i(アイ)

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iの感想・レビュー(1577)

冒頭で「この世界にアイは存在しません」とあり、何をこの数学教師はバカなことを言ってるんじゃい、と思っていたら、作中人物も同じことを言っていて、おかしかったり。それはともかく、シリア出身で養子というアイのアイデンティティの悩みは自分には想像しづらい。世界中で起きている不条理な人の死には憤りを感じはするが、ここまで抱え込むのは恵まれ過ぎゆえ。生きることを祝福するラスト、脱ぐのは西さんの得意技なのか?
★19 - コメント(0) - 3月27日

【あなたにみんなに世界にアイ(愛)を叫ぶ】世界中で起こっている不幸を恐れ、その中で自分は「免れた」と感じ、己の恵まれた、与えられた幸福を、いつだって恥じてきたアイ。高校の数学の授業で先生が言った『この世界にアイは存在しません』という言葉に呪われることになる。どうしてそこまで自分を苦しめるのだろう。自分を濃く深く肯定してくれる親友、自分をまるごと受け入れてくれる夫がいるにも関わらず、「渦中にいることを望んでいた」。最後、アイが自分の存在を確信出来たことに喜び、愛すること想像することの切実な叫びを受け止めた。
★11 - コメント(0) - 3月27日

図書館(単行本)。気持ちや感情の表現が西さんらしい作品。主人公アイの考える自分の存在・・・きちんと理解できたかというと、なかなか説明しにくいけどわからんでもない。でも、アイのような思考で生きて行くのはしんどいわぁ。
★7 - コメント(0) - 3月27日

う〜ん、言いたいことが分かるような分からんような…私的には、もひとつやったかな…
★5 - コメント(0) - 3月26日

「この世界にアイ(虚数)は存在しない」と高校の数学の先生から言われた言葉が、別の意味を持って何度も繰り返される。 主人公のアイは、シリア生まれの養子で、米国人の父と日本人の母に育てられ、裕福であるがゆえに、罪悪感から事件や災害の犠牲者の数をノートに記録するようになる。孤独なアイには、ミナとの友情や両親の愛情を受けつつも、いつもこの言葉が付きまとう。反原発デモで年上のユウと出会い、愛し合うことを知る。だが、結婚後、不妊治療で流産してから再び自分の生き方を見失う。最後まで物語に引き込まれた。渾身の力作でした。
★14 - コメント(0) - 3月26日

自分の恵まれた環境への罪悪感。わかる。でちょっと苦労を分かち合おうとするも、そこまでは追い込めない。わかる。生まれた意味、死ななかった意味、生きてていいのか…わかんないけど、とにかく先に自分が在った。これは確か。
★17 - コメント(0) - 3月26日

良かった。ラストは泣いてしまう。アイは、アメリカ人の父と日本人の母の夫婦のシリア生まれの養子。裕福な家庭でニューヨークで育ち途中から日本へ。アイは、養子であることにセンシティブであり過ぎる。加えてシリア生まれということから、世界の不均衡をあまりにも抱え込みすぎるアイ。世界で起きる天災や人災をどのように受け止めどう行動すればいいのか、作者なりのメッセージが強く響く。私自身も阪神淡路大震災経験者で未だに震災のことを語りたくないのだけど、20年以上の時を超えて、抱えていた想いを少しだけ解放させてくれたすごい本。
★27 - コメント(2) - 3月26日

ニュースで世界情勢を報道していても、ほとんど関心がなかった私。読み進めながら、むずかしいのはイヤだなぁと思ったが、スラスラ読み終えた。西加奈子さんすごい。
★14 - コメント(0) - 3月26日

自分の存在価値を見出すために自問自答して成長していく物語。揺れ動く感情が丁寧に描かれている。主人公は、少し卑屈だし歪んでる所もあって正直ちょっと苦手なタイプの子だけど、他人や自分と向き合う強さをきちんと持っている所は好感が持てる。世界中の悲惨な出来事と犠牲者が思い出されて,読んでいて苦しくなるけど、いろいろと考えさせられる。「想うこと」の意味…。西さんだからこそ書ける一冊。
★16 - コメント(0) - 3月25日

