夜と霧 新版

夜と霧 新版の感想・レビュー(5185)

人間の思考、感情は壮絶な環境下で大きく左右される。どんなに立派な哲学をもってしても、ぼろ切れのようになってしまえば、ぼろ切れの発想しか生まれない。再読必須!
★11 - コメント(0) - 2月16日

心理学者ヴィクトール・エミール・フランクルナチスの強制収容所における体験記。収容所生活を心理学者として描き出している。極限状態において人間の生と死を分けるものは何か。私たちは人生を問うのではなく、人生から問われていることに全力で応えていくことが大切だ。つまり、人には必ず役割があり、貴方を必要としている人がいる。その誰かのために役割を懸命に果たすことが生きる意味であり、その中に幸福もある。フランクルは人間が救われる究極のものとして「愛」を挙げています。愛すること、愛されることを感じれば人間は救われる。
★12 - コメント(0) - 2月15日

名著。第二次世界大戦期、収容所での地獄の生活の果てに人の本質をみる。魂の根源を探る実話。価値観、幸福なんてものは周囲の環境によって一瞬にして変質しうるということを知った。
★14 - コメント(0) - 2月12日

友達の推薦で読んでみた。ヴィクトール・エミール・フランクル は ウィーンで生まれたユダヤ人の精神科医。ユダヤ人排除を推し進めたナチスドイツにオーストリアが併合され、妻や両親もウィーンから追い出されて、強制収容所に送られた。四つめの収容所で解放されて、四十歳でウィーンに戻ったとき、家族は既に亡くなっていた。主体性をもった人間であるという感覚の喪失は、強制収容所の人間は徹頭徹尾、監視兵の気まぐれの対象だと身をもって知るためだけでなく、自分は運命のたわむれの対象なのだと思い知ることによっても引き起こされた、と。
★27 - コメント(0) - 2月11日

「人生の意味を問うのではなく、人生があなたに何を問いているのかを考えよ。生きる意味とはそれに向き合うことでしかない」と筆者は説く。自身のアウシュビッツ収容所での具体的な経験と精神科医としてのバックグラウンドが、筆者のメッセージに説得力を持たせてくれる。これほどの名著を今まで読んでいなかったことに少し後悔。
★18 - コメント(0) - 2月11日

今年11冊目。「夜と霧」。言わずと知れた世界的ロングセラー。ユダヤ人の強制収容所で生き残った心理学者が、収容者らの心理を分析する。過酷な環境では、人は「感情の消滅、内面の冷淡さと無関心」が生じる。そんな状況でも、「妻の面影」や「心の宝物にしている思い出」に思いをはせることで生きる力を得られる。だが、未来を信じる意志を失った時、身体は病に屈し、死んでいく。「人間は、苦しい状況から精神的に何を成し遂げるか、常に問われている」という。一方で、ガス室をつくったのも人間。「人間とは何だ」と問う一冊。
★15 - コメント(0) - 2月11日

ーーわたしたちはためらわずに言うことができる。いい人は帰ってこなかった、と。ーー 映画『沈黙』に匹敵するほど、重くて暗くて衝撃的な話でした。もしもボクならどうするだろうと想像することさえ難しいですな。
★10 - コメント(0) - 2月10日

ken
第二次大戦中、ユダヤ人と言う理由で収容所へ送られ、奴隷のような生活を強いられた心理学者の体験記。どれほど過酷な状況に置かれても、生きる意味を見失わずにいることできる人間がいる。そうした人間は自分自身だけでなく、周りの人間をも勇気付けることができ、それによって救われた人間が少なからずいた。人はいかなる環境に置かれても、自身の意思を支配されることを拒む可能性を持ちえている。それを証明した勇気ある心理学者。
★17 - コメント(0) - 2月8日

戦争に関連する作品が嫌いで凡ゆる書物を避けてきたけれど、それではいけないと思い直して読んだ(頂いたことですし)。強制収容所内の凄惨さや残酷性はもちろんだが、それよりも「いかに人間が人間として人間らしく生きるか」に胸を打たれた。本書はただの"戦争モノ"ではない。強制収容所の如く名状し難い過酷な環境に放り込まれた時、果たして自分は人間性を失わずにいられるのか。未来を諦めずに生きられるのか。問われ、説かれている気分になった。非常に考えさせられる一冊。
★24 - コメント(0) - 2月8日

