東京會舘とわたし(下)新館

東京會舘とわたし(下)新館
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東京會舘とわたし(下)新館はこんな本です

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東京會舘とわたし(下)新館の感想・レビュー(1351)

東京會舘を舞台に時代は流れてゆくが、そこで働く人々の矜持、人生の節目でそこを訪れた人達の想いなどが綴られた暖かい物語。また世代が変わっても想いが繋がり人と人が繋がってゆく心地よい読後感。
★12 - コメント(0) - 2月20日

新館に移り、昭和後半~平成になると、自分が生きている時代なのでより共感できる。ただ、私は大阪在住なので「東京會舘」という存在も今回初めて知ったくらい、馴染みのない場所なので、それだけが残念。人それぞれの思いってずっと紡がれて繋がっていくんだなと、今を誠実に一生懸命生きることがきっと未来に何かを届けてくれると思わせてくれる一冊でした。
★7 - コメント(0) - 2月19日

新館の時代になると、政治的なことは絡まなくなり、その分、一人一人の考え方、思いがフォーカスされたように感じられました。東京會舘が芥川賞、直木賞の会見場所になっているとは全く知らず、その他マナー等々、この小説でいろいろなことを教えられました。平成30年に新しくなった東京會舘には是非とも足を運んでみたいです。
★13 - コメント(0) - 2月19日

辻村さんのオムニバスはいい。ちょっとずつ繋がってその繋がった登場人物たちが生き生きと作品の中で動くのがいい。ひとつひとつのエピソードがとても良いし、辻村さんにとっても特別な場所であることが伝わってくる。
★18 - コメント(0) - 2月19日

時代は移り、新館へと生まれ変わった東京會舘。けれど、たとえ新しく建て替わったとしても、そこに在るものは何も変わらない。その場所で働く人たちの誇り、その場所を訪れる人たちの想い、そして、それら全てを見守る東京會舘。たくさんの「わたし」と東京會舘の物語。どのエピソードも胸に来るものがあり、思わず涙。こんなにも素敵な場所のことを今まであまり知らなかったことが、とても悔しい。また新しく生まれ変わるという東京會舘がこれからどんな「わたし」と出会い、そして、どんな物語が生まれるのか楽しみだ。とても心温まる物語だった。
★47 - コメント(2) - 2月18日

★★★ 伝統である心のこもった対応を守り続けていき、訪れる人々が信頼せずにはいられない様子を丁寧に描いていて、気持ちよく読めた。男性版クッキングスクールの教えにはビックリ
★10 - コメント(0) - 2月17日

働く者は自分の仕事に誇りを持ち、訪れる者はひとときではあれ特別な想い出を紡ぐ。激動の時代、そういう人々が東京會舘と共に生きたかけがえのない人生の歴史に、感動の波がゆっくりじわっと押し寄せ胸をつかれる。読んで良かった。
★12 - コメント(0) - 2月17日

ああ、読み終わってしまった。初っぱなの『金環のお祝い』からやられてしまい、涙、涙。ひとりひとりの心にそっと寄り添ってくれることが東京會舘の最高にして最大のおもてなしなのではないでしょうか。越路吹雪さんへのトラのおまじない。不安の中、東京會舘で過ごす東日本大震災発生の日。両親と決別した直木賞受賞者の過去と今。そして最後は上巻の『灯火管制の下で』で挙式した女性が出て来てまた胸が熱くなってしまいました。人と人を繋ぐ東京會舘の思い出のバトン、長く長く続きますように。
★61 - コメント(5) - 2月17日

幸せだと思える読書でした。東京會舘とそれに纏わる「わたし」の物語というより、もっと大きなもの、日本の歴史を垣間見るような気もします。どの短編も甲乙つけがたいのですが、『金環のお祝い』では思わず涙が出ました。今まで全く知らなかった東京會舘。お休みに入る前に行っておけばよかった。新館ができたらぜひ行ってみたいです。
★24 - コメント(0) - 2月17日

残念ながら東京會舘の旧館も新館も知らずにこれまでいた私だが、読後の今、この本に出逢えた幸せを噛みしめている。上下巻一気に読み終え、検索したいワードが頭にたくさん浮かんでいるが、今はこの温かい余韻にただひたっていよう。これまで共に過ごした本とその作者に心から敬意を払い、惜しみない拍手を心で贈る、読者としての最高に贅沢な時間だ。読書好きとして直木賞の記者会見、フラッシュの裏側で同業者の作家達がこんなコミカルな交流をしているのか、と想像し楽しかった。辻村氏もかつてこの景色の中にいたのであろうと思いを馳せる。
★15 - コメント(0) - 2月17日