西加奈子、いろいろ読んできたけど、一番肌に合わなかったかな。でも、称賛する人が多いのは頷ける作品だし、何というか、アイの溢れ出す思いの受け皿になっているような、そんな物語が綴られている。アイの出自と複雑に(もしかしたら単純に)からまる世界情勢などもひっくるめ、すこし前の時代のメッセいーじ色の強いフォークソング、それも加川良あたりが歌い上げるような感じの、そんな印象を受けた。ラストあたり、このまま海で死ぬのか、この子は?ってドキドキ。おっちゃんをビビらさんといてな(笑)。
★14 - コメント(0) - 3月25日

全身全霊で書き込まれた作品で、作者の思いがほとばしっているのに圧倒されそうでした。主人公のアイが「罪悪感」「羞恥心」など、本来背負わなくてもいいものまで背負いこんでいるようで、読み進めるのはなかなか辛かったです。最後に「私はここよ」と自らの存在を認められて、やっとほっとしました。
★38 - コメント(0) - 3月25日

戦争、事件、災害・・・多くの命が毎日のように失われていく非情な世界。その中で、自分の存在、命の重さを問われる作品でしたが、アイの思いが凝縮したクライマックスの熱さにはホント、心奪われた。人が人に対して厳しい時代になってるけど・・やはり、誰かが誰かを想う気持ちの尊さは何物にも代えがたい。それが世界を変えてくれるはず・・だと思いたい。
★26 - コメント(0) - 3月25日

西さんのエッセイは今まで何冊か読んだけど、小説は初読み。読んだことはないけど、何だか自分には合わない気がしていたから。それでも読んでみようと思った判断は、読み終えた今、間違いではなかったと思う。西さんの思いがたくさん感じられる作品だった。ただ、その西さんの思いを、自分の言葉にして表す事は今の私の力量では無理。ただ、いろんな人に読んでもらいたい作品ではありますね。
★41 - コメント(0) - 3月25日

西加奈子さんの小説は、自分的にはなかなか読み進められない事が多かったけれど、この作品はスラスラと読む事ができました。
★30 - コメント(0) - 3月25日

いい本なんやろうけど、あんまり好みじゃなかった。
★11 - コメント(0) - 3月25日

苦手意識があったニシカナであったが、本作は良かった。フォントの大きさがローガンに優しいオジサンキラー仕様で、尺も適当。異邦人、旅人性、孤独、それでいて世界とのかかわりを希求する、というニシカナの世界観にようやく近づくことができたようです。『サラバ』の尺を短くした感もありますが、本作のほうがなぜかずっと素直に読めて感動した。アイとミナ、この世界に唯一の存在。思えば自分とは何者かという探求はずっと文学及び哲学のテーマであり続けた。ニシカナの若い感受性とそれを表現する才能が羨ましい。僕はその才能に嫉妬する。
★90 - コメント(2) - 3月25日

★★★★★☆☆☆☆☆西さんのメッセージが伝わってくるような作品でした。哲学的な内容でちょっと難しくて疲れましたし、決して好みの作品ではないですが、読み切ってよかったなと思いました。特に学生に読んでほしい一冊です。
★72 - コメント(0) - 3月24日

小説の中に、愛が溢れていた。世界中のテロや、災害、事件、事故に対して、自分には何ができるのかと、焦ったり、罪悪感を持ったり。でも、そこにいる人を想って、祈って、想像することだって、無意味じゃないのかなって思えた。
★17 - コメント(0) - 3月24日

主人公を通し、自分自身を見つける物語。西加奈子感が凄い。本タイトルとは関係ないと思うけど「I」が中絶または出産を意味する隠語だとつい最近初めて知りました。
★34 - コメント(0) - 3月24日

