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疎開体験の戦後文化史 帰ラレマセン、勝ツマデハ

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西野西狸
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ネタバレ戦時中の疎開体験をどのように日本人は過ごし、思い出され、意味づけられたのか。手記や文学などから浮かび上がる疎開体験を戦争と結びつける/つけない/疎開と田舎の3つの視点から分類し明らかとしていく。柳田國男の「先祖の話」が玉砕思想の体系化の1つだったのではないかという指摘は興味深い。石川淳や太宰治などは田舎と都市の関係や内向の世代や大江健三郎の疎開体験なども戦後文学の一端を知れる。各疎開体験の章は興味深いが、9章で唐突に事例が出てまとめている感はある。
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