日本会議の研究 (扶桑社新書)

日本会議の研究の感想・レビュー(996)

べらぼうに面白かった。安倍政権の後ろ盾として話題の日本会議。その中心人物たちが、かつて新興宗教「生長の家」の下で右翼の学生運動を組織した、早い話しがカルトの面々で、当時の思いも人間関係もそのままに、今に至るまで活動を続けている、というのを資料込みで提示している。脱帽です。非民主的な思想を持つ彼らが日本社会を変質させてきた手法が「日本社会が馬鹿にしてきた、デモ・陳情・署名・抗議集会・勉強会といった民主主義な市民運動」だというのは、耳が痛い指摘ですね。それにしても闇のカリスマって実在するんですね。
★6 - コメント(0) - 3月20日

再読。前回読んだ時には一枚岩に思えた日本会議界隈が、今や森友学園問題としてその内ゲバを主要マスコミにすら取り上げられている。状況の変化の大きさに驚くばかりだ。ここでもう一度日本会議とは何かを復習したく、本書を再び手に取った。「右傾化路線の淵源に立つ男」を知った上で読む今回は、「生長の家学生運動」と安倍政権の繋がりがかなりすっきりと理解できた。現政権は「明治憲法復元を目指す」と公言する、長年特殊な思想でつながってきた一群の人々に支えられている。今回の一件での著者の奮闘に期待する。
★17 - コメント(0) - 3月19日

要約だけではなく日本会議がめざすものの説明文ぐらいのせるべきだったのではないか。私にはアンフェアだと感じられました。あたかも問題があるかのように書かかれている箇所もはたしてどこに問題があるのか理解できない事が間々あり。全体を通してこのような調子で続くので読みきるのに疲れた。改憲派の安倍政権を右翼や保守呼ばわりとはこれいかに。
★6 - コメント(0) - 3月17日

渦中の事件を公に知らしめた活動家の著作。日本会議の名前だけはうっすら知っていたのだが、あーこういう組織関連図があるのだな、という感じ。日本人が無宗教とかいうのは全くのお門違いで、リアルタイムで政教一致と政教分離の戦いは未だ続いているのである。母体となった組織の実質指導者であった男のカリスマ的素質にはただただ恐ろしいものを感じた。
★8 - コメント(0) - 3月16日

図書館の長い長い順番待ちの末にすごいタイミングでまわってきた。全体像と構造が見えてスッキリしたものの、広く深く浸透している現実にショックを覚える。呆然とした傍観者ではいけないのだと思うのだけど。
★8 - コメント(0) - 3月16日

著者は籠池家との単独インタビューで一躍時の人となったが、日本会議のメンバーが必死で彼を批判しだした。この本を読みだしたときは半信半疑だったが、日本を動かす自民と維新の大半の国会議員がその懇談会所属だと知ると恐ろしくなる。決して安倍内閣だけが右傾化しているのではないのだ。日本を守る会と日本を守る国民会議が合併して設立された日本会議だが、その源流は九州大学からデモ学生を追い出した右翼学生椛島有三の過激さにある。籠池理事長の会見で感じる、どんな不正も国のためなら許されるという愛国無罪の価値観は日本会議に通じる。
★10 - コメント(0) - 3月16日

「日本会議」が主体ではなく、その周囲の運動体が実権を握っており、その運動体の源流が「学生運動」であるという考察は興味深い。民主主義が民主的活動である市民運動により抹殺される危険性があるというのは、何とも皮肉なことだ。
★8 - コメント(0) - 3月14日

面白かった。小学校の問題が表面化してことここに至って日本会議がなんなのかちゃんと読んどこうと。オチの生長の家も聞いてたとおり。この馬鹿馬鹿しい宗教によって、基本的人権を制限しようという日本会議に対する怒り。改憲どころか反憲をいまだにやってる。まだ農協団体のほうが質がいい。なんのために、という部分が全く見えない。うまく日本会議を知ってカネを引っ張ろうとした籠池のほうがまだわかる。よく調べてある本。
★18 - コメント(0) - 3月12日

