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古代の女性官僚: 女官の出世・結婚・引退 (歴史文化ライブラリー 390)

感想・レビュー
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読書記録(2018/10~)
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一応再読。日本独特の「女官」(律令にこの語はなく男女とも「宮人」と表記する、との序盤の表記、そこからして面白い)について。「男女ともに王権に仕奉していた律令制定前からの慣習」(231頁)の名残で、多くは男性との共同作業であった。個人的には、大陸から宦官制度を導入しなかった日本の在り方に好感。女性が性的に大王(天皇)に従属しているわけではなかったこと。夫婦二人三脚の働き方だったこと。今月著者の新刊が出るようなので、要チェック!
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mongkeke_tarikh
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長らく積読状態だったが、大河ドラマに合わせて通読しようと思っていた一冊であったので、ようやくそれが叶った感じだった。平安中期に内裏の内外で勤仕する「女房」達が「紫式部」や「清少納言」のような通り名で呼ばれるに至る過程がどうだったのか、タイムラインの様なものを描ければと思い読んだ次第だったが、本書は古墳時代の香りがまだ濃い飛鳥時代から律令制が敷設されるその後期末期から平安時代前半までを、女官達の生涯記録を通じて描かれたもので、六国史に彼女らの足跡が如何に多く残されているか驚かされた。
mongkeke_tarikh

と結論する。高位貴族は蔭位制度によって、親が高位、例えば五位以上の貴族に補任されれば、子供もそれに準じて初任で七位等の位階を授けられ、三位以上の公卿であればその子は五位前後から補任された。そのため女官達も中央貴族出身者であればある程初任は高い位が任じられたが、逆に、実は皇族も基本的には宮廷に勤務を課さられたものの、特に目覚ましい評価がないと無位のままに留め置かれる事が多く、平安初期ですら無位の王や女王が多数居たらしい。日本霊異記が成立する九世紀の段階で「貧乏王族」が多くいたようで、当時多く行われた

06/11 22:03
mongkeke_tarikh

天皇の屋敷への御幸に官人や調度類の不足に難儀する女王の姿が見える。こういった高位貴族や皇族達への勤仕も女官達や男性官吏達の役目であり、これが平安時代半ばから特定貴族家と結びつく家司や宮廷内外で活躍する女房達に繋がって行くという。 まだまだ読み込みが浅いが、飛鳥時代から律令制が敷かれるその後期末期、奈良平安時代半ばまでの「女官」から「女房」成立までの流れが、何となく把握できた次第だった。

