魔術師たちの秋 (ポプラ文庫ピュアフル)

魔術師たちの秋 (ポプラ文庫ピュアフル)
あらすじ・内容
うかうかするな。夢に喰われるぞ。
万華鏡のように煌めく極上の幻想ミステリー

父親の工場が倒産、高校も停学中の中井ケンジは、
廃屋で謎めいた少年・ツキオと出会い、奇妙な事件に巻き込まれる。
一方、三年ぶりに七重町を訪れた滴原千秋は、
住民の睡眠調査を行う団体に関する不穏な噂を耳にする。
“呪われた土地”で起きる不可思議の連鎖、
深まる謎の果てに、彼らが見つけるものは。
『おすすめ文庫王国2012』(本の雑誌社)
国内ミステリー部門第8位に選ばれるなど
話題を呼んだ『黒揚羽の夏』につづく、衝撃の幻想ミステリー。
【解説/千街晶之】


○もくじ

第一章 ツキオという少年 ・・・・・・7
第二章 地下室の幻影 ・・・・・・38
第三章 鏡の向こうの男 ・・・・・・112
第四章 諒子 ・・・・・・162
第五章 鳥たちの見る夢 ・・・・・・197
第六章 都樹子 ・・・・・・260

解説 千街晶之 ・・・・・・274

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288ページ
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魔術師たちの秋はこんな本です

魔術師たちの秋の感想・レビュー(66)

何が起こってるのか興味深いが、混沌とし過ぎて結局何が起こってるか最後までわからない。前作も読んだけど、すでに内容忘れてしまってた。二人の主人公が登場するのもあるが、複雑に色々と絡み過ぎて全体的にはすっきりしなかった。相変わらずジュブナイルにしては文章は硬いけど、筆力はすごい。訳の分からなさが却って読みごたえがある。夏、秋ときたから、次は冬、春もあるのだろうか。
★3 - コメント(0) - 2016年8月16日

色んな小説を読んだけれど、読み終えた瞬間に涙がぶわっと出てくる小説は初めてだ。よかった。最後の章の透明感が、ますます心を締めつけた。物語の本筋(心霊研究をするオカルト教団の栄枯盛衰)なんてどうでもいいよ!私は都樹子が救われればどうでもいい!とは言え、本筋の夢の研究やそれにまつわる不思議はとても面白かった。ケンジと都樹子の関わりは、見ていてとても愛おしい。千秋は色んな事件に巻き込まれて大変だけど、シリーズの次の話でも頑張ってほしい。続きそうな気がするので期待。
★3 - コメント(0) - 2015年12月19日

前作よりちょっとムカつく話となりました。犯人の不自然さは最初からあったのでやっぱりなって思いました。 そんな団体に何も知らずに協力する訳ないですよん。 千秋くんとケンジくんはよいです。
- コメント(0) - 2015年5月1日

デビュー作の続編になるが、単独で読んでもさほど違和感は無い。幻想ミステリというふれこみだが、幻視等の要素はあるもののストーリー上は添え物程度で、戦時中のある科学者の主張を引き継ごうとする組織の存在や、少年少女の揺れ動く心情に力点が置かれていて、どちらかと言うとリアルな方向に向いている。解説に触れられている『光車よ、まわれ』のようなモノクロームの幻想性には及ばないが、作品全体に漂う煙雨と黄昏の冥さは独特の雰囲気を醸し出しており、力作であることは間違いない。さらなる続編にも期待したい。
★1 - コメント(0) - 2014年12月23日

『黒揚羽の夏』から三年後だそうで。いつものことだけど登場人物をなんとなく思い出せる程度の私の記憶力。 暴力シーンが結構あるなぁ。その割にその後あんまりダメージ残ってなさそうなのが不思議ですが(言わぬが花) それにしてもみなさん体当たりな青春送ってますね。
★1 - コメント(0) - 2014年8月25日

あー、これ続編なんだ。というのが一読した感想。多分、前作そんなに影響ないのかもしれないけれど、視点の一部を担っているキャラが中途半端に引きずってるので、単体で読むには若干辛かった。戦時中の人体実験とカルトとか憑坐とかキーワードとしては面白いけれど、幻想と性的なところと青少年の妙な自意識に親子関係の捩れとか生活苦とかが突っ込まれてるので、何か収まりが悪い。どっちかに振れた方が物語としては綺麗なんじゃないかな。
- コメント(0) - 2014年5月11日