『金環のお祝い』で泣かされた。姿を変えても目に見えないものが受け継がれている。見えないけれど確かにある。時を重ねてきた伝統、矜持が見えてくる。不安で一杯だった新婦が同じ建物で曾孫の披露宴に出席するなんて歴史がなければできないわ。東京會舘という建物をこの本で始めて知った。思い出の場所があるというのは幸せなんだろうな。
★41 - コメント(0) - 2月16日

第六章金環のお祝い「思い出の余韻はそうやってずっと誰のもとでも平等に続いていく」第七章星と虎の夕べ「大スターであっても緊張しその震えにたえながら真剣勝負の舞台に上がっていく」第八章あの日の一夜に寄せて「料理というのは手間を惜しまないこと、丁寧なことが大事なのだ」第九章煉瓦の壁を背により「そんな窮屈な両親の考え方が蔓延する家の中で小椋を救ってくれたのは小説だった。いろんな作家が一生をかけて書いたたくさんの話がこれまでの小椋に寄り添ってくれた。今自分のいる場所だけが居場所ではないとそれらの本が教えてくれた。
★47 - コメント(0) - 2月15日

上下読み終えて、とてもほっこりした気持ちになり、久しぶりにいい小説に出会えたなという感じです。どのエピソードも心温まる話で、東京會舘という存在を知らなかったのですが、機会があれば一度訪れてみたいなと思いました。
★17 - コメント(0) - 2月14日

図書館。下巻もポロポログスグス。。わたしこの本好きだわぁ。著者の違う作品も読んでみたい。また文庫化したら買おう。。
★10 - コメント(0) - 2月13日

最後まで読んでまた上巻から読み直したい気持ちになった。今まで東京會舘を知らなかったので知ることができてうれしい反面建替中なのが残念。前の建物の中に入ってみたかった。新しい会館に読友さんと行ったら楽しそう。上下巻通して時代は変わっても一生懸命に生きる人たちがたくさんいて眩しい感じがした。大好きな本になりました。
★17 - コメント(0) - 2月13日

後編。二度の大地震を経験した東京會舘。もう読んでいて涙がボロボロ。考え方や生活スタイルや流行りものは時代と共にに移ろいゆけど、人の芯の部分はあまり変わらないのですね。それが嬉しくありがたい。彩りましょう人生を、踊りましょう人生を、そしてラストダンスは私に…。
★18 - コメント(0) - 2月12日

図書館本。★★★★☆丸の内、東京會舘の長い歴史の中ではほんの一瞬の話だが、もてなす者と、もてなされる者との心の交流が光り輝く。建物が変わっても思い出は脈々と繋がっていく。
★86 - コメント(0) - 2月12日

東京會舘に関わる人々の、その関わり方を丁寧にまた時系列的に描く事で、作者の東京會舘への憧憬や畏敬の念が非常に強く伝わる作品。登場人物ごとの短編集となってはいるが、その人々が時代を超越していろいろな形で交わる事により、同作品に尚一層の深みを付加しており、実に良い。
★75 - コメント(0) - 2月12日

図書館。「煉瓦の壁を背に」が良かった。いろいろな出逢いと、建物との別れの話。読みながら、1度は訪ねたくなりました。
★17 - コメント(0) - 2月11日

下巻は昭和51年から平成27年の新館編。東京會舘を訪れた人達や従業員の息遣いが上巻に続いて描かれる中、第7章の越路吹雪と岩谷時子のエピソードがとても興味深かった。ベテランになっても舞台開演前の身を削る様な緊張感に襲われる彼女におまじないの特効薬を授ける岩谷。宝塚歌劇団と東京會舘の絆の誕生秘話も。 第9章の作家になった小椋、両親とお互いに素直に成れない親子関係。最後に胸にジンときてしまう。 現在大規模改築中の東京會舘、竣工後には又新たな歴史が脈々と流れていくのだろう。新新館を私も是非訪れたい。
★117 - コメント(0) - 2月11日

