攻撃―悪の自然誌

攻撃―悪の自然誌の感想・レビュー(58)

「わたしたちの武器の届く距離が増せば増すほど、わたしたちの行為のもたらすいっさいの結果はますます感情に届かなくなる」
★4 - コメント(0) - 3月11日

生物学者の著者が、様々な動物の観察を通じて、同種内に向かう攻撃本能について論じた本です。大変素晴らしい内容で、私としては目からウロコでした。まず「種の内部のものどうしの攻撃は、生物の体系と生命を守る営みの一部である」という視点が斬新で鋭い。そして後半では人間の本質、あるべき姿にまで迫る。この思索の深さには感動しましたね。全般を通してまた、生物を観察する面白さも伝わってきました。
★2 - コメント(0) - 2016年8月29日

ソロモンの指輪とは違い、訳がわかりにくい。中間は飛ばし読みしてしまった。結論として、攻撃性(アグレッション)への対策は、「代償となる目的に向かって消散させる」・・カーバイドの空き缶を踏みつぶす、スポーツ、宇宙旅行(国際的で危険だから)。  動物同志の戦いは決して殺し合わない、なんていう嘘を誰が言ったのだろう?  同種の動物こそ容赦なく殺し合うという事を、この本から知った。人間もその一種に過ぎないのだ。動物の行動から行動心理学へ発展させる考え方には説得力がある。。
- コメント(0) - 2016年8月13日

種の存続にとってマイナスにしか見られない同種間での攻撃行動が、実は生存にとって重要な能力である事が説かれている。思えば自分が生活していて「攻撃衝動」を抱く対象は、同種の人類に対してばかりである。魚類や鳥類も持っている同種間への攻撃衝動が自分の中にも逆らえない本能として根付いている事に、私自身があくまでも一種の生物である事を否が応にも自覚させられる。愛や友情といった高度な感情すら生物としてプログラムされたものだと思うと、人間の理性が本能を簡単には克服できない事にも納得せざるを得ない。読む価値ある一冊。
★1 - コメント(2) - 2016年3月26日

「つねに悪を欲しながら善を生みだすあの力の一部ですよ(ゲーテ)」 動物たちにとって、被-捕食関係のような「種間」ではなく、「種内」の攻撃がいかなる機能を果たしているかがテーマの一般向け科学読み物。具体例がちょっと鳥に偏りすぎていて退屈に感じた部分はあったかな……。最終的には攻撃本能こそが同胞に対する“愛”が存在するための必要条件であることを説く。 ナイーヴな群淘汰(「種の保存のため」)を擁護するなど、1950年代という時代を感じる記述も多いのだけれど、啓発されるところは多かった。
- コメント(0) - 2016年2月6日

Mm
他の存在が親密であるほど、抑圧された攻撃性が向かうというのは私自身、見に覚えがある。本能の一つである攻撃は種の保存のためであるとローレンツは主張するが、現在では種の保存という考えは否定されている。かぎ刺激や刷り込みについての記述もあった。ローレンツの観察や研究に対する情熱が感じられた。
- コメント(0) - 2015年6月28日

動物の事情は人が思うようなものでは全然ないのだと、感じさせられました。身近な動物、イヌやネコなどでも一般人のぼくが観察し感じるようなものではなく、やはり科学者の実験や洞察を通したものを読むと全然違う世界を見ているのだと思いました。
- コメント(0) - 2014年9月26日

レヴォリューションNo.3でドクター・モローが読んでた本。
- コメント(0) - 2013年8月15日

生物がなぜ「攻撃」をするのかということをいくつかに分けて説明されている。衝撃的なのはカモにも同性愛というものがあり、それがとても強い繋がりであるということ。コウノトリが子供を判断するのは耳であり、耳が聞こえなくなると自分の子供でも関係なく殺してしまうこと。また、攻撃する相手が決まっている動物が何種類かいて、それらのオスはメスを攻撃しない。などといったことが書かれていた。 最後の2章くらいは軽いまとめにもなっているそれまでの書き方とは違い著者が研究の末思ったことを書いているように思えた。二次大戦をドイツ軍内
- コメント(0) - 2013年2月27日

「新世界より」がきっかけで読む。攻撃性があってこそ友情やらなんやらが発生したりとか儀式のような動物の行動とか個人的に腑に落ちるものがいろいろとあった。いじめとかもどうして起きるかというのに攻撃性というのは参考になるように思う。
★1 - コメント(0) - 2012年9月24日

本文より、「個体間の友情が見られるのは、種内攻撃の高度に発達した動物の場合だけ」「捕らえられて不自然な条件のもとにあると、敗者は勝者から逃れ去ることができないので、勝者が敗者を骨折っていじめ、ゆっくりと、そして残酷に命を奪うということが、幾度となく起こるのだ。」
- コメント(0) - 2012年8月19日

自分てなんだ?人間って?そう思う人には読んで欲しい。 どうして人間は、同じ人間と争うことをやめないの? なんで愛おしかったあの人が、今は憎くて仕方ないの? 友情って何なの? どうすれば戦争はなくなるの? そんな疑問に答えを出すべく、考える道具を与えてくれる。 100冊に1冊、いや、それ以上の尊さを感じた良書。是非。
- コメント(0) - 2012年3月26日

チャップリンが言った。「ヒトラーという男は笑い者にしてやらなければならないのだ」国民を熱狂させて団結し、攻撃性を人種に向けたヒトラーを笑いものにする、という行為にもまた、攻撃性が含まれている。『独裁者』を観て笑う者に共通意識が生まれ、新たな友人関係の第一歩となる可能性を産み出す。では笑わなかったら? もう一本の名作を例に挙げよう。「名前は?」「名前は友人にしか教えない」「私たちはもう友人だ」「人殺しの友人など私にはいない」『アラビアのロレンス』より。
★4 - コメント(0) - 2012年2月17日

「ソロモンの指環」よりもかなり専門的な内容。動物行動学は詳しくないからよく分からないけれど、この本に書かれている事は今の研究から見れば古いものなのかもしれない。ただ、一度証明されれば絶対に揺るがない数学と違い、ある程度の不確かさを含んでいる学問だろうから、今の研究でもってこれを間違いだと断定するのは違うと思う。
★2 - コメント(0) - 2010年8月11日

動物の攻撃方法、比べて人間は荒っぽいなー。
- コメント(0) - 2008年7月8日

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