読むのに覚悟が必要だった一冊。ナチスの強制収容所から生還した心理学者であったから、書けた作品。人間が各個人として否定され、ただの番号で管理される世界。人間らしく生き延びる事は何と大変な事か。多くは簡単に人間性を放棄してしまう。「何ものかがあなたを待っている」という人生に対する見方に衝撃を受ける。人間は未来への希望と期待で生かされているのかと。再読が必要な作品であり、万人にお勧めする一冊。
★16 - コメント(0) - 2月6日

評価:★★★★★ 5点
★4 - コメント(0) - 2月6日

ずっと積まれたままでようやく読めた。強制収容所での出来事は非人道的で酷いけれどその中でも生きる意味を問い続けて生き長らえた著者の生への熱量に感服。
★11 - コメント(0) - 2月6日

再読。以前は強制収容所での人々の絶望が衝撃的な印象だった。今回読み直すと、こんにち、様々な虐待や非人道行為にさらされている人々についても同じ心理状況かもしれないと思えた。この本は何度も繰り返し読み読み手が、くりかえし社会へ還元するものがあると思う。私も何かできるのでは。人類の必読書。
★41 - コメント(0) - 2月5日

「精神的自由」と聞いて今日想像するのは、憲法における思想・良心の自由や信教の自由になります。しかし、本著で書かれるその単語は「丸裸にされても奪われないただ1つのもの」です。どんなに過酷な状況でも愛する人を夢想する間は心地よく居られる、信じられる未来があることの大切さなど、日常生活では受け取りきれないような言葉にも説得力があります。繰り返さないための歴史として学ぶというだけでなく、今生きている自分自身を見つめ直すことができる血肉にしたい本。
★17 - コメント(0) - 2月3日

再読。時代を超えて読み継がれる名著とはこういうものか、ということをつくづく感じさせられる本。淡々と語られる強制収容所の被収容者としての体験はあまりにもグロテスク。その中から、人間の弱さとともに強さを見出だし「それでも人生にイエスと言う」。圧倒的な余韻を残す。訳の重厚さならば霜山訳だが、読みやすさならばこの池田訳の方がよい(最終的には個々の好みだが)。また霜山訳と池田訳では原著の版が違うので、フランクル自身の「推敲」を読み比べるのもよい。
★18 - コメント(0) - 2月3日

【一言要約】ナチス・ドイツ下の強制収容所から生還した精神科医の収容生活体験記・人間観察記【概略】収容生活を具体的に記述しながらその中で過ごす人々の心理状態を大きく3段階にわけて記述している。①収容される&された直後の心理状態②収容生活中の心理状態③解放後の心理状態【感想】収容生活の凄惨さ・人々の状態が具体的に記されており心を打つ。また文字通り命以外のすべてを失い極限状態において様々人間の本質が浮かび上がってくるのだが。中でも凄惨な状況の中でも人間らしく生きることを選択する人々の姿は敬意を表したくなる。
★17 - コメント(0) - 2月3日

高校の倫理の先生に勧められて、高校卒業時ぐらいに読んでいたが、この度改めて再読。 心理学者がナチスの強制収容所において体験したことを、その見地から分析した本書。極限状態とも言える空間の中で、生き残った者、生き残れなかった者の行動や態度を丹念に語って、人間の精神の自由や、生きる意味について深い洞察が行われている。 ぼくが持つ「苦悩」、生きることの道迷い。それに対する優しいヒントがぼくの歩みをさらにまた進めさせてくれた 新訳の方はかなり平易な言葉で書かれていて非常に読みやすい。心理学や人間学の知識もいらない。
★16 - コメント(0) - 2月2日

収容所に入る際、人がその人生で得た持ち物は全て失う。結婚指輪さえも例外ではない。個性を成すものを易々と取り上げてしまう理不尽さに読んでいて腹痛を催した。収容後は名前ではなく番号で呼ばれ理不尽で尊厳を踏みにじる酷い仕打ちを受け続ける。過酷な環境下で人間らしい思考や理性の部分さえ奪われていったが、唯一誰にも奪えない過去の体験が最後の精神的な支えとなる。人は未来を諦めたときに一気に力尽きてしまう。悪夢よりも酷い現実を遂に乗り越えた人々に待っていたのは思っていた解放の喜びではなく、体験を理解してもらえない虚無感。
★21 - コメント(0) - 2月1日

友達から聞いてずっと読みたかった一冊。サラッと読むとか無理な本。読むのになかなか勇気と覚悟がいるので気合を入れて読んだナチスの収容所から帰還した心理学者の著者の本。淡々と書かれているけど、考えられないことばかり。最後著者は解放されて自由になれたとき、嬉しいはずなのに、うれしいとかんじれない。離人症になっている。人が人として当たり前に感じる感情がもてなくなるくらいのひどい暮らし。人が人として扱われないて。。。つらい。
★31 - コメント(0) - 1月30日

