隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)

隣の家の少女の感想・レビュー(2518)

実際の事件をもとにしたモダンホラー。とにかく衝撃的な場面に心を揺さぶられるが、親の影響の強さとそれに対して無力な子供という重厚なテーマが横たわっていることにも注目すべきだろう。メグはどうして自分がこのような仕打ちを受けなくてはならないのかという疑問を抱きながら死んでいくが、ルースは自身の経験から「女は孤独であるべき」などといった偏った価値観を過激な形で押し付けている(勿論若さと美しさへの嫉妬も含まれているだろう)わけで到底理解できるはずもない。ただ、親には少なからずそういった面があるのは事実だろう。
- コメント(0) - 3月25日

何年も凄い積読してしまったような気がしていたが意外に1年半ぐらいだった。1/3ほどで主人公の考え足らずがカタストロフへと物語の舵を切るところから一気だった。
★4 - コメント(0) - 3月21日

金子(上司)文庫
- コメント(0) - 3月13日

読後のダメージが凄い。気力を奪い取られたよう。両親を亡くし、ルースに引き取られたメグとスーザン。ルース家族のメグに対する執拗な虐待が始まる。美しく聡明なメグの何処が、ルースの加虐性を刺激したのか。虐待のエスカレートぶりが凄まじく、目を背けたくなるのに読むのを止めることが出来ない。はじめは想像出来る痛みが、波が打ち寄せるように、次第に大きく終いには全てを飲み込む大きな波になり、メグの気高い魂を打ち砕く。傍観するしか出来なかった、メグに惹かれる隣家の少年であるディヴィットの自らの罪に対する葛藤と後悔が切ない。
★58 - コメント(6) - 2月19日

これを読みながらまず思ったのは女子高生コンクリート殺人事件だった。少年たちだけによる暴走の末女の子がもてあそばれリンチにあい、まるでゴミクズか何かのように扱われ最終的には死んでしまう。まったく同じ状況だと思った。ただ一つ違う事と言えばそれを率先していたのは子供を持つ母親であったこと。とにかく胸糞が悪くなる話、ディヴィットはいつだって母親に話すことが出来たにもかかわらず、怖いもの見たさメグへの性的な欲求に負けた。凄惨な事件があっさりと終わりを告げたことは何とも言えず虚しさが残った。
★13 - コメント(0) - 2月6日

文章展開が素晴らしく最後までサクサク読むことができました。冒頭はスタンドバイミーのような放牧的な雰囲気もあります。これまで読んだ本の中でもトップクラスに印象に残る小説であり、いつまでも心に残る衝撃的で忘れられない読書体験が味わえることでしょう。おすすめしません。
★13 - コメント(0) - 1月30日

ダークスタンドバイミー
★3 - コメント(0) - 1月29日

三人の息子を持つシングルマザーの元に、引き取られた二人の少女。アメリカの田舎町の長閑な風景は、狂気にかられた母親の、目を背けたくなるような暴力によって一変します。これでもかと畳み込むように、14歳の姉への執拗な虐待が繰り返されるのです。読み手の顔を歪ませる、おぞましいシーンの連続ですが、怒りの感情に囚われて、ページを繰る手を止めることができません。人間の揺れ動く心理が精緻に描かれているからでしょうか、監禁虐待という単なるキワモノに終わらない、不思議な力のある物語です。結末はやっぱりケッチャムですね。
★85 - コメント(0) - 1月17日

途中までそこまで大したことないなーと思っていたけれど、最後死ぬ間際メグがついに発狂して壁を掻き始めたときは少し背筋が寒くなった
★4 - コメント(0) - 1月2日