上巻に続き 1日で読み終えてしまった。昭和51年から現在に続く物語で 東京會舘に行ったことはないものの 時代背景には共感するところも多々あってだからこそ すごく興味をもった。読後思わずHPも確認したくらい…。どの物語も胸を熱くさせてもらったけど 特に「煉瓦の壁を背に」は直木賞作家である辻村さんの実体験もたくさん含まれてると感じられて 読み応えあった。
★19 - コメント(0) - 2月11日

越路吹雪さんと岩谷時子さんの「星と虎の夕べ」ようにフィクションとノンフィクションをうまく取り混ぜて創業から百年近くなる東京會舘の歴史がよく書かれていました。會舘が訪れる人にとって特別な場所になっているのは創業から受け継がれてきたそこで働く人たちのプロとしての矜持とおもてなしの心だと思います。新新館が完成したら是非訪れてみたいです。
★16 - コメント(0) - 2月11日

下巻は第六章金環のお祝いが良かった。會舘スタッフの温かい配慮に泣けました。内容としては、大正から昭和の方の旧館(上巻)の方が好みでした。来年、新しくなってオープンする東京會舘に是非とも足を運ばないとと思います。
★68 - コメント(0) - 2月10日

東京會舘。趣きある佇まい、趣向を凝らした内装、最高の料理の数々。そしてそこで働く人々には、ただただお客様の笑顔の為、あらゆる努力を惜しまない芯の通った矜持に溢れている。まるで自分自身も通い慣れた場所であるかのように錯覚してしまいそうな程、そのエピソードの一つ一つに凝縮された時間が詰め込まれており、そこに込められた思いに覆いつくされる。今すぐ、その場に行き、舌平目の洋酒蒸をいただきながら、スタッフの方と談笑したいと思うのは私だけではないはず。新新館竣工の後には、一度訪れてみたい。
★45 - コメント(2) - 2月10日

思い出も時も巡る。人と人との繋がりに優しい気持ちになりました。と、同時に私も命燃やすくらいの演奏したいなあ、と。
★20 - コメント(0) - 2月10日

直木賞を受賞された辻村さんだから『煉瓦の壁を背に』では小椋さんと少し重なる部分もあり、直木賞受賞を作家の側から覗いているような楽しみがありました。自分が知らない時代だからか『金環のお祝い』や『星と虎の夕べ』がより心に残りました。これ読んじゃうとやっぱり新しくなった東京會舘に行きたくなるし、どんな建物になるのか楽しみになりますね。読後、東京會舘のHPも見ちゃいました。
★41 - コメント(0) - 2月10日

新館になっても人々をほっとさせる場所に変わりなく素敵なエピソードだった。直木賞受賞の作家さんの心情の「ほんとうにあるのか東京會舘」はそっか、そう思うよね~と妙に納得。作家の方たちにとっても東京會舘は特別な場所なんですね。
★12 - コメント(0) - 2月9日

下巻はガツンとくる感じで、ヘビーに琴線に触れてくますね。金環のお祝いは泣けました。あの日の一夜に寄せても始めは素直になれて最後は自身の事を思い出して激しく感動してしまう久しぶりに辻村深月を堪能させて戴いた気分でとても良かったと思われます。実際に東京會舘を味わいに行きたい衝動にも駆られています。
★110 - コメント(0) - 2月9日

上巻は東京會舘で働く方々が中心で、背筋が伸びる思いで読みました。下巻は東京會舘に深い思い出のある方々が中心で、どの章でも涙が溢れました。私が子供の頃もまだレストランは一般的ではなく、特別な場所でした。日頃、節約に節約を重ねている両親が誕生日などには奮発してくれたことなどを思い出し、切なくなり落涙。この作品のモチーフになったエピソード以外にも、たくさんの方々がたくさんの思い出を持つ東京會舘。私も新しくなった東京會舘で、その仲間入りをしたいと強く思いました。
★140 - コメント(1) - 2月9日

何の関係もない私にとり、一押しの一冊になったのだから、東京會舘で働く方、利用された方には、すばらしい本になっただろう。実際、サービス業の理想の形は非常に難しく、この本のようにはなかなかいかないと思うが、考えさせられた。
★10 - コメント(0) - 2月9日

辻村さんらしくない作品。東京会館に行ったことがなく、東京にも何年かに1度くらいしか行かない身にとっては何となく身びいき的なものを感じるが、この下巻は、辻村の筆致により家族の愛情、人と人との情愛が感じられ後半は思わず胸が詰まる心温まる作品でした。
★39 - コメント(0) - 2月9日