少し難しかったかな。これを書いてるまさに今、世界のどこかで悲劇が起こっている。自分は平和な日本の暖かい部屋で、コーヒーを飲みながら、スマホを手にしている。なにか、罪悪感というか、こうしていられることにも感謝しなきゃな~、ってなってくる。今まで生きてきた中のどこかで感じたことはあるが、特にそれ以上深く考えることのなかったこの感覚が、この本を読むことで少し掘り下げられた気がする。家族、友情、平和、命、死、戦争、愛。この物語には色んな要素が絡んでいて、それだけに、読み終えた後は色々な感情で複雑な気持ちになった。
★20 - コメント(0) - 3月24日

アイはシリア人だが、アメリカ人の父と日本人の母の養子となった。裕福な家庭で愛情を持って育てられ、美しい容姿も賢さも併せ持つのだが、恵まれ過ぎた環境を素直に受け入れられない。何故自分だったのか、自分の存在理由は何なのか。血のつながりが全てではないけれど、憧れはある。そのアイの葛藤が、叫びが全編に溢れている。苦しさを感じる読書だったけれど、最後にようやく自分を見つけ、肯定してあげられたのはよかった。が、ミナの行動は納得できなかった。最愛の人や親友をひどく傷つけるとわかったとしても、したかったこととは思えない。
★49 - コメント(0) - 3月24日

西さんのエネルギーがあふれる一冊。良い意味で気圧される。
★24 - コメント(0) - 3月23日

震災や9.11、イスラムなど世界背景の中で自分を見つめ続けたアイの物語。「私は生きてる!ここにいる!」西加奈子の本にはいつも彼女の心の叫びが感じられる。薄っぺらくなんとなく生きてる自分が恥ずかしくなる繊細さと深さ。ちゃんと生活せねば!終わりに近い自分の人生を見つめ直さねば!と思う。
★47 - コメント(0) - 3月23日

「この世界にアイは存在しません。」本文中に何度も出てくるこれはどういう意味なのか。アイ=愛と考えてみた。この世の中には愛がない、もっと愛をと憂いているのか。人の死を安易にとらえすぎていないか。貧富の差が激しい格差社会で貧しい人にもっと愛をと言いたいのか。一方、「愛が存在する世界」には恋人がいたり、本音でわからないことを正面からぶつかり合って言い合える親友がいたりする。いずれにしても、恋人、親友がいなければ閉塞感を打開できなかっただろうし自ら考え自ら行動するようにもならなかったのでは。
★24 - コメント(0) - 3月22日

★★☆「この世界にアイは存在しません」から「この世界にアイは、存在する」、そして「私はここよ」。アイの揺らぎに寄り添い、テヘラン生まれの西さんの世界観を堪能。p.60成績は伸び続け、学年一位であることは常態化して景色に溶けた。p.91アイはいつも、私のことをジャッジしない。私がどんな人間か、その目でしっかり見て認めてくれる。p.177数学者は美しさを存在させる人だ。p.183-1×-1=-1と定義する数学体系は存在する。無矛盾に定義可能だ。交換法則の成立しない世界において、虚数が必要でない数学体系になる。
★22 - コメント(1) - 3月22日

感想を書くにはあまりに人生経験、そして語彙が不足していると感じる。ただ、絶対的に言えるのは読まれなければならない本ということ。「この世界にアイは、存在する。」
★20 - コメント(0) - 3月22日

少しわかる気もするが、行き過ぎている感じも!また、そこがいいのかな。
★16 - コメント(0) - 3月21日

存在証明。私という虚数I×他者という虚数I=私の存在という実数-1。QED
★20 - コメント(0) - 3月21日

シリアで生まれ養子としてアメリカ人の父と日本人の母の家族のもとで育てられた女性アイの、少女時代から大人に至るまでを描いた作品。時間の流れ方が絶妙で、さらっとしているようでどっしり。アイの言いたいことがずっと作品の中で隣に寄り添っていて、同じ境遇にはなれないけど誰かのことをずっと思っているその心が美しいと感じました。
★31 - コメント(0) - 3月21日