「僕のエリ」原作と勘違いしてた本。暗い胸糞悪い!でも、ちゃんと余韻みたいなのがある。
★13 - コメント(0) - 2016年12月31日

1998年7月30日第1刷2012年10月10日第35刷。原題"The Girl Next Door"(1989)。1958年夏のアメリカの田舎が舞台。交通事故で両親を喪った姉妹2人が叔母の家に引き取られ叔母と三人の息子に虐待される様子を、隣に住む12歳の少年ディヴィッドの視点から描く。彼が傍観者的な態度を取ることに苛立ちながら読んでいたが、保安官が事態判明後に「見ていたのに何もしなかった?」と彼に問うのには「お前が言うな」感が凄い。ルースの動機に性欲を絡めない方がキャラとしてはより恐ろしかったのでは。
★12 - コメント(0) - 2016年12月30日

★★★★☆
★2 - コメント(0) - 2016年12月22日

今後10年は読み返したくない作品かも…。「袋小路の子供達」は自称していた通りに袋小路にはまってしまって、正しいはずの好ましい大人によって悪意が是認されたことによりどんどん過激になっていってしまう。ルースはルースで精神に異常をきたしつつあったし、心の門戸を開いておくことは生きていく上で大切な術なのよね…と思ったり。結局地下室に閉じ込められたままなのはメグだけでなくルースも、関わった子供達全員もなのだ。
★5 - コメント(0) - 2016年12月21日

胸糞胸糞と散々評価を聞き、心して挑んだおかげでほぼノーダメージで読了。裏スタンドバイミーといわれる所以を本の随所で感じられるし、魅力的な本だと思うけど勿論世間で手放しに絶賛されるような内容ではない。更に実話がモデルとなると胸糞さ倍増。もっと若い頃に読んでいたら衝撃が数倍増しだと思う。
★8 - コメント(0) - 2016年12月17日

こんな胸糞悪くなる物語をぼくは知らない。胸糞悪さと後味の悪さ、最悪の読了感、読んだことへの後悔。だがそこに悪魔的な魅力があるのかもしれない…そう、ぼくは再読なのだ。
★19 - コメント(0) - 2016年12月15日

同性への嫉妬心や子供の持つ剥き出しの、ある意味純粋な獣性が惜しげもなく表現されている。プロットはストレートでシンプル、肉体的、精神的に少女の人格が破壊されていく様子が延々と。語り手の男の子はなにもできずに見つめ続けるだけ。怖い、というより痛い、という感じ。
★3 - コメント(0) - 2016年11月29日

きっと読んだら後悔するんだろうなと思いつつ好奇心に勝てずに読みましたが、思ったよりえぐくなかったので無事に読了。中学生くらいの時にitと呼ばれた子読んだ時の方が心が暗くなった。たぶんわたしの年齢のせいであって学生時代にこれ読んでたらとっても落ち込んだと思うけど。ラジオから流れている曲名や観ているテレビ番組の名前が出てくることが、起こっている非日常の日常性を強調してるようで不気味でした。主人公は決してヒーローではない。その一方でメグの強さが眩しく、その美しさが加虐心を煽るともどかしさ。とても残酷。
★8 - コメント(0) - 2016年11月13日

最後の100ページは心を押し殺して早く終わってくれと思いながら読みました。これから読む人は本当に覚悟して読むべき。
★4 - コメント(0) - 2016年11月11日

人に、「これ、すごく面白いよ」と言って薦めたら間違いなく人間性を疑われる傑作。やっぱりホラーとかバイオレンスはここまでやってほしいわね、とその方面が好きな人にとっては垂涎の作品だと思う。
★2 - コメント(0) - 2016年11月5日

グロテスクな描写の連続。誰1人、まともな人はいなかったのか。『虐待』と一言では片付けられないくらいの残虐すぎる仕打ち。読んだ後は、どん底に落とされた気分だった。★★★★☆
★3 - コメント(0) - 2016年11月4日

きっつ。AMAZONの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」リストに載っている小説もきっと素敵な小説に違いないはずなので続けて読まさせていただこう。
★5 - コメント(0) - 2016年11月2日