極右幼稚園で話題になったジャーナリストが書いているから読んでみた。右翼系の団体に宗教が結び付いて日本会議ができあがったわけだね。それにしても、著者の取材量には頭が下がる。わざわざ長崎県の図書館に行って地方紙の縮小版を延々と読みつづけるとか、宗教団体の機関紙を何年分も入手して材料を集めるとか。たぶん、安藤巌氏の資金集めについて批判した部分の数十字が伏せ字になってるけど、ここは裁判で差止められたところなのかな。信者に機関紙を100万部売り付ける部分。
★14 - コメント(0) - 3月11日

この本を読んでいると、案外ノリで始めたことが、大事になってしまって、始めた張本人もどこへ行きたいのかわからなくなっているんじゃないかと思ってしまった。 エスカレートすると後にひけなくなって、でも注目されて強い立場でありつづけるのが、生きる喜びになってるだけなんじゃないかと思ったり。
★8 - コメント(0) - 3月10日

いつの間にか強い影響力を持っていた日本会議なる組織とは?そんな疑問はありましたが、あまり関心は持ちませんでした。しかし、この著書が発売差し止めのニュースを見て、読んでみようと思ったところに、森友事件が起きました。222ページに塚本幼稚園のことが書かれていたり、籠池氏も登場します。思想は自由だと思いますが、思想を貫くのであれば、その覚悟を見せなければ池なんだと思います。かつては、左翼も右翼ももっと本筋で生きていたと思います。この組織の成り立ちや考えはわかったように思います。
★111 - コメント(1) - 3月8日

初版2016年5月、う~ん、やばいですねぇと読んでいると今旬な話題な籠池という名前や戦時歌謡の歌を歌わせる幼稚園の話も出てきました。急に今回出てきた話ではないことがわかり、びっくりです。
★6 - コメント(0) - 3月8日

訴訟によりかえって話題になった本。著者の日本会議に批判的な姿勢は明らかだが、それでも事実は客観的に描かれているようだ。最近問題になった塚本幼稚園の話題も書かれている。日本会議が何をしているのかがわかる、読む価値のある本。
★12 - コメント(0) - 3月8日

以前よりちょくちょく耳にしている「日本会議」。全く知識が無かった所に森友学園のニュースもあり、タイムリーかなと思い読んでみました。「日本会議」とは?その成り立ちとは?そして安倍首相はじめ自民党政治家達とどう関係しているのか?よく理解することが出来ました。思想や信条は個人の自由だがそこに政治や政治家が絡んでくると、いかがわしいことこの上ない。森友学園の土地取得問題はキッチリと究明して欲しい。良書!⇒
★65 - コメント(5) - 3月8日

安倍政権が日本会議の影響を色濃く受けていることが語られる。日本会議は「生長の家学生運動」に端を発しており、異様な団結力を誇る組織が明治憲法復元を唱えることに恐怖さえ感じる。この本が出版差し止めになるということは逆に核心を衝いているということか。
★19 - コメント(0) - 3月6日

 森友学園に入学予定者の保護者ら約10人が3日、大阪府教育庁を訪れ、同庁と府の私学審議会に対し、早急な設置認可の判断を求める請願書と要望書を提出した。☆「一般国民らからの不認可の要望等を不当に考慮し、不認可となった場合、義務教育の第一歩でつまずくことになる」☆森友学園に入学するのは一般国民ではない方々のご子息なんですね。
★9 - コメント(0) - 3月6日

A
★4 - コメント(0) - 3月4日

国民会議の思想的背景が生長の家に由来することはわかった。天皇生前譲位問題や森友問題さらに憲法改正問題など直近の安部政権喫緊の課題を考えるうえで一助になる著作である。彼らの内奥の思想をもう少し照射してくれれば、立花隆級の一級のドキュメンタリーに仕上がったかも。自民党も公明党もこうも宗教団体と通底していることの危うさを感じるのは私だけだろうか?
★10 - コメント(0) - 3月1日

