僕はベーコン (芸術家たちの素顔)

僕はベーコンの感想・レビュー(31)

かっこいいなーと思う。私が若いからか。絵の教育を受けていない素人芸術ってところも、「俺でも頑張ればできるかも」感を掻き立てて、怠惰な、それでいて自尊心の強い若者を惹きつけるのかもしれない。でも私は好きだな。
- コメント(0) - 1月15日

映画、エイリアンにも影響を与えたとされる20世紀の画家、ベーコン。彼の描く絵は、顔の部位で最も獣性の与えられた口が、グロテスクかつ下品に配置され、人間の醜さをぶちまける。その口から漏れる呻きや嗚咽が聞こえてきそうなほどの圧倒感。私生活の破綻ぶりもさることながら、絵画の破滅っぷりも、常人にはできないほど針が振り切れているからできる所業。入門書といった感じです。
- コメント(0) - 1月5日

一つ前に読んだ本に比べたら、絵の情報量が格段に少ない、そのため1000円安いんですけど、1000円なら絵が多い方がいいよね。それと、各章のタイトルがダサいな、と思ったらコピーライター使ってるし。 とはいえ原著の方の言葉では、ドゥルーズによる言葉の格闘、ベーコンは青春の若者の心を捉えるからこそ、年月を経て見ると評価したもんか、という論調があるというのはほほーとなりました。
★1 - コメント(0) - 2016年8月22日

「すべては無意味だ。だったら、異常でいるほうがましだ」「自分は成功と失敗との境界線に張られた、一本の綱の上にいる」「僕の作品の行き着く場所は、ナショナル・ギャラリーかごみ箱のどちらかだろう」と言うベーコン。発言も異才を放っているが作品もすごい。禍々しい異を感じる。
★93 - コメント(0) - 2016年4月17日

近代絵画に疎すぎるので有名なベーコンの本を読んだが、解説がかなり難解だったのでもうちょっと簡単という触れ込みのこちらを。確かにイラスト交えて読み易く、そういう事かと納得できたことも多かった。といっても感覚的なベーコン作品に”納得”がどれほど価値のあるものかわからないけど。ベーコンの絵は初めて目にした時の、不快な、しかし心を掴まれた感覚を覚えている。しかし好きかどうかで言うと・・・少なくとも部屋に飾りたくはないな。しかしすごい乱れた性生活だな。セックスと絵画をここまで緊密に繋いでいる画家は他に居ないのでは。
★5 - コメント(4) - 2015年11月16日

723
ベーコンの入門書にぴったり。若いころの叔父との放蕩、退廃っぷりはヴィスコンティの映画みたい。WW1の後のベルリンの退廃っぷりが現代のバビロンと形容されるの初めて知った。ドゥルーズやハーストもひきつけたベーコン、作品から意味を消そうとする試みがなされているなんて書かれてしまうことで、トリプティークなどから何かストーリー性などを見出そうと反射的に思っている自分がいることに気づく。イラストがおしゃれで素敵な一冊。
★1 - コメント(0) - 2015年11月3日

多くの人がしそうな放蕩な生活を送る破滅的な芸術家のイメージそのまんまの人だな。ハーストが好きなのもよくわかる。個人的に気になったのはロンドン、パリ、ベルリン、タンジールなど大都市に拠点を置いた、メトロポリスの芸術家だということ。そういう視点からもいろいろ感じられそう。「モネが日没を描くように、口を描けるようになりたい」って言葉はカッコいい。
- コメント(0) - 2015年10月15日

美術作品を①真っ直ぐでしたたるもの②黒くて叱り飛ばすもの③毛深くてしみ通るもの、に大別すると、ベーコンは③になるだろうか。だがこの分類は信用出来ない。いま思いついたから。◯印象深いのは『バットマン(1989)』美術館に押し入って破壊の限りを尽くすジョーカーが、唯一手を出さなかった絵である。「こいつは気に入った」◯まあ、好きな絵ではないけれど、もう忘れられない。心の隅に押し込めているけど、あれこれと手に手をとって、時々通せんぼをする。嫌でも向かい合う時が来る。縁が切れない、親戚の不幸なおじさんのような絵。
★1 - コメント(0) - 2015年8月7日

ベーコンの絵は衝撃的だ。本書に載っているベーコンが書いた人間の絵には、顔が鮮明に書かれているモノは無い。口は歪んでいて、恐ろしい。 また、ベーコンの男性との性生活が書かれていてそれも衝撃的。ベーコンは男性に暴力を振るわれるのを好んだらしい。どういうことだ。読んでいて、困惑しかない。マジか。
★1 - コメント(0) - 2015年5月25日

「芸術家たちの素顔」シリーズの④冊目、フランシス・ベーコン。 一人の芸術家の人生を時系列に主要な出来事や作品や写真と共にたどるヴィジュアルブック。伝記ほど詳しくもなく、全作品を網羅するわけでもなく、ざっくりと粗掴みするのに適している。 肉塊を好んで描く一見グロテスクな作風を持つベーコンの、その背景をちらりとかいま見られたような気がしました。かいま見ただけで、その深さは余程深いのだろうといった思いをますます強く持つことになりましたが。その激しい生を「陽気な絶望」という言葉が象徴しています。入門書に適す。
★11 - コメント(0) - 2015年3月15日

大概めっちゃくちゃなひとでいっそその突き抜け加減が気持ち良いくらいだった。悪童がそのまま、変態芸術家に成長。これ以上の強いカードはないぜ!ってくらいのチートぶり(笑)ホモ+マゾ+無神論者+時々女装+ゴミ屋敷…ツッコミどころ満載です。作品を観たときの喉にぐっと詰まる、ザワザワする不愉快とも言える感覚の理由がよーく解った。好きじゃないけど、惹き付けられる。好きと嫌いは元々同じ感情なんだと思い知る。ああそうさ、ベーコン。1日でいいから君のように、全てに自由に生きてみたいよ。
★20 - コメント(4) - 2015年2月14日

画家のフランシス・ベーコンには初めてちゃんと触れるが、これは入門に最適かも。彼の人生を辿りつつ、それに絡めた形で作品を紹介してる。絵画に対して、ほぼ独学な上特異なスタンスを取っていたんだな。媒体も作品から受け取る印象も全く違えど、どこかジャン・ジュネを思い起こさせる。悪徳、というか反道徳であることに何の衒いもない感じか。一皮剥けば同じ。あと、同性愛者である彼の、自身がランボーでありヴェルレーヌでもあるような激しい愛のエピソードが胸を打つ(殺そうとしてはいないがODで相手死亡)。その後の彼の創作も含めて。
★21 - コメント(1) - 2015年1月11日

美術館で見るたびに気になるが共感できず、思想家と同名なのも紛らわしく思っていた画家。イラストを使いドラマチックに構成された評伝だが、ベーコン自身の方がブッ飛んでいて強烈。変態さんを貫き、背徳と廃退の人生にお金がついてきて、作品は20世紀アート代表に連なってしまう。セクシャルマイノリティーの知人がいても、その方面に惹かれも好かれもしない小生には理解できないことが多い読後感。まあ、そのイラつく気持から自分の新たな一面に向き合わされるのも現代を冠する美術の効用なのだから、本書の意図は成功しているといえよう。
★5 - コメント(1) - 2014年12月29日

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