翻訳された本とは知っていたが、それでも読みにくかった。再翻訳されたら、更に恐怖と残酷さが増すだろう。皆さんに質問があるのですが、主人公たちが木に登り覗きに失敗し嫌悪感を抱いたのは何故でしょう。ただ見れなかったからではなさそうですが。
★4 - コメント(0) - 2016年10月20日

胸糞が悪い。こども達を支配するルース。結局自分のことしか考えられないデイヴィッド。んで、何も考えないその他大勢のこども。とにかく胸糞が悪い。皆不幸になれよ。
★9 - コメント(0) - 2016年10月4日

かなり鬱になる話だった。これはデイヴィッドの結婚歴が、うまくいかないのが理解できる。少年期にこんな経験していたらな。女性としての盛りを過ぎたルースと、これからのメグ。虐待の悲劇よりも、女性の持つ因果を感じた。ルースは女性という物に絶望を感じていたからだろうか。さらに少年の持つ残虐な好奇心がメグが最初から持っていた強さのせいで最後へと導いたのかも。もし、どちらかが強弱が拮抗していれば事態は変わったのかも知れない。こうなるとスーザンが幸せになれる可能性だけが唯一の希望。スーザンに幸せを祈って。
★15 - コメント(0) - 2016年10月3日

ストーリーは胸糞。この上なく胸糞。これを読むと、日本国内の実在の胸糞事件を思い出す人もいるだろう(ってかσ(・ω・`)私も思い出した。そして実在事件のほうが遥かに胸糞なんて言葉じゃ済まないレベルの凄惨さなので、逆に、この作品を読むに当っては、架空の出来事として冷静に読めた)▼文章としても読みやすかったと思う。けど再読はないな、絶対。▼(´-`).。oO(あの人が来るのが、もう一日早かったらなぁ…)▼(あまりに凄惨らしいことを知り、読むのやめようと思ったんだけど……結局読んだなり)
★35 - コメント(2) - 2016年9月8日

冒頭の、風光明媚な情景描写と共に描かれる主人公と少女の出会いが、別世界の出来事のようになっていく。狭く閉ざされた密室の中で横溢する暴力には、思わず本を閉じたくなってしまう。主人公の良心が最後の一歩手前まで負け続けてしまうのも無理はないかもしれない。しかし、負け続けた最大の理由は主人公の「少女がどうなるか見てみたい」という好奇心だ。気分が悪くなる感覚だが、分かるような気がする。目を背けたくなるのは、こんな自分の感情なのかもしれない。
★11 - コメント(0) - 2016年8月28日

最低最悪な読後感です。 あまりにも救いがなさすぎる。 人はここまで残酷になれるものなのか・・・ これが実話を元にしているなんてことは信じたくない。 こんなに悲しい思いをした少女がいたなんてことは信じたくない。 翻訳が良い為でしょうか、今まで読んだ海外小説の中では圧倒的に読みやすかったです。
★18 - コメント(0) - 2016年8月26日

ツライ、しんどい、キツイというレビューを散々見ていたので、感情移入し過ぎないように、意識して少しずつ読んだ。でも後半我慢できずに一気読み。ルースの行為よりも、子供達の純粋な残酷さが恐ろしかった。デイヴィットの好奇心と罪悪感で揺れる子供心が、もどかしくもあるけど、たぶんこれがリアル。1番怖いのは、この物語の元となったシルヴィア・ライケンス事件の方がより残酷で救いがないってこと。
★9 - コメント(0) - 2016年8月24日

数年前になんかの書評を読んで、当時暗い話しばかり好んで読んでいたのでお買上。でもすっかり放置。やっと読み始めたものの、途中でやめようかと思った。翻訳は読みやすかったけど、舞台が外国だし時代も違うし内容が辛いし、読むの時間かかったー。疲れた。ひたすら痛め付けられて、救いようのない結末。
★9 - コメント(0) - 2016年8月16日