平和な日常では感じない、生きる意味を考えさせられました。
★11 - コメント(0) - 1月29日

筆者が悪夢にうなされている隣人を起こそうとして我に返るという場面で、淡々とは読み進められなくなった。目覚めた世界のほうがもっと辛いのだから、自分はなんと余計なことを、ということだ。例え物質的な物を奪われても自己の精神までは奪われないためには、どんな環境下でも「人間として踏みとどまれる」ためには、自分が「自分の苦悩に値する」人間であり続け、日々内面的な勝利を得ること。人を極限の状況下に放り込むもの人間なら、それを経験してこのような本を纏められるのも人間であるという事実は、あらゆる場面で希望の光になるだろう。
★19 - コメント(0) - 1月27日

ユダヤ人精神科医による世界的ベストセラーの改訂版を邦訳。ナチス強制収容所での壮絶な体験と、そこでの人間の振る舞いについての心理学的考察が綴られている。「本を読まない人って損してるよなぁ」と思うのはこういう本に出会った時だ。最低最悪の経験をした人間が学んだ人生の意味……その胸を打つ数々の言葉の強度は並ではない。決して甘くはない、しかし生きる勇気に溢れた考え方が詰まっている。「人生が辛い。希望が持てない」「自分は無価値だ」と塞ぎ込んでしまう人は多い。でもこんな本を渡してあげる人が周りにいたなら、と強く思う。
★21 - コメント(0) - 1月27日

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「これは事実の報告ではない。体験記だ」。「番号一一九一〇四」として強制収容所にいた筆者が「心理学者として」その体験を記述しようと試みた本。想像すらできない凄惨な環境に痛めつけられながら、それでも人間としての尊厳を保とうとするぼろぼろの思考、かすかに灯る人間性。感情が消滅し、もはや苛立ち以外の何物も残らなくなった被収容者たちが目にしたこの世とも思われない光景。今際の光に激しく燃える幻想的な雲、雪に閉ざされた灰色の夜明け。それに感動し、涙を流す被収容者たちの姿に胸を打たれた。『スローターハウス5』から連想。
★17 - コメント(1) - 1月26日

読むのが怖かった本の中の一冊。強制収容所の体験記なんだという先入観が強かったから、読むことでどれだけ残虐な行為を知らされるんだろうという恐れのせい。実際読んでみたらとても冷静で、あくまで心理学的な観点に絞られて書かれていることに驚きました。其々の章を読んでいる間、戦争とか平和とかよりか自分個人の生活の中の問題や意識について思い起こされる事の方が多かった。内容を、明瞭に、自分の問題に当てはめて考えられる程理解できていないと思うけど、反省する点や前向きに捉えるきっかけを貰える部分があった。
★15 - コメント(0) - 1月26日

2回目の読了です。本書を読み、改めて心理学とは、視点の変更であることを痛感しました。 人類史上最悪の環境下から導きだした「『我々が人生から何を期待できるのか』が問題ではなく、『人生が我々から何を期待しているのか』が問題である」という人生の意味は、まさに心理学者だからこそ到達しえた解脱であると思うのです。 他方、アドラーに師事したフランクル氏だからこそ、人生を問い続けることができたのだと思います。
★15 - コメント(0) - 1月25日

私たちの日常に於ける束縛感はどこから来るのだろうか、学業でも仕事でもそうだが、それに従事しているときだけでなく、それについての問題を考えている時も心は束縛されている、予期不安で疲弊してしまうことも多い自らの心の弱さが嫌になる。フランクルは強制収容所という地獄の中でも人の心は自由たりうることを記したが、私の生温い日常で心が自由になるのは難しくないはずだ、解放要素としては感謝・事象を多角的視点でとらえる、まずこのシンプルな二要素で世界を捉えなおす努力をしていこうかな。
★13 - コメント(0) - 1月24日

昔から読みたかった本であった。なんとか読み終えることが出来た。自分が収容所に入れられたら、生き延びていられたかと考えると筆者の偉大さをひしひしと感じる。
★10 - コメント(0) - 1月23日

ロングセラー作品の1977年刊の新版。若い頃に読んだほうが良いのかも…。 『この世にはふたつの人間の種族がいる、いや、ふたつの種族しかいない、まともの人間とまともでない人間と、・・・』
★10 - コメント(0) - 1月22日

