天下統一とシルバーラッシュ: 銀と戦国の流通革命 (歴史文化ライブラリー)

天下統一とシルバーラッシュ: 銀と戦国の流通革命 (歴史文化ライブラリー)
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天下統一とシルバーラッシュ: 銀と戦国の流通革命の感想・レビュー(26)

石見銀山の銀が国内で精錬できるようになり、贈答で使われたり兵粮に当てられたり、次第に国内に流通していく時代の変化を追う。この銀が中国や朝鮮との貿易に使われ、また国内での貨幣流通の中心になるなかでどのような役割を担ったか。事実を積み上げながら記述。戦国末から豊臣時代末までの日本の通貨事情が垣間見える。
- コメント(0) - 2016年7月14日

石見銀山を中心とした銀採掘の拡大を契機とした、西日本での銀流通の拡大と経済活動の変化を描く。石見銀山からの銀採掘の増大、各地の金銀鉱山への技術伝播、西日本における決済通貨としての銀の流通、銀を用いた西日本諸勢力の海外貿易の拡大などが記述される。また金銀鉱山への支配や毛利氏への上納強要などから、豊臣政権の細かい経済支配のありようも伺える。
- コメント(0) - 2016年5月14日

石見銀山の開発に端を発する銀の国内流通や海外貿易に必要な貿易貨幣としての銀の役割を概説した書籍。個人的には肥後の相良氏が領内の銀鉱山開発に尽力していたことや豊後大友氏に関して、肥前平戸から豊前門司または長門赤間関を経て、豊後府内または臼杵に至る航路が存在した(「中書家久公御上京日記」・・島津家久が平戸で見物した唐船に豊後殿に進上する虎の子4疋が乗せられていた。p85)ことを指摘した記述も興味深かった。
★3 - コメント(0) - 2016年5月4日

銀行という言葉が定着しているように、明を中心とする東アジアでは銀が貿易の決済で使われた。時代の需要に合うように石見銀山の発見、銀の流通が始まる。領有した毛利氏の動向を中心に話が進む。湯泉津、赤間などの湊町の発達、関銭の撤廃など、物流の変化が起き、米を介した商取引きが金、銀に変わっていく。豊臣、徳川と中央集権に向かうのと軌を一にして産出量が減る。国とり物語的な世界とは別の世界の広がりを教えてくれる1冊。江戸の金遣い、上方の銀遣いの由縁や、江戸時代になっても最終的には米本位制の社会制度になった点も興味深い。
★20 - コメント(1) - 2015年12月29日

前半は東アジア全体を含むスケールの大きな話が続き、面白く読めた。昔、石見銀山に行ったときは、その歴史的な意義がピンとこなかったけれども、こういう本を読んで知識をつけてから行くと、また見方も変わってくると思う。
- コメント(0) - 2015年12月9日

石見銀山の発見に始まる流通構造の変容から戦国時代を捉え直す論考。前半の国際的なダイナミズムの話は非常に面白かったですが、後半部は国内の貨幣政策の話がメインになって、期待していたほど話が広がらなかったという印象も。
★3 - コメント(0) - 2015年10月2日

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基軸通貨が銀から金に変わる理由。
★1 - コメント(0) - 2015年9月9日

予習のためギリギリと読む。読んどいてよかった。石見銀山の開発小史と16世紀半ば以降のアジアにおける銀の流通をざっくり。そして天下人と銀のかかわりについても。
★1 - コメント(0) - 2015年9月9日

石見銀山発見を嚆矢とする「シルバーラッシュ」を、戦国から天下統一への流れを重ね合わせて見ていく。信長・秀吉の金銀をふんだんに用いた自己演出が、当時の金銀の流通の増加を背景としたものだったという指摘や、海賊の役割に関する話などが面白かった。
★3 - コメント(0) - 2015年8月27日

中世~近世、銀のやりとりはあまり聞かないよなとなんとなく思っていたが、理由の一端がわかりました。
- コメント(0) - 2015年8月16日

タイトルは非常に興味を引くものだったんですけど、中身は普通の研究書でつまらなかったな。
★2 - コメント(0) - 2015年8月2日

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