでは、長野さんの少年観を垣間見るような気分になった。
★9 - コメント(0) - 2013年11月20日

長野氏の少年への熱い思いと信念が伝わってくる。 「少年の容貌を形容するときに、美少女と見紛うと記すこと自体が疎ましく思う」というエッセイの一文に、なるほど!たしかになあと思った。 「遊郭の少年」の世界観がなんとも「ザ・長野まゆみ」という感じで、一気に読みふけってしまった。これはもう長野氏にしか書けない。 雨の降りしきる午後、一人でそっと読みたいような1冊。
★4 - コメント(0) - 2013年10月30日

作者の美少年論が面白かったです。日本の古い漢字への愛情も伝わりました。
★3 - コメント(0) - 2013年10月24日

巻頭の短編「遊郭の少年」が好きです。長野まゆみさんの小説の特徴に、流麗な文章で夢と現があいまいな世界を書くというのがあると思います。この短編はラスト、「え・え・え!? どういうこと?」という返しがあり、読み終わると、読者の中で補完され、2つの物語ができます。それが、もう面白いの!!
★6 - コメント(0) - 2013年10月20日

まずページレイアウトの大胆さにびっくり。ページの上下の空白がやけに広く、文字も大き目。著者が描いた絵も多い。厚さに反してとても読みやすかったです。 この作品を一言で表すなら「長野まゆみさんの本」ですね。 豆蔵辞典はレイアウトの独特さが目を惹きますが、注釈で物語が作られていて想像の余地が多いところが素敵だと思いました。コメントがいちいち微笑ましいんだ。エッセイも著者の少年に対するこだわりと造詣の深さが詰まっていて、これもとてもおもしろい。少年がいっぱいに詰まってる。
★4 - コメント(0) - 2013年9月17日

sui
13-32。単行本も持ってはいるのだけど、装丁がどうにも読み難くて放置してました。結局文庫で買い直しての初読です(>_<)。ただの短編集かと思いきや、開いてみれば他に長野辞典やらエッセイやら収録の、ある意味お得な1冊でした。短編は2作品とも好きですね〜。特に2作目は少し昔の作品を思い出します。辞典に関しては余りの細かさに若干拾い読みしてしまいましたが^_^;、読み違え「少年」詩歌集は興味深かったです。エッセイに関しては同調しつつも時々ズバッと書かれる長野さん的毒に苦笑したりしつつ、楽しませて頂きました。
★10 - コメント(3) - 2013年5月20日

お友達から拝借。やっぱり長野さんは文章が綺麗で飲み込まれるなあ。何も聞いていなかったので短編集かと思っていたのですが開くと辞典やらエッセイやら盛りだくさん。個人的にあまり触れることはできていないのですが詩歌が好きなので特に「読み違え『少年』詩歌集」はかなり嬉しかったです。
★3 - コメント(0) - 2013年2月24日

「ベニスに死す」 で超美少年を観終えると、長野まゆみの挿し絵を思い出し、少年の小説が読みたくなりました。少年は少年という生き物であり、大人から少年に戻ることは出来ない。さほど官能的な内容ではないのに、明け透けに書かれた官能小説よりも官能的なのは、耽美な文章で、趣味というレベルを超えて追究された少年美が描かれているからだろう。
★6 - コメント(0) - 2013年2月11日

この人のエッセイは初めて読んだ(多分)のですが、独特で読んでいて面白かったです。
★4 - コメント(0) - 2013年1月26日

「読み違え「少年」詩歌集」が面白かったです。挿絵も綺麗で硬質で、素敵な読書でした。長野さんの少年へのこだわりが感じられました。
★11 - コメント(0) - 2013年1月5日

短編からエッセイ、さらに辞典まで幅広く収録されている。短編の中では、少年をテーマに話が展開される。そこに描かれる少年は美しく、蠱惑的で、耽美。そんな少年同士の絡みによって、甘い蜜の香りが立ち込める。その雰囲気にくらくらしながら、それが心地よくいつまでも浸っていたいと想う。また辞典の所では、言葉や意味もさることながら、辞典作りを行った兄弟たちの会話が微笑ましく、楽しい気分にさせられる。そしてエッセイでは、長野さん自身の考えや鋭い視点が記されており、大変興味深い。挿絵も素敵で、長野さんの魅力が凝縮した本。
★12 - コメント(2) - 2012年12月31日

★★★☆☆
- コメント(0) - 2012年12月6日

長野さんの文章がやっぱり好き。索引も良かったし、詩も。読んでいて自分が洗われていく気がする。なんでこんなふうに書けるんだろう。エッセイについては、そこまで言わなくても…と思うところもあったけど、面白く読まさせてもらいました。
★5 - コメント(0) - 2012年11月14日

エッセイが一番面白かったです。濃密な一冊。
★4 - コメント(0) - 2012年10月3日

玉章豆腐を食べたくなった 再読 また食べたくなった
★2 - コメント(0) - 2012年9月1日

エッセイはとても興味深い内容で、ところどころ共感しながら読んだ。小説の方はあまり好みじゃなかった・・・
★2 - コメント(0) - 2012年7月18日

長野さんの世界と頭のなかが詰め込まれた作品。長野バイブルとも言える気がする。少年本案内や理想の少年イメージ、短編、辞典、詩歌集など超お得!長野さんて意外と辛口で面白い
★4 - コメント(0) - 2012年5月9日

長野まゆみワールドが確立されています。
★1 - コメント(0) - 2012年5月6日

再読 また食べたくなった
★3 - コメント(0) - 2012年4月26日

この本を読んで長野先生の思考や『少年』に対する独特の価値観を知る事が出来る一冊。『少年』へのこだわりは先生らしい。
★4 - コメント(0) - 2012年2月24日

これは惚れる。
★1 - コメント(0) - 2012年1月31日

確固たるマイワールドを持つ長野まゆみ先生。長野先生はとても繊細で神経質な方なのかなあと思いました。長野先生の頭の中は美しいものでいっぱいなんだろうなあ
★4 - コメント(0) - 2011年11月6日

小説をよみ、イラストで世界観を感じ、エッセイで、なるほどそういう風に見ているのか、と作者の見ている世界を覗き見れたようで、なんともおいしい一冊でした。
★4 - コメント(0) - 2011年8月22日

絶対安全少年の 評価:60 感想・レビュー:73
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