06/11 22:08
7件のコメントを全て見る
0255文字
時短
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奈良から平安初期にかけての女性官僚の制度や具体例について。最初のうちは門は狭いが妃ではなく普通に官僚として勤務し出世する人がいて結構高いところまで上がっている。資料から千人ほど拾えたそうで六国史の情報思ったより多いなと。性別もだが家柄で出世の上限がほぼ決まってる貴族社会。公的な表部分からは段々消えていくというか律令が崩れていく。
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星乃
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女官と言えば下働きの飯炊き女のようなイメージだったが、とんでもない誤解だったようだ。ましてや、天皇や貴族の愛人でもない。ヒエラルキー構造の中で働くバリバリのキャリア。庄を経営し蓄財に励むなど実業家な面もあった(万葉集の石川郎女など)。中国の律令制を意識したせいか平城・嵯峨天皇あたりから女官は表舞台から消えていくが、その後は女房に形を変え実質的には政治に欠かせない存在でした…と言われても目くらましにあったようでモヤモヤします。そんなわけで、私は平安より奈良時代が好きです。
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ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
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歴史研究者として史料に即した記述を心がけようとしたからか、少しわかりにくかった。もうちょっと一般向けの本かと思ったのだが、記憶には残りにくい気がする。つまらなくはなかったんだけどね。
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めーてる
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奈良〜平安にかけて、朝廷で活躍した女性官僚たちがどのような人生を送っていたのか、歴史的資料や先行研究を用いつつ具体的に考察した本。今までの女官=紫式部や清少納言に代表されるような天皇のキサキに仕えた女房というイメージが一変して、とても面白かった。
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紫草
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日本の古代の女官は、天皇の側妾候補などではなく、ちゃんと仕事をして自分の収入や財産を持っていた。 女官については史料も少ないようだが、筆者はそれを丹念に拾い集めて考察している。 藤原仲麻呂の妻袁比良(おひら)は後宮のとても偉い人だったらしく、この妻の死が仲麻呂失墜の一因だったという説があるというのは驚いた。女官の政治への影響力など今までまったく知らず、考えたこともなかったのでおもしろかった。 夫が権力者だからではなく、夫と無関係に自分の仕事で出世して行った女官がたくさんいたのだ。ちょっとうれしい。
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Mana
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女性天皇が多く立ったこの時代、そもそも男女の区別が少なく同じように政治に携わっていた。采女の大王に捧げられたというイメージは間違いで、官職に努めるためにやってきていた。既婚未婚も関係なく妻も1人の官人して働いていたのが、だんだんと〇〇夫人という形になってきて最終的に平安時代のような形になったんだな見えてくる。著者はその影響を中国から取り入れられた律令制に見るんだけど、中国史の本では同時代の隋唐は比較的女性の社会進出が盛んだったと読んだので、儒教の女性差別は凄まじいと思った。
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はちめ
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資料の少ない時代ではあるが、丁寧に事例を整理してある。紫式部や清少納言のような后に仕える仕事だけではなく、実務官僚として活躍した女性がたくさんいたことに驚かされる。資料の関係で主に8世紀、9世紀の事例が多いが、7世紀以前においても官僚制度はできていないが、実務的な役割を果たした女性はいたのではないだろうか。中国と違い女性天皇を排出した背景には、政治や行政の場において女性が一定の役割を果たしているという事実があったのではないか。☆☆☆☆
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パパ
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古代日本に女性官僚が大活躍していたという事実を正史である六国史の研究から明らかにした出色の業績。 著者のいうように女官というと後宮の女性、天皇のお手つきというイメージが強く、県犬養橘三千代は例外的に権力を持ったという印象だった。 女性官僚は男性官僚と結婚し、昇進もしていったという事実を丹念に拾い上げ、その事実を世に出したのは素晴らしい。 薬子の乱で有名な藤原薬子も女性官僚の一人で、彼女の一言が男性官僚の出世を左右する立場であったことを恨まれて嵌められたのが乱の真相では?という著者の説は魅力的だ。
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ヨシ
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本書冒頭で指摘されているように、多くの人は女官=天皇の妾であると誤解していると思うが、それは中国王朝の影響を受けたイメージであり日本では当てはまらないという。古代女官についての知識はほぼ皆無であったので、女官が男性官人と協力して実務にあたっていたから日本には宦官がいなかった、既婚未婚が不問であったなど目を見張る内容であった。丹念な史料分析の結果、女官の爵位授与を見事に復元していると感じた。
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うーさん
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(購入)確かに日本古代の後宮や女官制度は同時代の他国の制度とは全くちがう。とても勉強になりました。ただ、天智の後宮にも釆女のキサキはいたし、桓武嵯峨朝に下がって追っていくよりはその前の時代の見解とか聞きたかったな。
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眉毛ごもら
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再読。律令期から平安初期までの女官について。平安中期以降のイメージで天皇のキサキとして見られやすい女官がバリキャリとして働いていた実像を調べている。有名所からそうでない女官まで調べ上げた著者の労力はすごい。地方豪族からの采女と氏女、中央貴族皇族出身の女性出世の道は違いはあれどメキメキと働き出世し貯蓄もし、なおかつ天皇以外と結婚もしていた、そんな生活であった。キサキとなったあとも仕事をし続けている女官も多いようだった。なお、出世すると国から使用人が派遣されるので、働くにはバックアップいるよなと思った。
