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「愛国」の技法: 神国日本の愛のかたち

感想・レビュー
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Aby
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戦時下の愛国キャンペーンとそれの便乗商法にツッコミをいれる.見開き1項目で,左に図版,右に解説.鵜飼 秀徳「仏教の大東亜戦争」で触れられていた「戦時戒名」のマニュアル本があった.◆これらと同じノリの21世紀人を見かけることがあるのが,空恐ろしい.
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くまパワー
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主に資料一枚と解説一頁という形で、そんなに大量な戦時中プロパガンダ資料を集めてすごく大変だけど、やはり解説は足りないと思う。資料をもっと掘り下げ続けることができたはずだったのにただ内容を紹介するだけ勿体無いな。アジア・太平洋戦争は単に軍隊が戦うだけの戦争でなく帝国を総動員して戦う形態の戦争いわゆる国家総力戦という形で、それで軍事資料や外務公文書だけではなく、身の回りに色々なことを探して分析できる。資料を読んで当時はプロパガンダや愛国心過ぎて最後に鬼畜なことになって、今後これらを使って引き続き分析したい。
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みなみ
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見開き2ページで左は写真、右は解説というレイアウトなのであっという間に読み終わった。戦中の日本の愛国広告や記事を皮肉たっぷりにイジり倒した本です。幼児から寄付を集めて飛行機をつくる企画→見出し:幼稚園児のお小遣いを巻き上げましょう みたいな(笑)いちいちツッコミが面白いが、愛国日本の文章はツッコミを入れながらでないとまともな気持ちで読めないとも言える。当代随一のアーティストが愛国コピーを作ってたり愛国詩人になってたりするのが1億みな戦争協力ってカンジで切なくなる。○○お前もか……の連続。
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SK
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早川さんの著書は、シュールで笑う。それにしても、戦時中は狂気の時代ですね。
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takao
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ふむ
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いのふみ
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時間があったので、もう一周。無意識に子供たちがこういう状況に置かれていたかと思うと、忍びない。
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いのふみ
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まさしくディストピア。もはや社会全体で大本営をパロってると思えるほど。
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siomin
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太平洋戦争下でのプロパガンダをおちょくった一冊。上の者の思い付きに愛国心が合わさって正当化されて下の者に覆いかぶさり,結局下の者が振り回される。ある小学校で行われた男女とも上半身裸で授業を受けていたことが一番驚きでしたが,それが何か効果があるというのか?今の視点ではアホらしいことが当時は大まじめに行われたことへのせめてもの抵抗が,この著者の皮肉めいた文章なのでしょう。これが笑えるうちはまだ良いけど,同感し始めたら大問題だ。p.62に載っていた軍人令嬢の写真が,今の尺度でもほんとに美人なのも印象的でした。
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あきこま
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戦時中のプロパガンダ的な出版物を後の時代になった今見ると、この頃はこんな偏ったことをみんな信じていたのかしら?とか思うけど、結局、誰もが信じているわけではなくても、その時に力を持っていて流布していたものが後に残るのよね。今の自治体がミサイル避難訓練とかやっている図も、これの類に思える。誰もが賛成しているわけでなくても、やる人が多くいれば実態として後に残っていくのね。後世の人に、こんな風に見られるのか~、て気持ちになれる。軌道修正できるといいけど。
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ミネチュ
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神国日本を揶揄した本。 ここで取り上げられている「愛国」精神あふれた広告や政府広報などなどを読んでいると、今話題の森友学園を思い出してしまう。
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TETSUYA
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戦時中の広告や記事などを見開き左側全面、その解説を右側に。今見ると笑えるものばかり。当時でもマトモな人は心の中では笑ってたんだろうけど、それを表に出せない空気は大変だったんだろうなと。こういう本が出版されて、図書館に置いてあるという今の世の中はまだマシなのかもしれません。
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メイロング
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よほど古書市や目録を熟読しているのか。ネタのコレクションがすごいなあ。「広告の社名は現在の○○」という箇所に驚く。日の丸の歌の少女や皇軍慰問葉書の絵柄は、一周してアリ。こうしてアホだなあと笑えるのは、時空的、一歩引いて眺めてみる的な、ある程度の距離がないとできない。早川さんの文体をガイドに楽しむ、サファリパークみたいなものじゃないでしょうか。
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入江・ろばーと
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「大東亜戦争」「日の丸」と、カギカッコつきで記述されてるのが気になる。それはともかくとして、全体通じ感じる「皮肉効いてるでしょ」感。そりゃ平和な今のご時世にこういうもの見たら皮肉の一つや二つ言いたくなるでしょうけど、今の価値観で「香ばしい」と斬って捨てるのもいかがなものか。戦時プロパガンダってこういうものでしょ?
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樋口佳之
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出征兵士の妻の姦通問題。警察力を動員しての姦通防止対策。確かに知らなかった。プロパガンダがどれほど世間を覆っても大人は表と裏の顔が極端に解離していくだけ。この時代の子どもたちが一番の被害者か。
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hika
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グロテスクな笑い
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lily
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軍人稚児隊をシャレで作り、あまりにも死者や出征兵士が多いことから戒名や手紙のマニュアルを作り、兵士の髪型指定本を作る。。戦意発揚の旗印のもと、日々のあらゆる生活に様々な規制や軍国色が垣間見える。『神国日本のトンデモ決戦生活』に比べ、資料のトンデモ具合もツッコミも今ひとつだが、充分参考になった。それにしても、著者の持つ資料の膨大さに舌を巻く。
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裕
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大戦下の日本の戦争協力プロパガンダを資料とともに。校長先生はじめみんな裸で授業受ける小学校ってやばすぎる。しかし、自分たちと切り離して笑いのめせるかというとフクザツな気分。自分たちは未来人として全ての経過を知ったうえでこれを見てるからね。自分たちも未来人から多分いろんなことを笑われるんだろうと思う。
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更紗蝦
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子供をターゲットにした、あるいは子供を利用した戦時下政策が数多く紹介されています。学年誌や夏休みの宿題帳を開けば軍国美談。男児の七五三のお祝いには海軍将校服コスプレ。幼稚園協会は幼児にお小遣いを「献納」させようと画策し、小学校(国民学校)では「戦争ごっこ」を“教育”の一環として推奨。一番痛々しく感じたのは、「実質剛健」のかけ声のもとに男女問わず学校でハダカでいることを強要していた新潟県の市之瀬国民学校や静岡県の大久保小学校の話で、これが当時は美談扱いだったと思うと頭がくらくらします。
更紗蝦

