野生の思考

野生の思考はこんな本です

野生の思考の感想・レビュー(176)

評価D
★2 - コメント(0) - 2月12日

構造主義の知識を持たずして読んだのですが、難解であった。自然界の秩序と人間界の秩序は構造的には同じであるとしている。したがって、文化と自然は分割できないものだと捉えている。著者は、日本は野生の思考と科学技術の進歩がうまく融合して生きている唯一の国であると賞賛している。日本人として、この稀有な文化を失わせてはいけない気がしてならない。
★8 - コメント(0) - 2月3日

最終章「歴史と弁証法」において、実存主義のサルトルを痛烈に批判したことで本書は知られている。グロテスクなナショナリズムが蔓延る今読んでおきたい一冊。
★2 - コメント(0) - 1月27日

それぞれ特異な一回しか起きない出来事の残片を寄せ集めて神話等の構造へ編みあげるブリコラージュが、逆に仮説や理論としての構造をもとに世界に働きかけ出来事を産みだす科学と対置されるも、両者の間に美術を挿入。偶然の出来事と必然的な構造の中間で美術が営まれるような二項プラス1図式を好む人類学者にとって、理性的な文明人のみが作る歴史と未開部族の野蛮な自然状態を区別することは、それ自体野蛮な思考にしか見えない。サルトルをフルボッコにして構造主義を創始した痛快な本は、後にデリダに厳しく批判される歴史があってもなお豊か。
★12 - コメント(0) - 2016年12月17日

SY
「構造主義」を学ぶというより、ごく単純に「未開の論理」に驚くために読みたい書物。「未開の論理」という言葉自体が矛盾を孕むが、例えば、西洋の植物学者が分類できない植物を、ある未開の人々は容易に分類する。その視座を獲得したい!と欲望することが重要ではないか。
★1 - コメント(0) - 2016年12月6日

すごく難しかったので理解は全然していない。ところどころハッとする文章があった。
★6 - コメント(0) - 2016年10月9日

トーテミズムとは、氏族を動物種になぞらえる風習と、外婚規制が特徴的な文化である。西洋人からすれば非常に奇異な文化風習だったこともあり、人類学者の注意をひきつけて詳しく調査された。しかしながらそこには西洋人より劣った存在であるとのバイアスが働いていた。未開人という呼び名からして侮蔑的なのだが、ともかく未開人には能力が欠如しているという偏見が(いまでも)根強い。だがそれは能力ではなく思考様式、そして文化の違いであるとレヴィ=ストロースは主張する。
★6 - コメント(6) - 2016年9月4日

構造主義ブームの発火点となった本。文体も野性的な感じがする(!)。読みにくいが、思想そのものが複雑怪奇ではない、と思う。歴史的な経緯がかなり必要なようで、フレイザーのような人類学の初期から、サルトルやデュルケームらが批判され、そしてこの構造主義がいずれはドゥルーズによっておおいに批判されてゆくことになる。ところで、西欧人も「未開人」も、みなが「神話」のなかを生きている、否が応でも、という末尾近くの文章には感嘆した。いいなあ。
★13 - コメント(0) - 2016年6月1日

第1章「具体の科学」だけ読んだ。ブリコルールとエンジニア、野生の思考と近代科学の思考。
- コメント(0) - 2016年5月2日

関係書籍を一切読まずに読んだこと(予備知識が不足していたこと)もあって、非常に難解でした。勉強し直して再チャレンジですね。
★1 - コメント(0) - 2015年8月20日

ソシュールとヤーコブソンのあとに読んだので、本当にがっつり影響をうけているのが明瞭にわかったし、理論的な限界も彼らと同じようなところにあるのだろうと思われた。つまり、ソシュールの場合は比較言語学、レヴィ=ストロースは伝播論や進化主義を乗り越えるべき先達として、共時態・普遍的な構造の変換へフォーカスしていった一方、個別の現象がなぜ・どうやってそうなったかなどの通時態・歴史は扱いづらくなっていったのだろう。
★3 - コメント(1) - 2015年5月23日

お洒落で有名な本だけどタイトルだけじゃなくて表紙も活字もお洒落だった。 トーテムについては流し読みしてしまってよく分からなかった…取りあえず夢とロマンは捨てておこう。先行研究を知らないからその批判も分からない。 人間社会と自然界の分類を対応させそれは必然的に正しい、他には歴史で正当化する(両立しない訳じゃない) ユーロック族の名前のところは面白かった。 共時的に分類する上で通時的制限が掛かる、無名(個人名)→死者による関係(喪名)→生者によってつなぎとめられる象徴的死の名前(親名)、死者の名を呼ばないのは
★2 - コメント(2) - 2014年12月1日