☆5 S ついに読んでしまった。タイトルが不気味過ぎてずっと敬遠していたがもっと早く読むべきだった。冒頭にある通り、悲惨な生活よりも被収容者の心理状態をメインに書かれている。極限状態の人間が経験した事が冷静に書かれている点はこの先の人生の教訓として非常に勉強になる。人間とは?愛とは?苦しみとは?生きるとは?地獄を経験した心理学者だからこそ書ける内容で、僕はいくつかパラダイムシフトを起こすことが出来た。まだ完全に飲み込めているわけではないから再読しなければ!素晴らしい読書経験ができた。
★21 - コメント(0) - 1月22日

心理学者である作者が強制収容所での体験を基に、人間の心理を考察した作品。強制収容所に入り、人が感情を失う場面や監視官からの虐待、強制労働など、本当に読んでいて辛くなる。「自分自身の人生に主体性を持って行動すること。」、「生きることの目的を見出すこと」、「苦しみも人生の一部で、苦しみから目を背けず、強く生きること」など、多くの言葉が自分の心に突き刺さった。
★14 - コメント(0) - 1月22日

気になっている本だが、内容を受け止める自信がなくて、躊躇っていた。読み終えて、読んで良かったと思った。生還は5%という。その分かれ道は、あまりにも気紛れで些細な運の悪戯なのだ。人間の尊厳を一切失い、番号で呼ばれること。発狂せず最後まで人間でいられた人の特徴。想像の世界で遊び、決して未来に絶望しないことなのだ。フランクル氏の妻は生きていて欲しいと願っていたが、残念。
★15 - コメント(0) - 1月19日

@図書館。終始圧倒される内容でした。自身のかつての経験(ある歴史上の大事件)を心理学の視点から語っています。この経験を没個人的に語るには強烈すぎる、という葛藤が伝わってくるようでした。書評を読んだ後に再読しようと思っています。
★15 - コメント(0) - 1月17日

「わたしたちは学ぶのだ。この世にはふたつの種族しかいない、まともな人間とまともではない人間、ということを。」――とんでもない読書体験でした。アウシュビッツ強制収容所へユダヤ人として囚われた心理学者のノンフィクションです。本書に描かれている人間関係や悪しき体験が、すべて事実であるという恐ろしさに言葉もありません。日々、生死を問われる過酷な生活で、始めて見えてくる……「人間」とは何か? 主人公は冷静に周囲を観察し、己の立ち位置を微調整することによって、見事に生還を果たします。これぞ正真正銘のサバイバルです!
★71 - コメント(1) - 1月17日

★★★☆☆ ナチスの収容所から生還した心理学者の体験と考察。絶望下では「生きることから何を期待するかではなく、生きることがわたしたちから何を期待しているかが問題」
★14 - コメント(0) - 1月16日

★★★淡々と冷徹に収容所での様子を描く。残酷な描写にゾッとして,哲学的な意味まで考えられない。
★18 - コメント(0) - 1月15日

読んでいて心が痛くてしょうがなかった。人間が人間の尊厳、価値をここまで侵害される事が現実にあった、この事実を理解するのは容易じゃないです。それ程あまりに酷い出来事の数々で改めて人間の非常さ愚かさを考えさせられた。強制収容所を経験した心理学者の著者が語る言葉の一つ一つが重く自分の中に凄く残りました。いつか旧訳版も読んでみたいです。
★22 - コメント(0) - 1月14日

所持。
★4 - コメント(0) - 1月13日

ラストの生還劇に衝撃。赤十字が来た部分で救われたのだと思いきや、そこにも分かれ道があったとは…。悪魔でいることも、天使でいることも、、人らしくいることも個人のなせるわざ、モラルだと後半部分に書かれているが、人間の可能性は無限大。果てしなく限りない気がしてしまう。
★16 - コメント(0) - 1月13日

ブログで紹介されていて借りた本のひとつ先が気になり一日で全部読みきりました(*^^*)
★7 - コメント(0) - 1月11日

これは第二次世界大戦時のナチスドイツによる強制収容所の話ではあるが、まさに現在に通じると思った。希望のない未来。閉鎖感。感じ方によっては今が強制収容所と同じではないかと思えるときがある。しかし強制収容所から生き残った心理学者は言う。たとえ絶望的な状況の中でも人には心的自由があり、何者にもなれるし、それを選ぶのは本人なんだ、と。もちろんそれを選ぶということの過酷さ、崇高さというものが一方にはある。人はえてして自分で選ぶことを放棄してしまう。その方が楽だから。この書は今だからこそ読まれるべき本だと痛感した。
★17 - コメント(0) - 1月10日

夜と霧 新版の 評価:100 感想・レビュー:1774
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