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びっぐすとん
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図書館本。元々ポストは少ないし、男性にはあるのに女性にはない待遇もあるが、それでも同じ仕事なら等しく評価されていたこと、寿退社やマタハラはなく体力が続けば80迄働ける!とは今より公平だと思う。王族やトップ貴族の奥方も働き、夫婦揃って出世を目指したりしていて奈良朝はある意味すすんでた。平安時代、女官のイメージはガタンと下がるが、清少納言が上の女房に憧れたのも、正社員に憧れる派遣社員みたいな気持ちだったのかも。女が一人で生きていくのは今も昔も大変だから。奈良時代の人名が難しいな。命名法も気になってきた。
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犬養三千代
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2014年12月1日 1800円  何故この本に出会ったのか?女性って言葉なかったのにね! 後宮が官僚組織として機能してたのは良くわかった。が、中国(随、唐など)朝鮮を王のあいわゆる王妃などだけって描いてるのは??中国、朝鮮は女性官僚がいなかったのかなぁ?とふと思う。中国、朝鮮の官僚組織の本を読んでみたい。
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ひろただでござる
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同位階なら支給される季禄は男女同額なのか…。宦官を置かなかったのは良かったと思う(特に理由はない)。情報はたくさんあるのになんか取り留めがない読後感。
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南北
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奈良時代の女性官僚について、どのように登用され、どのような仕事をしていたのかについて書かれた本です。中央豪族はそれぞれの「氏」代表として、地方豪族からは采女として登用され、男性官僚と協力しながら、それぞれの能力に応じて出世していく様子は読みごたえがあります。男性官僚とは異なり蔭位がなく、地方豪族出身者には出世の上限のようなものはありますが、位田を支給されて農業経営をしたり、結婚していても夫とは別の家政機関を持つなど日本独自のしくみが存在していたことがよくわかります。女官への偏見と誤解を解くのに最適です。
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phmchb
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日本は男尊女卑だという方への反論素材にどうぞ
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鳥山仁@『純粋娯楽創作理論 第二章』発売
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奈良時代の女官の地位や制度について書かれた本だが、当時の朝廷が中国の律令制を採用したにもかかわらず女性を行政制度から完全に排除せず、宦官を登用しなかった様子がよく分かる内容で非常に面白かった。
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ウォーカージョン
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はるか昔に読んだ名著「女官通解」とは違った切り口、時代のように思われる。記憶が定かではない。この本も古代のキャリアウーマンたちの人生を教えてくれる。自分の氏族を代表し宮中で働く8世紀ごろの女性官僚たち。かなり有能な人たちがいたんだよね。
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冬子
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日本で宦官が必要とされなかった理由もはっきり。女官に求めれる条件が時代ごとに変化していくのも面白かった。最終的には30代以上の独身女性にたどり着き、定年はなく、引退する際は姪に引き継がれていく。
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すいか
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摂関政治の成立で「天皇の女官」から「后妃の女房」にシフトしていく部分は読みごたえがあったが、「唐では全て皇帝の性愛の対象」の一文で白けた。唐制の女官は唐六典などの基本史料で裏付けられる範囲でも皇帝の側妾である内官と後宮の実務に携わる宮官と制度上明確な線引きがされているし、皇帝の性愛の対象ではない実務官僚である宮官の例も幾つか挙げられる。持統帝のような例外的に政治力のあった女帝の時代の例など恣意的な史料の選び方をして律令制導入前の日本ではいかに女性の地位が高かったか称揚することが目的なのかと邪推してしまう。
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樒
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<再読>古代の女性というと、どうしても女房の話に終始してしまうところ。それより遡る時期について一冊に纏まっているのが読み易い。まだ黎明期だからこその鮮やかな息遣いと一種の生臭さがあったのを感じる。
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Kenji  Suzuya
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奈良時代の朝廷における、行政官としての女性に焦点を当てる。平安時代のように皇后などに仕える女房としてではなく、女性行政官もまた位階と官職を有していた。また、出身氏族の制限もあったものの、基本的には当人の実力主義での任用(=夫の七光ではない)であったことや、男女官僚の婚姻も往々にして行われていたことなどが紹介される。公文書の起草にも携わり、それゆえに権力闘争の一端を担うことにもなった。
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月をみるもの
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こないだ、江戸期の男性官僚(旗本・御家人)について読んだ。同じ吉川弘文館シリーズで、今度は律令制度ができたころの女性官僚についてお勉強。平安時代の「女房」については、それなりに知られているが、それ以前の時期になると文書が圧倒的に限られているため、研究もあまりすすんでいなかったようだ。やっぱ基本的に歴史は文書を残したやつのもの、、ということか。
月をみるもの