日本会議については何となく知った気になっていたけど、それが表面的なことにしか過ぎないことがよくわかった。安倍政権を支える日本会議や日本政策研究センターといった「一群の人々」の狙いとその原点にあるもの、更には彼らの裏にいるカリスマ的な人物を突き止めるくだりは下手な推理小説を読むよりよほどスリリング。ごくわずかな情報を求めて資料を渉猟する姿勢にも好感が持て、こういった著作がベストセラーになるあたり、まだ希望は捨てちゃいけないなと感じさせてくれる。
★15 - コメント(0) - 2月24日

日本会議などの組織が政権に影響を与えていることはよくわかった。が、なぜ現政権が日本国民にウケる(支持を集める)のかよくわからん。
★12 - コメント(0) - 2月23日

ちょうど森友学園の土地取得問題がニュースになり始めたんでタイムリーでした。
★11 - コメント(0) - 2月22日

確かに保守系の雑誌とかには日本会議系の人が多いし、日本会議の組織の概要を知ることが出来た。とにかく改憲、反フェミだけでまとまっていて具体的には何するんだろうな。
★382 - コメント(2) - 2月22日

出版差し止め直前にKindle版を購入。労作。資料収集や取材、集会への参加など地道な作業から自説を導く手法には頭が下がる。詳細は読んでもらうとして、読後に気になったのはこの集団がこれから何をどうしていこうとするのか具体的な動きが見えないこと。改憲して「緊急事態条項」や「家族保護条項」を盛り込むだけではなかろう。また、周辺から稲田防衛相のような無能な人物が出てくることにも危機感を覚える。2016年の参院選後、衆参で改憲勢力が3分の2を超えたにもかかわらず、以前に比べ改憲の動きが表に出てこないのもなぜだろう。
★17 - コメント(0) - 2月19日

20170212ー20170218
★2 - コメント(0) - 2月18日

多少バイアスはあるものの政界に強い影響力を持つ日本会議と生長の家の歴史的経緯や内情、団体の主要人物について詳しく描かれており、これを読むと現在の与党がまた違って見えてくる。明治150年を前に、これから保守の人がどのように考え、政策に反映しようとしているのか今一度考えた。特に思想をあたかも普遍的なものであるとする傾向はなんとかしなければならないと感じる。いわゆる「有識者」が大体この本には登場します。
★12 - コメント(0) - 2月12日

政治を動かに至った力の最初の源泉に論を収斂させていく。わかりやすいと思わせる著者の力量はさすがだと感じました。一方で、個人のルサンチマンがこれほどまでに肥大化し物事を大きく動かし得るのか、わかりやすいだけに解きえないナゾでした。
★78 - コメント(0) - 2月12日

日本会議の実相を、地道な文献渉猟、インタビューによるエビデンスに基づいて明らかにしていく過程は白眉。
★8 - コメント(0) - 2月11日

★★★☆☆日本会議を支える日本青年協議会は、生長の家の学生運動からスタート。生長の家の学生信徒達と長崎大学でスタートした学園正常化運動こそが日本青年協議会のルーツ。生長の家原理主義。
★9 - コメント(0) - 2月9日

トランプを馬鹿にしているが日本もたいして変わらないのではないかと感じてしまった。
★3 - コメント(0) - 2月3日

オリジナルは持っておらず、訂正版が話題になっているのを見てから購入。本書を読まれた方はぜひリチャード・ホフスタッター「アメリカの反知性主義」も併せてどうぞ。本書と組み合わせると、洋の東西を問わず起こっていることは全く同じであると痛感します。特に後半の安東氏のくだりは海外における宗教宣教師と全く同じ機能を果たしているな、と感じました。「家」が重要で布教の必要性のなかった儒教が支配的な日本においては、彼のような存在が立ち現れると非常に脆いと感じました…
★13 - コメント(0) - 2月3日

集団的自衛権を合憲とする憲法学者3人も成長の家関連だったのか。みんな面白いように繋がりが明らかになっていくが面白がっている場合ではなくホラーより怖かった。著者は日本が右傾化しているのではなく、この一群の草の根運動の成果としているが、昔だったらおかしな人達として黙殺されたであろう一団が国の中枢でこんな力を持つことになったのはやはりそれをよしとする土壌ができてしまったからだろう。本当に戦前がいいと思ってるのか?自民党の憲法草案では主権は国民になどないことがわかってるのか?トランプ支持者より怖いぞ、そんな日本人
★35 - コメント(0) - 2月3日

