冒頓単于―匈奴遊牧国家の創設者 (世界史リブレット人)

冒頓単于―匈奴遊牧国家の創設者の感想・レビュー(12)

2016年10月16日:tsubaki
2015年8月発行。冒頓単于に焦点をあてて書かれた1冊。中国周辺部の地理や、中国の歴史書・歴史的流れが把握できていないとあまり内容はつかめない。なぜなら、中国との関わりで話が進むからである。しかしながら、文字を持たない匈奴の記録は中国書で参照するしかない。匈奴の始祖説話が残らないのはそのような事情もある。また中華周辺の諸民族との関わりも大切で、中華周辺にどのような民族がいたかも把握しておく必要がある。東アジア史は中国・韓半島・日本の歴史で終わってしまう傾向があるが、一歩外に目を向けることの大切さがわかる。
- コメント(0) - 2016年4月19日

冒頓単于に関する史料はとても少ない。本書は冒頓単于の伝記・評伝というよりも、匈奴最盛期を創出した彼が単于である時代を中心にした匈奴史とした方が通りがよいだろう。 北方遊牧民族との関わりは中国歴代王朝が抱えた問題。史上初といわれる匈奴という遊牧国家の成立をみることは中国史を読む上で有用だ。そして、冒頓単于の目指したものが中国征服ではなく、モンゴル帝国など後世の遊牧民族国家が成し遂げた、広域交易であった可能性に思いを馳せるのも面白い(史料少なすぎて歴史学的に実証は出来そうにないが)。
- コメント(0) - 2016年3月3日

2016年2月24日:穀雨
古代騎馬民族の歴史は面白いが、⑴現代中国の地図と比較出来ず非常に分かりずらい、⑵古代の歴史書の記述がランダムにされていて、面白いが恣意的に解釈されているのか判断出来ない、⑶冒頓単于個人の歴史自体が記載が少なくよくわからなかった。ただ、文字を持たない民族や中原と違う文化の民族、国家が存在した点は難しさはあるが面白さはわかった。
★4 - コメント(0) - 2015年12月20日

冒頓単于の生涯、そして匈奴遊牧国家の組織、匈奴社会の様相について、文献史料及び考古資料を元にコンパクトにまとめている。本書は「遊牧国家」というものを知る上で、良い入門書だと思う。著者が指摘するように、匈奴が生み出した組織・機構・諸制度はその後の内陸アジアの多くの遊牧国家にも受け継がれているからだ。
★5 - コメント(0) - 2015年10月19日

2015年10月16日:柳澤計次
2015年9月29日:towerofthesun
冒頓単于の生涯を追いつつ匈奴に関する基本事項も押さえており、このシリーズとしては理想的な構成。個人的には、終盤で言及されていた、匈奴が用いた文字未満の記号というのが気になるが…
★3 - コメント(1) - 2015年9月14日

2015年9月10日:新刊情報
冒頓単于の生涯というよりも、彼の時代の匈奴の国家体制などの説明がメイン。史料的にそうなるよな、うん。それはさておき、匈奴がどのような国家体制をとっていたのかということがコンパクトにまとまっている。
★4 - コメント(0) - 2015年9月2日

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