ここから奈良まで旅立った、、あるいはここに帰ってきたりしたのかな。。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%B2%A2%E5%AE%98%E8%A1%99%E9%81%BA%E8%B7%A1

10/31 08:54
3件のコメントを全て見る
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葉つき みかん
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面白かった!奈良時代を中心に女性官僚の任官から昇進、恋や結婚、引退から死去まで豊富なデータをもとに述べられています。平安時代の平城天皇のころから女性が官僚機構から締め出されて行き、宇多天皇の頃に「女房」制度が形となってきたと言う指摘は興味深いです。
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ろば
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古代の女官の活動を史料から拾い出し、そのライフサイクルをたどっていくのが主旨。ただ女官だけでなく官僚制全体に関わる説明が多い。その点親切といえば親切だが、女官の特質に重点を置いてくれると有り難かった。女官の性格は奈良時代と平安時代とで大きく変質するという指摘も重要な論点。
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みほ
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奈良時代の女官達は中国・韓国のそれと違って「王の女」ではなく結婚もし、夫や父親の七光りで出世したわけではなく自身の才覚で出世、逆に夫の出世を助けた場合もあるとか。女性が当たり前に働いて出世し自分の財産を持ち、結婚出産して70代になっても現役で働ける社会が古代にあったことにびっくり。
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ぽん
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 昔の女性はキャリアウーマン!日本人は元来、夫婦共働きが主流だったのだけど、現在と違うのは昔の共働きキャリア夫婦は夫に地位や稼ぎがあってこそというところ。使用人がいて妻は自分で育児や家事をする必要がなかったから。お互いに助け合って、というよりはお互いに利用し合っていたという感じがする。
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邑尾端子
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日本古代、令制下の女官について、その出自の別(氏女、采女、女孺)と授位、業務形態、俸給と家政機関、出世と結婚、引退までの一連の研究成果を概観する一冊。この分野は史料も先行研究も少ないため未だ検討が手つかずな論点も多い。日本の宮廷史に中国や朝鮮のような宦官が存在しなかった理由として、男女共労が基本として浸透していたことが挙げられるという指摘は面白い。奈良~平安初期には夫妻ともに高級官僚である「共働き官僚夫妻」が多く存在した。以下コメント欄
邑尾端子

従来、妻の地位は夫に付随するというイメージで語られることが多かったが、実際は妻の方が高位であるケース、妻の出世により夫側の地位が引き上げられたケースも存在する。これは夫妻それぞれが別に財源と家政機関を有していたことと無関係ではない。ではなぜ平安中期以降、いわゆる摂関期からこのような共働き官僚夫妻は消えてしまったのか。もっと詳しく知りたい

03/10 19:40
邑尾端子

それにしても古代の官僚制度、定年がない(80歳過ぎても辞められなかったり)とか思ったよりも厳しい。夫の死後出世した女官が多いのは暗黙の寡婦特例のようなものがあったからなのか、そのあたりも気になる