続編、というよりは前作キャラたちはゲスト的な位置なのかしらん。前作よりオカルト&ミステリテイスト多めで大変よろしかった。七重町シリーズ(とでも呼べばよろしいのか)、ここまで来たら冬と春を待つばかり。この作者の力量ならシリーズを通しての大掛かりな仕掛けくらい、やってくれそうである。楽しみ楽しみ(((o(*゚▽゚*)o)))ご安心めされ。今回もちゃんとBLチックな場面あり。しかも美少年と老人(о'¬'о)ジュルリ
- コメント(0) - 2014年5月9日

なんか。千秋くんは大変だな。少年時代ってそういうものかもしれないけど。大人になって、もう少し色々楽に生きれるようになるといいな。
★4 - コメント(0) - 2014年4月5日

ネタ的には前作の映画ネタのほうが好きだけど、また違った面白さというか、高校生男子が活躍するだけに、ちょっとサスペンス・アクションっぽいかも。このまま冬、春ときて大団円を迎えてほしいです。
★2 - コメント(0) - 2014年4月1日

正直…うーん…。あまり感情移入できなかったかなぁ。話を広げ過ぎた感?
★1 - コメント(0) - 2014年3月21日

「黒揚羽の夏」の続編。舞台は3年後の七重町。新たな主人公ケンジに療養中の美和を見舞った千秋も登場し、再びどんな事件に巻き込まれるのかドキドキしました。千秋はただでさえ危ない橋を渡るタイプだったのに、高校生になって更に危ない橋を渡ってるー!出版社に忍び込んだり、家に入り込んだり、ひやひやしました。行動が大胆なんで心臓もたないです。行動力があるのも考えものですね。前作で活躍した唯島シスターズがあまり登場しなかったのが残念です。史生は全く出てこなかったですし。→
★9 - コメント(3) - 2014年1月30日

シリーズ物とは知らずに二作目から読んでしまった。とは言っても差し支えなく読める設定であったし文章のリズム感も良かった。日常から非日常への転換、そこから不安や畏れが常に付き纏う。四面楚歌というか、とにかくみんな敵じゃないかと思わせられる。読後感はあまり良くない。夢と現が混沌としていて終わりが曖昧、いまいちスッキリとしない。ただ、客観的に見ている分、焦燥感が募った。それは死亡フラグだ…!と思いながら。
★4 - コメント(0) - 2014年1月11日

『黒揚羽の夏』の続編。前作同様、仄暗い幻想系である。生々しいというよりも、むしろドライな印象を受ける文体ながら、なんとも言いようのない不気味さを感じさせてくれる。話の筋は一応青春ミステリだろうか。少女との出会い。将来への不安や葛藤。そして、謎。物語としてはわりと普通かもしれないが、全体を覆うダークな雰囲気のおかげで、終始緊張感が絶えない。さらに、なかなかに複雑でもあるのだ。噛めば噛むほど味が出る。そんな小説かもしれない。次に出るであろう『冬』にも期待。
★11 - コメント(0) - 2013年12月27日

★★☆☆☆
- コメント(0) - 2013年11月29日

どろどろした青春再び、ということで黒揚羽の夏で漸進した千秋が例の街に戻ってくる話。今度は家出した同年代を匿う自動車整備工場の息子とタッグを組む。今回も、親との距離、親の失業、新宗教、歪んだ性欲、邪悪な暴力、などなどずっしりした暗さが少年達を取り囲む。義母を疎ましく思うケンジと新たな父を不気味に思うツキオ、それぞれ互いを求めるようになったあと明かされる真実は、予想通りとはいえきつい。潔癖さを拗らせすっかり謎ときマニアになった千秋の探偵力の向上が一番の見どころ。黒幕の存在も暗示され、次の「冬」が待ち遠しい。
★7 - コメント(0) - 2013年11月26日

ポプラ文庫なので少年少女の軽い物語を想像していたら、宗教だの人体実験だの時にえげつなく時に艶めかしく綴られるダークファンタジーでした。夏、からの舞台を同じにして物語られるということで他作も読みたくなる中毒性。一巡目は正直なんじゃこりゃ、二巡目で幻想的オカルトの世界観に浸透。次は倉数氏の他作読んでから戻ってこようかと。
★15 - コメント(0) - 2013年11月26日