オフシーズンから読もうと思ったが、やはり有名どころのこちらから。海外小説としてもよくある短い章立てで、場面展開も多い。だが、その都度の細かい描写が落ちる部分もなく、特に残酷なシーンは特別残酷に映り、胸糞が悪い。書店のPOPでは裏スタンドバイミーというようなフレーズで並んでいたが、正直そんな生易しいものではないのは間違いないかと思う。
★10 - コメント(0) - 2016年8月12日

途中で読むのをやめようかと思ったものの、翻訳が読みやすいのかなんとか最後まで読めた。事故で両親を亡くした姉妹が引き取られた家で虐待監禁をされる。当初、主人公が慕っていたちょい悪っぽい友人のお母さんがまーあんなになるとはな。若くて美しい14歳の少女に対する、女の嫉妬から来る虐待だなあと感じた。性に対して好奇心が抑えきれない少年達というのもまた残酷。読み終わった後に北九州監禁事件のノンフィクションを思い出した。
★9 - コメント(0) - 2016年8月9日

逆恨みされた少女と逆恨みせずにはいられず狂っていった中年女。逆恨みだからどんな言葉も正義も役には立たない。そもそも袋小路から始まった物語なのかな。ずっと傍観してきた主人公が残酷な加害者側の意識に呑まれては踏みとどまるその気持ち…性にまみれた苦悩は男性にしか理解出来ないのかも知れないが、理解したくもない。
★8 - コメント(0) - 2016年8月4日

どんどん狂っていくことが日常化していく中で、より絶望的な瞬間を静かに表現しているところが最高に震えました。 噂通りこのような類の小説ではかなり暗い内容となっていました。 やはり明るくハッピーエンドより、絶望の中をもがき苦しみながら生を見出そうとする内容の方がその人間の本当の感情を引き出しているような気がして僕は好きですね。
★9 - コメント(0) - 2016年7月20日

評判を聞いて上がった期待値を超えるほどの物語ではなかった。描写は生々しく、あまり場面を想像したくはない。読後に残ったのは虐待事件をニュースで聞いた時の何とも言えない感情に似ている。小説として面白いかと聞かれると首を傾げざるを得ない。人間の醜さ・グロテスクさを感じるにはいいかもしれない。
★6 - コメント(0) - 2016年7月12日

翻訳物はどうしても文体が苦手で避けてきたが、噂の残酷描写が読みたくて手に取ってみた。 残酷度は期待は下回る。 外国だし時代背景もあるのだろうが、どうもその行動に至る理由に納得がいかないことばかり。 展開もおもしろくなく、虐待って怖いね、としか残らない。 再読はなし。
★7 - コメント(0) - 2016年7月11日

あー複雑な感情が沸々と。どれだけ酷いことが起こるのか、もしかしたら少しでも明るい方向に向かうんじゃないか…気になってほぼ一気読み。
★7 - コメント(0) - 2016年7月8日

 あまりにむごたらしくて、心底肝が冷えた。それなのにもかかわらず、後半は読むのを止められずぐいぐいと最後まで一気に読まされた。童貞の負の側面を嫌というほど見せつけられた。こんなに心をかき回される読書体験も滅多にないのではないだろうか。あそこで妹を助けに行かず逃げていればと、あり得た未来を想像して切なくなってしまう。
★11 - コメント(0) - 2016年6月24日

家庭という閉鎖的な空間では、母親は圧倒的な存在で子供はひたすら無力だ。支配と暴力によって歪められていく感情に人間味と恐怖を感じる。読者もデイヴィッドと同じように傍観者としてそこにいて、緊迫感やもどかしさを感じながらも、目を覆う手の隙間から見ているような感覚があった。
★38 - コメント(0) - 2016年6月17日

オバハンがうんこ漏らして死ぬところが気持ちよかった(小学生並みの感想)。 胸糞というよりこれが現実なんじゃないですか。誰だって何も悪いことしてなくてもひどい目にあうでしょ。嘘っぽくなくて良いと思いますよ。
★8 - コメント(0) - 2016年6月6日

隣の家の少女の 評価:60 感想・レビュー:859
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