この手の本には、「当時の人は大真面目だったんだから敬意を表さなければいけない」として、他人の“感想”に“自粛”を促すようなレビューが少なからず付いて回りますが、そういう「道徳心や同情心を根拠とした自粛の強要」がまさに戦時下でも繰り広げられていたのであり、著者が危惧していることなのだということを忘れてはいけないと思います。

02/21 18:02
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瀬川
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プロパガンダって上から押し付けるだけじゃなく、自ら作り上げていくような感じなんだなと思った。「トンデモ決戦生活」より内容量は少なめで、皮肉も少ない。
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りんふぁ
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戦中の教科書や本、新聞等を見れたのは面白かった。が、解説文がやや皮肉っているというか、軽い悪意というか。いまみたらバカっぽいことでも、当時は真剣に取り組んでいた心意を汲んで、もう少し敬意を払ってもいいかなと思った。
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ほんよむしばいぬ
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戦時下のプロパガンダ記事や広告などを解説。「アホらしい」と吹き出しながら読むも、最近の政府の動きなどを思うと、笑っていられないんじゃないかとちょっと気持ち悪くなる。 一番印象に残ったのは「銃後は女性に任せて安心しよう」の項ででてきた「出征兵士の妻の姦通」問題と、「美少女慰問はがき」が何故戦地に送られたのかというくだり。 まあいつまでもこれを笑える世の中であってほしいですね。
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おかむら
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戦時下の各種珍妙プロパガンダ広告集。なにやってんだか昔の日本人は。いま見ると笑えるけど、でも戦争に突き進んで行く時って日本人てまた大真面目にこういうことやりそうでちょっと怖いかなと。
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よっと
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じーちゃんの話によると靴下の配給は年2足 節約するため裸で裸足だったのかも 風邪ひくと根性が足りないと責められたそうだ ヒトラーユーゲントの歓迎の為に東京まで歌を歌いに行ったそうです 彼の中で子供の頃の教育が血肉となっていて 全然体を大切にしないのが家族を困らせるこの頃。
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早乙女
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国家総動員体制へ向けてのアジテーション・企画・スローガンを集めた本。無茶苦茶なもの、ひたすら精神論で押し通すものなど、頭の痛くなるいかれたものが目白押しだったが、これが上からの強制というより自主的にここまでやったのが凄まじい。本当は軽く笑い飛ばしたいところだが、報道機関が政府に阿りネット憲兵な連中が跋扈する今を思うと洒落にならないと思った。 著者の早川氏はこう言っている。「愛国の技法」とは要するに「有無をいわせぬ大義を振りかざして、思い通りに他人を支配する技術」のことなんです。
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