養子として育てられ、自分が存在して良い理由を探すアイ(愛)(I=私)がユウ(you=あなた)(優)と出会い、ミナ(皆=人々、世界)を受けいれていく物語。ミナがアイの望んだこどもを自分勝手な理由で殺そうとする場面は、世界が理不尽に奪っていく命を表している…のかな。だからなかなかアイ(愛)は許せなかったんだよね。名前がとても恣意的だから、こう読んでほしいよ!という作者の意図がわかりやすすぎて、物足りない。
★20 - コメント(0) - 3月20日

戦争や紛争、災害それ以外でも、過酷な環境に置かれる人とそうでない人の違いは何か。思い悩む主人公。最後は【愛】にたどり着く。災害でも、声を上げた人が偽善だと叩かれたり、こうあるべきという風潮があるけれど、作中で【渦中の人しか苦しみを語ってはいけないなんて無い】と言っていた通り、踏みにじることでなければ、否定されるものではない。
★21 - コメント(0) - 3月20日

ボリュームのある作品でしたが一日で読了してしまいました。心理描写が濃くて、アイの心の葛藤が痛々しくて切ないです。人種のるつぼと言われるニューヨークでも、姿形が違うだけで異端の目で見られる日本でも生きにくい生い立ち。でも心から寄り添える親友がいてよかったね、と回りの人たちが最後までアイのことを愛していたのがほっとするラストでした。
★30 - コメント(0) - 3月19日

B1
★3 - コメント(0) - 3月19日

西さんがあふれている小説だと思う。
★13 - コメント(0) - 3月19日

「この世界にアイは存在しません」と始まるところが最高にかっこいい。この言葉がキーで話が進んでいくんですけど、場面によってこの言葉の印象が変わっていくのがすごいなぁと思った。世界中で起こる悲劇の全てを想像するのは難しいかもしれないけれど、その努力を怠ってしまえばこの世界は本当に悲しい世界になってしまうのだなぁと思った。自分なりのアイで、世界に寄り添い、生まれた命に祝福を捧げよう。
★22 - コメント(0) - 3月19日

iはIや愛、アイデンティティのことになるのだろうか。養子という立場に自分が選ばれたことに後ろめたさを覚えるなんて、アイはそう考える子供だったんだろう。ファミリーツリーに大きな欠損を感じているからの悩みに、私だったらどう声を掛けていいかはわからない。
★23 - コメント(0) - 3月19日

大丈夫ちゃんと存在してるからとりあえず睡眠をとろう!
★16 - コメント(0) - 3月19日

【2017年本屋大賞ノミネート作品】未読作品読了強化週間実施中。著者の育ってきた環境があるからこその作品だと感じた。自分のアイデンティについて考えさせられる物語だが、日本で育ち、日本語を話し、日本の文化しか知らない人にとっては想像を巡らせるのは難しいし、好き嫌いが分かれる作品かな、とも思う。私的には面白かったです。
★24 - コメント(0) - 3月18日

サラバ!に続く作品、よかった。こっちの方が好きかも。
★12 - コメント(0) - 3月18日

何で生まれてきたのか、自分の存在を磨滅したい・・・と幼少の頃から生きること自体がしんどくて、息をするのも苦しくて・・・。ずっとツラかったけど、自分がそこにいるだけでいいって教えてくれたのは嫁と子供たちでした。救われて気付いたのは、周りの人はちゃんと見てくれて支えてくれてるのに、見えなくしているのは自分自身だってこと。この話を読めば、自分みたいに自己肯定感が持てなくて苦しんでいる人が、自身を囚えている何かから抜け出せるきっかけになるんじゃないか・・・と思える素晴らしい作品でした。
★28 - コメント(0) - 3月18日

iの 評価:80 感想・レビュー:715
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