狩猟文学マスターピース (大人の本棚)

狩猟文学マスターピースの感想・レビュー(19)

「狩猟文学の傑作」を収録したという意味で他にない功績。特に海外作品の珍しさ素晴らしさにはときめきました。惜しむらくは狩猟に関わる一部のみを掲載している点。素晴らしい作品ばかりなだけに全体が知りたく、読後に不満が残ります。しかしガイドブックと捉えればその威力は素晴らしく、掲載作品のすべてに当たりたくなる強烈な魅力を残します。惜しい点もう一つ。解説でもっと各作品と作者について知れると期待したのが肩透かしだったことでしょうか。しかしフリチョフ・ナンセンが確かにイケメンだったのは解説の通り。
★9 - コメント(2) - 2016年11月1日

「狩猟文学」という言葉に感じる偏見が恥ずかしくなった。わたしはこの本全体から森、原野、鹿や熊、カリブーの群れを感じる。感じつつ、不用意に踏み込めない結界のようなものも感じた。人間も自然の一部であること。狩る事狩られる事。そして、食うこと食われることをともに受け入れること。そんなことを思いながら、本から吹いてくるエネルギーを浴びている。
★7 - コメント(0) - 2016年7月5日

2016年4月3日:Hk-γ
2016年3月19日:じみへん
狩猟に興味があって手にとった一冊。古式ゆかしい鯨漁の描写がある物語が興味深かった。「密猟志願」は続きが気になるので原書にあたってみる。狩猟というものは、殺す者の意志だけでなく、殺される者の意志がともに交錯し、言語を超えた互いの承認があって初めて完遂される。
- コメント(0) - 2015年8月3日

長編お一部だけ抜粋されている物などは先が気になって仕方ない。狩猟文学や狩猟漫画って、心躍りますね!
★1 - コメント(0) - 2015年7月11日

狩猟をテーマにしたアンソロジー。食べるために殺す、食べられるために殺される、といった命のやり取り。これ以上ドラマティックな行為があろうか(いやない)。掲載されている作品は全体的に、そういった感情を抑えつつ淡々と表現している印象があって、それがよけいに、こちらの感傷的な気分を呼び起こさせたりもしました。あと、編者解説といいつつ、自身の狩猟をみっちり記述しているのが良かった。こちらまで息が詰まる、濃厚な描写。ただ、長篇の一部だけを切り出して載せるのはちょっとどうかと思います。
★1 - コメント(0) - 2014年11月27日

狩猟は遥か昔から続く人類史的行為だが、それを文学の題材とした作品は少ない。ひとは自らの銃を獲物に向ける瞬間、どのような感情に支配されるのか。そのリアルな心の動きを知りたくて講読した、のだが…。個々の収録作品の質とは別に、それがフィクションであるか否か、また全訳か抄録かが解説を頼るまでわからず、その解説も二次文献に頼った「らしい」「だという」の頻度が高く、残念。マスターピースを謳いながら採録の範囲を「日本語で読めるテキスト」に限定というのも…。編者自身のシカ猟体験記が生の狩猟を最もリアルに伝えていたりする。
★8 - コメント(0) - 2014年4月19日

「デルスー・ウザーラ」が近場になく、抄録されているこちらを借りてみたが、短すぎて何とも...。思いがけず、こちらも見当たらなかった「又吉物語」(坂本直行)が読めて嬉しい。「鹿の贈りもの」(リチャード・ネルソン)、「深重の海」(津本陽)も面白かった。しかし解説が...私が言えるのは宮沢賢治についてだけだが、とにかく理解が浅い、というか理解する気ないだろうという小馬鹿にしたような表現に、久々に読書で烈しい怒りを覚えた。狩猟は近年流行のテーマだが、この編者をあまり持ち上げるのはよろしくない!と断言する。
- コメント(0) - 2014年4月7日

2014年2月17日:TOSHI
2013年9月30日:縁のほう
2013年1月14日:maki
2012年7月15日:こにょ
狩る者の世界観。狩る者が持つ根源的な死生観。獲物に対する狩る者の敬意。
- コメント(0) - 2012年4月25日

2012年4月18日:kiho
2012年3月27日:半殻肝
2012年2月13日:かず

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狩猟文学マスターピースの 評価:84 感想・レビュー:8
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