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運動部活動の戦後と現在: なぜスポーツは学校教育に結び付けられるのか

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SAHARA
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読んだぽよ
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さまんさ
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友達からもらった本。 戦後の民主主義、自主、自由という風潮。 学校において「児童・生徒の自主性を育む」ことに、スポーツを取り入れることが都合が良かった。 部活動が存続するのは、学校や教師が運動部活動との関りの中に、教育的効果を見出しているから。
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ソノダケン
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本来学校に必要なく、教師への負担も異様に重い「部活動」は、矛盾だらけの不可解な存在だ。国の政策だけでなく、日教組も部活を消極的に支持してきた(=民主的なスポーツ教育を守る)と知り、大いに納得した。つまり戦後の象徴だね。
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unamaster
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引用文献が豊富で、論文的な構成。結論が少しわかりにくいものの、学校・教師と子供とその保護者の密接で複雑な関係性をうまく表していると思う。教育とは何かという明らかな答と共通見解がなく、それでいて教育への期待は相変わらず高い(特に保護者の信仰にも近い意識)。柔道の問題を重ね合わせて考えてみたが、「柔道は最初から教育を含んでいるもの」という<思い込み>から疑ってかからねばならないと思う。なぜなら教育の定義すら立場が違えばあやふやだし求められているものが違うのだから。柔道とは何か?まずそこを再定義する必要あり。
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ぷほは
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もともとは副指導教官の先生が学部生向けの放課後(笑)就学支援勉強会のために指定した文献だったが、自分が非常勤講師をするようになり、学校教育をテーマに授業する際の参照の一つとして通読。高かったが、それに見合う情報量だったと思う。ところで前述の勉強会では、中国からの留学生たちが日本のサブカルチャーに度々出てくる学校文化=制服や放課後の部活動に大きな憧れを持っていると告白してくれたことが印象的だった。自分などは本来文化系のくせにスクールカーストの上昇を目論みなんちゃって体育会系に入った未熟者(?)だったが。。。
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ファイター
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ほとんどの部活本は強豪校の監督や選手が自身の思い出や考えを語るに終始している。強豪校という特異な学校の例が筆者の主観によって紹介されているわけだ。本書のように、中堅校や弱小校を含めた、部活動全体に関わる資料を整理したり、事例を学術的に分析している本は少ない。その意味で貴重な本だったと思う。
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qbc
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インポート
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katashin86
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「子どもの自主性を適切に発揮させるために、学校という枠をはめ、教師が監督・指導する」部活動というスキームは、そもそもあちらを立てればこちらが立たず、という構造にある。 福祉国家的・パターナリスティックな「よりよく自由を行使するための介入」においてスポーツにいかなる位置づけがありうるのか、広くスポーツが社会においてもつ意味・機能についてさらに考えてみたい。
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yamikin
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生徒の自主性を育むために、教育とスポーツが結託して現れたのが我が国で特殊に見られる運動部活動である。教育という側面が見出されているからこそ、単なるレクリエーションとしてのスポーツにはならずにこれまで成立していた部活動は、近年、生徒と教師に加えて保護者というエージェントが加わりさらなる複雑さを見せている。実証研究豊富の博士論文がもとになった力作です
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