03/10 19:46
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getsuki
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古代の女官達は自らの意思で宮仕えをし、天皇の元で力を発揮している姿に驚いた。中にはそんな女性を妻にすることで、夫婦二人三脚で出世している例もあったりするので男は仕事、女は家庭という概念は日本という国にはあまりフィットしないのかも知れないなぁと思うなど。
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きたみかどけい
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記録に残っている女性官僚は当時としては相当な長生き。70,80歳まで仕えてようやく引退とか現代では考えられない。しかも定年ではなく、「辞職が許される」のがその歳だったというのがさらに驚き。
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鯖
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奈良時代には女性が夫や父から独立し天皇の政務を支えていたと知って驚いた。恵美押勝も高位の女官だった奥方が亡くなった直後に、乱を起こし、あのような結果に終わったらしい。奥様が娘さんたちの末路を見なくて済んでよかったと思ってしまった。確かに奈良時代って女帝やおなごによって失政する帝が多いよなあと納得。帝に女が多ければ、官僚にも女が多くなるのかも。色々な逸話も後から敗者を貶めるために話を大きくされたのかもなあと思った。というか、そうだといいなと思った。
鯖

改めて奈良時代の女官の衣装を見てみると、平安期の十二単よりさくさく動きやすそうで、なるほどなあと思ったのであった。30歳過ぎてからがキャリアアップは本番だそうな。すごい。

12/28 21:52
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tomato
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女官が、天皇の性的従属物ではなく、天皇の政務と日常を支える実質的な官僚として活躍した時代。父親や夫のお蔭で、出世したわけではなく彼女達の実力で昇進を重ね、一族の栄達に寄与した。共働きで、夫婦双方が、協力して出世。現代に通じるものを感じる。近隣諸国とは違う、古代日本社会の女性の役割、地位について興味深い研究。
0255文字
ももそ
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男は外で働き、女は家で家事育児をするとか、夫婦同姓なんていう家族形態は、日本古来のものでもなんでもなく、最近のことだというのがわかる。橘三千代は、夫の姓は橘さんでもなく、夫の七光りで出世したわけでもなく、三千代さん本人が奈良の朝廷で無くてはならない有能な人物だったからこそ出世し、天皇から姓を賜った。仕事と家庭の両立や夫婦別姓に悩む現代に生きる男女は、外国から入ってきた日本古来ではない価値観に縛られている。女性が当たり前のように働き出世し結婚し出産し死ぬまで現役だった時代が日本にはあったのだ。
0255文字
さとうしん
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日本の女官は中国・朝鮮半島のそれとは異なって君主の側妾ではなく、まさしく女性の官僚であったこと、男官との婚姻が普通に行われていたこと、親兄弟や夫の七光りで出世したというわけではなく逆に女官の七光りで出世した男性がいたこと、女官が平安中期の清少納言・紫式部ら女房につながつていくことなど、非常に興味深く読んだ。比較対象としての中国・朝鮮の女官の把握が少々洗いような気もするが、それは中国史なり朝鮮史なりの分野の研究者のやるべき仕事ということになるだろうか。
0255文字
Minoruno
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律令制成立後から平安時代初期頃までの女官の実態について論じた1冊。古代の女官が律令制下における行政機関の一画を担っており、その中で職場内結婚、夫婦で共働き、お互いの協力でキャリアアップ、などと現代社会における働く女性のお手本になるようなことを既にやっていたということには驚き。中国・韓国の後宮に仕える女官の在り様とはまた違う独自の女官形態が非常に興味深かった。今後の女官研究の発展に期待。
0255文字
メーテル/草津仁秋斗
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卒論資料。奈良時代~平安時代の政治や宮廷社会に、女性が如何に関わっていたかを明らかにした本。
ももそ

卒論頑張ってください。

07/31 18:31
メーテル/草津仁秋斗

ありがとうございます。

07/31 18:41
0255文字
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古代の女性官僚: 女官の出世・結婚・引退 (歴史文化ライブラリー 390)評価100感想・レビュー49