著者自身の「お帰りなさいませ」のエピソードも含んだ下巻もずっしりと響いた。金環のお話では久しぶりに涙腺が緩んだ。越路吹雪さんの小鳥が虎になる瞬間を見守るのもいい話だったな。そしてクッキングスクール。時代のステイタスだったのかと思っていたけど変化を遂げて次の代や男性にも門を開けていて。先生方の言葉も素晴らしい。震災の日の対応も次の朝のいつもの様子も心打つものがあった。素敵な所ですね。次の東京會舘が帰って来る日が楽しみになりました。
★73 - コメント(0) - 2月8日

初っぱなの「金環の祝い」クライマックスで涙腺を激しく攻撃され、「星と虎」で仕事にのめり込むきっかけに共感したり、最後まで楽しませて頂きました。形を変えて伝統を遺すことの意味を、これは各々の人生の中で東京會舘でなくても必ずあることだと感じます。2017-31
★30 - コメント(0) - 2月8日

時間を忘れ、ジワジワ溢れる涙をでるに任せて読了。素晴らしい作品に出会えた時のこの感じ♡これは間違いなく今年のベスト候補♬上巻では東京會舘を守り続けて来た人々の物語と激動の時代にそこにあり続けた東京會舘そのものに心を打たれた。下巻もてっきりその方向で続くのかと思いきや、建て替えた新館にご縁のあったお客様の人間模様が丁寧に描かれていた。うーん辻村さん巧いなぁ。上巻で登場した人達もさりげなく絡ませていてきっちりと連作集としてまとまってる。私はすっかり東京會舘の虜になっちゃったのに今は二度目の建替中で残念。★5
★92 - コメント(4) - 2月7日

上から続くなんだか懐かしくてせつなくて温かい話。カレー食べてみたくなった。
★9 - コメント(0) - 2月7日

kum
下巻が先に図書館から届いてしまった。読んでいるうちに、行ったことがない「東京會舘」に恋をしてしまった。平成30年まで立て替え中とは。
★26 - コメント(0) - 2月6日

下巻もまた良かった。格式高く落ち着きがある、一見気遅れしてしまいそうな場所だけれど、その中には他には代え難い歴史と温かさが詰まっている。私は東京會舘に訪れたこともなければ、東京會舘についてあまりに無知であるためにどこまでが史実に忠実でどこが創作なのかはわからないのだけれど…辻村さんがこの作品を書くまでに途方も無いくらい莫大な資料と向き合い、闘ったのだろうことは察することができる。その闘いの末にこの本ができているということ、今私が手に取り読めたことに心から感謝したい気分。『あの日の一夜に寄せて』が特に好き。
★80 - コメント(0) - 2月6日

東京會舘のことはこの作品で知ったけれど、あの文学賞の記者会見があそこだったのか。上下巻を通じて知っている時代は最後の方だけだけど、時代の流れとともに物語も映ってくので、読み終えた後には、旧知の仲のような親近感が湧いてきた。最後の結婚式のエピソードは実話をもとにしているのかな??旧館も新館ももう画像でしか知りえないけど、新新館はぜひとも見てみたいな。
★27 - コメント(0) - 2月5日

下巻では、上巻から描かれた東京會舘の歴史と辻村深月史を上手に絡めてあります。上巻の方が好きです。東京會舘で働くことに誇りを持ち、自分の仕事に真摯にひたむきに向き合う職業人の姿に感銘を受けたので。(追記2/6)表紙が素敵。コンソメスープ・プティフール・コースター、そして万年筆。
★15 - コメント(0) - 2月5日

自分にとって特別な場所、心の支えになってくれる場所があるって素晴らしいです。東日本大震災の時、東京にいたのですが、みんなが出張でいない時に会社に残っていたので、仕事の対応に追われ、本当に表現しようのないつらいことも多く、また、地震警報が鳴るたびに家族のみんなが心配でしたが、全然家にも帰れませんでした。仕事が落ち着いて、ようやく家に帰れた時に、信じて待ってくれてたみんなの顔を見て、ものすごく胸が一杯になりました。自分にとっての特別な場所、それは家族のみんなと一緒にいる家なんだということに気付かされました。
★18 - コメント(0) - 2月5日

東京會舘とわたし(下)新館の 評価:100 感想・レビュー:694
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