レヴィ・ストロース,ある理由で仕方なく読み始めたが,引き込まれた。恥ずかしながら,今までこのような思考回路をもった天才がいたことを知らなかった。やはり無知は恥ずべきこと。
★5 - コメント(0) - 2014年3月23日

読むだけ読んでみた。
★1 - コメント(1) - 2014年2月9日

文化人類学/構造主義/トーテム/儀礼を研究するにあたっての義務読書とされるレヴィ・ストロースの名著。これまでに入門書、概説書の類を何冊か読んできたため、断片的に理解できる箇所がちらほら。とはいえ全体を通して言い回しが非常に凝って(フランス文学の特徴が前面に出て)おり、率直に言ってかなり難解です。一回読み通して終わりというよりも、むしろ手元に置いておき、文化人類学/構造主義の核心的な理論のひとつとしてより深く理解するために何度も読み返す/読み込む、というのがもっとも適した読み方なのでしょう。
★3 - コメント(1) - 2014年2月9日

内容が難解。 西洋人は野蛮人と我々は違うという「前提」を基にエスノセントリズムをとっているが、実際にはそうではない。 彼らの文化的特徴を我々の文化は多く孕んでいる。 ・・・一度読んだだけではとてもじゃないが理解できない。
★2 - コメント(0) - 2014年1月14日

ついに読み終わった。。。 内田樹氏がよくレヴィ=ストロースの文章から引用しており、また構造主義にも興味があるためレヴィ=ストロース自体の考えにはある程度ついていけた。 しかしサルトルの議論については全く知らないこと、日本人であるがゆえ西洋中心主義があまり理解できないことが難点。サルトルを読めば当時の西洋中心主義についても学べるのかなぁ。
★6 - コメント(0) - 2013年10月29日

夏休みの宿題と心に定めて石に齧りつくようにして読んだ。以前からずっと関心を持っていたけど、難解な論旨とともに<未開部族>の実例が目つぶしのように次々と出てくるので話の筋を追うことだけでも難しかった。それでもなんとか読み終えて、著者の思考の輪郭が見えてきた。苦労して読んだ甲斐があったと思う。
★4 - コメント(0) - 2013年8月25日

S 社会はいまなお変容の可能性を大いに含んでおり、現代は野生からの脱却などしておらず、むしろ野生のバリエーションの中にいる。野生の思考の根本である類推(アナロジー)とは、秩序や体系を構築することで、不条理・不可解な現実を受け入れる術だ。その根本にある現実を見失った進歩など、神話にすら値しない。物語、哲学にせよ、言説とは現実認識の問題なであることを突きつける。神話から社会分析、さらには情報理論まで射程を広げた広大なブリコラージュ実践の書であり、世界の構造を読み解くとかくラディカルな書である。
★19 - コメント(2) - 2012年7月31日

ミステリーじゃないじゃんシリーズ第一弾です。まだ理解できない点も多いです。中の人は、「構造」に対してアンビヴァレントな感情がありますが、こういう研究がしたい!と思っていました。なので、結構な影響を受けています。深く理解できてないですけど。
- コメント(0) - 2012年7月19日

難しいことはよくわかんないけど、分類すること、類推すること、定義すること。意味を与えることに意味があるのかという解釈。
- コメント(0) - 2012年7月2日

彼の敵は、西洋の自民族中心主義だけじゃない。自分の経験値に合わない価値観をすべて「彼ら」と扱い、自己正当化していることに気づかない、想像力に欠けたヤツ等全てが、敵。今の日本にもたくさんいる、強者の理屈を振り回す人たちこそを、栽培された思考しか知らぬ「野蛮人」呼ばわりするために使える、輝かしい戦記だ。…でも、栽培された=文化的な思考を悪としているわけではない。両刀使える存在であることを目指せ、という教えとして読んだ。力強いや、レヴィ=ストロース。
★8 - コメント(0) - 2012年5月16日

いちおう一読しました(ようやく、といってもいい)。神の雛形は人間の中にあるとか、歴史は標識でしかないとか、面白いことを言う人だなあクロードさん。難しいけれど、面白い。この面白さを上手く伝えられるように頑張ろう。
★2 - コメント(0) - 2012年5月13日

あくまで文化人類学の専門的な論文なので分からない部分もあったが、「人間についての真実は、これらいろいろな存在様式の間の差異と共通性とで構成される体系の中に存するのである」とレヴィ=ストロース自身も最終章で言うように、人間の本質に迫る論考であることはわかった。そして、彼がそれを扱う手法が超一級であることも。本書は、西欧中心主義に反旗を翻す出発点となったと言われるが、ポスト構造主義が横行する昨今においても、全く輝きを失っていないばかりか、今でもその問題意識をまず踏まえておく必要があるように感じた。
★5 - コメント(0) - 2012年2月27日