これがポプラ文庫ピュアフルで!とちょっと思ってしまったぐらい、幻想的で妖しい小説でした。性を描いているところなんかはとても淫靡だったと思います。各々の登場人物が殆どあっち側にいるような人たちばかりなので、美和と秋のおじいさんが出てくるとほっとしました。序文でも紹介されていた稲生さんの「アムネジア」は、途中まで読んだことがあるのですが、だんだん怖くなって読めなくなってしまったんですよね…また読みたいです。この倉数さんの小説も続編があるのだろうか??美和のその後も知りたいし秋の成長も気になる。
★11 - コメント(0) - 2013年11月11日

家業が倒産し将来に展望が見出せず鬱屈しているケンジが廃屋で出会った少年ツキオは東京で起きたある事件の重要参考人。前作で活躍した千秋は廃墟で不気味な人体実験の幻覚を見る。七重の町には眠りと夢を調べるNPOとある道場が暗躍していた…。「黒揚羽の夏」と同じ七重の町を舞台にしたダークファンタジー。オカルトと軍が結びついた戦前の怪しい空気とボーイミーツガールに思春期の鬱屈が結びついていた独特の味わいのジュブナイル。七重の町にはまだ過去がありそうで今後が気になります。
★3 - コメント(2) - 2013年11月2日

しまった。もひとつ話についていけないと思ったら続編だったか。先に黒揚羽の夏を読んでみるか。
★1 - コメント(0) - 2013年10月30日

NY
後半で急に性の描写がきてびっくりした笑。宗教団体と少女の組み合わせが最近読んだ1Q84と混ざる。戦時、昭和期の公にされていない研究、事件ってのは妙にわくわくを誘う。
★1 - コメント(0) - 2013年10月25日

tow
楽しみに楽しみに待っていた続編。YAダークファンタジーといったところか。高校生だからできる大胆な行動と大人になったから陥る暗闇とのバランスがいい。千秋の不安定な成長過程に惹き付けられた。解説の、本当なら「冬と春」が「春と夏」になっているのが残念。
★3 - コメント(0) - 2013年10月20日

「黒揚羽の夏」の続編。前作同様に、七重町でオカルト的な事件に巻き込まれます。前作は内容に漏れの無い形で終わっていたのですが、本作では黒幕の目的など不明なままに終了しているので、恐らく次作の出版はきまっているんでしょうね。
★2 - コメント(0) - 2013年10月9日

オカルトチックな幻覚や黒幕の正体にドキドキするものの、前作から成長した分、千秋や美和の思春期のモヤモヤが深まって若さの勢いに差した翳りが気になる。所々ヒヤリとさせられる描写は好みなので、黒幕の行動の不可解さと幕切れの唐突さは惜しかった。前作では紗江良、今作ではケンジ、千秋にとって次はどんな出会いがあるのかな。冬、春と続くなら、最後は雪解けのように七重の町の呪いを解いて滴原兄妹には明るく笑ってほしい。
★6 - コメント(0) - 2013年10月9日

「黒揚羽の夏」の作者だから買ってみら前作の主人公が出て来てビックリ…続編だったのか。しかもホモ以外の性癖にも目覚めてるし…結末にまだ謎が残ってる感じなんで早く続きが読みたい。
★1 - コメント(0) - 2013年9月29日

暗かった…(゚ロ゚)夏秋ときたから、春と冬も出るのだろうか?心が折れるまでは頑張って読みたい。
- コメント(0) - 2013年9月28日

「黒揚羽の夏」の続編。ただ、内容が繋がっているわけではないので、前作を読んでいなくても楽しめる。前作もノワール調の作風であったが、今作ではさらに磨きがかかっている。新興宗教のパートでは、黒い水脈の影響を感じる。表面は、青春ミステリであるが、その中身は複雑怪奇。一度ではわからないかもしれない。その分楽しめる作品でもあるのだが、出版レーベルを考えるとそのように読む人は少ないかもしれない。しかし、秀作であることには違いない。
★5 - コメント(0) - 2013年9月23日

この1冊で独立した話ではありますが、シリーズ2作目なんですね。薄暗い何かが常に話の背後に漂っている印象を受けました。結局大きい意味で解決していないので今後も続くような終わり方でした。
- コメント(0) - 2013年9月23日

前作「黒揚羽の夏」と併せて読むと良いと思う。硬質な文体が昨今のゆるいミステリに慣れた向きからするとちょっと入り込みづらい感じを抱かせるかも知れないが、ゆっくり読んでいくと非常に練られた良い作品だと感じられる。中井英夫、中上健次、エドガー・アラン・ポーなど古今の純文学やミステリを横断する雰囲気と文体が非常に融け合っていて、素晴らしい。3回、3回読んでいただけると、きっといいことが起ると思う。
★8 - コメント(0) - 2013年9月10日

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