一言「面白い」に尽きます。むすびにかえて、の中にある「私には、日本の現状は、民主主義にしっぺ返しを食らわされているように見える。」という一節が多くを物語ってるなと。
★13 - コメント(0) - 2月3日

K
安倍内閣が日本会議という一つの集団との極めて強い結びつきをもっており、その日本会議の中央政府への働きかけ方、出来た経緯とその関係者の宗教色の強さなどが述べられていた。ここで言われていたのは日本会議の戦略の巧みさと、日本の右傾化と言われる事態は本当に日本全体や大衆の右傾化なのかという疑問であろう。論理的な記述であったとは言えずもう少し精査して欲しい内容ではあったが、人に安倍政権の在り方を問わせる材料の一つにはなるだろう。一読者として、もう一度関係者の立ち位置を自分なりに整理したいと思う。
★12 - コメント(0) - 1月31日

研究というタイトルながら、単なる安倍批判本に過ぎない。 序章を読んでも一方的なスタンスで、読む価値はないとわかる内容
★5 - コメント(0) - 1月31日

日本会議の力の一つは宗教団体を背景にした動員力にあるように思う。これは政治家には魅力的に映るだろうし、圧力に感じることもあるだろう。この力が今、日本の政治の中枢にまで浸透してきている現実がある。最近番組が地上波で放映されて問題になったCSチャンネル「チャンネル桜」もルーツが同じなのだから、かなり危険な状況と判断しなければならない。 それにしても、いってみれば単なる素人である著者が、ここまで調べ上げて本にまでしてしまうとは、ものすごい執念を感じてしまう。
★15 - コメント(0) - 1月30日

訴訟で話題になっていたので、ようやく購入。著者同様、自称、右翼で保守の自分にとっても、家族保護条項や明治憲法の復元には違和感あるなあ。デモ、陳情、署名、勉強会といった「民主的な市民運動」をやり続けていたのは、極めて非民主的な思想を持つ人々だったという著者の分析が本当に皮肉。
★14 - コメント(0) - 1月29日

A.G
恐ろしい。彼らは「緊急事態条項の設立(非常事態の際、総理大臣に対して一種の独裁権限を与える)」「家族条項の追加」「自衛隊国軍化」を優先的に行い、その先に「明治憲法復元」を計画している。50年にも及ぶ、地道ではあるが確実に成果を上げてきた活動は最終局面を迎えている。極めて非民主的な人々が「民主的な手法」を用いて、日本の民主主義を殺そうとしている。実際、本書も出版停止の申し入れを喰らっており、表現の自由が脅かされている。宗教的な考え方が政治に深く関係しているという事実は何とも言えない不気味さを感じさせる。
★22 - コメント(0) - 1月29日

修正版を入手して、修正箇所の確認。黒塗りではなく二本線に訂正印にすれば良かったのにと思う程度の微修正。「超凄い」が「⬛️凄い」になった様な。
★10 - コメント(0) - 1月29日

日本会議の存在は知っていた。超保守という割には、天皇を崇めているようにも見えず、不思議に思っていた。要するに、カルトみたいなものか。ただ、静かに政治の中枢に忍び込んでいるところが怖い。
★11 - コメント(0) - 1月28日

Youtubeに公開されてる動画でボロボロになった宗教団体の経典を掲げ祖母から受け継ぎ父もこの本に救われたと語る稲田大臣はじめ、現閣僚のほとんどが所属する組織。訴訟を起こされるも今のところ1箇所しか誤りがないとお墨付きを得た話題の書で、しかしカルトや宗教右翼による支配といった陰謀論を著者は注意して退ける。常にヘゲモニー闘争の場になる政治において圧力団体はあって当然だけど、日本会議を全ての元凶に還元するのは無理とはいえ神道政治連盟と同一視するような単純化を避け非常に個性的かつ地道で粘り強い組織の実像に接近。
★24 - コメント(0) - 1月27日

日本会議の研究の 評価:70 感想・レビュー:380
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