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国家の社会学

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クラウド
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国家には多面的な要素がある。政治、歴史、経済、人文、それらだけでも包括しきれないものである。そのようなものを、その多面性を活かして論じることができるのが、同じくして広範たる社会学なのだろう。
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かんがく
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「国家」をテーマに、資本主義、民主主義、グローバル化、社会福祉、戦争など幅広い内容について学説を整理しており、これ一冊で国家を巡る議論にある程度理解を深めることができる。読書案内なども付いていて教科書としても使えそう。
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politics
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国家を、暴力の独占的行使、資源の強制的徴収及び再分配機能、上記二つを正当なものと承認させる能力を持つものと定義し、ナショナリズム、社会福祉、グローバル化などとの関連を考察した好著。特に国家と戦争の章は勉強になった。また本邦ではしばしば「国民国家」虚構論の議論が多く見られるが、著者はあくまで国家を「独特な実在」と捉えている点も注目に値する。著者も述べられている通り日本への言及はあまり無いが、本書を利用すれば日本への分析にも大いに利用可能だろう。
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ぽん教授(非実在系)
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意外にも類書があまり見当たらない、国家を社会学的議論の教科書。福祉やグローバリゼーション、統計化やマルクス主義などをこうした切り口で読むことはあるが断片的になりやすいので、整理に大変役立つ。教科書的に穏当な概説だがテイストがないわけではなく、著者は新自由主義とマルクス主義には懐疑的な印象がある。
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おかえ
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自説が少ないね。あと、正統性の議論がもうちょっとあると、あたし的には嬉しい。
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ぽてと
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ありそうでない「国家の」社会学に関する教科書的な本。著者によれば、国家と他の社会的組織を分かつのは、暴力の独占と法の執行、徴税権と資源の分配、この二つの正当化という3つの機能であるという。本書の結論としては、明示的には記されていないものの、今後も国家がなくなることはないだろうということであり、それが持つ機能を多面的に分析する必要があるということである。国家に関して、日本の学者たちは良い意見をあまり提出できていないが、国家を敵視ないし軽視するマルクス主義やアメリカ政治科学の影響を受けているからかもしれない。
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masabi
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国家を社会学の知見からまとめたもの。国家とナショナリズムの関わり、国家の定義など筆者のオリジナルというよりは概論であり、より深く学びたい人に読書案内がついているのでありがたい。英語が読めると読書の幅が広がると思うと悔しいものがある。すべてが翻訳されるわけでもない。
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Hisashi Tokunaga
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国家論を社会学という立場で丁寧に記述した15章仕立ての純教科書風。随所に著者の見解が挟み込まれて初学者には非常に有益な書ですね。
Hisashi Tokunaga

追加コメントです。筆者は8月後半から9月上旬、いわゆる大学の夏休みを利用して毎年ドイツへ研究に行ってるようです。

08/26 13:23
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