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グローバル人材とは誰か: 若者の海外経験の意味を問う

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ジュリアンヌ
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ゼミ文献。グローバル人材について、というよりは、若者論。就職活動中に読んだので、「自分探し」、「やりたいこと」、「就職活動で失敗して海外に来た」というワードがグサグサ刺さった。結局は、日本の卒業して企業に勤める道だけじゃないよ、ということ?
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ゆ
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ジェンダー/移民/キャリア/言語とか色々な面から語られていて面白かった。「グローバル人材」て大抵男・日本企業に勤めるサラリーマンで駐在を厭わない人ていう考えがなるほどな〜て思うし「日本=企業」として捉えていて企業文化を外れた人はいくら海外に出ていても所謂「グローバル人材」にはならない。じゃあなんなんていうとglobal citizenとかcosmopolitan 。
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Mc6ρ助
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今の若者たちが持つ閉塞感を長期海外滞在者の研究、ヒアリングによってあぶり出す。それは日本社会、労働、ジェンダーを論じ、さらには、西洋的「主体としての我」と仏教的「関係性の中に生きる己」という哲学的考察におよぶ。『ジェンダーカテゴリーとは、正確には・・<男>対<NOT男>、つまり「男」が先に輪郭づけられ、・・だとすれば、前出の三人は<NOT男>を選んでいる。・・「企業的男らしさ」のだなかにいる人びとからすれば、先の三人は「男として終わっている」かもしれな(p199)』「我」を選ぶ結論は受け入れがたいが良書。
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r_ngsw
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ネタバレグローバル人材。確かによく聞くが「結局、それ何?」だったりするよね、と。偶然見かけたので手にとって見たが、その答えを教えてくれる本ではありません。まぁ「グローバル人材」という言葉自体が「大企業」に「雇われ」て「駐在員」として海外に出て行くことを前提にした言葉である、と。なるほど。なんだかとっかかりは研究論文みたいな感じで非常にとっつきづらかったが、読み進むと意外と読みやすかった。結論としては「グローバル人材」ではなく「グローバル市民」を目指せ、と。ある意味納得。
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つかぬ間の休息
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巷や私自身の職場でも話題となるグローバル人材について、男性正社員の無制限な労働を「規範的」なものとするシステムの中で定義されているものと指摘しており、非常に新鮮。そうしたシステムから周辺化される女性・縛られる男性のどちらにとっても、考えさせられる内容だった。
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メルセ・ひすい
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ネタバレ若者は「内向き」か? インターネット調査とフィールドワークで、普通の若者にとっての海外経験の意味をすくい取り、「グローバル人材」の育成だけではなく、若者のキャリア形成の多様性を確保する必要性を指摘する。
メルセ・ひすい

〈加藤恵津子〉1965年埼玉県生まれ。国際基督教大学教授。著書に「〈お茶〉はなぜ女のものになったか」など。 〈久木元真吾〉1970年神奈川県生まれ。公益財団法人家計経済研究所次席研究員。

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