激ムズです。「歴史認識は周波数変調機構と同じような働きをする」という言葉が印象に残った。
- コメント(0) - 2011年10月1日

何度目か。読めば読むほどわかんなくなるなぁ。
- コメント(0) - 2011年7月26日

とりあえず読み通しはしたが、険しい断崖に息も絶え絶え、茨の棘で服はボロボロ、景色を眺める余裕もなく、ほうぼうの体でようやくロッジにたどり着いたといったところ。自力を蓄えて再登頂と行きたいが、そんな時間が俺に残されているのか。
★2 - コメント(0) - 2011年7月17日

ヨーロッパにおける自民族中心主義の転換点となった著作と聞き、読んでみたが、難しかった。当時のヨーロッパの状況をよく知らないし、さまざまな民族における例が何の例として出されているのかつかみにくかったし・・・ただ、著者の博識と構造を発見して示す力が相当なものであることは伝わってきた。「野生の思考」の構造を実証的に示したことがすごいのかな? あと、「種としての個体」のところなんかはトーテミズムと西洋が連続的に説明されてて面白かった。
★3 - コメント(0) - 2011年6月4日

やっぱりすげーぜ、レヴィ=ストロース!いわゆる未開人の思考が、物事を類推・分類・対立等をさせながら、複雑な体系を構成しているということを示した画期的な本。やや煩雑としていてわかりにくいが、圧倒的な思考力に裏打ちされた記述には知の巨人の凄みを感じさせられる。命名はその対象を社会的に分類すると同時に、命名者自信を分類するものである、といった感じの記述があった。なるほど、私はこのコメントで彼の著作を名著として分類すると同時に、その賛辞の平凡さから己を凡人として分類しているのだろう。
★9 - コメント(0) - 2011年5月14日

もう何度でも読み直したいです。読み始めて部分的にとても関心が持てたところもありましたが、読破はとてもできなかった。パンジーの話はけっこうポピュラーなんですね。いつも顔みたいだなあぐらいにしか考えていなかったけれど。
- コメント(0) - 2011年5月2日

ken
なんというか言わずもがなの大著で到底今の自分には扱い切れない代物。それでも手は伸ばさざるを得ないというか。
- コメント(0) - 2011年4月27日

分類を分類する本。あんまりよく分からなかった。野生の思考は、認識できる世界全体をまるでひとつの受精卵みたいに扱い、受精卵が細胞分裂を繰り返して成体になっていくように、認識できる世界全体を分割していって、一個の体系として認識するような思考方法のこと、なのかなあ? 四肢とか頭とかのような大きな分類があって、手だったら指や爪とかの細かい分類があって、細胞一個一個が分類の最終段階の固有名詞に対応するような感じか? おっと、こんなふうに何かになぞらえて一つ一つのものの関係性を説明するのがそもそも野生の思考的なのか。
★3 - コメント(0) - 2011年3月24日

構造主義というよりは社会人類学という趣である。 実際人類学の授業で使ってたと記憶する。 あくまで西洋人(というか文明人であると自認している方々)からの視点で未開人と分類されている民族の社会制度や因習を取り上げて、それらが如何に文明的であるかということを論じていく。 最後の最後にある 「科学精神のみに予見しえた出会いにより、野生の思考の原理の正当化とその権利の回復に貢献しうるもの」 というのにちょっと感心。 高い次元に立たないと見えないものも多いのである。
★2 - コメント(0) - 2010年4月27日

いわゆる未開社会に分け入って調査を続けたレヴィ=ストロースには、「未開人」たちの文化を自分たちでも分かりやすく、かつ学問の名に値するほどに客観的に理解するための原理を見つけることが必要だったのだろう。西欧人とは異なる生活環境において、彼らは彼らで身の回りにあるもの(人間関係を含む)を効率的に利用しつつ生きていることを明らかにし、彼らの行動原理を「神話的思考」と名付ける。部外者からすると奇妙なしきたりも彼らの集団社会を機能させるための構成要素であったのだ。それは彼らにとっては固有の意味を持つ事象なのである。
★1 - コメント(0) - 2010年3月7日

レヴィ=ストロースが亡くなったのを受け、もう一度ブリコラージュについて再考するため、読み返してみた。
★1 - コメント(0) - 2009年12月10日

⑩点。今更かもですが、ブリコルール、「野生」、サルトルへの弔辞、読み物としても刺激的。構造主義哲学はここから、というのがわかった(気がする)。正直半分も理解できていないので、これから、何度も読み直すことになりそう。
★2 - コメント(0) - 2009年11月15日

 
★3 - コメント(0) - 2009年2月5日

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