形式:単行本
出版社:青弓社
形式:Kindle版
わかりやすくまとまっててさくっと読めました。
この部分を見ると「顕教による密教征伐」という構図が見て取れますが、その構図を超える混乱も生じておりました。青年学校や高等女学校で進化論教育の導入が文部省に指示されるなど、戦時期に進化論の対象が急激に拡大しました。この背景には健民健兵思想のもと、優生学に関する知識を国民に浸透させようとする陸軍の意向が強く働いていたようです。皇国史観教育と科学教育に対する国家的需要が最高潮にまで達したことにより、進化論教育に対する支配層の混乱が生じました。
第3章では「現人神」昭和天皇の生物学者としての顔が紹介されます。この部分が本書の中で一番、印象に残りました。
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