ザボンの花 (大人の本棚)

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ザボンの花はこんな本です

ザボンの花はこんな本です

ザボンの花の感想・レビュー(37)

おそらく、まだ水道もガスもない時代。東京の郊外に暮らす五人家族の、ある夏のはじめから終わりにかけての日常が描かれる。現代人の目からは随分のんびりとした生活に思えるが、人間が考えてる事は、いつの時代も変わらないなぁ、と思う部分も多し。妻や子供の視点からの描写もユーモアたっぷりで鮮やか。悲しいエピソードなんてひとつもないのに、最終章を読んでいて、なぜか目には涙が溢れた。読み終わるのが惜しくなったからかな。
★2 - コメント(0) - 2014年11月26日

いのちが輝いていた。
★1 - コメント(0) - 2013年12月27日

両親と子供3人の5人家族の生活をゆったりとした筆致で描いております。特に大事件が起こるわけでもなく淡々と起伏のない展開が続きますが、なかなかに心地よい文章もあいまっていい塩梅です。等身大の小説、といった感じでしょうか。
- コメント(0) - 2012年12月25日

大阪から東京の郊外へと越してきた矢牧夫婦と自由奔放な三人の子どもたち、そして愛犬のベル。三人兄弟を中心に近所に住むユキ子ちゃん家族との交流、突拍子もないことからはじまるケンカ、思いもよらぬ来客が引き金となって起こる珍事などを微笑ましく温かな眼差しをもって描いている。いくつも積み上げられた些細なエピソードの中にひょっこりと語り手が顔を出すこともしばしば。(続)
- コメント(1) - 2012年10月5日

昭和30年代の東京郊外の麦畑の中の一軒家に暮らす一家のお話。特に起伏のあるストーリーというわけでもないのに飽きずに読めてしまうのが庄野潤三のすごいとこ。一言で言うと微笑ましい、和む印象なのだが、何事もなく平穏な日々のその細部は一度限りの脆くて危うい偶然の産物。見慣れた日常も時々いろんな貌つきになって、こわくなったり寂しくなったりいらいらしたりもする。でもどこかで救われている。そんなことを感じさせないようで匂わせる。
★2 - コメント(0) - 2012年6月27日

昭和30年代の東京郊外でつつましくも幸せに暮らす5人家族のお話。お母さん同士のたわいもないおしゃべりとか、子供同士のケンカや遊びとか、描かれているのはほんとささやかなエピソードばかりなのだけど、これがすごく良い・・・(^^)温かな幸せが本全体をふんわり包み込んでいるような感じで、いつまでも読んでいたい気持ちになりました。私の母が子どもの頃は、ちょうどこの本の時代で、母が「私の時代が一番良かったー」ってよく言っているその理由がよくわかるような気がしました。
★3 - コメント(0) - 2010年6月11日

生活の中で、やっと凌いできたこともあっただろうに。でも、ほんとに語るに足ることって、こういうなんでもない日々かもしれない。昨日も今日も、明日も、きっとこんなふうに毎日は続いていく。続いていきますように、と願う。でも、昨日も今日も、ほんとは少しずつ違う。訪れる喜びも悲しみも、驚きも、気づきも、少し違う。うんとじゃなくて、少し。その少しがかけがえがない。
★13 - コメント(0) - 2010年6月2日

夫婦に子供3人、東京郊外での生活は水道もガスもない。なのにそこに見える風景は穏やかで時代の大らかさがある。普通すぎる暮らしやそこに覗かせる心情がリアルで、自分の子供時代や子を思う親の気持ちに重ねる懐かしさも。音楽会で痒くなる父、時には子供より子供っぽい母、あっけらかんとしたユキちゃんの母や、ドキッとする訪問者など、ハプニングに映る時代性などユーモラスもふんだん。これを読むと、先んじて読んだ『庭のつるばら』には多分の円熟味を感じるけれど、順番ならこれかなと選んだこれも、当たり前の営みに幸せが見えてきていい。
★7 - コメント(0) - 2010年5月23日

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